緊急避妊薬(アフターピル)|薬局での購入方法・ノルレボ【横浜駅】

避妊をしなかった、コンドームが破れた・外れた、ピルを飲み忘れたなど、妊娠の可能性が心配な性交があった場合は、できるだけ早く緊急避妊薬(アフターピル)を服用することが大切です。

 

現在、日本で一般的に使われている緊急避妊薬は、レボノルゲストレル1.5mgを1回1錠服用する方法です。国内で承認されている用法は性交後72時間以内で、早く服用するほど効果が期待できます。[2][3]

2026年2月2日からは、一定の要件を満たした薬局・ドラッグストアで、医師の処方せんがなくても緊急避妊薬を購入できるようになりました。[5]

最終医学確認:2026年8月16日/薬局一覧確認:2026年8月13日

 
 

今すぐ確認していただきたいこと

  • 性交から72時間以内であれば、できるだけ早く薬局または医療機関へ連絡してください。
  • 薬局で購入する場合は、在庫と研修修了薬剤師の勤務状況を電話で確認してから向かうことをおすすめします。
  • 72時間を過ぎている場合も、ご自身で「もう間に合わない」と判断せず、早めに婦人科へ相談してください。
  • 緊急避妊薬は妊娠を完全に防ぐ薬ではありません。服用3週間後に妊娠の有無を確認する必要があります。[4]

緊急避妊薬(アフターピル)とは

緊急避妊薬は、避妊をしなかった性交や避妊に失敗した性交の後に、妊娠を防ぐ目的で服用する薬です。主に排卵を遅らせたり抑えたりすることで妊娠の成立を防ぎます。

すでに成立している妊娠を中断する薬ではなく、いわゆる「中絶薬」とは異なります。また、性交の前に服用しても避妊効果はなく、服用後に行う別の性交に対する避妊効果や、性感染症を防ぐ効果もありません。[2][4]

ヤッペ法からレボノルゲストレル1錠法へ

以前は、エストロゲンと黄体ホルモンを含む中用量ピルを用いる「ヤッペ法」が行われていました。代表的な方法では、薬を2錠服用し、さらに12時間後に2錠服用します。

現在は、黄体ホルモン成分のレボノルゲストレル1.5mgを1回1錠だけ服用する方法が中心です。レボノルゲストレル法は、ヤッペ法より妊娠を防ぐ効果が高く、吐き気や嘔吐などの副作用も少ないことが比較試験で示されています。[1]

方法 服用方法 現在の位置づけ
ヤッペ法 中用量ピルを服用し、12時間後にもう一度服用 吐き気・嘔吐が比較的多く、現在は通常、第一選択ではありません
ノルレボ錠1.5mg 1回1錠 レボノルゲストレルを含む医療用の先発医薬品です
レボノルゲストレル錠1.5mg 1回1錠 医療用の後発医薬品(ジェネリック)です

ノルレボとレボノルゲストレル錠は、いずれも有効成分がレボノルゲストレル1.5mgで、承認された用法は性交後72時間以内に1回服用です。[3]

いつまでに、どのように服用するのですか?

性交後72時間以内に、レボノルゲストレル1.5mgを1回1錠服用します。72時間ぎりぎりまで待つのではなく、必要だと分かった時点で、できるだけ早く服用してください。[3][4]

服用しても妊娠を完全に防げるわけではありません。服用前に排卵や妊娠がすでに成立している場合には効果が期待できないため、服用後の確認が必要です。

薬局で処方せんなしに購入できます

2026年2月2日から、要件を満たす一部の薬局・ドラッグストアで、要指導医薬品の緊急避妊薬が販売されています。現在、市販薬には「ノルレボ」と「レソエル72」があり、いずれも有効成分はレボノルゲストレル1.5mg、服用は1回1錠です。[4][7]

  • 服用する女性本人が薬局へ行く必要があります。代理購入や男性による購入はできません。
  • 年齢制限はなく、パートナーや保護者の同意も不要です。
  • チェックシートへの回答と、研修を修了した薬剤師による確認・説明があります。
  • 購入した薬は持ち帰らず、薬剤師の前でその場で服用します。
  • 価格や在庫、対応可能な時間は薬局・製品によって異なります。

服用中の薬、持病、アレルギー、授乳中であることなどは、必ず薬剤師へ伝えてください。確認の結果、薬局で販売できない場合は医療機関の受診を案内されます。[4]

緊急避妊薬を購入できる薬局の一覧

販売可能な薬局は追加・削除されるため、厚生労働省が公開する最新一覧で確認してください。厚生労働省も、在庫と販売可能な薬剤師の勤務状況を確認するため、来店前の電話連絡をすすめています。[5]

厚生労働省「緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の最新一覧」

横浜駅周辺の掲載薬局例

以下は、厚生労働省の一覧に掲載されている薬局のうち、横浜駅周辺の薬局を抜粋したものです(2026年8月13日確認)。掲載されていても、当日の在庫や販売可能な薬剤師の勤務を保証するものではありません。必ず電話で確認してください。

薬局名 住所 電話番号
ハックドラッグエキニア横浜薬局 横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜1階 045-755-7208
そうごう薬局エキニア横浜店 横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜6階 045-313-2751
加藤薬局横浜駅西口店 横浜市西区北幸1-2-13 横浜西共同ビル4階 045-548-5118
さくら薬局横浜西口天理ビル店 横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル地下1階 045-319-3257
五番街ファーマシー 横浜市西区南幸1-5-24 045-314-7891
クリエイト薬局横浜鶴屋町店 横浜市神奈川区鶴屋町2-13-7 第7安田ビル1階 045-311-3001
ひかり薬局西口店 横浜市神奈川区鶴屋町2-22-3 045-311-4786
薬局トモズ横浜ベイクォーター店 横浜市神奈川区金港町1-10 045-440-0262
なの花薬局横浜ベイクォーター店 横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター6階 045-620-7592
秋本薬局横浜西口店 横浜市西区南幸2-17-5 西口第二甘糟ビル1階 045-316-0210

※薬局情報は変更されることがあります。最新情報は必ず厚生労働省の一覧と各薬局への電話でご確認ください。

当院では現在、緊急避妊薬の遠隔処方を行っていません

当院では以前、オンライン診療(遠隔診療)でも緊急避妊薬を処方していました。

現在は、一定の要件を満たした薬局・ドラッグストアで、医師の処方せんがなくても緊急避妊薬を購入できるようになったため、当院での緊急避妊薬のオンライン診療・遠隔処方は終了しています。

これは当院の診療体制の変更であり、国内でオンライン診療による緊急避妊薬の処方制度そのものがなくなったという意味ではありません。厚生労働省の案内では、対面診療、オンライン診療後の薬局調剤、要指導医薬品としての薬局購入という入手経路があります。[6]

当院での対面診療について確認したい方は、来院前に045-440-5577へお電話ください。性交からの時間をお伝えいただくと確認がスムーズです。

服用後に確認すること

  • 服用した日の3週間後に、市販の妊娠検査薬または医療機関で妊娠の有無を確認してください。
  • 月経が予定より7日以上遅れた場合や、出血の量・時期がいつもと大きく違う場合は、3週間を待たずに婦人科へ相談してください。
  • 吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、倦怠感、不正出血、月経のずれなどがみられることがあります。
  • 服用後に吐いてしまった場合は、自己判断で追加服用せず、購入した薬局の薬剤師または医療機関へすぐに連絡してください。
  • 服用後の性交で新たに妊娠する可能性があります。コンドームを使用し、今後の避妊方法も検討してください。

今後の避妊については、低用量ピルについてもご参照ください。

早めに婦人科へ相談した方がよい場合

  • 性交から72時間を過ぎている
  • 服用3週間後の妊娠検査薬が陽性だった
  • 月経が予定より7日以上遅れている
  • 強い下腹部痛、大量の出血、めまい・失神などがある
  • 服用後に吐いてしまった
  • 同じ月経周期に複数回、避妊に失敗した
  • 性感染症の可能性が心配

緊急避妊薬についてよくある質問

Q. ノルレボとレボノルゲストレルは何が違いますか?

医療用の「ノルレボ錠1.5mg」は先発医薬品、「レボノルゲストレル錠1.5mg」は同じ有効成分・同じ量を含む後発医薬品です。どちらも1回1錠を服用します。

Q. 薬局では何を購入できますか?

要件を満たす薬局では、要指導医薬品の「ノルレボ」または「レソエル72」を購入できます。どちらもレボノルゲストレル1.5mgを1錠服用する薬です。在庫は薬局ごとに異なります。

Q. 未成年でも購入できますか?

年齢制限はなく、保護者やパートナーの同意も不要です。ただし、服用する本人が来店し、薬剤師の確認を受け、その場で服用する必要があります。

Q. パートナーが代理で購入できますか?

できません。薬局で購入できるのは、実際に服用する女性本人に限られます。

Q. 72時間を過ぎたら、まったく方法はありませんか?

ご自身で判断せず、できるだけ早く婦人科へ相談してください。性交からの経過時間、月経周期、服用中の薬などを確認し、対応を検討します。

Q. 服用すれば妊娠していないとすぐ分かりますか?

すぐには分かりません。服用3週間後に妊娠検査薬を使用するか、医療機関を受診して妊娠の有無を確認してください。

この記事の執筆・医学監修

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~ 院長
横浜駅から徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療しています。

本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。製品の添付文書、販売制度、薬局情報は更新されることがあります。

参考文献・公的情報

  1. Task Force on Postovulatory Methods of Fertility Regulation. Randomised controlled trial of levonorgestrel versus the Yuzpe regimen of combined oral contraceptives for emergency contraception. Lancet. 1998;352(9126):428-433. PubMed
  2. World Health Organization. Emergency contraception.
  3. あすか製薬株式会社. ノルレボ錠1.5mg FAQ.
  4. 第一三共ヘルスケア株式会社. 要指導医薬品「ノルレボ」製品情報・使用上の注意.
  5. 厚生労働省. 要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧(2026年8月13日更新).
  6. 厚生労働省. 緊急避妊薬の調剤・販売について.
  7. アリナミン製薬株式会社. 要指導医薬品「レソエル72」製品情報.