妊娠中のトラブル~出血~

 妊娠初期から産まれる直前まで注意が必要なのが、「性器出血」です。
 妊娠中は子宮の出口がもろい状態になるので、ちょっとした刺激で出血しやすくはなるのですが、基本的にまったく出血しないのが正常な状態です。
 夫婦生活の後に少量の出血があった場合は、物理的な刺激によってもろい部分から出血したという可能性もあるので、あまり心配ないケースがほとんどですが、切迫流産や切迫早産でないかは確認しておいた方が安心です。
 妊娠初期は、切迫流産の症状として少量の出血が見られることはしばしばあります。
 赤ちゃんが順調に育っていて、お腹の痛みがなければ、まずは安静にして様子を見ます。
 出血量が多かったり、胎盤と子宮の壁との間に出血がたまっていたりする場合は、入院が必要になることもあります。
 安定期以降に出血があった場合は、子宮の出口が開いたりしている可能性もあるので、すぐに受診が必要です。
 万が一子宮の出口が開いていたら、子宮の収縮を抑える治療や安静のための入院が必要になります。
 性器出血があった場合に、どのくらいの安静が必要なのかは、出血の程度や週数にもよりますが、お仕事をしている方は完全に止血するまでは仕事を休み、日常生活の動作も自分の身の回りのことをするまでにとどめるというのがひとつの目安です。
 家事も最低限にして、食事やトイレや入浴以外はできるだけ横になるか座っておくという状態ですね。もちろん、夫婦生活は厳禁です。
 少しでも出血があれば、自己判断で様子を見ずに、まずは分娩予定の病院に問い合わせるようにしましょう。

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー