子宮内避妊具ミレーナのメリット・デメリット - 横浜 婦人科 ポートサイド女性総合クリニック ~ビバリータ~

10.07.14 子宮内避妊具ミレーナのメリット・デメリット

子宮内避妊具ミレーナのメリット・デメリット

 ミレーナの副作用としては、月経周期の異常や不正出血などが主なもので、約88.8%の方に何らかの月経異常が出現するとのことでした。
 ただ、これは副作用というより、ある意味付加されているホルモンの正常な作用の結果なので、何も問題にはなりません。大体6ヶ月間で不愉快な出血はなくなっていきます。

 ピルと比較すると、とにかく入れてしまえば定期的に位置の確認をするだけで、あとは何もしなくていいということが大きなメリットですね。ピルを毎日飲むことが難しい方にはオススメの方法です。
 デメリットは、未産婦さんや子宮の入り口が狭い人には挿入しにくいということです。特に10代や20代の出産経験のない女性では挿入が難しかったり、挿入時に痛みがあったりします。
 子宮内避妊具は、出産経験がない方には使えないのかと言うとそういうわけではありません。非常に細いものに改良されてきているので、出産していなくても使うことは出来るんですね。ただ、入れる時の痛みは経産婦さんより大きくなります。

 個人的には、未産婦さんにはまずピルをオススメしたいところですが、例えば肝臓機能が上がってしまってピルが飲めないとか、ヘビースモーカなのでピルは怖いという方は、試してみる価値はあると思います。

 ミレーナもピルと同じ様に、月経量が減ったり、月経痛が改善したり、子宮外妊娠のリスクを下げたりといった「副効用」があるのも大きな特徴です。これを利用して、避妊の目的以外にも、過多月経の治療や内膜症の術後治療や更年期のホルモン療法の補助としても広く使われているそうです。
 日本では、「避妊」という効能しか認められていないので、治療目的で使う場合にも自費になりますが、ピルには抵抗があるけれど過多月経や月経痛を何とかしたいという方にはオススメしたいですね。
 
 日本はまだまだ避妊後進国なんですが、こうやって女性が自分で出来る避妊法の選択肢が少しずつでも広がっていってくれたら望まない妊娠も中絶も、もっと減らしていけると思います。
 いまだに、妊娠するかどうかの決定を男性に任せてしまっている女性が多かったり、避妊といえばコンドームだと勘違いなさっている方も多いのが現状ですが、少しずつでも正しい知識が広まればいいな~、なんて期待しています。
 
 妊娠は望んでするものです。出来てから悩むのではなく、本当に妊娠したいと思うまで確実な避妊をしましょう。


  ★ミレーナについて動画で説明しています

    https://youtu.be/5HMnGrPaKBY

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清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー