主な検査

子宮頸がん検査

子宮の出口を綿棒でこすって細胞を採る検査です。検査はほとんど痛みもなく10秒程度で終わります。不正出血や接触出血(性交後の出血)がある場合はしておいた方がいい検査です。検査後に少量の出血が起きることもありますが、1~2日で止血します。

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子宮体がん検査

子宮の奥(内膜)の細胞をブラシでこすって採る検査です。お産をしたことがない方や高齢の方は検査器具が子宮の奥まで入らず検査ができないこともあります。検査は多少の痛みを伴います。40歳以上の方で不正出血がある場合はしておいた方がいい検査です。
  検査後に少量の出血が続くこともありますが5~7日で止血します。検査当日は湯船につからずシャワーのみにしてください。

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経腟超音波検査

腟から超音波の機械を入れて子宮や卵巣の形・大きさを画面に映し出す検査です。痛みはほとんどなく、検査は2~3分で終わります。子宮筋腫や卵巣の腫瘍は、かなりの大きさにならなければ触っただけでは発見することができません。また、卵巣は「沈黙の臓器」と言われるくらい、病変があっても症状が出にくい臓器でもあります。
  これらの病変を早期に発見するには、経腟超音波で子宮や卵巣の状態を定期的に確認することが大切です。月経量が多い方や月経痛がひどい方はもちろん、何も症状がない方でも、1年に1回は超音波検査を受けておくと安心です。

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おりものの検査

おりものを採って、一般の雑菌や性感染症に感染していないかを調べる検査です。痛みはほとんどなく、検査は10秒程度で終わります。一般細菌や真菌・トリコモナスを調べる一般培養検査と、クラミジアや淋菌を調べる抗原検査があります。

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HPV検査

子宮の出口の細胞を擦り取って、ウイルスがいないか調べる検査です。ハイリスクタイプが「陽性」か「陰性」かを調べるだけの検査と、どのタイプのHPVに感染しているのかを「型」別に詳しく調べる検査があります。いずれの検査も保険がきかないので自費での検査になります。
  ただし、子宮頸がん検査で「ASC-US」という結果が出た方に限り、ハイリスクタイプの感染の有無を調べる検査は、保険で行うことができます。子宮頸がん検査と組み合わせて検診を行うことで、より正確に検査をすることができます。30歳以上の方は、子宮頸がん検診とHPV検査の両方が異常なければ検診間隔をあけることができますので、併用検診をお勧めします。

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血液検査

ホルモンの値や貧血の有無を調べたり、感染症の有無を調べる時に血液検査をします。

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コルポスコピー検査

子宮頸がん検査で異常が出た場合に、より詳しく調べるために行う検査です。子宮の出口を拡大して病気のある部分を確認します。通常は、コルポスコピーで確認しながら組織の一部をかじりとる「組織生検」を同時に行います。

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