よくある症状

生理が来ない

月経がこない原因は、妊娠か無月経です。妊娠ではない場合、無月経の原因を超音波検査や血液検査で調べます。16歳を過ぎてもまったく月経が来ない場合は、子宮や卵巣があるかどうか、腟に奇形がないかどうかなども詳しく調べることがあります。

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生理の量が多い

体質的に月経量が多目の方もいらっしゃいますが、たいていは子宮筋腫や子宮腺筋症や内膜ポリープなどが原因となっていることがほとんどです。超音波検査や子宮鏡検査で、原因となる病気がないかどうかを調べます。また、貧血になっていないかどうかを血液検査で確認することもあります。

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生理痛がひどい

月経痛がひどくなる原因として一番多いのは冷えや血行不良です。子宮内膜症によって痛みが強く出ていることもあるので、超音波検査や血液検査で内膜症の所見がないかどうかを調べていきます。

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おりものが多い

クラミジアや淋菌といった性感染症でもおりものは増えますが、カンジダのような真菌(カビ)や大腸菌のような雑菌が増えてもおりものが多くなることがあります。また、正常範囲のおりものの変化として、排卵の時期は卵白のようなおりものが増えてきます。おりものの検査をして、治療が必要なばい菌に感染していないかどうかを調べます。

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外陰部が痒い

カンジダ腟炎やトリコモナス腟炎などによって、腟や外陰部に炎症が起きると痒みの原因となります。また、洗い過ぎやナプキンかぶれでも痒みが出ることがありますので、必ずしも感染による症状とは限りません。おりものの検査をして、カンジダやトリコモナスの感染がないかどうかを調べます。

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不正出血

月経以外の出血をすべて不正出血といいます。例え量が少なくても、不正出血があったら直ちに婦人科を受診したほうがいいでしょう。不正出血の原因は、子宮頸がん・子宮体がん・クラミジア感染・子宮の出口のポリープ・ホルモンバランスの乱れ・排卵期出血などさまざまです。
  最も注意しなければいけないのは、子宮頸がん・子宮体がんです。子宮がん検査やおりものの検査・ホルモン値の血液検査などで原因を探します。排卵期出血は中間期出血とも呼ばれ、排卵の時期に少量の出血が起こるものです。排卵期出血は異常な出血ではありませんので、検査で何も異常がなければ様子を見てもかまいません。

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下腹部が痛い

月経とは関係なく下腹部が痛む場合、婦人科的には卵巣のう腫の捻転や破裂・クラミジアなどの性感染症による腹膜炎を疑います。超音波検査やおりものの検査で痛みの原因となりうる病気がないか確認します。これといった異常が見つからない場合、腸の蠕動による痛みの可能性も考えられます。

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