妊娠したいのにできない本当の理由 - 横浜 婦人科 ポートサイド女性総合クリニック ~ビバリータ~

15.10.29 妊娠したいのにできない本当の理由

妊娠したいのにできない本当の理由

  シークレット・スライト・オブ・ランゲージの視点で「病気」を見ると、病気も無意識のうちに本人が望んだ結果なのだということがよくわかります。
 病気の場合、その病気になる「メリット」が存在することが多いように感じています。実は、先々週末から1週間次女が体調不良で保育園をお休みしていたのですが、それを見ていた長女はずっと自分もお熱を出して保育園をお休みしたいと言っていました。そして、見事に(?)先週末からお熱を出してこの3日間保育園をお休みしています。長女にとっての病気になる「メリット」は、保育園をお休みできるし、お母さんは妹より自分を優先して優しくしてくれるし、ご飯を食べなくてもアイスクリームがもらえるし、いいことだらけなわけです。でも、頭痛と口内炎による痛みが辛いらしく、「明日にはお熱治る?」と言うので、「保育園休めるけど頭痛いのと、元気になって保育園行くのとどっちがいい?」と聞いたら、「元気になって保育園お休みするのがいい!!」とのこと・・・(笑)

 妊娠したいのになかなか妊娠しない場合や、不妊治療を行っているのに治療が思うように進まない場合も、同じことが言えます。
 不妊の場合、まず最初にチェックした方がいいのは「何のために妊娠したいと思っているのか」です。妊娠が「目標」ではなく「手段」になっていないかをしっかり見極める必要があります。例えば、「パートナーの心をつなぎとめたい」とか「親を喜ばせたい」とか「産んでないという劣等感を払しょくしたい」とか「妊娠できないかもという不安をなくしたい」とか「過去に産んであげられなかった罪悪感を消したい」といった、妊娠を何らかの手段にしようとしている場合、そもそもゴールの設定が「妊娠」ではないのでうまくいきません。
 私が長女の妊娠を目指し始めた時、実は末期がんの父親を看病しているところでした。「花嫁の父」という大役を終えた後、父の次の「楽しみ」を作りたいと思って、早く「孫が生まれるよ」と伝えたくて焦って妊娠を目指していたんですよね。でも、その時は全然卵が育たなくなって結局妊活をいったん中断せざるを得なくなりました。父が亡くなってちょうど1年後に、長女が誕生したのです。

 次にチェックした方がいいのが、「妊娠・出産によってもたらされるデメリット」です。女性は妊娠したら「今まで通りの生活」は続けられなくなることがあります。産後も、体調が十分に回復しなかったり、思うように職場に復帰できなかったり、育児のストレスにさらされたり、ちょっと考えただけでも多くのデメリットが挙げられてしまうのではないかと思います。特に、妊娠経験や出産経験がある方は、初めての方よりもそのデメリットを強く感じる可能性があります。最初の妊娠でつわりがひどくて辛い思いをしたとか、お産が大変でその後体調不良が続いたといったケースでは、「また同じことが繰り返されるのか」という恐怖が潜在的に残るからです。
 何にデメリットを感じているのかは、夫婦でシェアし合うということがとても重要になります。特に女性側の感じていることを、パートナーに知ってもらうだけでも、具体的な解決方法を2人で探してみたり、「理解してもらえた」という安心感がそのデメリットを薄めてくれる効果が期待できます。

 そして、もう1つ忘れてはいけないのが「妊娠・出産しないことによるメリット」のチェックです。不妊治療を続けている方の中に、よくよくお話を伺うと「私はそんなに子どもが好きではないんですけれど、夫がどうしても子どもがほしいというので」という方もいらっしゃいます。この場合、「不妊治療までしたけど妊娠できなかったの」という結果を提示することで、「本当は子どもは欲しくないの」と言わなくて済むわけです。
 また、人工授精を繰り返している方で、「夫とのセックスが嫌」という方もいらっしゃいました。人工授精だと、セックスしなくても妊娠は目指せるんですよね。治療中であることが、セックスを断る口実にもできます。もし私が、この方を今担当していたら、「妊娠中や産後は医師から堂々と『セックス禁止』って言ってもらえますよ」とささやくかもしれません。
 
 妊娠できない本当の理由を探すポイントは、他にもいくつかあるのですが、まずは重要な3つのポイントを挙げてみました。
 もし、自分ではうまく原因が探し出せない、または原因は分かったけどどうしたらいいのか分からない、という場合は健康サロン(http://www.vivalita.com/salon/healthcare.html)でカウンセリングも承っていますので、お気軽にご相談ください。ご予約・お問い合わせはメール(info@vivalita.com)でお願いいたします。

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー