子宮頚がん検診でASC-US? - 横浜 婦人科 ポートサイド女性総合クリニック ~ビバリータ~

10.10.01 子宮頚がん検診でASC-US?

子宮頚がん検診でASC-US?

 子宮頚がんの検診を受けても、結果の見方がよくわからないという患者様は結構いらっしゃいます。
 会社の検診や自治体の検診といった検診のみの機関だと、結果だけが郵送で送られてくるパターンも多いので、「クラスⅡです。念のため半年後に再検査を受けてください」「LSILです。精密検査が必要です」といったコメントを読んでも、さっぱり意味が分からず相談先にも困るというケースもよく耳にするんですよね。

 子宮頚がんの検査結果で、一番理解しにくいのが「クラスⅢa」や「ASC-US」という結果だと思われます。
 「クラスⅢa」というのは、子宮頚がん検診の結果の古い分類の仕方です。この結果の解釈の仕方は「クラス3aと言われたら」という記事で詳しくご説明していますので、そちらを参考にしてみて下さいませ。

 「ASC-US」というのは、新分類・ベセスダシステムによる結果の表記方法です。細胞に変化があって、軽度異形成も否定しきれないけれど単なる炎症だけかもしれない、という微妙なグレーゾーンのことを指します。
 すぐに治療が必要な可能性は低いけれど、追加の検査や精密検査が必要な場合があるレベルということになります。

 ASC-USだった場合、方針としては次の3つの選択があります。
 1)HPVハイリスクタイプの感染の有無を調べる
 2)6ヵ月後に細胞診の再検査を受ける
 3)コルポスコピーによる精密検査を受ける

 このうち、1)に関しては今まで自費でしか検査ができなかったHPVハイリスクタイプの検査が、「ASC-US」という結果だった人に限り保険で検査できるようになりました。
 これは、HPV感染の有無によって細胞におきる変化に大きな差があるため、HPV感染があるかどうかを重要視するようになったということです。

 当院では、ASC-USの結果が返ってきたら、まずHPVハイリスクタイプの検査をお勧めしています。
 この検査でHPVが「陰性」であれば1年後の再検査ですみますし、逆に「陽性」であればコルポスコピーによる精密検査に進みます。

 無駄な検査を防ぐためにも、見落としを防ぐためにも、HPV感染の有無をはっきりさせておくと安心です。

<< クリニックのアロマを気軽に試したい方へ   |   妊婦健診を始めます >>

ページの上部へ

プロフィールD.JPG
清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー