日々の雑記

 

ピルの種類と値段 副作用のでかたは異なる?【横浜の婦人科】

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ピルの種類は何種類?(横浜の婦人科で保険ピル処方)

 

現在「月経困難症」の治療薬として発売されている、保険適用薬のピルは以下の種類があります。これらのピルは、「月経困難症」の治療目的で使用する場合は保険で処方することが可能です。

実際は、「月経困難症」だけではなく、月経不順やPMSやニキビの治療目的で使用する場合も、保険適用になっていることがほとんどです。保険適用であれば、避妊用の自費のピルより安くピルを購入することが可能です。

 

★()内はジェネリック

ルナベルLD(フリウェルLD)

ルナベルULD(フリウェルULD)

ヤーズ(ドロエチ)

ヤーズフレックス

ジェミーナ

 

 

一方、保険がきかない自費のピルは、「避妊目的」で使用するピルです。

現在日本で使用できる避妊用のピルは

トリキュラー21または28(ラベルフィーユ)

マーベロン21または28(ファボワール)

の実質2種類です。

 

ピルの種類は、服用の目的や出ている症状によって医師が選ぶことが多いですが、自分でリクエストすることもできます。

 

保険適用のピルと自費のピルの違い

ピルの種類には、「保険適用されるもの」と「自費でしか処方できないもの」があります。最大の違いは、「避妊目的」で使用できるのは自費のピルであるという点です。保険適用のピルを避妊目的で処方することはできません。

純粋に避妊のみの目的でピルを処方してもらう場合は、自費のピルから選択することになります。

一方、生理痛や生理不順の治療でピルを使う場合は、保険適用のピルでも自費のピルでも処方することが可能です。保険適用のピルの方が、安く購入することができますし、ホルモン量が少ない「超低用量ピル」を選択することができるので、通常は治療目的でピルを服用する場合は保険適用のピルを処方してもらうことがほとんどです。

 

自費と保険では、費用の自己負担額が異なります。

自費のピルは、値段を各病院が自由に決めることができるため、病院によって価格が異なります。だいたい、1シート(1月分)が2500円~3500円くらいの病院が多いようです。

ちなみに当院では、自費のピルは一般の方が1シート3000円、学生さんは1シート2000円です。

 

保険適用のピルは、厚生省が決めた値段で処方されますので、どの病院で処方してもらっても1シートの値段は同じです。

ピルの種類によって異なりますが、保険証が3割負担の場合では、先発薬品だと2000~2500円、後発薬品だと700~850円くらいです。

 

 

ピルの種類は?

ピルの分類は、「含まれているホルモン量」「含まれている黄体ホルモンの種類」「飲み方の違い」によって分類できます。

 

★含まれているホルモン量による分類=低用量と超低用量

ピルの中に含まれている「卵胞ホルモン」の量が50μg以下のものが低用量で、30μg以下のものが超定量用です。

 

 

低用量ピル=トリキュラー(ラベルフィーユ)・マーベロン(ファボワール)・ルナベルLD(フリウェルLD)

超低用量ピル=ルナベルULD(フリウェルULD)・ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス・ジェミーナ

 

 

★含まれている黄体ホルモンの種類による分類=第1世代~第4世代

ピルに含まれている「黄体ホルモン」の種類によって、第1世代から第4世代まで分類されています。黄体ホルモンの種類の違いは、むくみやニキビの出やすさと関係しています。

 

第1世代=ルナベルLD・ULD(フリウェルLD・ULD)

第2世代=トリキュラー(ラベルフィーユ)・ジェミーナ

第3世代=マーベロン(ファボワール)

第4世代=ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス

 

 

★飲み方の違い=周期投与か連続投与

ピルは基本的に4週間に1回出血が来るように、偽薬を服用するまたは休薬期間を設けて服用します。毎月生理が来るような飲み方を「周期投与」と言います。

これに対して、出血が来る回数をできるだけ減らして、負担を軽くした服用方法が「連続投与」です。連続投与できるピルは、ヤーズフレックスとジェミーナの2種類です。

 

ヤーズフレックスは、最大120日まで連続服用が可能です。120日薬を飲んで、4日間休薬をとります。4か月に1回しか出血が来ないので、生理の度に痛みが気になる人や、出血量を減らして貧血を予防したい場合にとても有効です。

ジェミーナは、77日間連続服用して1週間休薬をとります。3か月に1回の生理にできるということですね。

 

 

ピルの種類による副作用の違い

ピルの種類によって「よい・悪い」があるわけではありません。どちらかというと、個人に「合う・合わない」があります。ピルが合わない場合、吐き気やむくみなどの不快な症状が続くことがあります。

飲み初めに不快な症状が出ても、1~2週間すると治まってくることが多いので、飲み始めてすぐに「ピルが合わない」と判断するのは少しもったいないかもしれません。吐き気止めやむくみを改善する漢方などを併用しながら、まずは1~2サイクル飲んでみることをお勧めします。

 

一般的に、ホルモン量が少ないほど頭痛や吐き気は起きにくくなります。逆に、ホルモン量が少ないほど、不正出血の頻度が多くなります。

黄体ホルモンが、第1世代や第4世代のものの方が出血量が減りやすいので、それによって痛みも軽くなることが多いのですが、必ずしも出血量と痛みの程度が連動しない場合もあります。

 

男性ホルモンを抑えたり、むくみを改善したりする作用があるのが、第4世代の黄体ホルモンです。

なので、むくみやニキビが気になっている人の場合は、ヤーズ(ドロエチ)が適しているケースが多いと言えます。しかし、他の種類よりヤーズを服用したときの方が肌荒れが気になるとおっしゃる方もいらっしゃるので、どのピルが一番合うのかは試してみなければわかりません。

 

 

ピルの種類を変更する場合の注意

ピルは、初めて服用する時が、最も血栓症リスクが高い状態です。通常は3か月以上継続的に服用しているうちに、血栓症リスクが徐々に下がって安定していきます。

 

ピルの種類を変更すると、この血栓症リスクが「初めて飲むとき」と同じレベルに戻ります。なので、種類を変更した時も、変更後3か月間は最も血栓症リスクに注意が必要な期間となります。

 

いろんな種類を試して、一番合うピルを見つけるのが良いのですが、あまり頻繁に種類を変更すると、ずっと血栓症リスクが高い状態になってしまいますので注意が必要です。

 

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★ピルのオンライン処方について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください

⇒「ピルのおすすめクリニック12選!オンライン処方や低用量など種類別に紹介

 

★ピルについてはこちらのページもご参照ください。

⇒「ピルを飲むと生理はどうなる?期待できる効果やオンライン処方できるクリニックを紹介!

⇒「低用量ピルの効果は?肌荒れや避妊効果など特徴を解説

⇒「ピルの種類には何がある?低用量ピルの違いや目的別のおすすめクリニックを紹介

日付:2024年7月24日  カテゴリー:日々の雑記

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生理不順だと妊娠しにくい?【横浜の婦人科】

生理不順はどの年代でも起こりうる(横浜の婦人科・女医が解説)

 

クリニックにいらっしゃる患者様の訴えの中で、一番多いのは生理不順や生理以外の出血です。
ご年齢は10代の方から50歳前後の更年期世代まで様々・・・生理が始まったばかりの思春期も、閉経が近づいてくるプレ更年期も、生理不順になりやすい年齢ではあります。年齢によって、生理不順になる原因は異なりますが、生理不順になる年代は意外と幅広いのです。

 

最近は、ストレスや冷えやすい生活の関係か、本来であれば一番ホルモンバランスが安定しているはずの20代~30代の方にも、生理不順で悩まれる方が増えている印象です。本来なら、一番妊娠する確率が高い年代ですが、生理不順だと妊娠しにくくなる可能性があります。生理不順で妊娠できる確率がどのくらいであるかは、生理不順の程度や原因によりますので、必ずしも「生理不順だから妊娠できない」というわけではありません。

生理不順のパターンは色々ありますが、周期が安定しない・少量の出血がダラダラ続くといった症状が多く見受けられます。

 

 

どこからが生理不順?45日は許容範囲?(横浜の婦人科)

正常な生理の基準は、25~38日周期とされています。普段は30日前後で生理が来ているけれど、年に1~2回40日くらいになることがある、という程度であれば問題ない範囲の乱れである可能性が高いでしょう。

逆に、周期は25~38日の範囲に入っているけれどばらつきが大きく、ごく少量の出血で終わることもあるという場合は、無排卵の可能性もあります。1~2か月基礎体温をつけてみて、体温がずっと低いままであれば、婦人科で相談することをお勧めします。

また、「急に体重が減った後に生理が来なくなった」「精神科で処方された薬を飲み始めたら生理が乱れた」「徹夜続きで体調を崩したら出血が止まらなくなった」など、明らかに生理不順の原因に心当たりがある場合は、様子を見ずに早めに受診した方がいいでしょう。

 

 

その他に、受診した方がいい生理不順の基準は、

*生理の周期が24日未満または45日以上

*生理が1~2日で終わる

*基礎体温をつけても体温がずっと低い

*3か月以上生理が来ない

といったケースです。

特に、今すぐに妊娠したいと考えている人で、周期のばらつきが気になる場合や、基礎体温が低いままの場合は、早めに受診することをお勧めします。

 

 

生理不順だと妊娠しにくい?(横浜の婦人科)

20代~30代の生理不順の場合、よく聞かれるのが「このままだと妊娠しにくかったりしますか?」というご質問です。すぐに妊娠を希望しているわけではなくても、「生理不順だと妊娠しにくいかも」という漠然とした不安は抱えやすいようです。

 

ホルモンのアンバランスや無排卵は不妊の原因になりますから、生理不順を放置していれば妊娠しにくくなる可能性はあります。
逆に、生理不順だからといって妊娠しないわけではありませんから、妊娠を希望していない方は必ず避妊が必要です。

生理不順だと、妊娠する確率がこのくらいです、という明確な数値はありません。そもそも、生理不順ではなくても、20~30代の健康な女性の妊娠率が「1年間で85%」というかなりアバウトな算出しかできないのです。

 

生理不順の原因にも色々あり、一番頻度が高く、「妊娠しにくさ」につながる原因は、「多のう胞性卵巣症候群」です。「多のう胞性卵巣症候群」は、排卵がうまくいかなくなるために、生理の周期が不規則になったり、中途半端な出血がダラダラ続いたりしやすくなります。

男性ホルモンが高くなることも多く、生理不順以外に、ニキビや多毛などの「男性化兆候」を伴うことも少なくありません。

 

また、体重が減ったことによる無月経=体重減少性無月経の場合も、この状態を放置してしまうと、妊娠しにくさにつながる可能性があります。

体重減少が原因の場合は、まず適切な体重に戻すことが重要となりますので、婦人科的なアプローチだけではなく、精神科や内科的な治療を総合的に行っていく必要が出てくる場合も少なくありません。

 

 

生理不順の治療法は?(横浜の婦人科)

生理不順の方が妊娠を希望されている場合、漢方でホルモンバランスを整えたり、排卵誘発剤できちんと排卵するサイクルに導く治療が中心になります。生理不順で排卵していない場合は、妊娠しにくいというより妊娠を目指すことができませんので、「いかにして排卵させるか」が治療のポイントになります。

排卵誘発剤は、使い方によっては多胎のリスクが発生するので、治療への反応がイマイチな場合は、不妊治療専門機関で治療した方が安全です。

 

そこまで妊娠を急いではいないけれど、妊娠希望はある方の場合、排卵を促す前に3ヶ月ほどピルで卵巣を休ませてホルモンバランスを整えることもあります。遠回りに感じられるかもしれませんが、その方が、スムーズに排卵しやすくなったりすします。

また、高プロラクチン血症や甲状腺機能異常のせいで生理不順になっている場合は、妊娠を目指すことを前提に、これらのホルモンを整えていきます。場合によっては、ホルモンが正常化しても、妊娠が成立するまでホルモンを抑えたり補ったりする薬を継続するケースもあります。

 

 

生理不順でも妊娠できる?(横浜の婦人科)

生理不順だからといって、必ずしも妊娠できないまたは妊娠しにくいわけではありません。

ただ、異常に気付かずに放置してしまうと、妊娠しにくさにつながってしまう可能性はあります。

適切な治療を行うことや、現状を把握しておいて、将来妊娠したいと思った時にどのような対処が必要なのかをあらかじめ知っておくことが、安心して妊娠を目指すことにつながります。

 

生理が毎月きちんと来ない、少量の出血が10日以上続く、月に2回生理が来る・・・といった症状がある方は、お早めにご相談くださいませ。

 

 

【横浜の婦人科】ご予約はこちらから

日付:2024年7月22日  カテゴリー:日々の雑記

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ピルを休薬しないで飲み続けるとどうなる?【横浜の婦人科】

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ピルの種類は?~横浜の婦人科でピル処方~

月経困難症つまり生理痛の治療薬として発売されているピルには「低用量」と「超低用量」があり「超低用量」のピルには「周期投与」と「連続投与」という2種類の服用方法が選択できるタイプがあります。

「連続投与」は、3~4か月間ピルをずっと飲み続ける服用方法です。

 

 

周期投与タイプ

→ルナベルULD(フリウェルULD)・ジェミーナ21錠・ヤーズ(ドロエチ)

 

連続投与タイプ

→ヤーズフレックス・ジェミーナ21錠+28錠

 

 

「周期投与」は、「周期的に月経様出血(消退出血と言います)を起こす」方法で服用するという意味です。21日間実薬を服用し、7日間休薬するか、24日間実薬を服用し4日間偽薬を飲むことによって、28日サイクルで定期的に消退出血を「来させ」ます。

 

一方、「連続投与」は、実薬を服用する期間を引き延ばすことによって消退出血の間隔を28日よりも延長して「年間の出血回数を減らす」方法です。要するに、ピルを休薬せずに飲み続けるということです。

ピルを飲み続けている間は、生理が止まった状態になりますので、3~4か月間ピルを続けて飲めば、その間生理を止めていることになります。要するに、ピルで生理を3か月くらい止めておくことができるということですね。

 

具体的には、実薬を77日間続けて飲んで7日間休薬するタイプと、実薬を最長120日まで続けて飲んで4日間休薬するタイプがあります。簡単に言うと、消退出血の回数を年間3~4回に減らすことができることになります。

 

どの種類や服用方法が適しているのかは、「ピル処方の流れ」の中の「3:医師との面談」の時に、直接医師と相談します。

 

 

ピルを休薬せずに飲むメリット

「周期投与」つまり休薬期間を設けて飲むメリットは、「生理が毎月来る」ことです。出血が定期的に来ることで安心感を覚える方にとっては、「周期が整う」というメリットがあります。

また、毎月出血を確認することで「妊娠していないことの確認」をしている人にとっても、周期的に出血があることが安心につながるでしょう。

 

 

しかし、医学的には毎月出血を「わざわざ来させる」メリットはなく、むしろ、トータルの出血量が増えたり、毎月痛みを感じることによるデメリットの方が大きくなる可能性があります。

実際、内膜症のリスクはトータルの出血量と比例して高くなるというデータもありますので、毎月出血を来させるより、ピルを続けて飲んで年間3~4回の出血で済ませた方が内膜症リスクも減らすことができるのです。

 

 

「連続投与」つまり休薬せずに飲むメリットは、出血回数を減らせるということです。ピルで生理がこないように止めておくので、休薬した時だけ出血します。

出血回数が減れば、月経前後の不調を感じる回数も減り、貧血も予防でき、内膜症リスクも下げることができます。

 

また、休薬期間に何らかの不調が出る場合も、「連続服用」の方が不調が出る回数を減らすことが可能です。例えば、休薬期間に起きる出血で、腹痛や腰痛がつらい場合や、休薬期間に情緒不安定になったり頭痛が起きたりする場合です。

 

 

デメリットとしては、連続服用している途中で不正出血が起きてしまうことがあるという点です。長期間服用し続けることによって、途中の不正出血は起きにくくなりますが、患者様のお話からの印象ですと、飲み初めの3~6カ月間は「3シート連続しようと思ったけれど途中で出血してしまった」といったことが起こりうる様です。

 

ヤーズフレックスは最長120日まで連続服用ができますが、飲み始めて半年くらいは、120日続かずに出血してしまうことの方が多いようです。「ヤーズフレックスを120日飲み続けようと思ったけれど途中で出血してしまった」という場合は、必ずしも異常ではないので、何日サイクルが自分にとって最適なのかを探っていくとよいでしょう。

ヤーズフレックスは「フレキシブル服用」ができます。そのため、ヤーズフレックスを連続服用していたら途中で出血してしまったという場合、出血した時点でいったん4日間の休薬をとってリセットし、再度連続服用を再開することができます。

ずっと飲み続けていると、だらだら不正出血して不快という場合は、いったん休薬を挟んでみることをお勧めします。

 

 

どのくらいまで飲み続けると出血が起きるのか、自分のリズムがつかめてくると、思わぬ出血が起きる前に休薬をとったりしてうまくコントロールしていけます。

 

 

休薬期間の情緒不安定や頭痛も軽減

ピルを休薬せずに飲むメリットは、単純に出血の回数が減るというだけではありません。

休薬期間中は、多少ですが血液中の女性ホルモンの量が下がります。つまり、ホルモンの「波」ができてしまうのです。

これによって、休薬期間中に情緒不安定になったり、頭痛や吐き気が起きたりする場合があります。

 

また、休薬期間中に、いったん脳への「ホルモンが十分ありますよ」という信号が途絶えることになるので、脳から卵巣へ「卵を育てなさい」という命令が出やすくなります。

休薬せずに飲み続ければ、この「脳からの命令」も抑えたままになりますので、女性ホルモンの量が変動しにくくなりますし、すり抜け排卵のリスクも抑えることができます。

 

つまり、ピルを休薬せずに続けて服用することは、いろんな点でメリットがあるのです。

 

 

休薬しないと「血がたまる」?

ピルを休薬せずに飲むと、本来休薬中に出るはずの出血がないわけですから、人によっては「どんどん子宮の中に血がたまってしまうのでは?」と心配になるかもしれませんね。

よく、「出血が来ない間は子宮の中に『不要なもの』がたまっていくのですか?」ということを質問されますが、ピルの働きとして出血の元となる「内膜」を「厚くさせない」という効果があります。なので、飲み続けている間も子宮の中に内膜が「たまらない」ようにしているのです。

実際、28日周期で出血を来させていた時よりも、ピルを休薬せずに連続服用した時の方が出血量が減ってきたという方の方が多いので、「3カ月出血を止めていたら3か月分たまりにたまった分がどっと出るのではないか」という心配は不要です。

 

毎月出血を来させる方が、「デトックス効果がある」というのも、大きな誤解ですので、ピルは休薬せずに飲んでも大丈夫です。

ただし、連続服用タイプのピルであっても、添付文書で定められている77日または最長120日までという服用期間は守る必要があります。

何のために、3~4か月に1回は休薬することになっているのかというと、万が一ピルを服用中に「気づかずに妊娠」していた場合に、休薬中の出血が来ないことでその妊娠に気付くことができるようにするためです。

逆に言えば、性行為の経験がないなどの、「絶対に妊娠していない」と言い切れる場合は、休薬を全くせずにピルを飲み続けても、何も問題ないということになります。

 

もちろん、添付文書に記載している期間を超えて飲み続けることは、基本出来にはできません。イレギュラーな飲み方をする場合は、医師と相談しながらになります。

 

ピル処方の流れ

当院では、すべての種類のピルを処方しています。服用の目的やご本人のご希望を伺いながら、どのピルにするかを相談して決めていきます。

ピルの種類も徐々に増えてきていますから、ぜひご自身のライフスタイルに合ったピルをチョイスしてみてくださいね。

 

一般的なピル処方時の流れは、次のような手順になります。

1)問診票の記入

2)血圧測定

3)医師との面談

4)必要に応じて検査(超音波検査やホルモン採血など)

5)ピルの服用方法や副作用の説明

6)お会計

 

 

避妊目的でピルを処方する場合は、4番目の検査は不要です。

生理不順で処方する場合は、超音波検査とホルモン検査(採血)が必要です。

生理痛で処方する場合は、超音波検査と場合によっては腫瘍マーカーの検査(採血)が必要になります。

 

ピルの種類や服用方法は、3番目の医師とお話しする際に相談できます。

 

 

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★ピルのオンライン処方について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください

⇒「ピルのおすすめクリニック12選!オンライン処方や低用量など種類別に紹介

日付:2024年7月22日  カテゴリー:日々の雑記

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新しい予約システムからの再診予約方法

★3月1日以降のご予約は「CLINICS予約」からお願いします。

 

◆予約希望日の30日前から予約が可能になります。

◆予約希望日の前日23時59分まで予約が可能です。

◆当日予約をご希望の場合はお電話で御予約ください。

 

1)新システムを初めてご利用の場合はアカウント登録が必要です。

「ログイン」ボタンを押して登録画面にお進みください。

 

2)「アカウント登録」を選択

 

3)必要項目を入力

 

4)認証コードを入力

 

5)予約画面で「対面」を選択

 

6)予約したい項目の「詳細を見る」をクリック

*院長希望の場合は「院長再診」・非常勤医師希望の場合は「再診(非常勤医師」をご選択ください。

 

7)「ネット予約する」をクリック

 

8)「受診者選択」で自分の名前を選択

 

9)「対面診療」を選択

 

10)予約したい日時を選択

 

11)保険証を登録

 

12)「予約を確定する」をクリックして予約完了です

日付:2024年2月8日  カテゴリー:日々の雑記

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AGAは男性だけ?女性の薄毛は?後悔する前に知っておくべきこと

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女性にもAGAはある

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称で、「男性型脱毛症」のことを指します。いわゆる「薄毛」ですね。頭髪が抜けたり、細くなってしまうために、頭皮が見えやすくなった状態です。

「男性型」というくらいですから、男性特有のものだと思われがちですが、実は女性にも薄毛で悩むというケースが増えているのです。女性の薄毛は、FAGA=女性男性型脱毛症と呼びます。

 

頭皮の見え方や、どの部分から頭髪が少なくなっていくかによって、タイプ分類がされています。AGAとFAGAでは、このタイプ分類に多少の差があります。

また、好発年齢と言って、頭髪が抜けやすく年齢にも、男女差があります。一般的に、若い年齢から薄毛に悩まされやすいのは男性です。これは、ヘアサイクルの乱れと性ホルモンが関係しているからです。

 

時々、閉経前の方が、子宮筋腫や子宮内膜症の治療のために、女性ホルモンを抑える薬を使った結果、抜け毛が増えてしまって後悔なさる、というケースがあります。

一時的に女性ホルモンを抑えた影響なので、女性ホルモンの働きをもとに戻せば、通常は、毛髪の量も徐々に元に戻ります。

男性のAGAと異なって、明らかに女性ホルモンが減った影響で引き起こされた抜け毛は、ある程度改善が見込めます。

 

 

女性の頭髪が抜けやすくなるのは産後と閉経後・・・ホルモン検査もおすすめ

 

ヘアサイクルを正常に保ったり、髪の毛のツヤやコシを保つのに、重要な役割を持っているのが、卵巣から出る女性ホルモンのうち「卵胞ホルモン=エストロゲン」です。

エストロゲンは、髪の毛だけではなく、肌のハリや潤いも保ってくれる、いわば「美のサポート」をする役割を持った女性ホルモンです。

 

このエストロゲンが、急激に減る時期が、出産後と閉経後の時期です。

 

妊娠中は、エストロゲンが通常の何倍もの量になるため、普段よりも抜け毛が減ります。妊娠中に、髪の毛がつやつやになったと実感することはあまりないかもしれませんが、実は日々抜けている髪の毛の量が減っているのです。

この、多量に出ていたエストロゲンが、出産と同時に一気に急降下して「ほぼゼロ」の状態になります。産後に授乳もしていれば、その後も引き続き卵巣の働きは抑えられた状態になるため、数か月にわたってエストロゲン不足の状態が続くことになります。

 

授乳をしていない場合は、産後2~3か月もすると卵巣の働きは元に戻って、生理が再開します。生理が来ていれば、ある程度エストロゲンは出ているということになります。

 

一方、授乳期間中は完全に無月経状態になる人の場合、授乳期間の数か月にわたって、エストロゲンがかなり低い状態が継続します。

そのため、だいたい産後3か月くらいで、一気に髪の毛が抜けるという現象が起きるのです。妊娠中に抜け毛の量が減っていたことと合わさって、急に抜け毛が増えるので、人によってはとても不安になってしまう場合もあるようです。

 

通常は、授乳の回数が減っていくにつれて、卵巣の働きが戻ってきますので、エストロゲン不足が解消すれば、抜け毛も落ち着いていきます。

FAGAに対する治療薬は、妊娠中や授乳中は使えません。急に抜け毛が増えて、焦って治療を受けたくなるかもしれませんが、授乳期間が終わるまで少し様子を見ましょう。

 

ただし、産後の抜け毛が、エストロゲン不足以外の要因で起きるケースがあります。

出産のときに大量出血してしまったせいで、脳のホルモンを出す中枢部分がダメージを受けた場合です。また、産後の甲状腺機能異常や膠原病の悪化でも、抜け毛が増える場合があります。

単純に、髪の毛が抜けるという症状以外に、疲れやすさや頭髪以外の脱毛などの症状も伴っている場合は、内科で相談してみることをおすすめします。

 

 

閉経によるエストロゲン低下はFAGAの大きな要因

閉経を迎えると、女性ホルモンは「ゼロ」の状態になります。閉経に伴うエストロゲンの現象は、産後のエストロゲン低下ほどの急降下ではありませんが、やはり急激なホルモンの変動が、様々な弊害を引き起こします。

 

エストロゲンの低下に伴って、ほてりや発汗・動悸・頭痛・関節痛・イライラ・落ち込み・不眠などの様々な心身のトラブルが起きてくるのが「更年期障害」です。

 

脱毛、つまり薄毛は、「更年期障害」の症状として取り上げられることはあまりありませんが、ひそかに悩む方が多い症状のひとつです。

人によっては、急に髪の毛が薄くなったりコシがなくなってしまったので、それを隠すために外出時は必ず帽子をかぶるようにしている、という方もいらっしゃいます。

 

全てのケースで、ホルモン補充療法が有効とは限りませんが、閉経とともに急激に頭髪が減ってきた場合、ホルモン補充療法を行うことである程度改善が見込めます。ホルモン剤が使えない条件に当てはまっていなければ、ホルモン補充療法はおすすめの治療法です。

完全に閉経していなくても、生理の周期が長くなってきたり、生理の量が減ってきたら、エストロゲンがかなり減っている可能性があります。気になるようなら、一度ホルモン検査を受けてみるとよいでしょう。

 

FAGAの治療によく使われている薬は、男性ホルモンを抑える作用のあるものです。男性ホルモンを抑えることによる影響が出ると、これらのお薬が使いにくい場合もあります。

更年期治療に使うホルモン補充療法は、女性ホルモンを補うという方法です。直接男性ホルモンを抑える作用はありませんが、女性ホルモンが増えれば、相対的に男性ホルモンの作用は目立たなくなります。

 

閉経前後の方で、一般的なAGA治療を行ってもあまり効果が感じられない場合は、婦人科でホルモン補充療法について相談してみるのも一つの方法です。人によっては、ホルモン補充の方が効果が感じられるというケースもあります。

あまり効果が感じられないと思いながら漫然と治療を受けるより、様々な角度からアプローチしてみることをお勧めします。

 

 

★AGA治療についてはこちらこちらもご参照ください

日付:2024年1月11日  カテゴリー:日々の雑記

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横浜の婦人科で解決!女性の生理のお悩み一覧

生理の基本知識

生理は、女性が毎月経験する自然な生理現象です。卵巣が排卵し、妊娠が成立しなかった場合に子宮内膜が剥がれ落ちることで起こります。これが生理の出血となり、体外に排出されます。

男性にはない独特な体験であり、また、女性の健康状態や妊娠の有無などを知る重要な指標ともなります。生理のサイクルや症状、痛みの対処法など、女性自身がしっかりと理解し、体調管理をすることが求められます。

 

生理周期とは

生理周期とは、1回の生理開始日から次の生理開始日までの日数を指すものです。概ね28日を1周期とし、この間に卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスにより卵子が成熟し、排卵、子宮内膜の増厚などが行われます。

平均的なサイクルは28〜35日とされていますが、個々の体調やストレスなどにより前後することもあります。また、生理周期がブレやすい人、一定期間無い人もいます。これはホルモンバランスの乱れや、体調・ライフスタイルの影響など、さまざまな要因が考えられます。個々のバリエーションを知り、自身の体を理解することが大切です。

 

正常な生理の症状

正常な生理の症状としては、生理血が規則正しく排出されること、痛みが我慢できる範囲であること、生活に大きな支障をきたさないことが挙げられます。

また、一般的に血の量は初日から2、3日でピークを迎え、それ以降は徐々に少なくなります。出血期間は人それぞれですが、3日から1週間が一般的です。血の色も紅から濃い茶色まで、個々により差があります。

このような症状はあくまで「一般的」なものであり、自身の体の状態や変化を観察し、異常があれば専門家へ相談することが重要です。

 

生理痛の原因と対処法

生理痛は、子宮内膜がはがれる際に分泌されるプロスタグランジンという物質により引き起こされます。これが子宮を収縮させ、痛みを誘発します。生理痛が強いと感じる場合は、医師に相談することをお勧めします。軽減方法として、温めることで血行がよくなり痛みが和らぐとされています。ホットパックや温かい飲み物、温湯につかるなどしてみてください。また、定期的な適度な運動は生理痛の予防にも有効です。食生活の見直しも重要で、ビタミンEやマグネシウムを含む食品の摂取を心がけると良いでしょう。また、ストレスの軽減や適度な休息も大切です。

 

 

女性医師の婦人科を利用するメリット

横浜には女性医師が診療している婦人科が多数あります。その利用は特に女性の健康管理にとって多くのメリットを持つかもしれません。横浜の婦人科では女性専門医が在籍しており、患者への適切な診断から治療へと導きます。また、国内外の最新の医療設備を備え、より良い治療を提供するための環境が整っています。さらに、治療後のアフターケアもしっかり行われ、患者が心から安心できる医療サービスが提供されていることが魅力となるでしょう。

 

女性専門医による適切な診断

婦人科を訪れる多くの女性は深刻な不安を抱えています。このような女性たちを適切に診察し、女性の体の特徴や生理現象を理解した上での的確なアドバイスが必要なのです。横浜の婦人科には、女性医師が多く在籍しており、女性ならではの視点で病状を診断し、治療につなげることができます。女性特有の病気、あるいは生活習慣病に至るまで、病状の初期発見から予防まで、親身になって相談に乗ります。患者が安心して症状を打ち明けられるよう、女性医師との親身なコミュニケーションも重視されています。

 

最新の医療設備の利用可能性

横浜の婦人科の施設では、最先端の医療設備を活用して患者の診療が行われます。最新の超音波検査機器や最新型の内視鏡をはじめ、治療効果を向上させる高度な医療設備が整っています。これにより、より正確な診断結果が得られ、患者一人ひとりに適切な治療を施すことが可能となります。また、治療の成功率を高めるためには最新の医療設備の導入は不可欠であると同時に、患者が最新の医療機器を利用することで、安心感を得られるのです。

 

優れたアフターケアの提供

治療が終わった後のフォローアップも重要な要素です。横浜の婦人科では高品質なアフターケアを提供しています。懇切丁寧な説明はもちろん、病状に応じて適切なケアを行います。通院が難しい患者に対しては、電話やメールによるフォローアップやアドバイスも提供し、患者の心身の健康をサポートします。また、再発防止のための健康管理方法の指導、未病の予防策の提案など、患者自身の健康管理を手厚くサポートする体制が整っています。このような巧妙なアフターケアが、安心した医療を受けることが可能となる大きな理由の一つでしょう。

 

 

生理に関するよくある問題

生理、それは女性が健康に生活する上で欠かせない一方で、様々な問題を引き起こすことがあります。生理痛が強い、生理周期が不規則だ、PMS(月経前症候群)の症状が辛いという声は、多くの女性からあがってきます。一見、個々の問題は孤立して見えますが、これらの問題は生理という共通項をもって深く関連しています。これらの問題の原因や対策を知ることで、健康な生活を送るための一助となるでしょう。

 

生理痛が強い場合の対処法

生理痛が強いと感じる場合、まず医療機関に相談することをおすすめします。それは、生理痛の中には子宮内膜症などの病気が隠れていることがあるからです。ただし、多くのケースでは、生理痛は普通の生理現象で、それ自体が病気ではありません。

対処法の一つとしては、温湿布や湯たんぽでお腹を温める方法があります。体温を上げることで筋肉がリラックスし、痛みが和らぎます。また、温かい飲み物を摂ることも効果的です。さらに、ストレッチや軽い運動を取り入れることで血行を良くし、痛みの軽減を図ることができます。

 

生理周期が不規則な理由

生理が不規則になる理由は様々です。その一つが、生活習慣の乱れから来るホルモンバランスの崩れです。普段の生活でストレスを感じると、それがホルモン分泌に影響を与え、生理周期が不規則になります。また、睡眠不足や食生活の乱れ、過度な運動なども生理周期の乱れを引き起こします。

さらに、体調や体重の変化、薬の影響、更年期など生体リズムの変動も生理周期の乱れを引き起こします。これらの状況を改善するためには、規則正しい生活習慣を心掛け、健康管理に努めることが大切です。

 

PMS(月経前症候群)の対策

PMS(月経前症候群)は、月経の約1週間前から始まる体調不良のことを指し、頭痛や倦怠感、肌荒れ、イライラなどさまざまな症状が現れます。これはホルモンの変動が主な原因であり、女性の約8割が何らかの程度で経験すると言われています。

対策としてはまず、自分の体調や感情の変化を記録することです。何がトリガーとなって症状が出るのか、何をしている時に楽に感じるのかを知ることで、自己管理が向上します。また、食生活の見直しも大切です。ビタミンB6やカルシウムが豊富な食品をPMSが予想される期間中に摂ると良いと言われています。リラクゼーションに努めることも大切で、適度な運動や呼吸法などを取り入れることでストレスを軽減することも有用です。

 

 

生理問題に効果的な治療法

生理問題やそれに伴う症状は、放置すれば日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。そんな生理問題には、薬物療法や手術療法などの治療法があります。それぞれの具体的な内容とその効果について詳しく見ていきましょう。さらに、治療後のアフターケアの重要性についても説明します。どの治療法を選ぶべきかは、症状やその原因、体質などによるため、自分に合った治療法を見つけることが大切です。

 

薬物療法の解説

薬物療法は、その手軽さと効果により一般的に行われる生理問題の治療法です。主に痛みを和らげる鎮痛薬や、ホルモンバランスを整えるホルモン製剤が使用されます。初めての方でも安心して服用できるよう、医師から詳しい指示があるのです。

鎮痛薬は痛みを和らげるだけでなく、動きが取れずつらい生理痛時には、日常生活の支障を軽減します。また、ホルモン製剤は生理周期の不規則、生理痛など、ホルモンバランスによる生理問題を改善します。ただし、効果的な治療を行うためにも、薬の副作用や服用制限などには十分注意が必要です。

 

手術療法の選択肢

手術療法は、生理問題が重度で、薬物療法などによる改善が見られない場合に選択肢となります。具体的には、子宮内膜症や卵巣のうっ血などの症状に対して行われることが多いです。医師との相談のもと、患者の状態や希望に応じて最適な手術を選ぶことになります。

手術療法は、患部を直接治療するため早期の改善が期待できます。しかし、手術にはリスクが伴います。また、手術後のリハビリが必要な場合もあるので、この点も考慮に入れて選択しなければなりません。

 

アフターケアの重要性

治療法を選んだ後も、アフターケアは非常に重要なプロセスです。特に、手術を受けた場合は、その後の生活習慣やケアによって、再発防止や生活への影響を最小限にすることが可能なのです。

不適切な生活習慣やストレスなどが体調を悪化させることもあるので、生理問題に対する正しい知識を持ち、普段の生活習慣を見直すことも大切です。また、定期的な医師の診察や自分自身の体調管理も重要なアフターケアとなります。不快な症状が改善されても、その後のケアを怠ることなく、健康生活を維持していきましょう。

 

 

生理に関連する婦人科疾患

日本では、生理に関連する病気や疾患に悩まされている女性は少なくありません。それらの症状は、時として日常生活を送る上でも大きな影響を及ぼすことがあります。その中でも特に多くの女性たちが直面しているのが、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫といった疾患です。これらは女性特有の疾患であり、女性の身体の特性からくるものです。以下にそれぞれの疾患について詳しく説明していきます。

 

子宮内膜症の解説

子宮内膜症は、子宮の内膜組織が子宮外に存在する疾患です。普通、子宮の内膜は月経により排出されますが、何らかの原因で子宮外に脱出し、組織が癒合することで生じます。その結果、腹痛や月経痛、不正出血など多彩な症状を引き起こし、生活の質を下げる原因となることもあります。そして、その影響は不妊症にも及びます。治療法としてはホルモン療法や手術などがありますが、個々の症状や体質に合わせた対応が必要です。

 

子宮筋腫の理解

子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。その症状は、子宮内膜症と多少類似していて、腹部膨満感や下腹部痛、頻尿、便秘など多岐にわたります。また、大きな筋腫は妊娠・出産への影響もあります。しかし、全ての筋腫が症状を引き起こすわけではなく、無症状のまま見つかることもあります。治療法は症状や筋腫の大きさ、位置により異なりますが、ホルモン療法や手術などが一般的です。

 

卵巣嚢腫の説明

卵巣嚢腫は、卵巣内に液体や半固形物を含む袋状のものが発生する疾患です。多くは無症状で、他の検査の際に偶然見つかることが多いですが、嚢腫が大きくなった場合は腹痛や腹部膨満感などを感じることがあります。また、卵巣嚢腫は種類によっては癌化するリスクも存在します。治療法は個々の病状や患者の年齢などにより、観察・手術・抗がん剤治療など様々です。

 

 

生理のセルフケア方法

女性なら誰しもが経験する生理。ですが、月に一度やってくるその時期は、生理痛や体調不良を引き起こすこともあり、悩みの種となっている方も多いでしょう。生理の自己ケア方法を身につけることで、そうした悩みを軽減し、毎日を快適に過ごすための手助けとすることができます。

 

生理痛の緩和方法

生理痛は女性の大敵です。しかし、この生理痛を和らげることは可能です。生活習慣の見直しや温かい飲み物の摂取、適度な運動など、自分でできるケア方法をたくさんご紹介します。まず、温かい飲み物は血行を良くし、筋肉を緩和してくれます。特に生姜紅茶は体を温める効果が高く、生理痛に悩んでいる方にはおすすめです。
また、適度な運動も大切です。散歩やストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで血行が良くなり、痛みを和らげるのです。さらに、腹部に温熱パッドをあてるのも効果的です。これらの方法を組み合わせて、少しでも生理痛を軽減していきましょう。

 

生理中の栄養摂取のポイント

生理中は体調が不安定化します。栄養摂取に気を付けることで、その不調を和らげることが可能です。その際大事なのが鉄分を始めとするミネラルやビタミンの摂取です。鉄分は血液の成分であるヘモグロビンの材料となります。鉄分が不足すると、貧血になる可能性があります。
また、ビタミンB群も積極的に摂取しましょう。特にビタミンB6は、血液の材料であるヘモグロビンの合成に必要であり、PMS(生理前症候群)の緩和にも働きます。豆腐や納豆、卵、魚などに含まれているので、日常的に摂取しやすいのです。

 

 

リラクゼーション法の提案

リラクゼーション法とは、心と身体の緊張を和らげ、リラックスするための手段です。最近では、アロマセラピーを活用したリラクゼーション法が注目されています。特にラベンダーやローズマリーなど、リラクゼーション効果が高いとされているエッセンシャルオイルは、生理中の不調を軽減するのに役立つでしょう。
音楽を聴くことも、ストレスを和らげ、心地よい時間を過ごす手段として有効です。好きな音楽を聴くと、脳のリラックスを促すホルモンが分泌され、気分が落ち着くでしょう。せっかくなら自分のお気に入りの音楽で、リラクゼーションタイムを楽しみましょう。

 

 

 

生理と精神面の関連性

生理と精神面の関連性について探求することは、女性の健康管理において重要な意味を持つ。生物学的に見れば、生理は女性の体内で毎月起こる自然な現象です。しかし、それは身体だけでなく心にも大きな影響を及ぼします。ここでは、生理とホルモンバランス、生理前症候群(PMS)と精神的状態の関連性、そして生理によるストレス管理について詳しく見ていきます。

 

生理とホルモンバランス

生理とホルモンバランスの関連性を理解するためには、女性の生理周期とホルモンの働きを知ることが重要です。女性の体内には、主にエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。一般的に、この2つのホルモンが相互に調和することで生理周期が調節されます。

多くの女性が経験する月経前のイライラや焦燥感の原因は、このホルモンバランスが乱れることからきます。エストロゲンは情緒の安定化に役立ち、肌のツヤや骨密度にも影響を及ぼします。一方、プロゲステロンは、生理前に多く分泌され、エストロゲンの働きを抑える役割を果たします。この二つのホルモンのバランスが崩れると、精神的に不安定になります。

 

PMSと精神状態の関連

生理前症候群(PMS)は、生理直前に体や心に起こるさまざまな不快な症状を指します。PMSには頭痛や倦怠感、腹痛など身体的な不調だけでなく、気分の落ち込みやイライラ、焦燥感など精神的な不調も含まれます。

これらの精神的な不調は、生理とホルモンバランスとの密接な関連が指摘されています。前述の通り、生理前にはエストロゲンの分泌が減少し、プロゲステロンの分泌が増えます。エストロゲンの低下により気分が落ち込み、プロゲステロンの増加により体にむくみや倦怠感を感じやすくなるのです。

 

生理によるストレス管理

生理がストレス管理に関与する方法はいくつかあります。女性は生理周期に合わせて自身の心身の管理を行う事で、ストレスを抑える事が可能です。例えば、生理前にはホルモンバランスが乱れやすいため、適切な運動やリラクゼーション、栄養摂取に注意を払うことで体調を整える事ができます。

また、生理痛によるストレスを軽減するためには、温める事や軽いストレッチなどが効果的です。定期的な健康チェックを行うことで、体内の異常を早期に発見し、その結果ストレスも軽減します。生理によるストレス管理は、女性の心身の健康を維持するためには欠かせない要素の一つです。

日付:2024年1月4日  カテゴリー:日々の雑記

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受験生のための月経移動

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そろそろ受験シーズンに突入しますね。

この時期は、「生理が試験の日に重ならないようにしたいんです」「生理前は眠くなるので試験の日までに生理を終わらせておきたいんです」といったご相談も増えてきます。

 

生理を移動する方法は大きく分けると2パターンです。

1)次の生理の予定日の1週間前からホルモン剤を飲んで生理を遅らせる

2)前の生理の5日目からホルモン剤を飲んで生理を早めるか遅らせる

 

前もって薬を飲めるのなら、1つ前のサイクルの生理5日目からホルモン剤を服用して早めに生理を終わらせておくと、試験の前日や当日に薬を飲まなくてよいというメリットがあります。

 

月経を遅らせる方法なら、今から服用しても1月や2月の生理をコントロールすることは可能ですので、試験の日に実力をフル発揮したい方はお早めにご相談ください。

ピルは飲み初めの1~2クールは、狙い通りに出血の時期がコントロールしきれないこともあります。ホルモン量を多くすれば確実に出血をコントロールできますが、ホルモンが多いほど吐き気や頭痛が出やすくなります。

早めのタイミングで、低用量や超低用量ピルを飲み始めておくと、ピルにも慣れていて出血もコントロール可能になっている時期に本番を迎えることができるのでお勧めです。

 

 

また、片頭痛があるとか遺伝的に血栓症リスクがあるといった理由で「ピル」が飲めない方は、「黄体ホルモン剤」で月経移動が可能なので、「私はピルが飲めないから・・・」とあきらめずに、婦人科で相談してみてくださいね。

 

 

予約はお電話またはネットから→予約専用電話045-440-5577

日付:2023年12月20日  カテゴリー:日々の雑記

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ファスティングをしてはいけない人・してもいい人

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最近は、低糖質ダイエットやファスティングなど、特定の食品を「食べない」という方法で減量をしたり、デトックスをする手法も増えてきましたね。

医学的には、必要なカロリーと栄養をバランスよくとるのであれば、「低糖質・高タンパク」な食事をとったり、適度にファスティング期間を設けて「腸を休めてあげる」ことは、健康を維持するうえでプラスに働くことが多いと考えられます。

ただ、何事も極端に行うのは逆効果ですので、例えば「糖質を一切取らない」とか「1か月間酵素ドリンクのみ」といった、負荷や偏りの強いやり方はお勧めできません。

 

効率よくダイエットしようと思ったら、毎日16時間ファスティングする、つまり食事をとる時間を8時間以内に収めて、その前後はカロリーをとらないようにするという方法もあります。

アンチエイジング的観点から見ても、糖質を抑えて腸への負担を減らすことは、実は理にかなっているのです。

 

ただ、誰もがこれらの方法を試していいわけではありません。このような糖質制限やファスティングを行ってはいけないケースもあります。

以下の人は、糖質制限やファスティングは基本的にはNGです。

 

*妊娠している人

*授乳中の人

*低血糖になりやすい病気がある人

*BMIが17.5未満の人(やせすぎの人)

*医師から食事制限をしてはいけないと言われている人

 

 

授乳中の人は、必要なカロリーはしっかりとった状態で、「ちょっと糖質を控える」程度なら問題ありません。授乳中は通常時よりも多くのカロリーや水分の摂取が必要になりますので、あまり厳密な「制限」を行うことは、体への負荷が大きくなりすぎる可能性があります。

健康のために行った糖質制限やファスティングで、体調を崩してしまうということが時々起きます。

そもそも制限の方法が間違っていたり、「何のためにそれを行うのか」が心理学的にずれている時に、「逆効果」になりやすくなります。

 

 

より健康に美しくなるために、糖質制限やファスティングを行うのであれば、方法も目的も、きちんと「なりたい姿」になれる方向でセットして行いましょう。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

ファスティングについて以下記事でも詳しく解説されていますのでぜひ参考にしてください。

⇒「ファスティングおすすめのやり方は?酵素ドリンクやサポート食品・初心者向けの断食期間を解説

日付:2023年11月25日  カテゴリー:日々の雑記

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ピル服用中の脱毛はおすすめしない?

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ピル服用中は脱毛できない?

 

ピル服用中の方が、エステサロンで光脱毛を受けようとすると、サロン側から「医師の許可をとってください」といわれることがあるようです。

美容クリニックなどで、光脱毛やレーザー脱毛を行う場合は、そのクリニックの医師が判断するので大丈夫なことが多いのですが、サロンだとピルに限らず、何らかの薬を飲んでいる場合に、「医師の許可が必要」ということになっているようですね。

脱毛の部位がVIOであるかどうかに関わらず、服用している薬が脱毛に影響しないかを確認してくるように言われた、という患者様は少なくありません。

 

ピルは脱毛に影響しない

ピル服用中の方に、脱毛をおすすめできないという理由はありません。

ピルの成分的には、脱毛を行うにあたって、特に問題になる成分は入っていません。したがって、ピルを服用中でも、安全に脱毛を受けていただくことができます。

 

ホルモンが毛周期に影響を与えるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

もちろん、性ホルモンと毛周期は関係があります。ただし、ピルで女性ホルモンを摂取しているからといって毛深くなったり、脱毛の効果が下がったりはしません。

 

逆に、ピルの効果で毛深さが改善している場合、その状態で脱毛を行うと、ピル服用中止後に毛深さが再発してしまうのではないかという懸念もあるようですが、これも大丈夫です。

毛深さに関係するのは、「テストステロン」という男性ホルモンなのですが、ピルでこの男性ホルモンの作用を抑えているからといって、脱毛の効果が下がるわけではありませんのでご安心ください。

 

 

ピルを服用中でも、普通に光脱毛やレーザー脱毛は受けられますので、もしサロン側から「医師の許可をとって下さい」と言われたら、「主治医から問題ないと言われている」とお伝えください。

 

★医療脱毛についてはこちらもご参照ください

横浜の医療脱毛おすすめクリニック14選!クリニックごとの料金比較や選び方を解説

日付:2023年11月17日  カテゴリー:日々の雑記

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緊急避妊薬が薬局で手に入る?

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緊急避妊薬(アフターピル)とは何か

 

緊急避妊薬とは、一般的にアフターピルとも呼ばれる、性交後に服用することで妊娠を阻止する薬です。一般的な避妊薬は事前の予防に用いられますが、緊急避妊薬は一定の時間内に服用すれば性交後の妊娠を防ぐことが可能です。

 

その効果は、性交後24時間以内に服用すれば95%以上、72時間以内でも89%とされています。ただし、緊急避妊薬は避妊法の選択肢の一つであり、あくまで非常措置であることを理解する必要があります。日常的な避妊法として使用するものではありません。

 

 

緊急避妊薬の主な成分

 

主成分であるレボノルゲストレルは、妊娠を防ぐ働きをもつプロゲステロンと呼ばれるホルモンの一種です。通常、排卵後に卵巣に残った黄体という組織からプロゲステロンが分泌され、その作用が着床を促します。

しかし、レボノルゲストレルによりプロゲステロンの作用が阻害されると、卵子の着床が阻止され、妊娠を避けることが出来るのです。

 

 

緊急避妊薬の働き方

緊急避妊薬の主な働きは、主成分レボノルゲストレルが卵管の運動を抑制し、精子の通過や卵子の移動を遅らせることにより、受精を阻止します。

もし既に受精が起こっていても、子宮内膜の状態を変化させ、卵子の着床を阻むことで妊娠を防ぐ働きをします。そのため、性交後すぐに服用することで、オーバリーコーパスリューテウムの生成を抑制し、卵子の着床場所確保を難しくします。

 

 

緊急避妊薬の使用シーン

 

緊急避妊薬はあくまで非常時の措置でありますから、コンドームの破裂や避妊具の失敗、または性的暴力を受けた場合など、予期せぬ状況後の避妊法として使用されます。

この薬は性交後72時間以内に服用することが必要であり、できるだけ早く服用すれば効果が高まるとされています。性交後すぐに医療機関へ相談することが重要です。

ただし、この薬は絶対的な避妊成功を保証するものではありませんので、日常的に避妊を行う方法を、適切な医療機関で相談することが最も望ましいでしょう。

 

 

薬局で緊急避妊薬を手に入れる方法

 

緊急避妊薬、通称アフターピルは避妊に失敗した場合や性交後に予期せぬ妊娠を避けるために使用されます。しかし、どのようにして手に入れることができるのでしょうか。

特に、現時点では、医師の処方せんなしに薬局で緊急避妊薬を買うということはできません。11月20日以降、条件を満たした一部の薬局で、試験的に処方箋なしの購入が可能になります。

緊急避妊薬の入手可否から個人輸入まで、詳しく解説していきます。

 

緊急避妊薬の入手方法

日本では緊急避妊薬は処方箋医薬品であり、一部の診療所やクリニックでしか取り扱われません。つまり、薬局での購入は原則として不可能です。しかし、例外もあります。長期滞在で日本国外から持ち込む場合など一部の事情により、緊急避妊薬を持つことが認められています。

また、ネット通販での個人輸入も一部制限はあるものの許されています。どちらの方法も一定の条件や制約がありますので、詳細は後述の「薬局の選び方」、「個人輸入について」をご参照ください。

 

薬局の選び方

緊急避妊薬の薬局での入手が難しいのが現状です。11月20日以降に、一定の条件を満たした一部の薬局で、処方箋なしの購入が可能になります。

一部の国や地域では薬局で緊急避妊薬を購入することができますが、日本では対応している診療所やクリニックでしか手に入れることができません。そのため、必要な時に直接購入できる場所として、避妊に関する専門知識を持ったクリニックや診療所を選ぶことが重要です。また、遠方や診療時間内に行けない場合には、電話やインターネットで相談できる機関を探すことも一つの方法です。

 

 

個人輸入について

緊急避妊薬の個人輸入は、日本の薬事法により一定の制限の元許されています。また、個人輸入業者を使えば日本国内にいながらも購入することが可能です。

ただし購入する際も注意が必要で、個人輸入業者の選び方、輸入方法、商品の評価など、様々な項目を確認してから購入しなければなりません。また、間違った選択をすると粗悪な商品を手に入れてしまう可能性もあるため、安全な購入のためには調査・確認が不可欠です。

薬事法や法令遵守の観点からも、個人輸入の際には必ず信頼性のある業者を選ぶようにしましょう。

 

 

緊急避妊薬の正しい使用法

緊急避妊薬、一般的には「アフターピル」と呼ばれるものですが、一体どのような薬なのか、正しい使用法とは何なのでしょうか。不安を抱える方も多いことでしょう。ここでは、アフターピルの基本的な知識と、その正しい使用法を学んでいきましょう。想定外の事態に備え、正確な知識を身につけることが大切です。

 

 

服用タイミング

アフターピルの服用タイミングは、性交後すぐにでも摂取可能です。しかし、最も効果的なのは、性交後72時間以内に服用することです。とはいえ、72時間を過ぎてからでも、120時間以内であれば服用可能です。

ただし、時間が経つほど効果は減少することを理解しておくべきです。性交後、速やかにアフターピルを服用することをお勧めします。また、服用するタイミングや薬の種類によっては、月経周期がずれる可能性があります。適切なタイミングでの服用は、不要な心配や混乱を避けるために重要です。

 

 

薬剤の正しい摂取方法

アフターピルは、基本的に水またはぬるま湯と一緒に口から服用します。服用に際して、空腹時や食後など、特定のタイミングは必要ありません。ただし、ごく稀に服用後に吐き気を感じる方がいますが、この場合は食後に服用すると緩和されることがあります。

そして大事なことは、一度服用した後、2時間以内に嘔吐した場合、効果が低下する可能性があるため吐き気を抑えておく必要があります。もし嘔吐した場合は、追加で服用すること、または医療機関に相談することをお勧めします。

 

 

重複服用の対処法

アフターピルを重複して服用した場合、特に深刻な副作用が発生する訳ではありません。しかし、吐き気や頭痛などの軽度な副作用が強まる可能性があります。重複服用を避けるには、服用回数や服用時間をきちんと記録しておくことが重要です。

万が一、重複服用してしまった場合は、無理をせず安静にして、症状がひどい場合には医療機関に相談しましょう。また、正しい知識を持つことで、不安感を軽減し、適切な対応を取ることができます。

 

 

緊急避妊薬の注意点

突発的で避けられない性交渉などが原因で適切な避妊ができなかった際、後から避妊を行う「緊急避妊薬(アフターピル)」が有効です。しかし、その効果だけではなく、副作用や禁忌症、長期間の使用による影響も理解して使用する必要があります。

誤った知識や先入観から、必要な時に活用できないケースもあるのです。以上を踏まえ、有意義な避妊法として活用するためには、その利用の仕方とリスクも把握することが重要となります。

 

 

副作用と対処法

アフターピルの効果を発揮するためには、女性ホルモンを一時的に大量に体内に取り込むことになります。その結果、吐き気や頭痛などの身体的不快感や、心身の不調を引き起こす場合もあります。

吐き気を予防するためには、薬を服用する前に軽い食事をとると良いでしょう。また、服用後に強い頭痛が続く場合は、速やかに医療機関を受診するようにします。いずれにせよ、副作用が続く場合には早急に医師に相談することが必要です。

 

注意すべき禁忌症

体調や病歴によっては、緊急避妊薬の服用が推奨されないケースもあります。特に、肝疾患や乳癌、血液疾患などの持病がある方は、緊急避妊薬を服用することで症状が悪化する可能性があるからです。また、アレルギー反応を引き起こす場合もあるため、自己判断で服用せず、必ず医師と相談してから使うようにしましょう。適切な使い方を知ることで、健康を損なうことなく緊急避妊薬を活用することが可能となります。

 

長期間の使用とその影響

一般的に緊急避妊薬は、あくまで「緊急」時のためのもので、定期的・長期間の使用は推奨されていません。頻繁に使用するとホルモンバランスを乱し、月経異常を引き起こす可能性があります。また、肝臓に負担をかけるため、病気のリスクが高まる可能性もあるのです。長期間使う必要があるなら、レギュラーピルなどの通常の避妊薬を検討してみると良いでしょう。医師と相談して最適な避妊法を選ぶことが大切です。

 

 

 

緊急避妊薬の費用と保険適用

緊急避妊薬は、性交後すぐに使用することで避妊効果が期待できる薬です。ただし、現在日本で発売されている価格は、海外と比較すると非常に高価で、特に若い方にとっては費用面のハードルも高くなってしまっている可能性があります。

では、具体的にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。また、保険は適用されるのでしょうか。そして、費用を抑える方法はあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

 

緊急避妊薬の価格

緊急避妊薬の価格は、薬剤の種類や取得方法などにより異なります。緊急避妊用の薬である「ノルレボ」は、医師の処方せんが必要であり、15000円前後の費用がka

かります。ジェネリックである「レボノルゲストレル」でも、8000円前後かかります。

費用が比較的高いため、金銭的に負担が大きいと感じる人もいるでしょう。

また、最近では、緊急避妊薬を低価格で提供するインターネット通販もありますが、偽物や品質の低い薬を警戒すべきです。

 

 

保険での対応状況

避妊に関する投薬・検査はいずれも保険が使えません。そのため、緊急避妊薬の購入費用は保険適用外となります。

性被害にあったために、緊急避妊薬が必要になった場合は、所定の手続きをとることで公費負担で緊急避妊薬を処方してもらうことが可能になります。

保険適用ではありませんが、本人負担はなくなります。

 

 

緊急避妊薬の市販薬化がもたらす影響

緊急避妊薬が市販化された場合、それがもたらす影響は大きいと予想されます。導入に際しては、個人の健康面に関わるものから、社会全体の避妊文化に影響を与えることまで、幅広い視点からその影響を考える必要があるのです。

 

個人の健康面での影響

緊急避妊薬は、不適切な避妊、避妊失敗後の自己判断による利用を可能にします。これは一見、女性の権利と健康を守る方策に見えますが、実際には副作用に起因する潜在的な健康リスクが存在します。これらの薬は一時的な避妊手段であり、連続的な使用は推奨されません。そのため、2010年の世界保健機関(WHO)の指導では、緊急避妊薬は月に2回以上使用すべきではないとされています。

また、これらの薬を自己判断で使用すると、結果として性感染症の危険性を増大させる恐れがあります。緊急避妊薬は避妊の失敗を補うものであって、性感染症の予防には役立ちません。そのため、これらの薬品を適切に使用できない個々の状況では、定期的に医師の診察が受けられる方がメリットが大きい場合もあります。

 

社会的な影響

一方、社会的な影響についても考慮する必要があります。避妊についての理解と意識は、社会全体の避妊文化や性教育に広範に影響を及ぼすからです。緊急避妊薬の一般的な利用の増加は、避妊についての誤解や混乱を引き起こす可能性があります。これにより、一部の人々が誤った情報に基づいた選択をすることがないように対策を立てる必要があります。

また、緊急避妊薬が一般に広く普及すると、これについてのより包括的な教育が必要になります。しかし、それは多くの国や地域で性教育が十分に行われていない現状を考慮すると、困難な課題となります。

 

避妊文化の変化

最後に、緊急避妊薬の普及がもたらすはずの最大の変化は、避妊文化そのものに見ることができます。これらの薬を自由に利用できることにより、人々は自分自身の性的健康と行動についてより責任を持つようになるでしょう。しかしこの選択が自己判断に任されると、ある程度の教育と理解が必要になります。

緊急避妊薬の導入は、避妊文化に新たな視点を提供します。それは自己決定と自由競争の観点から、また社会全体の健康と福祉の観点からも重要ですが、そのバランスを取ることが重要でしょう。

 

 

その他の避妊方法と比較

避妊方法は多種多様に存在します。その中で、コンドーム、ピル、子宮内避妊器具などがよく知られています。各避妊方法は、その特性と利便性によって個々のライフスタイルや体質、健康状態に合ったものを選択することが重要です。

以下では、これらの避妊方法との比較について詳しく解説していきます。

 

 

コンドームとの比較

コンドームは男性が身につけることで、性行為時の避妊に使用されます。正しく使用すれば、避妊効果は高いと言われています。また、性感染症から身を守る役割も有します。

これに対し、ピルや子宮内避妊器具は避妊効果のみが目的です。特に、子宮内避妊器具は設置から取り外しまで医師の介入が必要なため、準備や使用には専門的な知識と時間が必要です。これらの点から、コンドームは手軽に導入できる避妊法と言えるでしょう。

 

ピルとの比較

ピルとは、女性がホルモン剤を服用する避妊方法です。ピルは避妊効果が高く、服用を正しく続ければほぼ100%近い避妊効果があります。しかし、ピルの使用には医師の指導が必要で、継続的な服用が求められ、一部の人には副作用の可能性もあります。

緊急避妊薬は服用時のみの避妊効果ですが、ピルは継続的な避妊効果を得ることが可能です。

 

子宮内避妊器具との比較

子宮内避妊器具とは、子宮内に直接装置を設置し、避妊を行う方法です。一度装置を設置すれば数年間にわたって避妊効果が続くので、持続的な避妊を望む人にお勧めです。また、間違った使い方をする可能性がほぼなく、避妊効果も極めて高いとされています。

しかし、挿入や取り外しには医療専門家の介入が必要であり、体質により適用できない場合もあるため、全ての人に適するわけではありません。それに対して、コンドームやピルはそれぞれ特性を理解しさえすれば、誰でも容易に導入できるという利点があります。

 

 

緊急避妊薬の市販薬化が必要な理由

緊急避妊薬、一般的にはモーニングアフターピルとも呼ばれています。その役割は、性交後すぐに服用することで、妊娠を避けることが可能となるというものです。しかし、日本では導入が遅く、広く知られていません。性教育における知識の普及、急な妊娠によるリスクの回避、避妊の手段としての重要性、それらを考慮すると、この緊急避妊薬の導入は一段と必要性が増してきています。

 

避妊の重要性

避妊の重要性については、ある一定の認識が社会に存在しますが、まだまだ深化させていく余地があります。避妊は、ただ性病から身を守る手段、または不意の妊娠を避けるためだけではありません。それは、女性自身の身体と向き合い、自らの身体と生活を守るという行為です。

性交渉は二人の意志によるものであり、その結果を二人が共有するものであるべきでしょう。それは避妊の観点からも共有すべきであり、その役割は緊急避妊薬にも求められています。

 

妊娠と出産のリスク

妊娠と出産には大きなリスクが伴います。例えば、十分な準備のない妊娠は、母体の健康に影響を及ぼすだけでなく、生活やキャリアにも大きな影響をもたらします。さらに、妊娠による身体や精神の変化は、女性だけでなく周囲の人々にも影響を及ぼします。

したがって、予期しない妊娠は避けるべきであり、そのための手段として緊急避妊薬の存在が重要となります。

 

 

性教育への意義

性教育は、単に避妊方法や性感染症の予防について教えるだけでは足りません。それは生涯にわたる知識であり、健やかな性のあり方、相手を尊重する心構えを身につけるためのものです。

そこで、この教育に避妊薬の存在を取り入れることは、適切な知識と意識を身につけるために不可欠です。性教育の一環として、緊急避妊薬の存在とその用法、効果などをしっかりと教えることで、より心地良い性生活を送るためのヒントを与えていきます。

日付:2023年10月12日  カテゴリー:日々の雑記

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