子宮内避妊具の種類

 子宮内避妊具は「リング」と呼ばれることもありますが、主に経産婦さんに使う避妊方法で、子宮内に小さな「異物」を挿入する事で着床を防ぐものです。
 現在使われているものは、ピルと同じくらい確実な避妊効果を得られ、一度入れると3~5年間は入れたままなのでピルのように毎日忘れずに飲むといった煩雑さがないのがいいところですね。

 子宮内避妊具の開発の歴史は案外古くて、初期のものは1920年代に作られた金属性のリングでした。この頃のものは、まだ約8%の避妊失敗率だったそうです。それが、プラスチック製になり、銅付加IUDになり、最新のホルモン付加IUDに改良を重ねられてきたんですね。
  「ホルモン付加」とついているのは、子宮内避妊具の「柄」の部分に黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が含ませてあるためです。 このホルモンの作用のおかげで、子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、子宮の入り口の粘液の粘調度を高めます。つまり、着床するためのベッドを薄っぺらにして着床を防ぎ、なおかつ精子を入りにくくして受精を防ぐわけです。

 普通の子宮内避妊具に比べて、このホルモン作用があるおかげで避妊効果はいっそう確実なものになります。避妊効果の指標のひとつに「パール指数」というものがありますが、正しく挿入すれば「ミレーナ」のパール指数は0.14だそうです。つまり、1年間ミレーナで避妊して、妊娠してしまう人は100人中0.14人ということなんですね。
 ちなみに、ピルのパール指数は0.1、コンドームのパール指数は一般的な使用法で14~15です。ピルや子宮内避妊具が、いかに確実な避妊方法化お分かりいただけますよね。