妊娠中期・後期のトラブル~切迫早産~

 妊娠22週0日~35週6日の期間に、子宮の収縮が起きたりして「早産になりそうな状態」になることを切迫早産といいます。
 切迫早産の症状は、子宮の収縮(お腹が張る)や出血です。自覚症状の他に、子宮口の開大や子宮頚管長の短縮が見られることがあります。
 切迫早産の程度は、動き回ったり長時間たちっぱなしだった時に時々子宮の収縮が起きる程度の軽いものから、子宮口が開いたり子宮頚管長が2センチ以下に短くなって絶対安静が必要になるような重いものまで様々です。
 子宮の収縮だけであれば張り止めの薬(ウテメリン)を飲んで子宮収縮を抑えることができれば入院の必要はあまりありません。ただ、基本的に安静にする必要があります。
 入院しなければいけない切迫早産は、子宮口が開いている場合・子宮頚管長が3センチ未満に短縮している場合・出血が止まらない場合、などです。
 この場合は、入院して張り止めの薬を点滴したり、トイレもベッドサイドや車椅子で移動するくらい寝たきりの状態で安静を保ったりします。
 子宮の収縮が度々あると、赤ちゃんの体重の伸びが悪くなったり、早い時期に破水するリスクになるので、強い張りがある時はそれを抑える必要があります。
 張り止めの薬であるウテメリンは、動悸・息切れ・頻脈などの副作用が出る事がありますが、自己判断で飲まなかったりするのは危険です。当帰芍薬散という漢方薬にウテメリンの副作用を軽減する働きがありますので、どうしても辛い場合は医師に相談してみるといいでしょう。

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー


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