親になる「資格」って?

 下の子ももうすぐ7か月です。妊娠中は一日がとても長く感じられたのですが、産まれてからは本当にあっという間ですね。来月からは二人そろって同じ保育園に通えるので、ちょっとは負担が減るかしら。

 二人も育てていながら、自分で言うのもなんですが、私って元々は子育てにとっても「向いてない」んです。子どもを産むまでは、自分に母性なんて本当にあるのかしらと不安に思っていたくらい。 
 私の苦手なものの一つが「二度手間」なんです。仕事をする上でも、プライベートなシーンでも、二度手間にならないように無駄をできるだけ省いてシンプルにスマートに物事を進めたいんですよね。ところが、子育てって二度手間どころか、三度手間に四度手間のオンパレード!
 やっと歯磨きさせてくれたと思ったら「バナナ食べる~」と言い出して磨き直しになったり、お出かけ前にやっと着替え終わったと思ったらお茶をこぼして着替え直しになったり、畳み終えた洗濯物を「自分で入れる~」と言い出してぐちゃぐちゃに引き出しに入れちゃったり、保育園の目の前までたどり着いたのに何を思ったか逆走し始めて振出しに戻ったり・・・
 挙げたらきりがないほど、物事は進みません(笑)。あまりに進まなさ過ぎてイラッときてしまったり、始業時間に間に合わなくなるので無理矢理推し進めたりすることもしばしば。

 おおらかなお母さんなら、こんな事もニコニコしながらのんびり見てられるのだろうな~と思いながらも、まあこれが私だし、子育てってきっとこんなもんなんだろうと、最終的には受け入れていたりします。
 こんなことでイラッとするなんて「母親失格だわ」なんて考え始めると、どんどん自己肯定感は下がってしまいます。それよりも、こんな私でもちゃんと「お母さん」できてるじゃないの、オッケーオッケーと思いながら、娘に成長させてもらった方がいいんじゃないかな~と思うんですよね。

 「母親になる資格」なんて、最初からあるわけではなく、必要だとしたら「母親になる覚悟」だと感じます。家庭的かとか、子どもが好きかとか、そんなことは母親になるうえで必須項目ではないんです。
 妊娠前から「いいお母さんになれるかしら・・・」と不安に思う方は案外多いのですが、大丈夫です!私が「お母さん」やってられるんですから。ちゃんと親になる覚悟を決めて子どもと向かい合いさえすれば、子どもが親を「親」にしてくれます。だから、安心して親になることを目指してくださいね。

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー


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