日々の雑記
生理不順はほっとくと不妊になる?
どこからが生理不順?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
生理の周期が25日より短いまたは38日より長い場合に「生理不順」と言います。
正常な生理は、次の条件に当てはまっているものです。
★周期が25~38日
★一定の周期で来る
★出血期間が3~7日間
生理の周期が、27日のこともあれば35日のこともあるけれど、不正出血もなく毎月「ほぼ」定期的に来ている場合は、生理不順ではない可能性が高いと言えます。
生理が遅れたらすぐに受診した方がいい?
生理が普段より数日遅れただけで、すぐに受診しなければいけないわけではありません。
普段定期的に来ている生理が、1週間程度遅れているなと思ったら、妊娠の可能性が「ゼロ」である場合を除いて、まずは妊娠反応を確認しましょう。
妊娠反応が陰性であれば、あと1~2週間待ってみて、それでも生理が来なければ念のため婦人科で検査を受けることをお勧めします。
人間の身体は機械ではありませんので、ちょっとした体調不良やストレスで生理が遅れることはあります。
直近の生理が1~2週間遅れてきていても、次の生理が普段の周期通りに来ていればあまり心配しなくても大丈夫です。逆に、だんだん周期が長くなったり、生理が遅れた次のサイクルは早く来たりといったばらつきが大きくなっている場合は、検査を受けた方が安心です。
どんな時はすぐに受診が必要?
生理が3か月来ていない場合、出血が10日以上続いて止まらない場合、不正出血が度々ある場合はすぐに受診しましょう。
生理が3か月以上ない状態を「無月経」と言います。生理不順がより重症になった状態です。生理が来ていない期間が長いほど、治療にも時間がかかります。できるだけ早く婦人科を受診して、適切な治療を受けましょう。
また、出血がだらだらと続いている場合や不正出血がある場合は、ホルモンの異常以外の病気が隠れていることも考えられます。出血が長引いたり、度々あると、貧血になってしまうこともあります。このようなケースでも、すぐに受診して見逃してはいけない異常がないかどうかをチェックしてもらいましょう。
生理不順の検査は何をする?内診は必須?
生理不順で婦人科を受診したら、必ず行う検査は「超音波検査」と「ホルモン検査」です。
超音波検査は、子宮の形や大きさを見たり、卵巣の腫れがないかなどを確認します。子宮内膜の厚みを見ることで、ある程度次の生理の準備が進んでいるのかなども確認することができます。
ホルモン検査は血液検査です。採血をして、卵巣から出ている女性ホルモンや、脳から卵巣に命令を出しているホルモンのバランスを確認します。男性ホルモンや甲状腺ホルモンなど、卵巣機能に影響する他のホルモンを調べることもあります。
また、不正出血がある場合は、必要に応じて、クラミジア検査や子宮がん検査を行う場合もあります。
性行為の経験がある場合は、超音波検査やクラミジア検査のために「内診」をします。経験がない方の場合は、基本的に内診は行いません。超音波の機械をお腹の上や肛門から当てて検査を行います。
生理不順をほっとくと不妊症になる?
生理不順の原因によっては、将来妊娠しにくくなる可能性はあります。
若い方の場合、元々生理が不規則で、あまり気にしていないという人もいらっしゃるかもしれません。通常は、初めて生理が来てから2~3年で、徐々に生理の周期は整っていきます。「初経以来ずっと生理不順」という場合は、多嚢胞性卵巣症候群などの、長い目で見た治療が必要な病気のこともありますので、周期がばらついたままの場合は一度婦人科で検査を受けることをお勧めします。
生理不順だから、必ず不妊症になるわけではありません。ただ、生理不順によって、「無排卵」の状態が続いてしまうと、妊娠しにくい要因のひとつにはなりえます。
早めにホルモンを整えることで、リスクを下げられる場合もありますので、生理不順が気になっている方は、まずは婦人科で相談してみることをお勧めします。
日付:2026年7月17日 カテゴリー:日々の雑記
座るだけで骨盤底筋トレーニング?!【横浜駅近くの婦人科】
「座るだけ」の筋トレチェア
骨盤底筋も下半身の筋肉も一緒にトレーニングしたい方必見!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
実は多い「尿もれ」の悩み
「30代女性の6割」この数字、何のデータなのか分かりますか?
2023年7月に花王フェムケアラボがWEBで行ったアンケート調査の結果です。なんと、回答者の約8割が「尿もれの経験がある」、30代女性の約6割が「現在尿もれに悩んでいる」と回答しています。
ところが、尿もれ経験者の約半数が「特に理由はないが相談したことがない」と回答しているのです。
クリニックの診療でも、膀胱炎症状をご相談なさる方はいらっしゃいますが、尿もれについてのご相談は本当に稀です。産後の方や、更年期の方に、「排尿のトラブルはありますか?」とこちらから伺うと、「実は…」とおっしゃるケースがほとんどなのです。
実際に伺ってみると、尿もれだけではなく、「度々トイレに行きたくなる」「尿意を感じると我慢しきれなくなる」「トイレが近くて旅行や長距離の移動が不安」と言ったお悩みがたくさん出てきます。
尿もれの原因は?
そもそもなぜ尿もれやトイレが近いといったトラブルが起きるのでしょうか?
もちろん、ホルモンの異常や細菌感染などが原因となることもあります。
そして、多くの場合、「骨盤底筋群のゆるみ」が原因で上記のような様々なトラブルが引き起こされています。
骨盤底筋群は、小さな筋肉がいくつか集まって骨盤の「底」を支えています。ちょうどハンモックのように薄い筋肉が骨盤の一番下の部分を作っており、その筋肉が骨盤内の臓器を支えています。膀胱も骨盤内にある臓器のひとつで、骨盤底筋群がゆるむと膀胱の位置が下がりやすくなります。
また、骨盤底筋群の一部は、尿の出口・腟の出入り口・肛門をそれぞれ「閉める」という働きを持っています。そのため、この骨盤底筋群が緩むと、尿が出ないように出口を「閉めておく」ことができなくなり、その結果尿もれが起きやすくなります。
骨盤底筋群のゆるみが引き起こすトラブル
骨盤底筋群は様々な機能を持っています。
例えば・・・
*骨盤内の臓器を支える
*尿や便がもれないように出口を閉めておく
*膀胱の働きを助けて尿を出し切る
*直腸の働きを助けて便を出し切る
これらの働きが弱くなることで、次のようなトラブルが起きやすくなります。
*子宮や腟が下がってくる(飛び出てくる)
*直腸が下がってくる(飛び出てくる)
*くしゃみをしたり重いものを持った時に尿がもれる
*度々トイレに行きたくなる
*尿意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないと間に合わない
*便秘や残便感
*パートナーとのスキンシップの質が落ちる
骨盤底筋群にダメージが起きる原因
骨盤底筋群がゆるむ原因はいくつかありますが、最近は出産経験がなくても筋力が低下している人が増えてきている印象です。実際に、20代で尿もれを経験している方のほとんどが、出産経験のない人です。
★お産の回数が多い
★大き目の赤ちゃんを産んだことがある
★便秘がちでいつも強くいきんで排便している
★急いで排尿することが多くお腹に力を入れて無理矢理排尿している
★重いものを持つことが多い
★内臓脂肪が多い
★重いものを持った状態でスクワットなどの筋トレをしている
これらの、いずれか一つでも当てはまっていれば、骨盤底筋群に負担がかかっている可能性があります。
骨盤底筋群を鍛えるには十分な筋トレが必要
もし、上記のようなトラブルがある場合は、まずは婦人科や泌尿器科で相談してみることをお勧めします。
状態によっては、骨盤底筋群のダメージが大きすぎて、手術が必要なケースもあります。
ただ、多くの場合は、そこまでひどくはなく、骨盤底筋群の「筋力」を取り戻せばある程度トラブルが解消する可能性が高いのです。
つまり、必要なのは「筋トレ」です。
ではどのくらいの「筋トレ」をすればいいのでしょうか?
「骨盤底筋体操」という、骨盤底筋群を鍛える体操があります。体操と言っても、全身を動かす体操ではなく、骨盤底筋群をギュッと締めるという小さな動きを繰り返すものです。
この骨盤底筋体操をどのくらいすると効果が得られるかというと・・・
*1セット30回
*合計1日4セット以上(朝、昼、夜、就寝前)
*約3か月間毎日続ける
どうでしょう?あなたはこのトレーニングを欠かさず3か月間継続できそうでしょうか?
多くの患者様は、トレーニングの仕方をお伝えしても、「継続して行う」ことが難しいとおっしゃいます。効果が得られる前に、挫折してしまう方がほとんどなのです。
20分間椅子に「座っているだけ」(スターフォーマーより安い)
では、この「筋トレ」を、「ただ椅子に座っているだけ」で行えるとしたらどうでしょうか?
筋肉を鍛えるためのトレーニングは、自分の「脳」から指令を出して動かした場合と、電気や電磁波の刺激で動かした場合とでは、同じように効果が期待できます。
今回クリニックに導入した骨盤底筋トレーニングチェアは、椅子の座面から筋肉を刺激する電磁波パルスが出るため、「ただ座っているだけ」で骨盤底筋がギュッと収縮して、筋トレをしているのと同じ状態を作ることが可能です。
しかも、15分間座っているだけでスクワットに換算すると約1万回行ったのと同じくらい、筋肉への刺激が伝わります。
そのため、20分間「ただ座っているだけ」で、週2回ずつのトレーニングの場合では8~10回で効果が感じられるようになるのです。
効果を感じていただくために3回まで体験価格!
骨盤底筋トレーニングチェアは、保険診療による「治療」ではありません。
そのため、自費でのご案内になります。
通常、初回体験価格でのご案内は1回限りのことが多いのですが、1回では十分効果を感じていただけないかもしれないため、3回まで体験価格でご利用いただけるようにいたしました。
★★★★★★通常価格 体験価格
10分 2000円 1000円
20分 3800円 2000円
30分 5600円 3000円
ご予約・お問い合わせはクリニックまで⇒045-440-5577
#婦人科 #横浜 #尿もれ #骨盤底筋
日付:2026年7月17日 カテゴリー:日々の雑記
ピルを保険で安く処方してもらうには?
ピルとは?ホルモン剤?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「ピル」とは、女性ホルモンである「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が混ざった、ホルモンの合剤です。
含まれている卵胞ホルモン(エストロゲン)の量によって、4段階に分かれています。
超低用量
低用量
中用量
高用量
このうち、避妊目的で処方されるのは「低用量ピル」です。
「経口避妊薬(OC)」として承認されているピルには以下の種類があります。
*( )内はジェネリック
トリキュラー(ラベルフィーユ)
マーベロン(ファボワール)
いずれも、「避妊目的で使用する薬」として承認されたものなので、保険適用にはなりません。
これらの薬を処方してもらう場合は、たとえ服用の目的が「避妊」ではなくても自費診療となります。
一方、「月経困難症治療薬」として承認されているピルには、低用量ピルと超低用量ピルがあります。最近は、できるだけ副作用を抑えるために、治療目的でピルを使用する場合は超低用量ピルを選択する傾向があります。
月経困難症治療薬=生理痛の治療薬として承認されているピルには、以下の種類があります。
<低用量ピル>
ルナベルLD(フリウェルLD)
<超低用量ピル>
ルナベルULD(フリウェルULD)
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
ジェミーナ
これらの、月経困難症治療薬は、「生理痛の治療のために保険で処方できる薬」として承認されているので、基本的に保険適用になります。
ただし、これらの薬を避妊目的や月経移動の目的で服用する場合は自費になります。
保険と自費だとどのくらい料金が違う?
自費診療の場合、料金はすべて各病院が自由に設定できます。なので、ピル1シート(1か月分)の料金も、病院によって異なります。
避妊用のピル(OC)の値段は、だいたい1シート2500円~3500円で設定されていることが多いようです。これは、その病院がピルをいくらで仕入れているかにもよるので、安く仕入れられる病院はその分値段を抑えた設定にしている場合があります。
ちなみに、当院で扱っている避妊用のピルは、ラベルフィーユとファボワールです。いずれも、社会人の方は1シート3000円、学生さんは1-ト2000円です。
保険診療の場合は、診察の料金も薬剤の値段も、すべて厚生省が決めています。
なので、どの病院で処方してもらっても、1シート(1か月分)の料金は同じです。
病院の規模や、薬局の種類によって、10円程度の差が発生する場合はあります。これは、薬剤そのものの値段ではなく、診察や処方の料金が異なるためです。
保険適用になるピルの値段は、3割負担の方だとだいたい下記の値段になります。
ルナベルLD・ルナベルULD 約750~850円
フリウェルLD・フリウェルULD 約550円
ヤーズ 約1,300円
ヤーズフレックス 約2,500円
ドロエチ 約840円
ジェミーナ(21錠) 約1,900円
ピルを保険適用にする方法は?
ピルを保険で所要してもらうには、以下の条件が必要です。
1)ピル処方の理由が「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療目的
2)処方されるピルが保険適用の種類
3)医師が治療のためにピルが必要と判断
1)の「治療目的である」という条件ですが、例え超音波検査で子宮内膜症などの「子宮や卵巣の病気」が見つからなくても、「生理痛がひどい」というだけで治療目的での処方が可能です。
つまり、婦人科を受診して「生理痛がひどいからピルで治療したい」と自己申告すれば、生理痛の痛みの程度や内膜症などの病変の有無は関係なく、保険でピルが処方できるのです。
2)のピルの種類は、前述の「月経困難症治療薬」として承認されている種類の中から選べば、どの種類でも保険適用になります。
通常、ピルの種類は、医師と相談して決めます。
時々、特定の種類のピルしか扱っていないと言われてしまうケースがあるようですが、保険適用のピルは「院外処方」にしてもらえば、どの種類も処方が可能です。
「院内処方」でしか扱ってはいけないというルールはないので、「院外処方で処方箋を発行してください」とお願いすれば、種類を問わず処方してもらえます。
「院外処方」の場合は、処方箋を薬局にもっていって薬剤を受け取ります。
できるだけ安くピルを購入したい場合は、薬局で「ジェネリックを希望します」と伝えましょう。ただし、ヤーズフレックスとジェミーナは、まだジェネリックが発売されていないため、先発薬品のみの取り扱いになります。
3)は、通常「生理痛がひどい」と主張すれば、ピルが治療の選択肢には入ってきます。
「絶対にピルを飲んではいけない人」に当てはまっていなければ、医師は「ピルによる治療が必要」と判断するでしょう。
生理痛の強さは、検査で測ることができません。なので、患者様ご本人が「痛みがつらい」と訴えれば、その症状だけでピルを保険で処方する条件をクリアすることになります。
ただ、これらの「保険で処方できる条件」に当てはまっていても、喫煙・肥満・前兆を伴う片頭痛などの、「ピルを飲んではいけない人」に当てはまっている場合は、ピルの処方はできません。
血栓症のリスクが高くて、ピルが処方してもらえない場合は、黄体ホルモンによる治療を検討してみるとよいでしょう。
◆◆『マイナビクリニックナビ』で「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」として当院が掲載されました◆◆
★★ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選【2025年最新】★★
リンク先URL:https://clinic.mynavi.jp/article/telemedicine_oc-lep/
日付:2026年7月14日 カテゴリー:日々の雑記
女性アスリートの生理痛や生理不順【横浜のスポーツドクター】
アスリートやダンサーやバレリーナに多い生理の不調
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
10代の頃は、ホルモンバランスがまだ整っていなかったり、骨盤内の臓器が成長途中であることから、生理不順や生理痛などで悩む方は比較的多くいらっしゃいます。
運動習慣の有無と生理痛のつらさは、医学的にはあまり関連はなく、ハードな運動をしているアスリートやバレリーナの方でも、生理が重いという方は少なくないのです。
また、トレーニングがハードすぎたり、体重や体脂肪率が少なすぎると、ホルモンのバランスは乱れやすくなります。特に、体重を気にする必要がある競技をされている方や、見た目を気にするいわゆる「審美系」の競技をされている方は、たとえ体重がそこまで少なすぎる状態ではなくても「利用可能なカロリー」が不足しているために生理が止まってしまうことがあります。
なぜカロリー不足で生理が止まるのか?
体重が少なすぎるために生理が止まることを、医学的には「体重減少性無月経」と言います。
医学的には、BMI(体重kgを身長mの二乗で割ったもの)が17.5を下回ると「痩せすぎである」と判断します。BMIが16を下回ると、生理だけではなく体の他の機能もうまく働けなくなる可能性があると認識します。
体重が減る、または少なすぎるということは、消費しているカロリーに対して、摂取しているカロリーが足りないということです。
「カロリー不足」は、「脳」にとっては「このままの状態が続くと生命が危険にさらされるかもしれない」と感じてしまう「大問題」です。つまり、「どうにかして生命維持を優先しなければならない!!」という認識になります。
生理は、卵巣から「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という二つのホルモンが出ることによって、子宮が反応して起きます。卵巣からホルモンが出るためには、「脳の司令塔=下垂体」から、「ホルモンを出しなさい」という命令が来なければいけません。
「今は生理を来させている場合じゃない!まず命を守らなければ!」と脳が認識してしまうと、卵巣に対しての命令を一時的に差し控えてしまうのです。そのため、卵巣もお休み状態となり生理が止まります。
生理が止まったままだと何が問題なのか?
10代の方や、特にスポーツやダンスをする方はの中には、「生理なんて来ない方が楽でいい」と思われる方もいらっしゃいます。
実際、大会や舞台に生理が当たってしまったり、練習の時にもナプキンの不快感や漏れを気にしながら過ごすより、全く生理が来ない方が表面上は楽でしょう。
生理が来ない状態が続いても、多くの場合、自覚症状として本人が「つらい」と感じる症状はほとんど出ません。かなり長期間ホルモン不足の状態が続いたり、二次的に甲状腺機能に支障が出ると、「疲れやすい」「冷えやすい」「便秘がち」「眠りが浅い」などの不調が出てくることがあります。
自覚的につらくないので、「このままでいいや」と思ってしまうかもしれませんが、生理が止まっているということは、この時期に体内になければならない女性ホルモンが「ほとんどない」という状態にさらされています。
女性ホルモンは、ただ生理を来させるだけではなく、骨を作ったり、血管をしなやかにしたり、脳の働きを助けたり、精神状態を安定させたり…とても多くの役割を持っています。
特に、10代後半は、「一生涯の骨の丈夫さ」を決める重要な時期になります。だいたい20歳くらいまでに骨を作り、一生のうち最も骨が丈夫な時が20歳くらいになります。これを「最大骨量」と言います。
一番骨を作る時に、生理が止まっていると、骨を作るために必要な女性ホルモンがありませんので骨が作られません。そのまま20歳を迎えると、「若いのに骨密度が低い」という状態になります。
例えば、無月経を放置して、ずっと女性ホルモン不足の状態が続いたせいで、正常に生理がある人より骨密度が20%低くなってしまったら、閉経後に10%骨密度が下がっただけで骨折リスクがとても高い状態になってしまうのです。
実際、マラソンの選手で、減量の影響で生理が止まったのに、放置して鍼知り続けていたら、疲労骨折を何度も繰り返してしまい、最終的には競技人生をあきらめざるを得なかった、というケースもあります。
「生理が来ない」という状態が3か月以上続いたら、すぐに婦人科を受診しましょう。
「体重を増やせ」と言われるのが嫌な人へ
体重減少性無月経の方が受診なさると、ほとんどの医師は「まず体重を増やしましょう」と言います。医学的には、それが最も重要だからです。
でも、競技のために、あるいは舞台のために、あるいはコンクールのために、頑張って減らした体重を戻せと言われても、それを受け入れがたいと思われる方もいらっしゃいます。
目の前の成果しか見えていない場合、どうしても「体重を増やしましょう」というアドバイスは、聞き入れがたくなるかもしれません。
医学的に大事なことは、「体重を増やす」ことよりも、「体が正常に機能して、やりたい競技が長く続けられるために必要な栄養とカロリーを摂取する」ことです。
いくら体重を増やすことが必要だからと言って、トーで立つバレリーナさんがBMI22になったら、今度は関節への負荷が大きくなりすぎるかもしれません。
どのような競技なのか、「今」適切な体重はどのくらいで、医学的に許容できる体重はどのくらいで、どうすれば必要なカロリーは摂りつつ、適した体重にコントロールできるのか?
そして、パフォーマンスと生理のバランスのとり方は、どうすればいいのかをご相談していくのが、婦人科医による女性アスリートサポートです。
アスリートの方だけではなく、ダンス・バレエ・新体操・チアを頑張っている方を応援させていただいております。お気軽にご相談ください。
日付:2026年7月12日 カテゴリー:日々の雑記
横浜市の子宮頚がん検診無料クーポン対象年齢について【横浜駅近くの産婦人科】
がん検診が無料で受けられるチャンスです!
横浜市の子宮頚がん検診は、20歳以上の横浜市に住民票がある方が受けられます。
現在は、
20歳~29歳および61歳以上の方⇒2年ごとの細胞診(自己負担額1360円)
30歳~60歳の方⇒5年ごとのHPV検査(自己負担額2000円)
が横浜市の補助を使って受けられる子宮頚がん検診です。
いずれも、横浜市と契約している医療機関で受けることが可能です。
当院も提携医療機関になっておりますので、がん検診をご希望の方はネットまたはお電話でご予約ください。
これらの補助以外に、これまでは「4月の時点で20歳の人」に「無料クーポン」が配布されていました。
2026年度では、2005年4月2日~2006年4月1日生まれの方が無料クーポンの対象です。
さらに、2026年度も昨年度に引き続き、がん検診を受けていない方や以前クーポンが届いた時は内診が困難な状態であったためクーポンが使用できずに期限が過ぎてしまった方を対象に、「これまで一度も横浜市の子宮頚がん検診を受けていない21歳~24歳の人」にも無料クーポンが配布されることになっています。
無料クーポンが届いたらすぐにご予約ください!!
無料クーポンは、6月末ごろの発送予定とのことですので、7月中には届くと思われます。
クーポンが届く前でも、下記の条件に当てはまる方は無料で子宮頚がん検診が受けられます。
<無料になる条件>
*生年月日2001年4月2日~2005年4月1日
*これまでに一度も横浜市の補助を使って子宮頚がん検診を受けていない
クーポンが届いた後は、クーポンの提出が必ず必要になります。
クーポンを待たずに早めに無料検診を受けたい方は、ご自身が対象に当てはまっているかをご確認の上ご予約ください。
また、クーポンが配布された後(8月以降)は必ずクーポンをご持参ください。
子宮頚がん検診は痛いの?
初めて子宮頚がん検診を受ける方は、「どんなことをするの?」「痛いのでは?」とご不安が強いかと思われます。
子宮頚がん検診は、子宮の出入り口の細胞をブラシでこすり取る検査です。クスコという器具を入れて、子宮の出入り口を見えやすくして検査をします。検査にかかる時間は「数秒間」です。
小さなクスコを使って、リラックスした状態で受けていただければあっという間に終わりますし、それほど痛みを感じることもありません。
緊張が強かったり、検査の時に力が入ってからだが内診台から持ち上がってしまうと、見たい場所が見えなくなり、時間もかかるし痛みも出やすくなります。
できるだけリラックスして受けていただけるようにお声かけしながら検査をいたしますのでご安心ください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・横浜市ホームページ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
日付:2026年7月11日 カテゴリー:日々の雑記
【横浜で小学生からのピル外来】生理痛は我慢しなくていい
【小学生からのピル外来】生理痛は我慢しなくていい|つらい月経痛が学校やスポーツに与える影響と治療について【横浜駅徒歩圏内・女医】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「小学生なのに生理痛がつらそう…」
「学校を休むほど痛がっている」
「痛み止めばかり飲んでいて大丈夫?」
「小学生で婦人科に行ってもいいの?」
近年、このようなご相談が増えています。
実は、生理痛(月経痛)は大人だけの問題ではありません。
小学生・中学生でも、生理痛によって
学校生活
勉強・受験
部活動
スポーツ
習い事
に大きな影響が出てしまうことがあります。
しかし、
「まだ小学生だから仕方ない」
「生理痛は我慢するもの」
と思って、つらい症状を抱えたまま過ごしているお子さんも少なくありません。
当院に受診なさる小学生の方で、最も多いお悩みは生理不順ですが、生理痛のご相談も増えてきています。
「小学生なのに婦人科を受診していいのかな?」と迷われることもあるようですが、何歳であっても生理に関するご相談は婦人科で承ります。
この記事では
小学生の生理痛はどのくらい多いのか
生理痛が学業やスポーツへ与える影響
小学生でもピルや黄体ホルモン剤は使えるのか
小学生が婦人科を受診しても大丈夫なのか
どんな検査をするのか
について、わかりやすく解説します。
小学生でも生理痛は珍しくありません
初経(初めての生理)は、早いお子さんでは小学校高学年から始まります。
初経から数か月は無排卵であることも多く、出血量も少なめだったり、月経痛もそれほど気にならないと言う方もいらっしゃいます。
一方で、初経から月経が重くて
「お腹が痛くて学校に行けない」「体育がつらい」「部活を休んでしまう」
という小学生も少なくありません。
当院でも、生理痛のご相談にいらっしゃる方の最少年齢は10歳です。もちろん、10歳で月経が開始している方はまだ少ないので、かなり少数ではありますが、初経から寝込むほど生理痛が辛いという方もいらっしゃいます。
生理痛は、子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質の影響で起こります。
特に、プロスタグランジンの量が多かったり、プロスタグランジンへの感受性が強い場合は、痛みが強く出ることがあります。
生理痛が勉強やスポーツに与える影響
実は、生理痛はお子さんにとって大きな問題です。
例えば、次のようなシーンで困ったことはないでしょうか?
テスト中にお腹が痛くて集中できない
体育や部活で本来の力が出せない
スポーツの大会を欠席してしまう
塾に行けない
朝起きられない
特にスポーツを頑張っているお子さんでは、
バレーボール
バスケットボール
チアダンス・チアリーディング
ダンス
陸上
水泳
などのパフォーマンスに大きな影響が出ることがあります。
本来できるはずの勉強やスポーツが、生理痛によって妨げられてしまうのは、お子さんにとって非常にもったいないことです。
先日いらした小学6年生は、初めて生理が来た時から生理が重く、部活のバスケットボールを頑張りたいのに生理のたびに休まなければいけなくなるというご相談でした。
例え痛みがそこまでひどくなくても、大事な試合に生理が重なったりすると、いつもの力が発揮できなくなります。これは、頑張っている本人にとっては、とても悔しいことだと思われます。
生理痛は「我慢するもの」ではありません
以前は「生理痛は女性なら仕方ない」「生理痛は病気ではない」と扱われていたこともありました。
しかし現在では、「生理痛は適切にコントロールできる症状」という考え方が一般的になっています。
さらには、「重すぎる生理痛は『内膜症予備軍』である可能性がある」ので、早期に治療を開始した方がよいという考えもあります。
特に、
毎月学校を休む
痛み止めが効かない
腹痛以外に吐き気や頭痛も伴う
出血量が多くて貧血になる
という場合は、我慢せず婦人科で相談した方がよいでしょう。
小学生でもピルは使える?
生理痛のコントロールによく使われるのがピルやミニピルです。
「小学生でピルを飲んで大丈夫なの?」
と心配される保護者の方は多いです。
結論から言うと、
小学生や中学生でも、「禁忌=その薬を飲んではいけない人」に当てはまらなければ、ピルや黄体ホルモン剤(ミニピル)を安全に使用することができます。
実際に、
鎮痛剤の効果が不十分な腹痛や腰痛
内膜症による器質性月経困難症
出血量が多く痛みも強い
場合には、治療としてホルモン剤を使用することがあります。
小学生で使う際に大切なこと
ただし、小学生の場合は
「身長への影響」
に配慮が必要な場合があります。
女性ホルモンは骨の成長にも関係するため、
年齢
身長の伸び
初経からの期間
などを考慮しながら治療を選択します。
そのため、
いきなり強い治療をする
全員に同じ薬を出す
ピル一択で治療する
というわけではありません。
お子さん一人ひとりに合わせて、
痛みの程度
成長段階
生活への影響
を見ながら治療を考えていきます。
ミニピル(黄体ホルモン剤)という選択肢
場合によっては、
黄体ホルモン剤(ミニピル系)
を使用することもあります。
ピルとの違いは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が含まれていないという点です。
エストロゲンによる吐き気や頭痛の心配がなく、また血栓症リスクも上がりません。
そのため、片頭痛があってピルが飲めない方でも、安心して使うことができます。
ミニピル(黄体ホルモン剤)も、ピルと同様に
生理痛軽減
出血コントロール
などを目的に使われます。
お子さんの状態によって、
低用量ピルや超低用量ピル
黄体ホルモン剤
を使い分けます。
小学生が婦人科を受診しても全く問題ありません
「婦人科は大人が行く場所では?」
と思われる保護者の方も多いですが、
小学生・中学生が婦人科を受診することは全く珍しくありません。
実際には、
生理痛
生理不順
月経量の異常
PMS
などで受診されるお子さんはたくさんいます。
最近では、
ユースフレンドリークリニック
という考え方も広がっています。
これは、
思春期の子どもたちが安心して相談できる医療環境
を大切にする考え方です。
小学生の婦人科検査は怖くありません
「婦人科の検査って痛そう…」
「恥ずかしい検査をするのでは?」
と不安に思う方も少なくありません。
小学生で生理痛のご相談にいらした場合、
一般的には
「経腹超音波検査」
を行います。
これは、お腹の上からゼリーをつけて見る超音波検査で、内科で行うエコー検査と同じものです。
また、性行為の経験がない方に、内診は基本的に行いません。
小学生や中学生では、通常は内診(膣からの診察)は行いません。
そのため、
痛い検査
恥ずかしい検査
をするわけではありませんので安心してください。
小中学生の診察では保護者の方が一緒に入れます
当院では、
診察室
検査室
に保護者の方が同席可能です。
そのため、
「子ども一人では不安」
という場合でも安心して受診していただけます。
女性性医師が診察するので安心
婦人科受診に不安を感じるお子さんは少なくありません。
当院では女性医師が診察を担当し、
怖くない説明
年齢に合わせた言葉
無理をしない診察
を心がけています。
「こんなことで受診していいのかな?」と思わなくて大丈夫です
実際には、
生理痛
生理不順
月経量が多い
生理の日を調節したい
などで受診される小学生・中学生はたくさんいます。
むしろ、
「もっと早く相談すればよかった」
とおっしゃる保護者の方も少なくありません。
横浜駅徒歩圏内なので遠方からも通いやすい
ポートサイド女性総合クリニックは
横浜駅から徒歩圏内にあります。
そのため、
横浜市内
川崎
湘南エリア
都内方面
などからも通院しやすい立地です。
学校帰りや保護者の方のお仕事帰りにも受診しやすくなっています。
まとめ|小学生の生理痛も我慢しなくて大丈夫
小学生・中学生でも、
強い生理痛
生理の量が多い
生理不順
PMSがひどい
といったお悩みがある場合、婦人科で相談して大丈夫です。
生理痛は
「我慢するもの」ではなく
「コントロールできる症状」
です。
当院では、
女性医師が診療
ユースフレンドリーな対応
保護者同席可能
な環境で診療を行っています。
「婦人科は初めてで不安」というお子さんも、安心してご相談ください。
日付:2026年7月10日 カテゴリー:日々の雑記
山瀬まみさんが患った「子宮体がん」はどんな病気?【横浜駅近く女医の婦人科】
山瀬まみさんが「子宮体がんで全部ごっそりとった」のはなぜ?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
昨年、タレントの山瀬まみさんが、子宮体がんで手術したことを公表されました。「ごっそり全部取った」とのことですので、子宮体がんの手術の中でも、一番広範囲に手術をする方法で治療を受けられたようです。
子宮体がんは比較的おとなしいがんが多く、早期に発見すれば子宮と卵巣を摘出するのみで完治するケースも多いので、できるだけ早期に発見することが大事です。
以前、閉経後にごく少量1回だけ不正出血があったという方が、「念のため」検査を受けにいらっしゃいました。超音波検査でも子宮内はきれいで、診察時は出血もおりものもなかったのですが、子宮の奥の細胞をこすり取る検査で「クラスⅤ(明らかながん細胞がある)」という結果でした。
幸い、かなり初期の子宮体癌でしたので、子宮と卵巣をとる手術だけで完治しました。リンパ節郭清もせず、抗がん剤治療も行わなかったので、術後の安静期間が過ぎたら、また元気に趣味のテニスを楽しまれていました。
子宮頚がんと子宮体がんの違いは?
子宮頚がんも子宮体がんも、同じ「子宮」という臓器に発生するがんですが、原因をはじめ様々な特性の違いがあります。
子宮頚がんは、子宮の出入り口=子宮頚部に発生するがんで、原因のほとんどはHPVへの感染です。20代の若い方でも発症することがあり、30代~40代が好発年齢となっています。初期にはほとんど症状がなく、早期発見のためには定期検診が必須です。子宮頚がんのリスクとなるのは、HPVへの感染と喫煙です。
一方、子宮体がんは子宮の奥=子宮内膜に発生するがんで、主な原因は卵胞ホルモンと黄体ホルモンのアンバランスや、卵胞ホルモンへの過剰な暴露です。ウイルス感染は関係なく、ホルモンバランスが乱れやすい40代後半から増え始め、50~60代が好発年齢です。子宮体がんのリスクとなるのは、月経不順(PCOS)・肥満・未産・エストロゲンだけのホルモン補充などです。
子宮体癌の自覚症状はある?
子宮頚がんはほとんど自覚症状がありませんが、子宮体がんは不正出血やおりものの異常で見つかることがあります。子宮体癌と診断された方の9割は、不正出血を自覚していたというデータもありますので、「不正出血があるかどうか」は注意しておくべき症状と言えるでしょう。
不正出血がなければ、絶対に子宮体がんが「ない」とは言い切れませんが、特に閉経後に不正出血があった場合は、たとえごく少量でも無視しない方がよいです。
ピンク色や茶色いおりものがつく場合や、水っぽいおりものが常に出る場合も検査を受けたほうがいいでしょう。
逆に、何も症状がないのに「年に1回子宮体がん検診を受ける」ことは、推奨されていません。症状がなくても定期的に「検診」として子宮体がん検査を行うのは、ホルモン補充療法中の方や乳がんのホルモン治療中の方など、何らかのホルモン剤を使用しているケースに限られます。
子宮体がんはなぜ発生する?
子宮体がんは、2つの女性ホルモンのうち、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が過剰になったり優位に働き、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が不足した時に発生しやすくなります。
これは、卵胞ホルモンが、子宮体がんの元になる子宮内膜を増殖させる(厚くさせる)作用を持っており、卵胞ホルモンが子宮内膜の増殖を抑える(薄く保つ)作用を持っているからです。
正常なホルモンバランスで排卵周期であれば、生理周期の前半に卵胞ホルモンの作用で子宮内膜が作られ、排卵後に黄体ホルモンがしっかり出ることによって子宮内膜をはがして生理の出血として排出されます。つまり、黄体ホルモンが子宮内膜を「お掃除」する役割を持っています。
生理不順で、無排卵や黄体ホルモン不足の状態が長く続くと、子宮内膜が異常に増殖しやすくなり、子宮体がんのリスクが上がります。実際、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、月経不順を放置してしまうと、子宮体がんの発生リスクが上がるというデータもあります。
また、脂肪が多いと、卵巣以外から分泌される卵胞ホルモンの量が増えるため、肥満の方も子宮内膜が異常に増殖しやすくなります。
子宮体がんの早期発見のために受けたほうがいい検査
子宮体がんの検査は「検診」として受けるものではありません。
つまり、子宮頚がん検診のように、何も症状がないのに定期的に受けるという検査ではないのです。
前述のような、子宮体がんを疑う症状があった場合や、超音波検査で子宮内膜が異常に厚くなっていたり、内部が凸凹していて不整な場合などに検査を行います。
まずは、超音波検査で子宮内膜の厚みや均一さを確認し、子宮内膜細胞診を行います。
これらの検査で、子宮体がんが疑わしいという結果だった場合は、子宮内膜組織診を追加して、より多くの細胞をとって検査を行います。
子宮体がんの検査は、子宮の奥まで検査用のブラシなどを入れて行うため、痛みや出血を伴います。
また、閉経後の年数が長い方や、未経産の方は、子宮の出入り口が細くなりすぎて、子宮体がん検査用の器具が奥に入らないことがあります。
子宮体がんを予防するには?
子宮体がんは、エストロゲン過剰+プロゲステロン不足の状態が長く続いてしまうとそのリスクが上がります。
そのため、生理不順の場合はピルや黄体ホルモン剤で定期的に出血を来させたり、子宮内膜を「薄く保つ」ことが、将来の子宮体がんのリスクを減らすことになります。ピルは、6カ月以上継続的に服用すると、子宮体がんのリスクを半減してくれます。
また、肥満や糖尿病は子宮体がんのリスク因子になりますので、適切な体重を保ち糖質コントロールを意識した食事を心がけることも重要です。
以前は、子宮頚がんと子宮体がんの割合が9:1くらいでしたが、最近は6:4くらい、つまり子宮体がんが増えてきています。
できるだけリスク因子を減らすとともに、少しでも不正出血やおりものが気になったら、婦人科で検査を受けるようにしましょう。
日付:2026年7月10日 カテゴリー:日々の雑記
HPVワクチンについてよくある質問
患者様や保護者の方からよく頂くご質問についてまとめました
Q:本当に副作用は大丈夫だと言えるのですか?
A:ワクチンも「薬剤」なので副反応が全くないとは言い切れません。ごくまれに副反応が発生する場合があり、それが例え1万分の1の確率であっても、あなたが1万人に1人に該当することもあり得ます。ただ、統計学的には、ワクチン未接種の方と接種後の方の健康状態には大きな差がないという結果が出ています(名古屋スタディ参照)。風邪薬やサプリメントでも、健康被害が出ることはあります。そのリスクは気にせず、ワクチンだけを「特別に」恐れてしまうのはなぜなのかを考えてみるとよいかもしれません。
Q:これまでに重篤な副作用が出た人はいますか?
A:当院で2025年にHPVワクチンを接種した方は、延べ369名でした。このうち、重篤な副作用が出た方はいらっしゃいません。接種後に、迷走神経反射で気分不良や一時的な意識消失がみられた方が、2名いらっしゃいましたが、いずれも数分で回復なさり、その後の体調に問題はありませんでした。当院では、ワクチン接種前に血圧を測定させていただき、血圧が低めの方には「ベッドに横になった状態での接種」「接種後の安静時間を延長」「いきなり立ち上がらず段階的に安静解除」という対策をとらせていただいております。
Q:ワクチンを接種しなくても子宮頚がんになる人はそれほど多くないのではないですか?
A:日本では年間約1万人(人口10万人対16.4人)が子宮頚がんに罹患し、約2,700人(人口10万人対4.4人)が亡くなっています。特に20〜30歳代の若年層で罹患率・死亡率ともに増加傾向にあり、20代女性のがんの過半数を占めています。「年間1万人」が多いと感じるのか、「それほどでもない」と感じるのかは個人の判断となります。しかし、オーストラリアでは「ほぼ撲滅される可能性が高い」と言われている子宮頚がんが、日本ではまだ年間1万人「も」発生していることは、患者様の健康を守る立場としては憂慮すべき事態と考えています。
Q:検診を毎年受けていれば大丈夫なのではないですか?
A:検診は、がんになる前に「早期発見」することで、「進行した癌によって命を落とす」ことを予防するためのものです。がんになる前又は早期のがんの段階で治療を行うことにも大変意味があります。しかし、「子宮の手術が必要になる」ことを防ぐことができるわけではありません。高度異形成や上皮内癌に対して行う「円錐切除」という手術は、子宮頚部の長さが短くなるため、不妊や早産のリスクを作ることになります。また、子宮全摘を行えば、将来の妊孕性(妊娠できる可能性)がなくなります。たとえ手術が必要な段階まで進行しなくても、「異形成」というグレーゾーンの段階と診断されると、定期的な組織診が必要になったり、「いつか癌になるかもしれない」という不安を抱えたまま過ごさなければならなくなります。異形成を予防するためには、ワクチンが必要です。
Q:性行為の経験があるとワクチンを接種する意味がなくなりますか?
A:ワクチンはHPVへの感染前に接種することが重要です。そのため、感染リスクが発生する前、つまり、性行為の経験がないうちに接種することが推奨されています。ただ、たとえ性行為の経験があっても、短期間で数種類のHPVに同時に感染してしまうリスクは低いため、ワクチンの効果が「ゼロ」になるわけではありません。海外のデータでは、26歳までの接種であれば一定の効果はあるという結果も出ています。公費で接種できる年齢には上限がありますので(高校1年生まで)、できるだけ早く接種することをお勧めします。
日付:2026年7月10日 カテゴリー:日々の雑記
ピルの副作用に関するよくある質問【横浜駅近くの産婦人科】
1)吐き気
Q:吐き気が辛いので飲むのをやめてもいいですか?
A:ピルによる吐き気は、ホルモンを外から取り入れる事に体が慣れるまでの一時的なものです。飲み続ける事によって軽くなっていきますので初めは少し我慢して飲み続けてみてください。2週間たっても吐き気が治まってこない場合は、種類を変更することによって軽くなる場合もありますのでご相談ください。
Q:吐き気止めを飲んでもいいですか?
A:ピルと一緒に飲んでもかまいません。
Q:吐き気を軽くする方法はありませんか?
A:ピルを半分に割って12時間ごとに半分ずつ飲む分割投与という方法があります。ただし分割投与の場合は避妊効果は不確実になりますので、避妊目的の場合は他の避妊法を併用してください。
Q:吐いてしまったのですが。
A: ピルを飲んでから3時間以内に吐いてしまった場合は追加服用が必要です。次の日の分を追加で飲んでください。3時間以上経っていればピルの成分は吸収されていますので追加服用の必要はありません。
2) 不正出血
Q:生理の1日目からピルを飲み始めたら、生理がいつもより早く終わったのですが。
A: ピルには生理の出血を止めようとする作用がありますので、途中で出血が終わってしまう場合があります。異常ではありませんのでそのまま飲み続けてください。
Q:ピルを飲み始めてからずっと、少量の出血が続くのですが。
A:ピルの飲み始め、特に1シート目の場合、生理がすっきり終わらずに少量の出血がだらだらと続く事があります。たいてい休薬期間中の消退出血によっていったんリセットされますので、2シート目以降からは起こりにくくなります。気にせずに飲み続けてください。ただし、子宮頚がん検診やクラミジアの検査を受けたことがない場合は、不正出血の原因がピル以外にないことを確認するために検査を受けることをお勧めします。
Q:ピルを飲み始めてだいぶ経つのに、いきなり不正出血がありました。
A:飲み忘れがあったり相互作用のある薬を飲んだりした場合、ホルモンの血液中の濃度が下がった事による不正出血が起こることがあります。また、きちんと飲んでいても突然不正出血が起こったりすることはありますので、定期検診で特に異常を指摘されていなければそのまま様子をみても大丈夫です。検査を受けた事がない場合は、一度受診してください。
3) 乳房の張り
Q:ピルを飲み始めてから、胸が張って痛いのですが。
A:ピルの飲み初めによくみられる副作用の一つです。生理前に胸が張るのと同じ様に、ホルモンの影響で一時的に胸が張ることがあります。たいていは飲み続けるうちに体が慣れてあまり張らなくなりますが、同じ状態が続くようなら他の種類のピルに変えてみる方法もあります。
Q:胸の張りと乳癌は関係ありますか?
A:胸が張るとしこりがあるように感じることがありますが、乳癌とは関係ない場合がほとんどです。定期的に乳癌検診を受けていれば心配ありません。検診を受けた事がなければ、一度受診してください。
4) 手足のしびれ
Q:ピルを飲み始めてから手や足がしびれるように感じるのですが。
A: ピルの飲み始め時々見られる副作用です。気にせず飲み続けていただいて問題ないものがほとんどですが、ごく稀に血栓症の症状として現れている事がありますので、ひどいしびれが続く場合や押さえると痛い場合・皮膚に変色が見られる場合はまずは受診してください。
5) 頭痛
Q:ピルを飲み始めて頭痛が続いているのですが。
A: ピルの飲み始めによくみられる副作用の一つです。たいていは飲み続けているうちに軽くなりますので、そのまま飲み続けてください。痛みがひどい場合は痛み止めを併用していただいても大丈夫です。吐いてしまうほどの頭痛が続く場合は受診してください。
Q:毎回休薬中に頭痛が起こるのですが。
A: 血液中のホルモン濃度が低くなることによって起こる頭痛です。連続投与が可能なタイプにして、連続服用することで、休薬の回数を減らすことが出来ます。また、休薬中に少量の女性ホルモンを追加することによって改善する場合もありますので、受診の際に医師に相談してみてください。
6) 血栓症
Q:ピルを飲んでいると血栓症になりやすいのですか?
A:血栓症は、非喫煙者で健康な人の場合発症率は10万人に5人と言う非常に稀な病気です。ピルを飲む事によって2~3倍にリスクは高くなりますが、重大な血栓症が起こる確率は非常に低いと言われています。喫煙によって血栓症のリスクは高くなりますので、タバコを吸われる方には禁煙をおすすめしています。
Q:血栓症を予防する方法はありますか?
A:確実な禁煙が一番重要です。また、健康体重を超えると血栓症のリスクは高くなりますので、体重コントロールも心がけてください。日常的にできることは、こまめに水分補給をすることと、一定時間ごとに身体を動かして血流を滞らせないようにすることです。
7)癌
Q:ピルによって癌になりやすくなると聞いたのですが。
A:ピルを飲む事によって子宮頸癌のリスクが増加するという報告がありますが、ピルが直接癌を引き起こすわけではありません。HPVというウイルスへの感染が、発癌につながっているのではないかと考えられています。
乳癌に関しては、以前はピルによってリスクがわずかに上がるのではないかと言われていましたが、最新のデータによるとリスクは全く上昇しないとの報告です。定期的な検診はピルを飲んでいなくても必要ですので、1年に1回は受けるようにしてください(乳癌は40歳以上、子宮頸癌は20歳以上)。
また、卵巣癌や子宮体癌は、逆にピルの服用によってそのリスクを半分以下に減らす事が出来ます。
8) その他
Q:ピルを飲み始めて返ってうつ状態になったような気がします。
A:ピルに含まれているホルモンとの相性によっては、うつ状態になることがあります。「男性ホルモン作用」の少ないタイプのピルに現れやすい副作用ですが、ピルの種類を変えることによって改善する事もありますので、受診時に医師にご相談ください。
Q:ピルを飲み始めてかえってニキビが増えてしまったのですが。
A:ピルの種類との相性は個人差が大きく、人によってはピルを飲んだ事によってニキビがでやすくなることもあります。ほとんどが一時的なものなので、まずは3ヶ月続けて飲んでみてください。それでも改善しなければ、ピルの種類を変えて様子をみることもできますので医師にご相談ください。
Q:体重が増えてしまったのですが。
A:ピルの直接的な作用で脂肪が増える事はありませんが、むくみによる体重増加はみられる事があります。むくみがひどい場合はピルの種類を変えるか、むくみを改善する漢方薬を併用できます。また、ピルによって食欲が増進して知らず知らずのうちに食べ過ぎている場合もありますので、毎日の食生活を見直してみてください。
Q:眠たくて仕方がないのですが。
A:稀ですが、飲み初めに見られる副作用の一つです。そのまま飲み続けていただく事によって気にならなくなる場合がほとんどですが、日常生活に支障があるほどの眠気の場合服用時間を寝る前の時間帯にずらしてみてください。
Q:お乳が出てきたのですが。
A:絞ってにじむ程度のお乳であれば、飲み初めの副作用が考えられます。プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)が高くなっている場合もありますので、一度血液検査でホルモンの値を調べるようにしてください。
妊娠検査薬が陰性でも妊娠していることはある?性交後2週間・生理が来ない場合を婦人科医が解説
妊娠検査薬が陰性でも妊娠していることはある?性交後2週間・生理が来ない場合を婦人科医が解説【横浜駅近くの婦人科】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<<この記事の執筆者>>
清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック院長
横浜駅徒歩6分の女性専用クリニック。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。
参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「妊娠検査薬が陰性だったから妊娠していないと思ったのに、その後陽性になった」
実はこのようなケースは珍しくありません。
「生理が来ない」
「妊娠検査薬は陰性だった」
「でも妊娠の可能性が心配」
という方は非常に多くいらっしゃいます。
特に
- 生理不順がある
- 排卵日がわからない
- フライング検査をした
という場合は注意が必要です。
この記事では
- 妊娠検査薬が陰性なのに妊娠していることはあるのか
- 性行為から何日後なら妊娠を否定できるのか
- 妊娠検査薬はいつから正確なのか
- 生理が来ないのに陰性の場合はどうすればよいのか
について婦人科医が詳しく解説します。
妊娠検査薬が陰性だったのに妊娠していたことはある?
結論から言うと、
あります。
妊娠検査薬が陰性だったにもかかわらず、その後陽性になるケースは実際にあります。
妊娠検査薬は非常に正確な検査ですが、
妊娠しているかどうか
ではなく、
尿中のhCGホルモンが一定量以上あるかどうか
を調べている検査です。
そのため、
妊娠していても
- 検査時期が早すぎた
- 排卵日がずれていた
- 生理不順だった
場合には陰性になることがあります。
妊娠検査薬はどういう仕組み?
妊娠すると、
受精卵が子宮に着床した後に
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
というホルモンが分泌されます。
このhCGが尿中に増えてくると
妊娠検査薬が陽性になります。
つまり、
着床直後はまだhCG量が少ないため
妊娠していても陰性になることがあります。
妊娠検査薬はいつから正確?
非常に多い質問です。
妊娠検査薬は
「性交後何日」
ではなく
「排卵後何日」
で考える必要があります。
目安は次の通りです。
| タイミング | 判定の信頼性 |
| 性交後1週間 | 判定できない |
| 性交後2週間 | 陰性でも妊娠の可能性あり |
| 性交後3週間 | かなり信頼できる |
| 性交後4週間 | ほぼ確実 |
そのため
性交後2週間で陰性でも妊娠を完全には否定できません。
フライング検査で陰性になる理由
フライング検査とは
推奨される時期より早く妊娠検査薬を使うことです。
例えば
- 生理予定日前
- 生理予定日当日
などです。
この時期は
まだhCGが十分増えていないことがあります。
その結果、
妊娠していても陰性になります。
性行為から2週間後に陰性なら妊娠していない?
実は
必ずしもそうではありません。
例えば
性行為が排卵日の5日前だった場合、
受精が成立するのは数日後になる可能性があります。
その場合、
性交後2週間の時点では
まだ妊娠4週未満で、
妊娠検査薬が反応しないことがあります。
性行為から3週間後に陰性なら?
一般的には
最後の性行為から3週間以上経過して陰性なら、妊娠していない可能性が高い
と考えられます。
ただし、
検査薬によって感度が異なるため、
不安が残る場合は1週間後に再検査をおすすめします。
生理が来ないのに妊娠検査薬が陰性の場合
これは婦人科で非常によくある相談です。
妊娠していないのに生理が来ないのは「生理不順」や「無月経」です。
原因として
- 年齢的な卵巣機能の低下
- ストレス
- 排卵の遅れ
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
- 急激な体重変化
などがあります。
つまり
生理が来ない=妊娠
とは限りません。
妊娠検査薬が陰性でも婦人科受診をおすすめするケース
以下の場合は受診をおすすめします。
- 生理が1か月以上来ない
- 妊娠検査薬が陰性でも体調不良が続く
- 強い腹痛がある
- 不正出血がある
- 妊娠を希望している
生理が遅れるたびに不安になる方へ
生理不順がある方では、
毎回
「妊娠したかも」
という不安を抱えてしまうことがあります。
そのような場合は、
生理不順の治療と避妊を兼ねて
を使用する選択肢もあります。
ピルによって
- 生理周期が安定する
- 避妊効果が得られる
- 生理痛も改善する
というメリットがあります。
よくある質問
Q 妊娠検査薬が陰性だったのに妊娠していたことはありますか?
あります。検査時期が早すぎると陰性になることがあります。
Q 性行為から2週間後に陰性なら大丈夫?
まだ早い可能性があります。3週間後に再検査をおすすめします。
Q 生理予定日1週間後でも陰性でした
周期が安定していれば妊娠の可能性は低くなりますが、生理不順の場合は再検査が必要です。
Q 最後の性行為から3週間後に陰性なら?
妊娠していない可能性が高いです。
横浜で妊娠の不安や生理不順を相談するなら
ポートサイド女性総合クリニックでは
- 妊娠判定
- 生理不順
- ピル相談
- ホルモン検査
などを行っています。
女性医師が丁寧に診察いたしますので、
「妊娠しているか心配」
「生理が来ない」
という方も安心してご相談ください。
まとめ
妊娠検査薬が陰性でも、
検査時期によっては妊娠している可能性があります。
特に
- 性行為から2週間
- フライング検査
- 生理不順
の場合は注意が必要です。
最後の性行為から3週間以上経過しても陰性で、生理が来ない場合は婦人科で相談しましょう。
ご予約はこちらから【横浜駅近くの婦人科】










