子宮頸がん検診の無料クーポンを待っている方へ

  子宮頸がん検診は、性交経験がある生殖年齢の女性に最も受けていただきたい検診なんですが、日本の検診受診率はまだまだ低くて30%に届きません。各自治体が行っている検診の補助は、多くの地域が、20歳以上の人が2年に1回割安又は無料で検診が受けられるというものです。
 横浜市では、20歳以上の人が2年に1回自己負担額1360円で検診が受けられる以外に、20歳から40歳までの方に、5年に1回無料で検診が受けられるクーポンが配布されています。このクーポンの有効期限は、毎年3月31日なので、今年度のクーポンをお持ちの方は1週間以内に受診なさってくださいね。

 実は、この「5年に1回無料になる」という制度が来年度から廃止されます。5年に1回だった無料クーポンの配布は、「20歳になった時の1回限り」に変更になります。なので、今後25歳になっても30歳になっても、無料クーポンは届きません。ただし、今までクーポンが届いているのに1度も検診を受けたことがない方に限って、1度だけ再度クーポンが配布されるそうです。

 検診を受けていない方の中には、「無料クーポンが届いたら検診を受けます」とおっしゃって、検診を保留にしたり先延ばしにしている方もいらっしゃいます。でも、制度が変わったために、20歳の方以外はいくら待っていてもクーポンは届きません。クーポンが届くのを待つのではなく、「1年に1回」は必ず子宮頸がん検診を受けましょう。