「妊活」って何をすること?

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時々、患者様からも、「そろそろ妊活を始めようと思うんですけれど何から始めたらいいですか?」と聞かれることがあります。

医学的に「妊活」の定義がないので、あくまで一般用語として使われている「妊活」の定義を見てみると、「妊娠を希望しているカップルが妊娠するために行う活動全般」なのだそうです。

 

では、「妊娠を希望しているカップルが妊娠するために行う活動」とは何でしょうか?

医学的には、「避妊せずに妊娠しやすい時期に性行為を行う」。

これだけです。

 

そして、何らかの理由で、ただ性行為を行うだけでは妊娠に至らない方が行うのが「不妊治療」です。

 

 

医学的にみると、これ以上の「妊活」はないのですが、一般の方が「妊活」として意識されていることはおそらく次のようなことかなと思われます。

*妊娠前に健診や検診を受けておく

*食生活に気を付ける

*運動習慣をつける

*サプリメントを飲む

*体を温める(温活?)

*腸の環境を整える(腸活?)

 

少しナチュラル思考の方だと

*コーヒーをやめてハーブティーを飲む

*使い捨てナプキンをやめて布ナプキンにする

*あらゆる薬をやめる

なども「妊活」に入ってくるのかもしれませんね。

 

 

もちろん、これらは、妊娠を意識した時点で「それをやっていなければ」やっておいた方がいいことに入るでしょう。

でも、健診を受けたり食事や運動の習慣を整えたりすることは「妊活のため」に「特別に」必要なことでしょうか?

日ごろから意識する必要はないけれど、妊娠を前提にした時点で意識した方がいいのは「葉酸をサプリメントで摂取する」ことくらいです。

他は、妊娠を希望しているかどうかは関係なく「健康を維持するうえで」大事なことなのです。

 

これらの「日頃からやっておいた方がよいこと」を、わざわざ「妊活」として意識しすぎると、実は妊娠が遠ざかってしまうのです。

 

 

例えば、日頃からコツコツと勉強している人は、試験前に慌てて「勉強しなきゃ!」とは思わないわけですよね。

試験で必要な得点をとることを「余裕でしょ」と認識している人は、「勉強頑張らないと!」とは思わないわけですよね。

慌てて、「何からしたらいいんだ~」と徹夜で勉強するのはどういう時でしょうか?

 

 

もう、「妊活」を意識しすぎると、逆に妊娠しにくくなる理由がお分かりですよね。

妊娠するために「特別なこと」をしようとすると、脳は「あなたは妊娠が日常の流れの中で自然に起きるものだとは考えていないのですね」と認識します。

妊娠が、「非日常」で「特別なもの」だと認識されたり、「日頃から妊娠しやすい体作りをしていない」と認識されると、妊娠は「難しいもの」になってしまうのです。

あなたにとって「妊活」で行うことが、日常的に当たり前にするには、日墓どのように過ごしたらいいのかを考えてみましょう。

 

プロフィールD.JPG
清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー


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