生理不順・無月経|原因・受診目安・検査・治療|横浜駅の婦人科・女医
月経周期が一度ずれただけで、すぐに病気と診断されるとは限りません。しかし、妊娠の可能性がある、生理が3か月以上来ない、周期の乱れを繰り返す、急な体重変化や乳汁分泌などを伴う場合は、婦人科で原因を確認することが大切です。生理不順・無月経は同じ症状に見えても、PCOS、エネルギー不足、甲状腺やプロラクチンの異常、卵巣機能の低下など、治療が異なる原因があります。[1]
ポートサイド女性総合クリニック ビバリータは、横浜駅から徒歩6分の婦人科クリニックです。女性医師が月経の経過と妊娠希望を伺い、必要な検査と治療をご提案します。
どこからが生理不順?
日本では正常な月経周期は25〜38日、出血期間は3〜7日が目安です。周期が24日以内なら「頻発月経」、39日以上3か月未満なら「希発月経」、妊娠中などを除いて3か月以上月経がない状態は「無月経」と呼ばれます。18歳を過ぎても生理が一度も来なければ「原発性無月経」。いったん生理が来ていたのに、途中から来なくなった場合を「続発性無月経」と呼びます。[2][3]

初経から間もない時期、授乳中、ホルモン剤の使用中、閉経が近い年代などでは判断基準が変わります。年齢や生活状況を含めて評価します。
生理が来ないときは、まず妊娠の可能性を確認
性交の機会があれば、避妊していても妊娠の可能性を完全には否定できません。市販の妊娠検査薬は製品の説明書に従って使用してください。周期が不規則で検査時期が分からない場合は、最後の避妊なしの性交から3週間後が一つの目安です。[4]
妊娠検査が陽性で、片側に強い下腹部痛がある、出血する、肩が痛む、めまい・失神がある場合は、異所性妊娠の可能性があります。夜間や休日を含め、速やかに救急医療機関を受診してください。[5]
生理が遅れて妊娠が不安な時にすべきこと|妊娠検査薬と受診目安についてはこちら
生理不順・無月経の主な原因
- 妊娠:月経が遅れたときに最初に確認する原因です。
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS):排卵が起こりにくく、希発月経、無月経、ニキビ、多毛などがみられることがあります。
- 利用できるエネルギーの不足:急なダイエット、食事制限、運動量の増加、心理的ストレスなどで視床下部・下垂体からの指令が弱まり、排卵と月経が止まることがあります。
- 甲状腺機能異常・高プロラクチン血症:卵巣以外のホルモン異常が排卵を妨げることがあります。
- 早発卵巣不全(POI):40歳未満でも卵巣機能が低下し、月経不順、無月経、ほてりなどが現れることがあります。
- 薬剤やホルモン避妊法:一部の薬やピル、黄体ホルモン製剤、子宮内システムなどによって出血が減ることがあります。
- 子宮・卵巣などの病気:まれですが、子宮内の癒着、先天的な形態異常、卵巣や脳下垂体の病気が隠れていることがあります。
婦人科を受診した方がよい目安
- 妊娠の可能性がある、または妊娠検査が陽性になった
- 妊娠検査が陽性で、腹痛、出血、めまいがある
- 3か月以上月経がない
- 24日以内または39日以上の周期を繰り返す
- 以前は規則的だったのに、急に周期が乱れた
- 急な体重減少、強い食事制限、運動量の増加がある
- ニキビや多毛、乳汁分泌、頭痛、視野の異常、ほてりを伴う
- 妊娠を希望しているが、月経が不規則で排卵日が分からない
- 15歳になっても初経がない、または月経が90日以上空いた10代の方
当院で行う主な検査
最終月経、これまでの周期、性交機会と妊娠の可能性、服用中の薬、体重の変化、食事・運動の状況、随伴症状などを確認します。そのうえで、必要に応じて妊娠反応、FSH・LH・エストラジオール・プロラクチン・甲状腺機能・アンドロゲンなどの血液検査、超音波検査を組み合わせて行います。すべての検査を一律に行うわけではありません。[1]
内診に不安がある方には、年齢、性交経験、症状、ご希望を確認しながら検査方法をご相談します。性交機会のない方の場合、基本的には内診は行わず、肛門又はお腹の上から超音波検査を行います。
治療は原因と妊娠希望で変わります
生理不順の治療は「とりあえず生理を起こす」だけではありません。甲状腺機能異常や高プロラクチン血症があれば原因疾患を治療し、エネルギー不足があれば食事と運動のバランスを立て直します。慢性的に排卵しにくい方では、妊娠希望の有無や症状に応じて、黄体ホルモン製剤やピル(LEP)などで子宮内膜を保護します。妊娠希望がある場合は、原因を評価したうえで不妊治療専門施設へのご紹介を検討します。
原因別の詳しい解説
よくあるご質問
Q. 生理が1週間遅れたら受診すべきですか?
一度だけの遅れで、妊娠の可能性や強い症状がなければ、すぐ病気とは限りません。妊娠の可能性があれば妊娠検査薬で確認し、2週間以上の遅れを繰り返す、3か月来ない、痛みや不正出血がある場合は受診してください。
Q. 生理不順でも排卵していることはありますか?
あります。ただし、周期が不規則なほど排卵回数が少ない、または無排卵の周期が混ざることがあります。基礎体温だけで原因を診断することはできないため、必要に応じて血液検査や超音波検査を行います。
Q. 無月経を放置すると不妊になりますか?
無月経だから必ず不妊になるわけではありません。ただし、排卵障害が続けば妊娠の機会が減ります。また、低エストロゲンによる骨への影響や、慢性無排卵による子宮内膜増殖など、妊娠以外の健康リスクもあるため原因の確認と適切な治療が重要です。
Q. ピルを飲めば生理不順は治りますか?
ピルで出血時期を整え、症状を軽くし、子宮内膜を保護できる場合があります。ただし、服用中の出血は排卵を伴う自然月経とは異なり、元の原因が消えたことを意味するわけではありません。ピルが適さない原因や体質もあるため、診断後に選びます。
Q. 内診が怖くても受診できますか?
はい。年齢、性交経験、症状、ご希望に配慮して診察方法をご相談します。問診、妊娠検査、血液検査、経腹超音波などから始められる場合もあります。
横浜で生理不順・無月経をご相談になりたい方へ
「この程度で受診してよいか分からない」「妊娠の可能性が心配」「内診に抵抗がある」という段階でもご相談いただけます。横浜駅から徒歩6分、ポートサイド女性総合クリニック ビバリータでは、必ず女性医師が診療します。
執筆・医学監修:清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医/ポートサイド女性総合クリニック院長
本ページは一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断に代わるものではありません。
<掲載日:2026年8月14日>
<更新日:2026年8月14日>
参考文献
- Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine. Current evaluation of amenorrhea: a committee opinion. 2024.
- 日本女性心身医学会.月経不順|一般のみなさまへ.
- 厚生労働省.月経について|女性特有の健康課題.
- NHS. Doing a pregnancy test.
- American College of Obstetricians and Gynecologists. Ectopic Pregnancy.










