子宮頸がん検診でクラス3aと言われたら|現在の分類と精密検査
「クラス3a」は、現在主流のベセスダ分類が普及する前に使われていた子宮頸部細胞診の判定です。
がん確定という意味ではありませんが、「クラス3a=軽度異形成=3か月後の再検査だけでよい」と一律には判断できません。
まず、現在のベセスダ分類ではASC-US、LSIL、ASC-Hなどのどれに当たるのかを確認する必要があります。
クラス分類とベセスダ分類は評価の考え方が異なり、完全な一対一対応ではありません。検診を受けた施設に正式な細胞診報告書または紹介状を依頼し、婦人科へお持ちください。
クラス3aとは
従来のクラス分類では、細胞の見え方をクラス1~5で表していました。クラス3は、良性とも悪性とも断定できない細胞変化を示す範囲で、3aと3bに分けて報告されていました。
現在は、細胞変化の種類と臨床上の対応をより明確にするため、NILM、ASC-US、LSIL、ASC-H、HSILなどのベセスダ分類が用いられます。
クラス分類とベセスダ分類の関係
| 旧クラス分類 | 対応する可能性がある現在の判定 | 注意点 |
|---|---|---|
| クラス1・2 | NILMなど | 「クラス2だから進行中」という意味ではない |
| クラス3a | ASC-US、LSIL、場合によりASC-Hなど | 正式なベセスダ判定を確認しないと次の検査を決めにくい |
| クラス3b・4 | ASC-H、HSIL、AISなど | 高いグレードの病変を否定する精密検査が必要 |
| クラス4・5 | SCC、腺がんなどを含む | 速やかな精密検査・専門医療機関での評価が必要 |
※この表はおおまかな関係を示すもので、相互に置き換えるための表ではありません。
クラス3aと言われた時に確認すること
- 結果票にASC-US、LSIL、ASC-Hなどの併記がないか確認する
- 「要再検査」「要精密検査」のどちらかを確認する
- 過去の細胞診・HPV検査・組織診結果をそろえる
- 不明なら検診施設に正式な報告書または紹介状を依頼する
- 結果に応じてHPV検査またはコルポスコピー・生検を受ける
現在の一般的な対応は、ASC-USならハイリスクHPV検査で振り分け、LSIL、ASC-H、HSILなどならコルポスコピー・生検です。[1][2]
クラス3aは自然に治りますか?
旧クラス3aには、炎症による一時的な変化や、自然に消退しやすい軽度病変が含まれていました。しかし、クラス3aという情報だけでは、病変の有無やグレードを確定できません。
生検でCIN1と診断された場合は自然に消退する方が多くいますが、ASC-Hに相当する変化やCIN2・CIN3が隠れていないかを確認することが先です。「自然に治る可能性が高い」という説明だけを理由に、精密検査やフォローを中断しないでください。
「3か月後に再検査」と言われました
以前はクラス3aに対して短い間隔で細胞診を繰り返す方法が広く使われていました。現在は、ベセスダ分類、ハイリスクHPV検査、コルポスコピー所見などを組み合わせて管理します。
再検査までの間隔は、実際のベセスダ判定、HPV結果、年齢、妊娠、過去の異常や治療歴によって異なります。古い記事や他の方の体験談ではなく、ご自身の正式な検査結果に基づいて決めます。
クラス3aについてよくある質問
Q. クラス3aはがんですか?
がん確定ではありません。旧分類で細胞に一定の変化があることを示しますが、現在の判定名と精密検査で病変の程度を確認する必要があります。
Q. クラス3aはASC-USですか?
ASC-USに対応することはありますが、必ず同じではありません。LSILや別の判定が対応する場合もあるため、正式なベセスダ分類を確認してください。
Q. クラス3aはLSILですか?
LSILに対応することはありますが、一対一ではありません。LSILなら通常はコルポスコピー・生検が必要です。
Q. 炎症を治療すればクラス3aは治りますか?
炎症が細胞の見え方に影響している場合はありますが、炎症治療だけで子宮頸部病変を否定できません。指示された再検査や精密検査を受けてください。
Q. 結果票にクラス3aしか書かれていません。どうすればよいですか?
検診施設にベセスダ分類による正式判定、検体の適否、精密検査指示を確認し、報告書または紹介状を婦人科へお持ちください。
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横浜駅から徒歩6分、ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~で女性医師が、旧分類と現在の判定を確認し、必要なHPV検査または精密検査をご案内します。
検診結果票をお手元にご用意のうえ、お電話(045-440-5577)でご予約ください。
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この記事の執筆・医学監修
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~ 院長
更新日・最終医学確認:2026年9月13日。本ページは一般的な医療情報であり、個別の診断・検査方針に代わるものではありません。
参考文献
- 日本産婦人科医会.子宮頸癌:細胞診後のコルポスコピー・組織診.
- 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会.産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2026.CQ201~204.










