生理日の調整法 - 横浜 婦人科 ポートサイド女性総合クリニック ~ビバリータ~

18.08.26 生理日の調整法

生理日の調整法

 この季節は旅行や海に行くなどのイベントのために月経移動を希望される方が増えますね。また、これからの季節は結婚式シーズンなのか、挙式や旅行に合わせて早めに月経を調整しておきたいという方もいらっしゃいます。

 当院で行っている月経移動の方法は、基本的に中用量ピルを用いて月経を早めるか遅らせる方法です。中用量ピルを用いるメリットは、ホルモン量が多い分、確実に月経をずらすことが可能です。特に、「あと4~5日で生理が来そうなんだけど遅らせたい」というギリギリのタイミングでの服用の場合、低用量や超低用量ではずらしきれないことも多く、中用量ピルの方がしっかり出血を止めることが可能です。

 逆に、移動させたい月経の1周期以上前から飲み始める場合や、月経予定日まで10日以上ある場合、低用量や超低用量でも月経移動が可能です。ただ、超低用量だと途中で不正出血する可能性もあり、確実性は落ちます。ホルモン量が少ないほど、吐き気・頭痛・むくみなどの副作用は起きにくくなりますが、「出血のコントロール力」は落ちるのです。

 月経周期や状況、また、月経前の肌荒れがあるかどうかなどに合わせて、どのピルを使うのか医師と相談してみるといいでしょう。ギリギリのタイミングの場合は中用量がお勧めです。次の月経まで余裕があり、副作用が心配な場合は低用量を使うとよいでしょう。1回の月経移動ではなく、結婚式が終わるまで・受験が終わるまで、といった数か月間の月経をコントロールしておきたい場合は低用量や超低用量ピルを予定の3か月くらい前から飲んで調整しておくとよいですね。

 超低用量ピルの中には、120日間連続服用ができ、肌荒れの改善にも有効なタイプもあります。結婚式まで前撮りなど何かと行事が立て込むので、2~3か月月経を来ないようにしておきたい場合や、月経が来るたびに肌の調子が変わる場合は、連続服用するのも一つの方法です。受験生が、1~2月は試験が立て込んでくるので、年明けに一度月経を来させてその後は試験が全部終わるまで月経を来ないようにしておく、という使い方をする場合もあります。

 いずれも場合も、早めにご相談いただくと提案できる選択肢も増えますので、これから年末にかけて「生理に振り回されず過ごしたいな~」という場合は一度婦人科を受診してみることをお勧めします。

 

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー