ミレーナについて

ミレーナとは?

ミレーナは「ホルモン付加子宮内避妊具」のことです。柄の部分に「黄体ホルモン」が付加されており、子宮内に入れることによってこのホルモンが徐々に溶け出して子宮内膜に作用します。

どんな時に必要か?

  • 確実な避妊をしたいとき
  • 月経量が多い時
  • 月経痛がひどい時

ミレーナは誰でも使用可能?

ミレーナは子宮内に小さな器具を挿入するので、薬剤(ホルモン)の全身への影響がありません。基本的には誰でも挿入は可能ですが、経腟分娩の経験がない場合は入りにくかったり入れる時に多少の痛みが伴う場合があります。また、子宮筋腫や子宮腺筋症があり、子宮内の形の変形が強い場合は、ミレーナが入らない場合や、入ってもすぐにずれてしまうことがあります。

ミレーナを使用すれば避妊効果は確実にあるのか?

ミレーナが正しい位置に入っている場合、ミレーナのみの避妊で1年間性行為を行って妊娠するリスクは0.2%です。ただし、感染症の予防にはなりませんし、子宮内にミレーナが入っている分、雑菌の感染にも注意が必要なため、コンドームの使用は必須となります。

ミレーナの使用方法は?いつまでに使用?

ミレーナは、月経開始から出血の終わりごろまでの時期に挿入します。あまり出血が多い時は操作がしにくいため、通常は月経3~7日目に挿入することが多く、外来で5分程度の処置で入れることが可能です。

ミレーナ使用後の注意点とは?

挿入した当日は湯船にはつからずシャワーで済ませます。感染予防のための抗生物質を3日間服用します。出血が完全に止まるまでは性行為は控えます。性行為の時には必ずコンドームを使用します。ミレーナの牽引糸が絡まることがあるのでタンポンは使用しません。腹痛や急な多量出血があればすぐに受診しましょう。

ミレーナの種類について

ミレーナは1種類しかありません。
バイエルという会社から発売されているホルモン付加子宮内避妊具のみです。

ミレーナの特徴

  • 高い避妊効果が得られる
  • 1度入れれば5年間有効で年1回の定期健診だけでよい
  • 月経量が減る
  • 月経痛が軽くなる
  • ピルのように月経周期を整えたりホルモンバランスを整える効果はない
  • ピルのように排卵は押さえない

ミレーナ挿入の流れ

1. 問診票記入

一般的な婦人科診療と同じく最終月経・性交経験の有無・妊娠出産歴・これまでしたことのある病気などを記入します。

2. 医師との面談

妊娠出産歴の確認をし、ミレーナについて口頭で説明します。

3.内診・ミレーナ挿入

まず超音波検査で子宮の形や大きさを確認しミレーナを挿入します。

4.会計

抗生物質が3日分処方されます。

5.1か月後と3か月後に再診

ミレーナの位置を超音波検査で確認し出血の状態を確認します。

ミレーナの費用は?保険診療は使える?

避妊目的の場合は全額自費です

当院では挿入時40,000円+消費税・再診(定期フォロー)時再診料1,000円+超音波検査5,000円+消費税。

月経困難症や過多月経の治療目的の場合は保険適応になります

初診時は初診料+超音波検査+ミレーナ挿入で3割負担なら約12,000円です(0割負担の場合は無料)。


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