低用量ピルの効果は?肌荒れや避妊効果など特徴を解説

ピルの効果と肌荒れや生理痛への影響を解説

「低用量ピルって避妊以外にどんな効果があるの?」

「低用量ピル服用で生理痛が緩和するって聞いたけど本当?」と、このような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?

結論、低用量ピルは避妊以外に生理前・生理中の不快感の緩和やニキビなどの肌荒れ改善などの効果があります。

また、排卵を抑えてホルモンの波を小さくすることで月経前症状の緩和も期待できることもメリットの一つです。

一方で頭痛・むくみなどの副作用や体質によっては血栓症のリスクがあるという事も知っておきましょう。

体が低用量ピルに慣れると「マイナートラブル」と呼ばれる服用初期の軽微な副作用は自然と治まっていきますが事前に把握しておくことで不安の軽減にもなるでしょう。

本記事では、低用量ピルが持つ効果と副作用、服用時の注意点についても解説しています。

低用量ピルの服用を検討していて、効果や副作用に不安を抱いている方はぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

  •  低用量ピルの効果と副作用
  •  期待できる効果別のおすすめ低用量ピルと特徴
  •  低用量ピルで避妊に失敗する原因と対策
目次

低用量ピルとは一定量のホルモンを取り込み続けることで排卵を抑え避妊効果や生理周期の安定が期待できる薬

低用量ピルとは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つのホルモンを低用量配合した合成ホルモン剤です。

低用量ピルを継続的に服用することで血液中のホルモン量が一定になり、脳にホルモンが十分あると錯覚させて排卵の命令が出ないようにします。

また低用量ピルは生理痛や子宮内膜症などの原因である子宮内膜の厚みを薄く保つことで、症状を緩和したり病変の増大を抑える薬です。

低用量ピルは継続して服用することで、避妊や女性特有のトラブル改善をしていくことができます。

低用量ピルの5つの効果!生理痛や肌荒れ改善の仕組みを解説

低用量ピルを服用することで期待できる4つの効果

低用量ピルの効果は主に以下の5つです。

低用量ピルの効果

  • 生理周期をコントロールできる
  • ニキビなどの肌荒れ改善が期待できる
  • PMSの症状をやわらげる
  • 月経痛や過多月経を軽減する
  • 避妊ができる

低用量ピルは避妊効果以外にも生理周期のコンロトールやPMS症状の緩和などさまざまな目的で使用されます。

避妊目的や月経移動の場合は自由診療ですが、服用の目的と薬剤の種類によっては保険適用になることもあります。

以下見出しでそれぞれの効果に関して詳しく説明していきます。

低用量ピル服用で避妊効果を期待できる

低用量ピルはさまざまな避妊方法のなかでも、99.7%の高い避妊効果が証明されている薬です。

一定量のホルモンを血液中に保つことで、脳が「もう十分に卵巣が働いている」と勘違いし、排卵の命令を出さなくなるために、排卵を抑制する働きがあります。

ピルは以下の3ステップで避妊効果をもたらしてくれます。

低用量ピル服用時の避妊効果の仕組み
①ホルモンが十分にあると脳に錯覚させ「排卵させない」
②子宮内膜が厚くならないので「着床しにくい」
③子宮入り口の粘膜を変化させて「子宮内に精子を入りにくくする」

他の避妊手段と併用することで避妊効果をさらに高めることができます。

なお、低用量ピルの避妊効果があるのは服用している期間だけです。

服用を中止した時点で避妊効果はなくなるので、継続して避妊を希望する方は別の避妊手段を取りましょう。

生理周期をコントロールできる

低用量ピルは乱れた生理リズムを整える効果があります。

2種類の女性ホルモンをバランスよく体内に取り込めるので、人工的にホルモンの波が作られ生理を起こします。

低用量ピル服用期間のうち休薬期間もしくは、偽薬期間(何も成分が配合されていない薬)は体内のホルモン量が減少します。

体内のホルモン量が減少すると子宮内に作られた内膜が剥がれ落ち、生理が起こるという仕組みです。

ストレスなどで生理周期が乱れた方や不安定な方は、産婦人科医と相談の上ピルで生理周期をコントロールしていくことができます。

医師の判断によっては保険適応となることもあるので、生理周期で悩んでいる方は産婦人科医に相談してみましょう。

ニキビなどの肌荒れ改善が期待できる

低用量ピルはニキビや肌荒れを改善したいと考えている方にもおすすめです。

女性ホルモンの一種である黄体ホルモンは、男性ホルモンに似た作用をすると言われておりニキビの原因となります。

低用量ピルで排卵を抑えることで、排卵後に多量に分泌される黄体ホルモンの量をセーブすることができます。

低用量ピルを服用することでホルモン量をコントロールし、ニキビができやすい肌質を改善していきます。

PMSや生理痛の軽減効果がある

PMSや生理痛が重いという方にも低用量ピルが効果的です。

PMSとは排卵後から生理が始まるまでの期間に起きる眠気や頭痛など不快症状のことを指します。

PMSが起きるのは、排卵から生理までの期間に黄体ホルモンが急激に上下するためと言われています。

一方で低用量ピルのホルモン量は少ないため、急激な変動が起こりません。

生理前から生理中にかけて厚みを増す子宮内膜の中には子宮の収縮や痛みを引き起こす原因物質が含まれています。

低用量ピル服用中は子宮内膜が厚くならないため、生理中の痛みの軽減にもつながります。

低用量ピルは服用から1週間程で効果が出始める

低用量ピルの目的が避妊の場合、月経初日からの服用であれば服用開始と同時に、初日以外からのスタートであれば1週間程で避妊効果が得られます

ただ低用量ピルの避妊効果は服用を継続しているのが前提です。

服用を止めた時点で効果はなくなるため注意が必要です。

またニキビなどの肌荒れ改善や生理周期を整えるのが目的の場合は、効果が出始めるのに2〜3ヶ月かかることもあります。

継続服用しても肌荒れ改善がされない、不安定な出血がある場合は低用量ピルを処方してもらった医師に相談してみましょう。

低用量ピル服用前に知っておきたいデメリットと副作用

ここまで低用量ピルの効果やメリットをご紹介しましたがデメリットや副作用があることも理解しておくことが重要です。

低用量ピルの副作用は大きく分けると、「マイナートラブル」と呼ばれる飲み初めに起きる軽い症状と注意が必要な血栓症です。

低用量ピルの副作用

  •  吐き気や頭痛
  •  不正出血
  •  下腹部痛
  •  倦怠感や体のむくみを感じる場合がある
  •  胸のはり
  •  眠気
  •  体質や生活習慣によっては血栓症のリスクがある

副作用は低用量ピル服用者の約0.1〜5%の割合で起きると言われています。

とくに初めて低用量ピルを服用するときは、体が低用量ピルに慣れるまで少し強めの副作用が出ることもあります。

どのような副作用がでるのか、またどのようなデメリットがあるのかを事前に把握して不安の軽減に努めましょう。

吐き気や下腹部痛を起こす可能性がある

低用量ピルは副作用によって吐き気や下腹部痛が起きるデメリットがあります。

吐き気の原因は低用量ピルに含まれる卵胞ホルモンの作用によるものです。

下腹部痛はピル服用し始めのごく少量の不正出血に伴って、軽い月経痛のような鈍痛が起きるためです。

いずれの場合も体が低用量ピルに慣れれば症状はなくなります。

もし2〜3ヶ月経っても改善されないようなら、低用量ピルが体に合ってないかもしれません。

種類を変えれば改善されることもあるので、医師に相談してみましょう。

倦怠感や体のむくみを感じる場合がある

倦怠感や体のむくみも低用量ピルの副作用のひとつです。

いずれも、主にピルに含まれる黄体ホルモンによる作用で吐き気や下腹部痛と同じく低用量ピルに慣れてくると感じなくなります。

低用量ピルに含まれる黄体ホルモンは体に水分を溜め込む性質があるため、人によってはむくみを感じる可能性があります。

ただ、症状が3ヶ月以上続くときは低用量ピルの種類が合っていないかもしれません。

激しい頭痛や呼吸困難感や激しい腹痛、ふくらはぎの痛みといった症状を伴う場合には、血栓の疑いがあるため服用を中止して直ちに受診してください。

強い倦怠感や黄疸が出ている時も、肝機能障害の疑いがあるため、すぐに受診が必要です。

体質や生活習慣によっては血栓症のリスクがある

低用量ピルには血栓症リスクが高くなるというデメリットがあります

体質や生活習慣によって血栓症のリスクはさらに高まるので、注意が必要です。

血栓症リスクが高い方は以下になります。

血栓症リスクが高い人の特徴

  • 肥満
  • 喫煙習慣がある方
  • 高血圧や糖尿病の方
  • 前兆を伴う片頭痛持ちの方

太り過ぎや喫煙習慣のある方はそうでない方に比べて、血栓症のリスクが高くなります。

高血圧や糖尿病の方も注意が必要です。

さらに脳梗塞の前兆が疑われるような、頻発する片頭痛もちの人も血栓症リスクが高いといわれています。

上記に当てはまる方はカウンセリング時に医師に相談しましょう。

おすすめオンライン低用量ピル6選を目的や期待できる効果別に紹介!

オンラインで低用量ピルを購入できるおすすめクリニック6選を紹介します。

クリニックを比較したポイントは以下になります。

クリニックの比較ポイント

  • 特徴
  • 低用量ピルの種類
  • 低用量ピルの1ヶ月あたりの費用
  • 診療代
  • 送料
クリニック名 低用量ピルの料金
1ヶ月あたり
おすすめポイント 送料 診察料 ピルの種類
メデリ
公式サイトはこちら
2,970円~ LINEで簡単予約や相談可能 6シートおまとめ
プランなら無料
無料 6種類
スマルナ
公式サイトはこちら
2,380円~ ピルの処方スパンを1ヶ月から
最大12ヶ月まで選べる
無料 要問合せ 要問合せ
DMMオンライン
公式サイトはこちら
2,178円~ 最短当日受け取りが可能 550円 無料 9種類
クリニックフォア
公式サイトはこちら
2,783円~ 初回診察から1年間定期配送が可能 550円 1,650円 要問合せ
エニピル
公式サイトはこちら
2,563円 365日診療受付で
オンラインでいつでも相談可能
12ヶ月一括
配送プランで無料
初回のみ2,200円 要問合せ
ピルユー
公式サイトはこちら
2,673円~ 定期便コースで更新時の診療代不要 定期コースは無料 定期コース更新時は無料 6種類

※記載金額は自費でのピル購入に限った値段

忙しい方や婦人科に行きにくい方にとっては、オンラインで購入できるのは嬉しいポイントです。

また副作用やリスクを抑えるためにも定期的な検診も必要なため、購入後のアフターケアの有無も確認してから購入するのがおすすめです。

メデリは診療代無料で産婦人科医に相談できるオンラインピル

メデリのおすすめポイント

  • 診療代無料で産婦人科医に相談できるオンラインピル
  • LINEで簡単予約&相談OK
  • 中身の分からないように届けてくれるなどプライバシー保護もバッチリ

メデリは初回からずっと診療代が無料で、服用中も専門家の産婦人科医に相談でき初めて低用量ピルを服用する方におすすめです。

低用量ピルが初めての方でも気軽に問い合わせできるように、LINEやチャットを導入しています。

配送時に中身や贈り主が分からないように配慮してくれたりしている点も嬉しいポイントです。

ピルの1か月あたりの費用 2,970円~
送料 6シートおまとめプランなら無料
診療代 無料
低用量ピルの種類 6種類
メデリの公式サイトはこちら

スマルナは低用量ピルの処方スパンを1ヶ月から最大12ヶ月まで選べて自分のペースで続けられる

スマルナのおすすめポイント

  • ピルの処方スパンを1ヶ月から最大12ヶ月まで選べる
  • 提携クリニック多数で女医を希望できる
  • 性感染症検査キットのネットで注文も可能で検査結果もメールで届く

スマルナは決済プランが1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月から選べて、自分のペースで低用量ピルの服用を続けられるのが魅力です。

またスマルナは医師と低用量ピルをオンライン購入したい患者を繋ぐコミュニケーションシステムを提供する販売業者です。

そのためスマルナは全国のクリニックと提携しており、必要に応じて対面診察も行うシステムを整えています。

女医を希望することも可能なため男性に相談しにくいという方にもおすすめです。

ピルの1か月あたりの費用  2,380円~
送料 ピルの費用に含む
診療代 要問合せ
低用量ピルの種類 要問合せ
スマルナの公式サイトはこちら

DMMオンラインは最短当日受け取りが可能

DMMオンラインのおすすめポイント

  • 最短当日受け取りが可能
  • 第1世代からジェネリック医薬品など第4世代までピルの取り扱いが豊富
  • コンビニなど好きな場所で受け取りOK

DMMオンラインは最短当日受け取りが可能で、受け取り場所はコンビニなど都合の良い場所を指定できます。

産婦人科医と薬剤師監修のもと、豊富な種類から自分にあったピルを処方してくれます。

自分に合う低用量ピルが見つかったら、毎回注文の手間がない「らくらく定期便」がおすすめです。

いつでも解約可能で手数料もかからないのも嬉しいポイントです。

ピルの1か月あたりの費用 2,178円~
送料 550円
診療代 無料
低用量ピルの種類 9種類
DMMオンラインの公式サイトはこちら

クリニックフォアは初回診察から1年間定期配送が可能で面倒な手間なし

クリニックフォアのおすすめポイント

  • 初回診察から1年間定期配送が可能
  • 土日祝日もオンライン診察が可能
  • 全国に10院以上を開業している医療機関

クリニックフォアは初回診察から1年間定期配送が可能で、毎月診察や発送申込みの手間がかかりません。

診療は土日祝日や22時前まで対応してくれるので、仕事や子育てに忙しい方でもオンライン購入が可能です。

またクリニックフォアは全国に10院以上展開する医療機関です。

オンライン診療が不安な方やしっかり話をしたい方は、医師と直接話せる電話診療も選べます。

ピルの1か月あたりの費用2,783円~ 2,783円~
送料 550円
診療代 1,650円
低用量ピルの種類 要問合せ
クリニックフォアの公式サイトはこちら

エニピルは365日診療受付でオンラインでいつでも相談可能

エニピルのおすすめポイント

  • 365日診療受付でオンラインでいつでも相談可能
  • LINEで問診が可能で30分以内に医師の診療を受けられる
  • 最短で翌日には手元にピルが届く
ピルの1か月あたりの費用 2,563円~
送料 12ヶ月一括配送プランで無料
診療代 初回のみ2,200円
低用量ピルの種類 要問合せ

エニピルは365日24時まで診療受付で、オンラインでいつでも相談可能です。

初めての方でも問診はLINEで完了し、問診送信後は30分以内に医師の診療を受けられる手軽さが特徴です。

また診療後に最短で翌日には手元にピルが届きます。

エニピルでは国産のピルの取り扱いもあるため気になる方は診療時に相談してみることをおすすめします。

エニピルの公式サイトはこちら

ピルユーは定期便コースで更新時の診療代不要

ピルユーのおすすめポイント

  • 定期便コースで更新時の診療代不要
  • 飲み始めて2週間以内の再診料が無料
  • 夜中0時まで診察可能

ピルユーは定期便コースを選択すると更新時に診療代がかからないのが特徴です。

また定期的な診療以外にも、飲み始めて2週間以内の再診料も無料で対応してくれます。

初めてのピルで副作用などが不安な人にも安心です。

診療はビデオ通話もしくは電話、いずれか好きな方を選べます。

夜中0時まで診察に対応しているので、忙しい方も利用しやすいのも嬉しいポイントです。

ピルの1か月あたりの費用2,673円~ 2,673円~
送料 無料※1
診療代 無料※2
低用量ピルの種類 6種類

※1 定期便コースの場合
※2 定期便コースで更新時の場合

クリニックフォアの公式サイトはこちら

低用量ピルを服用する際の注意点とよくある誤解

低用量ピルを服用する際の注意点とよくある誤解をまとめました。

低用量ピル服用時の注意点

  • 血栓症のリスクが高まる喫煙は控える
  • 低用量ピルの避妊効果は100%ではないためコンドームと併用をする
  • サプリを服用する際は低用量ピルの飲み合わせに注意

以下でそれぞれの注意点について詳しく説明していくので、低用量ピルの服用を考えている方はぜひ参考にして下さい。

血栓症のリスクが高まる喫煙は控える

低用量ピルの服用を考えている方は喫煙することで血栓症リスクを高めるため注意が必要です。

40歳を超えると血栓ができるリスクが高くなるため、特に注意が必要です。

年齢を問わず、禁煙の必要があることを理解しておきましょう。

なおヘビースモーカーに対しては、血栓症リスクの観点から低用量ピルの処方は禁忌となっています。

低用量ピルの避妊効果は100%ではないためコンドームと併用をする

低用量ピルの避妊率は正しく飲めば、99.7%と他の避妊方法と比べて高いです。

しかし100%ではないのと性感染症を防ぐ観点からも、コンドームの併用をおすすめします。

低用量ピルとコンドームを併用することで、100%に近い避妊効果を得られます。

サプリを服用する際は低用量ピルの飲み合わせに注意

低用量ピルを飲んでいる期間は、セイヨウオトギリソウという成分を含んだサプリは飲まないようにしましょう。

ハーブではセントジョーンズワートという表記で販売されていることが多いです。

セイヨウオトギリソウは、低用量ピルの効果を弱める作用があるとされています。

また薬では抗てんかん薬やHIV感染症治療薬、一部鎮痛薬との併用もおすすめしません。

低用量ピルの効果を弱めたり逆に強くしたりする恐れがあるので、薬の処方を受ける時にはピルを服用中であることを処方医に伝えましょう。

低用量ピルの効果に関するよくある疑問

低用量ピルに関するよくある疑問をまとめました。

低用量ピルに関するよくある疑問

  • 低用量ピルで避妊に失敗する理由と対処法は?
  • 低用量ピルを飲むと女性らしくなるって本当?
  • 低用量ピルを飲み続けても大丈夫?
  • 低用量ピルを飲んでも妊娠しづらくならない?

低用量ピルの効果に関するよくある疑問

Q.低用量ピルで避妊に失敗する理由と対処法は?
A.

低用量ピルで避妊に失敗する理由は、服用後の下痢や嘔吐です。

低用量ピルは服用してから成分が体に吸収されるまで、2〜3時間かかると言われています。

もし3時間以内に嘔吐をしてしまった場合は、追加で1錠飲んでください。

水のような激しい下痢の場合も、吸収率が下がっている可能性があります。

また飲み忘れも避妊率を下げる原因です。

飲み忘れが1日であれば、前日分もまとめて飲めば問題ありません。

2日以上の飲み忘れは、飲み忘れた時期にもよるので、医師に相談するのが確実です。

Q.低用量ピルを飲むと女性らしくなるって本当?
A.

ピルを飲むと女性特有の丸みが出てくる方がいます。

ピルに含まれる卵胞ホルモンと黄体ホルモンには、脂肪を増やしたり水分を溜め込んだりする性質があるからです。

太る、むくむといったようにデメリットと捉えられがちですが、そうではなく女性らしい丸みを作るメリットと考えることもできます。

とくに卵胞ホルモンは乳腺を発達させるため、バストアップを感じる方もいます。

ピルを飲み始めて2〜3ヶ月経つ頃に、体の丸みやバストアップなど女性らしいボディラインを感じられる場合があります。

Q.低用量ピルを飲み続けても大丈夫?
A.

低用量ピルは長期間継続して飲んでもとくに問題は報告されていません。

血栓症の兆候や肝機能の異常がなければ、長期間の服用が可能です。

ピルによる血栓症や肝機能障害の頻度は非常に低いですが、症状のチェックや血液検査で早期発見することが重要です。

低用量ピルを継続的に飲んでいる方は定期的に診察を受けることをおすすめします。

Q.低用量ピルを飲んでも妊娠しづらくならない?
A.

低用量ピルを服用しても直接的な妊娠機能への影響はありません。

低用量ピル服用を休止したあとの妊娠率は81〜90%で、ピルを服用していない場合と比較しても同等程度との調査結果が出ています。

個人差はありますがピル服用をやめてから2〜3ヶ月程で生理や排卵は戻り妊娠可能な状態になります。