【横浜市の保護者の皆さまへ】HPVワクチンを受けるべき?迷ったらまず相談を|子宮頚がんを予防する大切な選択

【横浜市の保護者の皆さまへ】HPVワクチンを受けるべき?迷ったらまず相談を|子宮頚がんを予防する大切な選択

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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「すぐーるでHPVワクチンのお知らせが届いたけれど、本当に受けた方がいいの?」

 

「副作用が心配」

 

「どこの病院で相談したらいいかわからない」

 

横浜市では、小学6年生から高校1年生相当の女の子を対象に、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の公費接種を行っています。学校連絡システム「すぐーる」から案内が配信されたのをきっかけに、ワクチンについて改めて考えるようになったという保護者の方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし実際には、

 

情報が多すぎて判断できない

本当に安全なのかわからない

子どもに受けさせるべきか迷っている

 

という声も少なくありません。

 

この記事では、婦人科医の立場からHPVワクチンの効果や安全性、接種をおすすめする理由について詳しく解説します。

 

 

子宮頚がんは若い女性にも起こる病気です

 

子宮頸がんは、子宮の入り口(子宮頚部)にできるがんです。

 

「がんは高齢者の病気」

 

というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、子宮頸がんは20代・30代の若い女性にも発症します。

 

その前段階である

 

軽度異形成

中等度異形成

高度異形成

 

は10代後半から20代前半でも見つかることがあります。

 

当院でこれまでに経験した子宮頸部異形成の手術(円錐切除術)の最年少患者さんは19歳でした。

 

まだ妊娠・出産を考える前の年齢で手術が必要になることは、リプロダクティブヘルス(将来の妊娠・出産を含めた健康)の観点からも、できれば避けたいことです。

 

そのためにも、

「異形成ができてから治療する」

 

のではなく、

「異形成を作らない」

 

ことが重要になります。

 

 

HPVワクチンで子宮頸がんの80〜90%を予防できます

 

子宮頸がんの原因のほとんどは「HPV(ヒトパピローマウイルス)」というウイルスです。

 

現在使用されている9価HPVワクチンは、

子宮頸がんの原因となる主要なHPV感染を予防でき、

子宮頸がんの80〜90%を防ぐことができるとされています。

 

実際に海外では子宮頸がんが激減しています

 

HPVワクチンの効果については、

オーストラリアやイギリスなどで非常に大規模なデータが報告されています。

 

特にオーストラリアでは、

若年女性の高度異形成が大幅に減少し、

将来的には

「子宮頸がんがほぼ根絶される国」

になる可能性があるとまで言われています。

 

イギリスでも、

思春期に接種した世代では子宮頸がんの発症が大きく減少したことが報告されています。

 

つまり、

 

HPVワクチンは「理論上効くかもしれないワクチン」

ではなく、

すでに世界中で効果が証明されているワクチンなのです。

 

 

副作用はどのくらいあるのでしょうか?

 

保護者の方が最も心配されるのは副作用です。

 

当院では2025年の1年間に延べ369名へHPVワクチンを接種しました。

 

その結果、

 

接種後の迷走神経反射による失神:2名

接種部位の腫れや痛み:4〜5名

 

がありました。

 

しかし、重篤な副作用は0件でした。

 

もちろん副反応が全くないワクチンではありません。

 

しかし実際の接種現場では、多くのお子さんが大きな問題なく接種を終えています。

 

接種するか迷っているなら、まず相談してください。

当院では、

「まだ接種するか決めていない」

という段階でのご相談も歓迎しています。

 

実際に、保護者の方が

 

★ネットの情報を見て不安になった

★本当に必要なのか聞きたい

★副作用について詳しく知りたい

 

という理由で来院されることも少なくありません。

 

接種するかどうかは、十分な情報を得たうえで決めることが大切です。

 

 

無料メール相談も行っています

 

受診する前に質問したい方のために、当院ではメール相談も受け付けています。

注)HPVワクチン接種に関するご相談に限ります

 

◆ワクチン接種に関するご相談はこちら⇒info@vivalita.com

 

メールタイトルに「HPVワクチンについて相談希望」と書いて、お気軽にご連絡ください。

費用はかかりません。

 

 

高校1年生は今が重要です

 

現在高校1年生相当の方は、公費接種の期限が来年3月末までです。

 

3回接種を無料で完了するためには、

遅くとも9月頃までに1回目を開始する必要があります。

 

「そのうち考えよう」

 

と思っていると、

 

無料で接種できる期間に間に合わなくなる可能性があります。

できるだけ早めに、1回目の接種をスタートすることをお勧めします。

 

 

夏休みはワクチンデビュー・婦人科デビューに最適です

 

学校がある時期は、部活や習い事で忙しく、なかなか受診のタイミングが取れないという方も少なくありません。

 

そのため、夏休みは

 

 ★HPVワクチンデビュー

 ★婦人科デビュー

 

に最適な時期です。

 

夏休みになって、初めて婦人科に来るお子さんもたくさんいらっしゃいます。

HPVワクチンについてだけではなく、生理痛や月経移動など、日頃気になっていたことなども一緒にご相談いただけます。

 

 

受験生にもおすすめの接種スケジュール

 

受験を控えている中学3年生の場合、

 

7~8月に1回目を接種すると、

2回目が9~10月頃・3回目が1~2月頃になります。

3回目の接種は、少し遅らせても大丈夫です。

 

インフルエンザワクチンの接種シーズンと重なりにくく、

受験勉強への影響も少ないスケジュールです。

 

 

女性医師が対応するので安心です

 

当院ではHPVワクチン接種も女性医師が担当しています。

 

また、

 

保護者同伴可能

初めての婦人科受診でも安心

無理に接種をすすめない

 

ことを大切にしています。

 

まずは相談だけでも構いません。

 

当院は、横浜駅から徒歩でいらっしゃれるので、学校帰りにお立ち寄り頂く場合も便利です。

お気軽にご相談ください。

 

 

よくある質問

Q:HPVワクチンは本当に安全ですか?

重篤な副作用は非常にまれです。当院でも2025年に369名へ接種を行いましたが、重篤な副作用はありませんでした。

 

Q:ワクチンを打てば子宮頸がん検診は不要ですか?

いいえ。将来的には子宮頸がん検診も必要です。

 

Q:まだ小学生ですが相談できますか?

もちろん可能です。保護者の方だけの相談も受け付けています。

 

Q:接種するか迷っています

まずはご相談ください。メール相談も可能です。

何がご不安なのかを伺って、納得して接種する・しないをご選択いただけるようにサポートいたします。

 

 

まとめ

 

HPVワクチンは、将来の子宮頸がんを予防するための大切な選択肢です。

 

横浜市では公費で接種できる期間が決まっています。

 

「受けるかどうか迷っている」

 

という段階でも構いません。

 

まずは正しい情報を知ることから始めてみませんか。

 

当院では女性医師が丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。