不妊症

 

「高齢」の呪縛は誰がかけたもの?

  今日は自宅のすぐ近くで学会が開催されているので、受けたいセクションだけをちょこっと受講してきました。自転車で会場と自宅を往復できてしまうので、助かりますね。
 受けてきたのは「NIPTについて今後の課題を議論する」というパネルディスカッションだったのですが、改めて出生前診断や、高齢妊娠について考えたくなる内容でした。NIPTとは無侵襲的出生前遺伝学的検査(Noninvasive prenatal genetic testing)の略で、母体の血液を採取することで、そこにわずかに含まれている胎児の染色体も一緒に採取して異常がないかどうかを調べるという検査です。正確には「胎児の染色体」ではなくて「胎盤」の染色体なので、胎児自身の体に流れている血液の成分が、母体の採血で採取できるわけではありません。

 以前から行われていた「クワトロテスト」や「トリプルマーカー」と比べて検査の精度が高いことから、「新型出生前診断」として話題になったこともありました。現在は、検査を受けられる対象や、検査を行える施設を限定した「臨床研究」という位置づけで、検査の機会が提供されています。要するに、誰でもどこでも受けていい検査ではないですよ、という位置づけなのです。
 NIPTの臨床研究については、「NIPTコンソーシアム」のページをご参照ください。

 シンポジウムの中では、主に検査の精度について、つまり「疑陽性」や「疑陰性」や「判定不能」の結果が出たケースについて発表されていましたが、パネルディスカッションでの議論の中心は「限定的な検査にすべきか広く誰もが受けられる検査にすべきか」といった内容でした。特に印象に残ったのは、「『偽陽性』が出た場合、本来は正常に産まれるはずの命が失われることになる」という指摘でした。検査の精度的に、「本当は異常がないのに陽性と出る」割合がゼロではありません。たとえ頻度は低くても、「間違って」染色体異常ありという結果が出る場合もあるのです。検査を受けて「異常あり」の結果を受けた方の90%以上が妊娠を中断するという選択をなさっていました。つまり、異常があることが分かったけれど妊娠を継続するという選択をする人はほとんどいないのです。だからこそ、「異常がないのに陽性」と出てしまうことは大きな問題と言えるでしょう。
 検査を受けた人の「なぜ検査を受けたか」の理由の9割以上は「高齢妊娠だから」というものでした。年齢とともに染色体異常のリスクは上がります。なので、染色体異常がないかどうかをあらかじめ調べておきたいという理由で検査を受けるという方がいらっしゃいます。検査を受けた方がいいかどうかは、事前の遺伝カウンセリングをきちんと受けて、「万が一異常が出た場合にどうするのか」も含めて夫婦でしっかり話し合ってから個々に決めることです。医師も含めて、当事者以外が「受けた方がいい」「受けない方がいい」ということを示すべきではありません。検査を受けることによって「知らないでいる権利」を一部放棄することになる、ということも含めて、当事者が選択することなのだと思います。

 ただ、検査理由のほとんどが「高齢妊娠」であること、そして、年齢を理由に受けた人の9割は正常であるという結果であることを合わせて考えると、「年齢」の捉え方を考え直すべきではないのかと改めて感じました。
 高齢妊娠した方や、高齢で妊娠を目指す方は、ぜひ下記の質問の答えをしっかり導いてほしいと思います。

  「あなたはなぜその年齢まで妊娠しないという選択をしてきたのですか?」

 人によっては「仕事に夢中になっていたら40過ぎていた」「たまたまパートナーが見つからなかった」「病気の治療をしていたらこの年になった」「今まで結婚する気にならなかった」「なんとなくこの年になってしまった」などなど、どちらかというと積極的理由で妊娠する年齢を引き上げたわけではないという方もいらっしゃるでしょう。というか、「好きでこの年になったんじゃないわよ」という方がほとんどかもしれません。 
 それでもあえて、この質問に答えることに意味があるのです。「なぜわざわざ今の年齢で妊娠した(妊娠を目指した)か?」です。

 高齢であることを気にする方のほとんどが、「この年まで妊娠しなかった」ことに罪悪感や後悔など、何らかのネガティブな解釈を持っていることがほとんどです。
 妊娠を目指したい理由を書いてもらっても「年も年なので・・・」という方は非常に多くいらっしゃいます。年齢を気にして出生前診断を受ける場合も、ベースは同じ思考回路が働いている可能性が高いのです。

 私たち産婦人科医にとっては、年齢と妊娠率や、高齢妊娠のリスクについて正確な情報を提供することも大切なお仕事のひとつです。なので、年齢について色々語ってしまいますが、それらの情報は10代や20代の方たちに「今のうちに知っておいて!今なら間に合うから!」ということで伝えているのです。高齢妊娠の方や高齢で妊娠を目指す方に対して「その年齢まで妊娠しなかったこと」を後悔させたりそれを責めたりしているわけではありません。
 高齢妊娠だから何かあったらどうしよう・・・という思いで出生前検査を検討するなら、検査をしない方がよいと言えます。今の年齢まで妊娠をしないという選択をした理由をきちんと考え、「これからの妊婦生活をより安心できるものにしたいから」という理由で受けるのなら、検査の意味があるでしょう。

 あなたはまだ「年齢の呪縛」を大事に持ち続けますか?それとも、上記の質問にサクッと答えて、さっさと手放しますか?
 
 

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日付:2017年7月16日  カテゴリー:不妊症,日々の雑記

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2人目がなかなか来てくれないとお悩みのあなたへ

 

 妊娠のご相談を受けていると、1人目はスムーズに妊娠したのに2人目がなかなか来てくれない、というケースも少なくありません。医学的には、1人目と2人目の大きな違いは数年加齢を重ねているという点ですが、その他にも「上の子がいるからタイミングが合わせにくい」「育休明けたばかりで体力も気力も妊活に集中できない」など、環境要因も足を引っ張ってしまうことがあるようです。


 私は、2人目を希望してピルをやめた最初の排卵で妊娠したのですが、「絶対に」妊娠したいとか、子どもは複数「いなければいけない」とは思っていませんでした。1人いるから絶対じゃないけど、間に合ううちにもう1人来てくれたら嬉しいな~、くらいのスタンスだったんですね。後から色々学ぶうちに、それがすんなり妊娠できた要因の1つになっていたことに気づきました。


 2人目がなかなか来てくれない要因の1つに「何故2人目が欲しいのか」の理由が挙げられます。特に「1人いるんだからいいじゃない」と言われた時に「カチンとくる」人は要チェックです。

 2人目に限らず、なかなか赤ちゃんが来てくれない要因に「妊娠したい理由」がズレているケースは非常に多いのです。特に、2人目の場合、この理由が「外的基準」になっていることが多々あります。
 例えば「兄弟がいないとかわいそうだから」「子どもは複数いた方がいいから」「親が(義理の親が)二人目はまだなのかとせかすから」「周りは2~3人産んでいる人ばかりだから」「1人目の時に『満足のいくお産』ができなかったから」「1人目は完全母乳で育てられなかったから2人目こそは完全母乳で育てたい」「1人目は男の子だったから2人目は女の子が欲しい」・・・などなど。
 これらの理由一つ一つが「なぜ妊娠の妨げになるのか」の説明は長くなるので割愛します。もし、自分が該当していて「なぜダメなの?」と思った方はカウンセリングを受けることをお勧めします。

 「なぜ妊娠したいのか?」の理由が、妊娠を妨げているかどうかを簡単に見分ける方法があります。
 それは、それらの理由を書き出してみて「未来の赤ちゃんになってみて」その理由を眺めてみるという方法です。赤ちゃんの立場に立ってみてそれらの理由を見た時、「あ、すぐにでもこのお母さんの所に行きたい!」と心底思えたかどうかが答えになります。もし、ちょっとでも躊躇したり、「今は行きたくないな」と思ったら、それが今あなたのところに赤ちゃんが来ていない理由です。

 どうでしたか?あなたの「妊娠したい理由」を見て、未来の赤ちゃんはどう感じているでしょうか?どうすれば未来の赤ちゃんが「すぐにお母さんのところに行きたい!」と思ってくれるかが分からないという方は、妊活カウンセリングを受けてみるといいでしょう。きっと、今赤ちゃんが踏みとどまっているストッパーを外すお手伝いができると思います。

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日付:2017年5月2日  カテゴリー:不妊症

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未妊の方向けチェックシート

未妊の方向けのチェックシートです。

クリニックの診療の中でも、ご妊娠を希望されている方につけていただいていますが、つけただけで「妊娠を妨げている自分の中にある隠れた意図」に気付いて、すぐにご妊娠なさる方もいらっしゃいます。

1)あなたが妊娠したいと思った理由は何ですか?

□結婚したら妊娠すべきものだと思っていたから

□子どもは産んでおいた方がいいと思っていたから


□親が「孫の顔が見たい」というから


□子どもを育てたいと思ったから


□夫が子どもを希望したから


□年齢的に早く妊娠しないとまずいと思ったから


□「妊娠できないかもしれない」という不安をなくしたかったから


□「産んでない」うしろめたさをなくしたかったから


□「産んであげられなかった赤ちゃん」に対しての罪悪感をなくしたかったから


□妊娠して今の職場から離れたかったから


□子どもを持つことで「自分の役割」を得たかったから


□子どもが好きだから


□自分の遺伝子を残したいと思ったから


□夫の遺伝子を残したいと思ったから


□「産んで一人前」だと思っていたから

2)結婚するまでの過程で起こりうる困ったことは?


□定期的に性交渉をしなければいけない


□毎月夫に協力してもらわなければいけない


□通院のために仕事を休んだりペースダウンしなければいけない


□妊娠を希望していることを職場にふせておかなければいけない


□たばこやお酒などの嗜好品を我慢しなければいけない


□定期的に婦人科に通わなければいけない


□薬の副作用を我慢しなければいけない


□検査や治療の痛みを我慢しなければいけない

3)妊娠・出産したら起こりうる困ったことは?


□つわりなどの体調不良が出るかもしれない


□陣痛に耐えなければいけない


□分娩時に思わぬトラブルが起きるかもしれない(多量出血や緊急手術など)


□仕事や趣味などが思うようにできなくなるかもしれない


□食事や生活に気を付けなければいけなくなる


□体形が崩れるかもしれない


□夫に「女」として見てもらえなくなるかもしれない


□夫のことを「男」として見れなくなるかもしれない


□自分を子ども扱いして欲しいのにしてもらえなくなるかもしれない


□セックスレスになるかもしれない


□今の夫との子どもを欲しいとは思っていない


□産後うつや育児ノイローゼになるかもしれない


□職場で同僚や男性におくれをとるかもしれない


□「自分のための時間」が無くなるかもしれない


□子どもを愛せないかもしれない


□子どもを産んでも育てる自信がない


□子どものことを最優先しなければいけなくなる


□授乳しなければいけなくなる


□中絶経験による「私は子どもを産む資格がない」という罪悪感を持ち続けられなくなる

4)妊娠しないメリットは?


□「本当は子どもは欲しくない」と言わなくて済む


□定期的に性交渉する口実ができる


□妊娠による体調不良を経験しなくて済む


□仕事や趣味を続けられる


□「自分は妊娠しにくい体質である」という信じ込みを証明できる


□親や夫の希望を叶えるために妊娠することに対して無言で抵抗できる


□たばこやお酒を我慢しなくて済む

5)出産しないメリットは?


□陣痛を経験しなくて済む


□分娩によって命や健康を失うリスクを抱えなくて済む


□体形を維持できる


□おしゃれや趣味を楽しみ続けられる


□仕事を好きなように続けられる


□自分の時間を持てる


□育児に時間をかけなくて済む


□育児にお金をかけなくて済む


□産後の心身の不調を経験しなくて済む


□孫の顔を見せに親に会いに行かなくて済む


□孫の顔を見せに義理の親に会いに行かなくて済む









日付:2017年2月17日  カテゴリー:セルフチェックシート,不妊症

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妊娠のタイムリミットは何歳まで?

  一時期「卵子の劣化」が話題になり、年齢が上がると妊娠が難しくなるということが一般の方にも浸透してくれるようになったのかな、と思われましたが・・・どうやらまだまだ情報は行き届いていないようです。
 最近、立て続けに、40代半ばまたは閉経間際の方から「これから妊娠を希望しているんですが」というご相談を受けています。医師の立場からすると、かなり面食らうくらいのご年齢の方からの相談です。でも、何件も続くので、「こちらの常識は一般の方の常識とは異なるんだ」ということを受け入れざるを得なくなってきました。

 「何歳になったら妊娠は『不可能』になります」という明確な線引きをすることはできません。それは「個体差」が大きいからです。
 クリニックで経験した自然妊娠の最高年齢は47歳でした。でも、それはとてもとてもまれなケースと言わざるを得ません。また、ホルモンを測定したら30代後半で「閉経」の状態になっている方もいらっしゃいます。
 なので、そういった個体差があることを前提に、大まかな目安として40歳を過ぎると妊娠率はかなり下がり、43歳くらいには不妊治療の治療成績のグラフがほぼゼロを示していますよ、というお話をするしかありません。

 でもその情報を受け取るのが45歳では遅いですよね?せめて20代のうちにそういった知識は知っておき、その上で「自分はどうしたいのか」を年齢と自分の価値観と環境を総合的に吟味しながら、「産む・産まない」の選択をしていってほしいなと感じます。
 私は「産んだ方がい」なんてこれっぽっちも考えていません。私自身は自分の人生の中で「子どものいる人生」を選択したいと思ったから、子どもを産みました。でも、「子どもがいない人生なんて考えられない」とも思いません。お一人様時間がたっぷりあって、それはそれで充実した人生になるだろうなと感じています。
 私にとっては、数ある選択肢のうちに一つを選んだにすぎず、その選択が逆であったとしても、人生の幸福度は同じになりうるわけです。

 ただ、ほんのちょっとの「知識」を持っていなかったがゆえに、本当は選びたかった人生を「選択するチャンスを失う」ということが、まだ起きているのだなと感じることがあります。自分の人生を主体的に選び取るためには、やはり必要な知識は必要です。
 もっと学校教育や会社の新人研修の中で、こういった「女性のライフプランの立て方」についての教育がなされてもいいのではないかと感じる今日この頃です。


★妊活のご相談も承っております。
  カウンセリングをご希望の方は、メールかお電話でお問い合わせくださいませ。
   お問い合わせ先:045-440-5577(予約専用電話) info@vivalita.com

日付:2016年9月8日  カテゴリー:不妊症

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「赤ちゃんを迎えに行くワークショップ」を開催します

  3か月間かけて学んできた「シークレット・スライト・オブ・ランゲージ」の講座を、昨日無事卒業しました。
 この手法は、普通のカウンセリングとは異なり、クライアントさんに「変化を起こす」方法です。ビジネスでも日常的な人間関係でも、自己実現でも、体調不良の改善でも、テーマを問わず活用できる魔法のツールなのです。

 早速この手法を応用して、赤ちゃんがほしいと思っている方向けのワークショップを開催することにしました。
 このワークショップに参加すると、一般的には下記のような結果や効果が得られます。
   
   妊娠する方法について具体的に知ることができて今後の選択がしやすくなる
   妊娠する目的が本来の方向とずれていないかをチェックし正しい方向に修正できる
   出産後の姿を明確にすることで目標に到達しやすくなる
   妊娠・出産に対するネガティブなイメージを受け入れやすいイメージに一瞬で書き換えられる
   妊娠までの過程に感じているデメリットを明確にして妊娠を妨げている要因をなくす
   妊娠すると起こりうる困ったことを明確にして妊娠を妨げている要因をなくす
   出産すると起こりうる困ったことを明確にして妊娠を妨げている要因をなくす
   妊娠しないことによるメリットを明確にして妊娠を妨げている要因をなくす
   出産しないことによるメリットを明確にして妊娠を妨げている要因をなくす
   パートナーシップの背景にある問題を明確にして夫婦間のコミュニケーションがとりやすくなる
   夫に自分の気持ちを上手に伝えられるようになり夫の協力が得やすくなる
   「自分は妊娠しにくい」という根拠のない信じ込みをなくしスムーズに妊娠することができる
   なぜ今までは妊娠しなかったのかが明らかになり今後はスムーズに妊娠することができる
   周囲からのプレッシャーや意見が気にならなくなり自分らしさを保つことができる

 これから妊娠を考えている方から、すでに長期間通院している方まで、幅広く有効な内容です。
 パートナーの方とのご参加や、男性のみのご参加も大歓迎です。
 詳細は下記をご参照下さい。
 
 ~そうか!こうすれば簡単に赤ちゃんを迎えにいける!!~
  赤ちゃんを迎えに行くワークショップ

  講師:清水なほみ
  日時:1月31日(日) 14:00~15:30
  場所:ポートサイド女性総合クリニック(http://be-proud-07.sakura.ne.jp/vivalita.com)
  参加費:3000円(当日お支払いください)
  お問い合わせ・お申し込み:info@vivalita.com

日付:2015年12月22日  カテゴリー:不妊症,新着情報

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妊娠したい方向けのメタファー

 この週末のシークレット・スライト・オブ・ランゲージの講座では、後半メタファーについて学びました。メタファーは、私が一番得意とするカウンセリング技法かもしれません。もともとタッチフォーヘルスを学ぶ中で、メタファーについて初めて知って、診療の中でもちょくちょく取り入れたりしていたんですよね。今回の講座では、メタファーの使い方をさらに細かく学んで応用範囲を広げていきました。
 練習の中で、いくつかメタファーを作っていったんですが、講師の先生からもほかの参加者の方からも、お褒めの言葉をいただいたメタファーができたので、せっかくなのでシェアさせてくださいませ。不妊症の方は、寝る前にこれを読むか、誰かに読んでもらうといいですよ。深い意味は考えなくていいので、ただそのままを読むだけでOKです。

 風水的に、赤ちゃんを授かりたいときにはベッドサイドにザクロを置くといいんだようです。
 ザクロって、赤い実がたくさん実るんですよね。
 実を食べたことあります?
 実より種がしっかりあって、食べるときは種を入れておく受け皿があった方がいいかもですね。
 種をまいてみたら、ザクロの実が実るかもしれませんよ。

日付:2015年11月23日  カテゴリー:不妊症,日々の雑記

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妊娠したいのにできない本当の理由

  シークレット・スライト・オブ・ランゲージの視点で「病気」を見ると、病気も無意識のうちに本人が望んだ結果なのだということがよくわかります。
 病気の場合、その病気になる「メリット」が存在することが多いように感じています。実は、先々週末から1週間次女が体調不良で保育園をお休みしていたのですが、それを見ていた長女はずっと自分もお熱を出して保育園をお休みしたいと言っていました。そして、見事に(?)先週末からお熱を出してこの3日間保育園をお休みしています。長女にとっての病気になる「メリット」は、保育園をお休みできるし、お母さんは妹より自分を優先して優しくしてくれるし、ご飯を食べなくてもアイスクリームがもらえるし、いいことだらけなわけです。でも、頭痛と口内炎による痛みが辛いらしく、「明日にはお熱治る?」と言うので、「保育園休めるけど頭痛いのと、元気になって保育園行くのとどっちがいい?」と聞いたら、「元気になって保育園お休みするのがいい!!」とのこと・・・(笑)

 妊娠したいのになかなか妊娠しない場合や、不妊治療を行っているのに治療が思うように進まない場合も、同じことが言えます。
 不妊の場合、まず最初にチェックした方がいいのは「何のために妊娠したいと思っているのか」です。妊娠が「目標」ではなく「手段」になっていないかをしっかり見極める必要があります。例えば、「パートナーの心をつなぎとめたい」とか「親を喜ばせたい」とか「産んでないという劣等感を払しょくしたい」とか「妊娠できないかもという不安をなくしたい」とか「過去に産んであげられなかった罪悪感を消したい」といった、妊娠を何らかの手段にしようとしている場合、そもそもゴールの設定が「妊娠」ではないのでうまくいきません。
 私が長女の妊娠を目指し始めた時、実は末期がんの父親を看病しているところでした。「花嫁の父」という大役を終えた後、父の次の「楽しみ」を作りたいと思って、早く「孫が生まれるよ」と伝えたくて焦って妊娠を目指していたんですよね。でも、その時は全然卵が育たなくなって結局妊活をいったん中断せざるを得なくなりました。父が亡くなってちょうど1年後に、長女が誕生したのです。

 次にチェックした方がいいのが、「妊娠・出産によってもたらされるデメリット」です。女性は妊娠したら「今まで通りの生活」は続けられなくなることがあります。産後も、体調が十分に回復しなかったり、思うように職場に復帰できなかったり、育児のストレスにさらされたり、ちょっと考えただけでも多くのデメリットが挙げられてしまうのではないかと思います。特に、妊娠経験や出産経験がある方は、初めての方よりもそのデメリットを強く感じる可能性があります。最初の妊娠でつわりがひどくて辛い思いをしたとか、お産が大変でその後体調不良が続いたといったケースでは、「また同じことが繰り返されるのか」という恐怖が潜在的に残るからです。
 何にデメリットを感じているのかは、夫婦でシェアし合うということがとても重要になります。特に女性側の感じていることを、パートナーに知ってもらうだけでも、具体的な解決方法を2人で探してみたり、「理解してもらえた」という安心感がそのデメリットを薄めてくれる効果が期待できます。

 そして、もう1つ忘れてはいけないのが「妊娠・出産しないことによるメリット」のチェックです。不妊治療を続けている方の中に、よくよくお話を伺うと「私はそんなに子どもが好きではないんですけれど、夫がどうしても子どもがほしいというので」という方もいらっしゃいます。この場合、「不妊治療までしたけど妊娠できなかったの」という結果を提示することで、「本当は子どもは欲しくないの」と言わなくて済むわけです。
 また、人工授精を繰り返している方で、「夫とのセックスが嫌」という方もいらっしゃいました。人工授精だと、セックスしなくても妊娠は目指せるんですよね。治療中であることが、セックスを断る口実にもできます。もし私が、この方を今担当していたら、「妊娠中や産後は医師から堂々と『セックス禁止』って言ってもらえますよ」とささやくかもしれません。
 
 妊娠できない本当の理由を探すポイントは、他にもいくつかあるのですが、まずは重要な3つのポイントを挙げてみました。
 もし、自分ではうまく原因が探し出せない、または原因は分かったけどどうしたらいいのか分からない、という場合は健康サロン(http://be-proud-07.sakura.ne.jp/vivalita.com/salon/healthcare.html)でカウンセリングも承っていますので、お気軽にご相談ください。ご予約・お問い合わせはメール(info@vivalita.com)でお願いいたします。

日付:2015年10月29日  カテゴリー:不妊症,日々の雑記

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妊活セミナーについてのアンケートにご協力ください

8月または9月に、妊活WOMANさんとコラボで妊活初心者向けセミナーを開催したいと考えています。

開催日程を検討中なのですが、できるだけ参加ご希望の方がいらっしゃりやすい日程に設定できたらと思いまして、開催日時についての簡単なアンケートを行うことにしました。

現在妊活中の方、これから妊活を始めようと考えている方、ぜひご協力くださいませ。

http://sns-real.com/ninkatsu/289.aspx

日付:2015年7月3日  カテゴリー:不妊症,新着情報

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妊娠を目指すなら基礎体温は必須?

 婦人科を受診すると「まずは基礎体温をつけましょう」と言われた経験のある方は、多いのではないかと思います。基礎体温は、ホルモンの状態や排卵の有無を簡単に非侵襲的に調べる方法として気軽に取り入れられるため、患者様ご本人も自主的につけていらしたり、診察の現場でも「とりあえず」で勧められることもしばしばあるようです。
 また基礎体温をつけることが、規則正しい睡眠を心がけたり、自分の体の状態と向き合うきっかけになる場合もあります。基礎体温のつけ方だけでも、その方の性格や生活のスタイルがある程度把握できます。

 ただ、基礎体温が2相に分かれているからと言って「絶対に排卵している」と言い切れない場合もありますし、年齢や状況と治療目的によっては、基礎体温が必ずしも必要とは限らないケースも多々あります。
 不妊治療を希望される方には、基本的には基礎体温をつけるようにお勧めしていますが、2人目妊娠をご希望の方にはあまり無理につけるようにと言わないようにしています。
 なぜなら、私自身が2人目の妊娠を目指す時に、2歳の娘を見ながら基礎体温を毎日つけるなんて絶対に無理だったからです。自分ができないことを、患者様に強要するなんてできません。

 2人目や3人目を目指す場合、上のお子さんがまだ小さいと睡眠のリズムが不規則だったり、早朝から子どもに起こされたりで、「起き上がる前に5分感じっとして体温計を加えるなんて無理!」というのが実際だと思います。
 私自身は、最初から基礎体温をつけることは諦めて、排卵日近くに2日に1回超音波検査をして卵胞を確認し、排卵日の2~3日前と排卵日直前にタイミングを合わせるようにしました。

 妊娠を目指す場合、基礎体温はつけられるならつけた方がよいのですが、次のような条件を満たしていれば無理につける必要はないと考えています。
  

  *きちんと排卵していることが確認できている
  *黄体機能が正常であることが確認できている
  *月経周期がほぼ安定している又は排卵を確認できるまで月に2~3回超音波検査を受けに通院できる

 

 排卵の確認は、超音波検査とホルモンの検査を組み合わせれば可能です。排卵の時期に成熟卵胞があり、その数日後にその卵胞がきちんと黄体になっている(未破裂黄体化のう胞になっていない)ことが確認でき、ホルモン基礎値にも黄体機能にも異常がなければ、ほぼ排卵周期と思っていいでしょう。月経周期が安定してればなおさらです。
 月経不順がある場合は、検査した時にたまたま排卵していて、そのほかの周期は無排卵ということもありうるので、毎月卵胞確認をした方が確実ではあります。

 黄体機能は、通常「基礎体温が上がったら採血に来てくださいね」と言われますが、超音波検査で排卵直前の卵胞が確認できれば、その4~5日後には高温期に入っているはずなので、基礎体温をつけていなくても採血の時期を見測ることが可能です。

 月経周期が安定している方の場合は、基礎体温をつけなくても「一番妊娠しやすい時期」がだいたい特定できます。
 排卵してから次の月経が来るまでが14日間というのは、ほぼ個人差なく決まっているのです。なので、28日周期の方であれば月経初日から14日目くらいが排卵日であると予測できます。
 効率よく妊娠を目指すには、排卵日当日より2~3日前からタイミングを合わせておくことが重要なので、月経周期が28日なら月経初日から11~14日目の期間に集中的にタイミングを合わせれば、基礎体温とにらめっこする必要はありません。
 月経周期が毎月40日くらいなのであれば、チャンスは月経初日から23~26日目くらいということになります。

 月経周期が不安定な場合は、毎月の卵の育つペースがまちまちなので、基礎体温をつけずに自分でタイミングを合わせることは難しくなってきます。
 毎月排卵するタイミングが異なるので、超音波検査で卵胞の育ち具合を時間を追って見ていき、卵胞が16㎜以上になってきたらその日から3日間くらいタイミングを合わせ続けるか、卵胞が18㎜を超えた段階で排卵誘発の注射をして、注射当日と翌日にタイミングを合わせるといったことが必要になってきます。
 

 いずれにしても、一定の条件を満たせば、基礎体温がなくても妊娠を目指すことは可能です。
 「基礎体温もつけられないなんて、ダメな私・・・」なんて、申し訳なく思う必要はありません。
 自分にできる方法で、できる範囲で、自分の体と向かい合っていけばいいのではないでしょうか。

日付:2014年7月21日  カテゴリー:不妊症

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不妊治療の第1ステップ・タイミング法

 ひとくちに「不妊治療」と言っても、タイミング法や漢方治療から体外受精といった高度な生殖補助医療まで幅があります。年齢や不妊の原因によって、タイミング法から徐々にステップアップしてもいい場合もあれば、いきなり体外受精が必要な場合もあるんですね。
 タイミング法というのは、排卵日の見当をつけて妊娠の可能性が高い時期を狙って夫婦生活を持つという方法です。精子の寿命が3~4日間くらいで卵子の寿命が約24時間なので、排卵日の3日前と排卵日当日にタイミングを合わせるのが一番効率がいいと言われています。
 ただ、お仕事の都合などでなかなかこの通りに夫婦生活を持てないということもありますから、排卵4日前~排卵日のどこかでチャンスを作るつもりでいればいいでしょう。
 排卵日を予測する方法は次のようなものがあります。
  基礎体温をつける
  排卵日チェッカーで調べる
  超音波検査で卵胞の大きさを調べる
 上から順に、下に行くほど確実な方法になります。
 月経周期がある程度安定している方は、周期から14日を引いた日数が大体の排卵のタイミングになりますので、例えば30日周期の方でしたら月経初日を月経周期1日目として16日目辺りが排卵日ということになります。
 周期にばらつきがあったり、基礎体温をつけてもよく分からないという方は、普段そろそろ排卵日かなと思っているタイミングで一度超音波検査を受けてみるといいでしょう。
 超音波で卵巣を見れば、どのくらい排卵の準備が進んでいるかが確認できますので、よりピンポイントで排卵日を予測する事が可能です。

日付:2010年11月25日  カテゴリー:不妊症

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