日々の雑記

新しい横浜市子宮頚がん検診についてよくあるご質問【横浜駅近く女医の婦人科】

★2025年1月から横浜市子宮頚がん検診が変わります

*30歳未満・61歳以上は今まで通り

*30歳~60歳(2025年4月1日の時点で)の方は

・補助が使える年齢が5年ごとの節目年齢(30歳・35歳・・・)

・検査の方法が「HPV単独法」

・自己負担額は2,000円

以下の方は検診の対象外となります

     ア:子宮頚部を有さない方

     イ:子宮頚部浸潤癌の治療中又は過去なったことがある方

     ウ:異形成や上皮内がんなどの「前がん病変」の経過観察中の方

     エ:性交経験が一度もない方

・横浜市から届いたバーコードを持参する

(バーコードがないと検査ができません)

注)節目年齢ではないのに検診用バーコードが届くことがあります

2025年1月から移行するため最初の5年間は節目年齢ではない方にも案内が届きます。 2024年4月~12月の期間に横浜市の子宮頚がん検診を受けている節目年齢ではない方は、バーコードが届いても検査を受けられるのは2026年4月以降になります。

 

質問1:案内が届いたらすぐに受けないといけませんか?

2024年4月~12月に横浜市の補助を使って子宮頚がん検診を受けている方は、届いたバーコードで検診を受けられるのは2026年4月以降です。

それまでは、バーコードをなくさないように保管しておいてください。

前回の検診が2024年3月より前であればいつでも検査は可能です。

特に、ここ2~3年検診を受けていないという方は、お早めに受けることをお勧めします。

 

質問2:筋腫の手術で子宮をとっていますが検査は可能ですか?

子宮をすべて取っている(子宮全摘を受けている)方は、上記「対象外になる方」の「ア:子宮頚部を有さない方」に該当します。

そのため、子宮全摘後は横浜市の補助を使用して子宮頚がん検診を受けることはできません。

一般的に、良性疾患(子宮筋腫や子宮腺筋症)で子宮全摘をした後は、「子宮がん検診」が不要になります。

 

質問3:過去に子宮頚がん検診で異常が出たことがありますが検査は受けられますか?

現時点で、まだ異常が残っており、「異形成」を経過観察中の方は横浜市の補助を使った検診をご利用いただくことはできません。

過去に「異形成」を指摘されて、現在は完全に正常に戻っている場合や、「異形成」で手術を受けてその後ずっと正常な場合は、検査が可能です。

完全に正常に戻っているかどうかが分からない場合は、「過去2回分の検査結果が『NILM』かどうか」をご確認ください。

 

質問4:HPVが陽性だともう一度検査を受けないといけないのですか?

検診の結果で、HPVが陽性だった場合は「自動的に」細胞診が追加されます。そのため、再度検査にお越しいただく必要はありません。ウイルスの検査のためにぬぐい取った検体でそのまま細胞診を行います。

また、検査代金に細胞診が追加になった場合の料金も含まれているため、細胞診が追加になっても追加の料金はかかりません。

 

質問5:HPV単独検診は5年ごとにですが本当に5年間もあけて大丈夫でしょうか?

今回の横浜市の検診事業の目的は、「進行した癌で命を失うことを防ぐ」ことが目的です。そのため、「できるだけ早い段階で異常を見つける」ことが目的にはなっていません。

つまり、5年前の検査が「異常なし」でも、5年後に検査を受けた時に「異形成です」「早期のがんです」という結果になる可能性はあるということです。

例え検診で異常がなくても、不正出血やおりものの異常があれば、その段階で細胞診を受けるようになさってください。

日付:2025年6月2日  カテゴリー:日々の雑記

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「座るだけ」の筋トレチェア【尿もれ・トイレが近い人必見】

骨盤底筋も下半身の筋肉も一緒にトレーニングしたい方へ

 

 

実は多い「尿もれ」の悩み

「30代女性の6割」この数字、何のデータなのか分かりますか?

2023年7月に花王フェムケアラボがWEBで行ったアンケート調査の結果です。なんと、回答者の約8割が「尿もれの経験がある」、30代女性の約6割が「現在尿もれに悩んでいる」と回答しています。

ところが、尿もれ経験者の約半数が「特に理由はないが相談したことがない」と回答しているのです。

クリニックの診療でも、膀胱炎症状をご相談なさる方はいらっしゃいますが、尿もれについてのご相談は本当に稀です。産後の方や、更年期の方に、「排尿のトラブルはありますか?」とこちらから伺うと、「実は…」とおっしゃるケースがほとんどなのです。

実際に伺ってみると、尿もれだけではなく、「度々トイレに行きたくなる」「尿意を感じると我慢しきれなくなる」「トイレが近くて旅行や長距離の移動が不安」と言ったお悩みがたくさん出てきます。

 

 

尿もれの原因は?

そもそもなぜ尿もれやトイレが近いといったトラブルが起きるのでしょうか?

もちろん、ホルモンの異常や細菌感染などが原因となることもあります。

そして、多くの場合、「骨盤底筋群のゆるみ」が原因で上記のような様々なトラブルが引き起こされています。

骨盤底筋群は、小さな筋肉がいくつか集まって骨盤の「底」を支えています。ちょうどハンモックのように薄い筋肉が骨盤の一番下の部分を作っており、その筋肉が骨盤内の臓器を支えています。膀胱も骨盤内にある臓器のひとつで、骨盤底筋群がゆるむと膀胱の位置が下がりやすくなります。

また、骨盤底筋群の一部は、尿の出口・腟の出入り口・肛門をそれぞれ「閉める」という働きを持っています。そのため、この骨盤底筋群が緩むと、尿が出ないように出口を「閉めておく」ことができなくなり、その結果尿もれが起きやすくなります。

 

 

骨盤底筋群のゆるみが引き起こすトラブル

骨盤底筋群は様々な機能を持っています。

例えば・・・

*骨盤内の臓器を支える

*尿や便がもれないように出口を閉めておく

*膀胱の働きを助けて尿を出し切る

*直腸の働きを助けて便を出し切る

 

これらの働きが弱くなることで、次のようなトラブルが起きやすくなります。

*子宮や腟が下がってくる(飛び出てくる)

*直腸が下がってくる(飛び出てくる)

*くしゃみをしたり重いものを持った時に尿がもれる

*度々トイレに行きたくなる

*尿意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないと間に合わない

*便秘や残便感

*パートナーとのスキンシップの質が落ちる

 

 

骨盤底筋群にダメージが起きる原因

骨盤底筋群がゆるむ原因はいくつかありますが、最近は出産経験がなくても筋力が低下している人が増えてきている印象です。実際に、20代で尿もれを経験している方のほとんどが、出産経験のない人です。

★お産の回数が多い

★大き目の赤ちゃんを産んだことがある

★便秘がちでいつも強くいきんで排便している

★急いで排尿することが多くお腹に力を入れて無理矢理排尿している

★重いものを持つことが多い

★内臓脂肪が多い

★重いものを持った状態でスクワットなどの筋トレをしている

これらの、いずれか一つでも当てはまっていれば、骨盤底筋群に負担がかかっている可能性があります。

 

 

骨盤底筋群を鍛えるには十分な筋トレが必要

もし、上記のようなトラブルがある場合は、まずは婦人科や泌尿器科で相談してみることをお勧めします。

状態によっては、骨盤底筋群のダメージが大きすぎて、手術が必要なケースもあります。

ただ、多くの場合は、そこまでひどくはなく、骨盤底筋群の「筋力」を取り戻せばある程度トラブルが解消する可能性が高いのです。

つまり、必要なのは「筋トレ」です。

ではどのくらいの「筋トレ」をすればいいのでしょうか?

「骨盤底筋体操」という、骨盤底筋群を鍛える体操があります。体操と言っても、全身を動かす体操ではなく、骨盤底筋群をギュッと締めるという小さな動きを繰り返すものです。

この骨盤底筋体操をどのくらいすると効果が得られるかというと・・・

*1セット30回

*合計1日4セット以上(朝、昼、夜、就寝前)

*約3か月間毎日続ける

どうでしょう?あなたはこのトレーニングを欠かさず3か月間継続できそうでしょうか?

多くの患者様は、トレーニングの仕方をお伝えしても、「継続して行う」ことが難しいとおっしゃいます。効果が得られる前に、挫折してしまう方がほとんどなのです。

 

 

20分間椅子に「座っているだけ」

では、この「筋トレ」を、「ただ椅子に座っているだけ」で行えるとしたらどうでしょうか?

筋肉を鍛えるためのトレーニングは、自分の「脳」から指令を出して動かした場合と、電気や電磁波の刺激で動かした場合とでは、同じように効果が期待できます。

今回クリニックに導入した骨盤底筋トレーニングチェアは、椅子の座面から筋肉を刺激する電磁波パルスが出るため、「ただ座っているだけ」で骨盤底筋がギュッと収縮して、筋トレをしているのと同じ状態を作ることが可能です。

しかも、15分間座っているだけでスクワットに換算すると約1万回行ったのと同じくらい、筋肉への刺激が伝わります。

そのため、20分間「ただ座っているだけ」で、週2回ずつのトレーニングの場合では8~10回で効果が感じられるようになるのです。

 

効果を感じていただくために3回まで体験価格!

骨盤底筋トレーニングチェアは、保険診療による「治療」ではありません。

そのため、自費でのご案内になります。

通常、初回体験価格でのご案内は1回限りのことが多いのですが、1回では十分効果を感じていただけないかもしれないため、3回まで体験価格でご利用いただけるようにいたしました。

通常価格    体験価格

10分    2000円     1000円

20分    3800円     2000円

30分    5600円     3000円

 

ご予約・お問い合わせはクリニックまで⇒045-440-5577

 

 

トレーニングできるのは骨盤底筋だけではない⁉

電磁波パルスによる刺激が椅子の座面から出ることで、運動神経を直接刺激することができます。

座面に当たる部分が、骨盤の中央部分周辺だと骨盤底筋群が刺激されますが、後ろ側(お尻側)だと大殿筋や中殿筋を中心としたお尻~太ももの筋肉が刺激されます。

つまり、座る角度を変えると、下半身の大きな筋肉を鍛えることが可能になります。

下半身の筋肉が衰えると、

*お尻がたるむ

*下腹部がポッコリ出る

*代謝が下がる

*下半身がむくみやすくなる

*ロコモティブシンドロームのリスクが上がる

といった影響が出やすくなります、

 

実は、近年、若い方の筋力低下が指摘されるようになってきました。生活様式の変化で、足腰を鍛える機会が減り、座っている時間が長くなっていることなどがその一因であると言われています。

若い頃から筋肉が少ないと、高齢になってからますます筋力が衰えて、寝たきりになるリスクが上がってしまうため、下半身の大きな筋肉を鍛えておくことは、100歳まで元気に動き回るためにはとても重要です。

下半身の筋肉を鍛えるのに効果的な運動はスクワットです。でも、「毎日スクワットを1万回しましょう」と言われても、無理ですよね?どんなに頑張っても100回くらいかもしれません。

電磁波パルスチェアは、たった15分座っているだけでスクワット約1万回分の筋肉への刺激が伝わります。

 

2か月後が楽しみになる椅子?!

尿漏れもロコモティブシンドロームも、直接命にかかわるような重大な不調ではありません。そのため、「まあ、こんなもんか」と思って放置してしまっている人も多いのかもしれません。

そして、もし、週に2~3回、たった20分椅子に座っているだけで、2か月後にはトイレを気にして行動を制限することなく、好きな時に好きな所へ自由に出かけられたらどうでしょうか?あるいは、キュッと引き締まったお腹や形の良いヒップを手に入れて、階段も楽々駆け上がっている自分をイメージしたら、どんな気分になりそうでしょうか?

「本当にそんなに楽に理想の状態が手に入るの?」と疑いたくなるかもしれません。クリニックのホームページには「お客様の声」が掲載できないため、たくさんの喜びの声をここでご紹介できないのが残念なのですが・・・ぜひ、この機会に体験価格でその効果を確かめにいらしてください。

 

注:以下の方は施術を受けていただくことができません。

   該当しないか予めご確認の上お申し込みください。

*ペースメーカー等医療電子機器をご利用の方

*人工股関節など施術部位に体内の金属がある方

*生理中で施術により出血量が増えると困る方

*妊娠中の方

*産後6か月未満の方(産後3~5か月の方は医師にご相談ください)

*施術部位またはその近辺の手術を行っており傷が十分に回復していない方

 

 

お問い合わせ・ご予約はこちら⇒045-440-5577

日付:2025年6月1日  カテゴリー:日々の雑記

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横浜市の補助を使った子宮頚がん検診の変更点【横浜駅近く女医の婦人科】

★横浜市の子宮頚がん検診が変わりました

横浜市の補助を使った子宮頚がん検診についていくつか変更点があります。

*2025年1月から30歳~60歳の人にHPV検診が導入されました

*2025年4月以降にこれまで20歳だけに配布されていた無料検診のクーポンが「今まで一度も子宮頚がん検診を受けたことのない25歳までの方」にも配布されます。

 

★これまでの横浜市子宮頚がん検診

*対象は20歳以上

*補助が使える年齢は特定されておらず「2年度に1回」

*検査の方法は「子宮頚部細胞診」

*自己負担額は1,360円

*20歳ちょうどに配布されるクーポン以外は検査時に持参するものはない

 

 

★2025年1月からの横浜市子宮頚がん検診

*30歳未満・61歳以上は今まで通り

*30歳~60歳(2025年4月1日の時点で)の方は

・補助が使える年齢が5年ごとの節目年齢(30歳・35歳・・・)

・検査の方法が「HPV単独法」

・自己負担額は2,000円

以下の方は検診の対象外となります

     ア:子宮頚部を有さない方

     イ:子宮頚部浸潤癌の治療中又は過去なったことがある方

     ウ:異形成や上皮内がんなどの「前がん病変」の経過観察中の方

     エ:性交経験が一度もない方

・横浜市から届いたバーコードを持参する

(バーコードがないと検査ができません)

注)節目年齢ではないのに検診用バーコードが届くことがあります

2025年1月から移行するため最初の5年間は節目年齢ではない方にも案内が届きます。 2024年4月~12月の期間に横浜市の子宮頚がん検診を受けている節目年齢ではない方は、バーコードが届いても検査を受けられるのは2026年4月以降になります。

 

★検査後の流れ

HPV検査の結果が  陰性 ⇒次の節目年齢にHPV単独検診

陽性

自動的に子宮頚部細胞診追加 → NILM ⇒1年後HPV単独検診

NILM以外 ⇒ 精密検査

 

★ご予約はお電話またはWebで承っております(横浜駅近くの婦人科)

日付:2025年6月1日  カテゴリー:日々の雑記

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ピルを保険で安く処方してもらう方法【横浜駅近くの婦人科】

ピルは女性ホルモンが混ざった合剤(横浜駅近くの婦人科)

「ピル」とは、女性ホルモンである「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が混ざった、ホルモンの合剤です。

含まれている卵胞ホルモン(エストロゲン)の量によって、4段階に分かれています。

超低用量

低用量

中用量

高用量

 

このうち、避妊目的で処方されるのは「低用量ピル」です。

「経口避妊薬(OC)」として承認されているピルには以下の種類があります。

*( )内はジェネリック

トリキュラー(ラベルフィーユ)

マーベロン(ファボワール)

いずれも、「避妊目的で使用する薬」として承認されたものなので、保険適用にはなりません。

これらの薬を処方してもらう場合は、たとえ服用の目的が「避妊」ではなくても自費診療となります。

 

一方、「月経困難症治療薬」として承認されているピルには、低用量ピルと超低用量ピルがあります。最近は、できるだけ副作用を抑えるために、治療目的でピルを使用する場合は超低用量ピルを選択する傾向があります。

 

月経困難症治療薬=生理痛の治療薬として承認されているピルには、以下の種類があります。

 

<低用量ピル>

ルナベルLD(フリウェルLD)

<超低用量ピル>

ルナベルULD(フリウェルULD)

ヤーズ(ドロエチ)

ヤーズフレックス

ジェミーナ

 

 

これらの、月経困難症治療薬は、「生理痛の治療のために保険で処方できる薬」として承認されているので、基本的に保険適用になります。

ただし、これらの薬を避妊目的や月経移動の目的で服用する場合は自費になります。

 

 

保険と自費だとどのくらい料金が違う?(横浜・女医の婦人科)

自費診療の場合、料金はすべて各病院が自由に設定できます。なので、ピル1シート(1か月分)の料金も、病院によって異なります。

 

避妊用のピル(OC)の値段は、だいたい1シート2500円~3500円で設定されていることが多いようです。これは、その病院がピルをいくらで仕入れているかにもよるので、安く仕入れられる病院はその分値段を抑えた設定にしている場合があります。

ちなみに、当院で扱っている避妊用のピルは、ラベルフィーユとファボワールです。いずれも、社会人の方は1シート3000円、学生さんは1-ト2000円です。

 

 

保険診療の場合は、診察の料金も薬剤の値段も、すべて厚生省が決めています。

なので、どの病院で処方してもらっても、1シート(1か月分)の料金は同じです。

病院の規模や、薬局の種類によって、10円程度の差が発生する場合はあります。これは、薬剤そのものの値段ではなく、診察や処方の料金が異なるためです。

 

 

保険適用になるピルの値段は、3割負担の方だとだいたい下記の値段になります。

ルナベルLD・ルナベルULD  約1,400円

ルナベルLD・フリウェルLD  約750円

ヤーズ            約2,000円

ヤーズフレックス       約2,500円

ドロエチ           約950円

ジェミーナ(21錠)       約2,000円

 

 

ピルを保険適用にする方法(横浜市の婦人科)

ピルを保険で所要してもらうには、以下の条件が必要です。

1)ピル処方の理由が「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療目的

2)処方されるピルが保険適用の種類

3)医師が治療のためにピルが必要と判断

 

 

1)の「治療目的である」という条件ですが、例え超音波検査で子宮内膜症などの「子宮や卵巣の病気」が見つからなくても、「生理痛がひどい」というだけで治療目的での処方が可能です。

つまり、婦人科を受診して「生理痛がひどいからピルで治療したい」と自己申告すれば、生理痛の痛みの程度や内膜症などの病変の有無は関係なく、保険でピルが処方できるのです。

 

2)のピルの種類は、前述の「月経困難症治療薬」として承認されている種類の中から選べば、どの種類でも保険適用になります。

通常、ピルの種類は、医師と相談して決めます。

時々、特定の種類のピルしか扱っていないと言われてしまうケースがあるようですが、保険適用のピルは「院外処方」にしてもらえば、どの種類も処方が可能です。

「院内処方」でしか扱ってはいけないというルールはないので、「院外処方で処方箋を発行してください」とお願いすれば、種類を問わず処方してもらえます。

「院外処方」の場合は、処方箋を薬局にもっていって薬剤を受け取ります。

できるだけ安くピルを購入したい場合は、薬局で「ジェネリックを希望します」と伝えましょう。ただし、ヤーズフレックスとジェミーナは、まだジェネリックが発売されていないため、先発薬品のみの取り扱いになります。

 

3)は、通常「生理痛がひどい」と主張すれば、ピルが治療の選択肢には入ってきます。

「絶対にピルを飲んではいけない人」に当てはまっていなければ、医師は「ピルによる治療が必要」と判断するでしょう。

生理痛の強さは、検査で測ることができません。なので、患者様ご本人が「痛みがつらい」と訴えれば、その症状だけでピルを保険で処方する条件をクリアすることになります。

 

ただ、これらの「保険で処方できる条件」に当てはまっていても、喫煙・肥満・前兆を伴う片頭痛などの、「ピルを飲んではいけない人」に当てはまっている場合は、ピルの処方はできません。

血栓症のリスクが高くて、ピルが処方してもらえない場合は、黄体ホルモンによる治療を検討してみるとよいでしょう。

 

 

日付:2025年5月30日  カテゴリー:日々の雑記

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オンラインピル処方を受けている方のご相談を承ります

オンラインピル処方では「診察」はできない?(横浜市の婦人科)

当院では、コロナ前からオンライン診療システムを導入しております。

現在、「ピルのオンライン処方」「緊急避妊役のオンライン処方」のみを行うクリニックや、オンライン診療サービスが多数ありますが、対面での診察が行えないクリニックがほとんどです。

診察を行うための「病院」「クリニック」という場所がない場合、オンライン診療でピルを処方することはできても、何らかの症状が出た場合に、必要な検査を行うことができません。

当院に通院中の患者様が、ピルのオンライン処方に移行された場合は、気になる症状がある場合は対面受診していただいております。

 

 

ピル処方をしてもらっているクリニック以外で検査は受けられる?

ピルを他院で処方してもらっているのに、診察や検査だけ他の病院で受けることができるの?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。

当院には、

「ピルを処方してもらっているのは男性医師だけど、検査は女性医師がいる病院で受けたい」

「ピルはオンラインピルクリニックで処方してもらっているけれど、不正出血していて心配」

「薬は個人輸入で入手しているので、検査だけ受けたい」

といった、「処方は別の病院。検査や相談だけ希望」という方も多数ご来院いただいております。

 

 

オンラインピルクリニックで処方を受けている方へ

以下のオンラインピル処方クリニックで、現在ピルの処方を受けている方のご相談を承っております。こちらのリストにないクリニックからの処方を受けている方でも、当院で診察を承ることが可能ですので、お気軽にご相談ください。

  • エニピル
  • スマルナ
  • メデリピル
  • ルナルナおくすり便
  • おうちでクリニック
  • クリニックフォア
  • ピルマル
  • OopsWOMB(ウープスウーム)
  • マイピルオンライン
  • エミシアクリニック

オンラインピル診療を受けている方に多いご相談

他院でピルを処方されている方からのご相談で、多い内容は、

「不正出血が続いている」

「吐き気やむくみなどの副作用がつらい」

「消退出血(偽薬や休薬中の出血)が来ない」

「片頭痛があるがピルを飲んでも大丈夫か?」

「治療目的なので保険適用のピルに変更できないか?」

といったご相談です。

 

このうち、「不正出血」と「消退出血の消失」は、それが「大丈夫なものかどうか」を判断するためには、検査が必要です。

そのため、対面受診をして、必要な検査を受けていただく必要があります。

 

吐き気やむくみなどの、ピルによるマイナートラブルは、ピルの種類を変更することによって改善する場合があります。

まずは、現在処方してもらっている医師に、超低用量のものや、むくみにくい黄体ホルモンが入っているものなど、それらの症状が軽減しうる種類に変更を相談してみてもよいでしょう。

 

片頭痛や喫煙や高度肥満など、本来ピルの処方が禁忌なのに、オンライン処方で処方されてしまっているケースは時々あります。

もし、自分で「ピルを服用してはいけない人」に当てはまっているかも、と思ったら、ピルを継続するのではなく、対面受診をするか、別のオンライン診療医に確認しましょう。

ピルが禁忌であっても、黄体ホルモンのみが含まれた月経痛治療薬があります。保険適用でも、ピルより少し高めになってしまうのがネックではありますが、より安全に使うことが可能です。

 

「治療目的なので保険で処方してほしい」というケースに関しましては、当院で処方させていただくピルは、純粋に避妊目的というケースを除いて、いずれも保険適応です。

保険が使えるかどうかは、オンライン診療を行っているクリニックが保険で診療を行えるクリニックかどうかによりますので、今処方してもらっている医師に確認してみるとよいでしょう。

 

どうやって受診すればよい?

基本的に、普通に近くの婦人科を受診して、今困っている症状をそのまま伝えれば大丈夫です。

問診時に、必ず「今飲んでいるお薬がありますか?」という項目があるはずですので、そこに服用中のピルの名前を書くだけです。

 

当院を対面受診希望の方は、下記のWeb予約システムから「初診」でご予約いただくか、お電話でご予約下さい。

Web予約⇒https://clinics-app.com/clinic/5d91c07a01458d7365fc9e69/reservation?method=visit

電話予約⇒045-440-5577

日付:2025年5月30日  カテゴリー:日々の雑記

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ピルの種類と値段 副作用のでかたは異なる?【横浜駅近くの婦人科】

ピルの種類は何種類?(横浜の婦人科で保険ピル処方)

 

現在「月経困難症」の治療薬として発売されている、保険適用薬のピルは以下の種類があります。これらのピルは、「月経困難症」の治療目的で使用する場合は保険で処方することが可能です。

実際は、「月経困難症」だけではなく、月経不順やPMSやニキビの治療目的で使用する場合も、保険適用になっていることがほとんどです。保険適用であれば、避妊用の自費のピルより安くピルを購入することが可能です。

 

★()内はジェネリック

ルナベルLD(フリウェルLD)

ルナベルULD(フリウェルULD)

ヤーズ(ドロエチ)

ヤーズフレックス

ジェミーナ

アリッサ

 

一方、保険がきかない自費のピルは、「避妊目的」で使用するピルです。

現在日本で使用できる避妊用のピルは

トリキュラー21または28(ラベルフィーユ)

マーベロン21または28(ファボワール)

の実質2種類です。

 

ピルの種類は、服用の目的や出ている症状によって医師が選ぶことが多いですが、自分でリクエストすることもできます。

 

保険適用のピルと自費のピルの違い(横浜市の婦人科)

ピルの種類には、「保険適用されるもの」と「自費でしか処方できないもの」があります。最大の違いは、「避妊目的」で使用できるのは自費のピルであるという点です。保険適用のピルを避妊目的で処方することはできません。

純粋に避妊のみの目的でピルを処方してもらう場合は、自費のピルから選択することになります。

一方、生理痛や生理不順の治療でピルを使う場合は、保険適用のピルでも自費のピルでも処方することが可能です。保険適用のピルの方が、安く購入することができますし、ホルモン量が少ない「超低用量ピル」を選択することができるので、通常は治療目的でピルを服用する場合は保険適用のピルを処方してもらうことがほとんどです。

 

自費と保険では、費用の自己負担額が異なります。

自費のピルは、値段を各病院が自由に決めることができるため、病院によって価格が異なります。だいたい、1シート(1月分)が2500円~3500円くらいの病院が多いようです。

ちなみに当院では、自費のピルは一般の方が1シート3000円、学生さんは1シート2000円です。

 

保険適用のピルは、厚生省が決めた値段で処方されますので、どの病院で処方してもらっても1シートの値段は同じです。

ピルの種類によって異なりますが、保険証が3割負担の場合では、先発薬品だと2000~2500円、後発薬品だと700~850円くらいです。

 

 

ピルの種類は?(横浜駅近くの婦人科)

ピルの分類は、「含まれているホルモン量」「含まれている黄体ホルモンの種類」「飲み方の違い」によって分類できます。

 

★含まれているホルモン量による分類=低用量と超低用量

ピルの中に含まれている「卵胞ホルモン」の量が50μg以下のものが低用量で、30μg以下のものが超定量用です。

 

 

低用量ピル=トリキュラー(ラベルフィーユ)・マーベロン(ファボワール)・ルナベルLD(フリウェルLD)

超低用量ピル=ルナベルULD(フリウェルULD)・ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス・ジェミーナ

天然型エストロゲンピル=アリッサ

 

★含まれている黄体ホルモンの種類による分類=第1世代~第4世代

ピルに含まれている「黄体ホルモン」の種類によって、第1世代から第4世代まで分類されています。黄体ホルモンの種類の違いは、むくみやニキビの出やすさと関係しています。

 

第1世代=ルナベルLD・ULD(フリウェルLD・ULD)

第2世代=トリキュラー(ラベルフィーユ)・ジェミーナ

第3世代=マーベロン(ファボワール)

第4世代=ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス・アリッサ

 

 

★飲み方の違い=周期投与か連続投与

ピルは基本的に4週間に1回出血が来るように、偽薬を服用するまたは休薬期間を設けて服用します。毎月生理が来るような飲み方を「周期投与」と言います。

これに対して、出血が来る回数をできるだけ減らして、負担を軽くした服用方法が「連続投与」です。連続投与できるピルは、ヤーズフレックスとジェミーナの2種類です。

 

ヤーズフレックスは、最大120日まで連続服用が可能です。120日薬を飲んで、4日間休薬をとります。4か月に1回しか出血が来ないので、生理の度に痛みが気になる人や、出血量を減らして貧血を予防したい場合にとても有効です。

ジェミーナは、77日間連続服用して1週間休薬をとります。3か月に1回の生理にできるということですね。

 

 

ピルの種類による副作用の違い

ピルの種類によって「よい・悪い」があるわけではありません。どちらかというと、個人に「合う・合わない」があります。ピルが合わない場合、吐き気やむくみなどの不快な症状が続くことがあります。

飲み初めに不快な症状が出ても、1~2週間すると治まってくることが多いので、飲み始めてすぐに「ピルが合わない」と判断するのは少しもったいないかもしれません。吐き気止めやむくみを改善する漢方などを併用しながら、まずは1~2サイクル飲んでみることをお勧めします。

 

一般的に、ホルモン量が少ないほど頭痛や吐き気は起きにくくなります。逆に、ホルモン量が少ないほど、不正出血の頻度が多くなります。

黄体ホルモンが、第1世代や第4世代のものの方が出血量が減りやすいので、それによって痛みも軽くなることが多いのですが、必ずしも出血量と痛みの程度が連動しない場合もあります。

 

男性ホルモンを抑えたり、むくみを改善したりする作用があるのが、第4世代の黄体ホルモンです。

なので、むくみやニキビが気になっている人の場合は、ヤーズ(ドロエチ)が適しているケースが多いと言えます。しかし、他の種類よりヤーズを服用したときの方が肌荒れが気になるとおっしゃる方もいらっしゃるので、どのピルが一番合うのかは試してみなければわかりません。

 

 

ピルの種類を変更する場合の注意

ピルは、初めて服用する時が、最も血栓症リスクが高い状態です。通常は3か月以上継続的に服用しているうちに、血栓症リスクが徐々に下がって安定していきます。

 

ピルの種類を変更すると、この血栓症リスクが「初めて飲むとき」と同じレベルに戻ります。なので、種類を変更した時も、変更後3か月間は最も血栓症リスクに注意が必要な期間となります。

 

いろんな種類を試して、一番合うピルを見つけるのが良いのですが、あまり頻繁に種類を変更すると、ずっと血栓症リスクが高い状態になってしまいますので注意が必要です。

 

ご予約はこちらから

 

 

日付:2025年5月28日  カテゴリー:日々の雑記

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「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」

『マイナビクリニックナビ』で「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」として当院が掲載されました。

 

★★ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選【2025年最新】★★

リンク先URL:https://clinic.mynavi.jp/article/telemedicine_oc-lep/

日付:2025年5月27日  カテゴリー:日々の雑記

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座るだけで骨盤底筋トレーニング?!【横浜駅近くの婦人科】

「座るだけ」の筋トレチェア

骨盤底筋も下半身の筋肉も一緒にトレーニングしたい方必見!

 

 

実は多い「尿もれ」の悩み

「30代女性の6割」この数字、何のデータなのか分かりますか?

2023年7月に花王フェムケアラボがWEBで行ったアンケート調査の結果です。なんと、回答者の約8割が「尿もれの経験がある」、30代女性の約6割が「現在尿もれに悩んでいる」と回答しています。

ところが、尿もれ経験者の約半数が「特に理由はないが相談したことがない」と回答しているのです。

クリニックの診療でも、膀胱炎症状をご相談なさる方はいらっしゃいますが、尿もれについてのご相談は本当に稀です。産後の方や、更年期の方に、「排尿のトラブルはありますか?」とこちらから伺うと、「実は…」とおっしゃるケースがほとんどなのです。

実際に伺ってみると、尿もれだけではなく、「度々トイレに行きたくなる」「尿意を感じると我慢しきれなくなる」「トイレが近くて旅行や長距離の移動が不安」と言ったお悩みがたくさん出てきます。

 

 

 

尿もれの原因は?

そもそもなぜ尿もれやトイレが近いといったトラブルが起きるのでしょうか?

もちろん、ホルモンの異常や細菌感染などが原因となることもあります。

そして、多くの場合、「骨盤底筋群のゆるみ」が原因で上記のような様々なトラブルが引き起こされています。

骨盤底筋群は、小さな筋肉がいくつか集まって骨盤の「底」を支えています。ちょうどハンモックのように薄い筋肉が骨盤の一番下の部分を作っており、その筋肉が骨盤内の臓器を支えています。膀胱も骨盤内にある臓器のひとつで、骨盤底筋群がゆるむと膀胱の位置が下がりやすくなります。

また、骨盤底筋群の一部は、尿の出口・腟の出入り口・肛門をそれぞれ「閉める」という働きを持っています。そのため、この骨盤底筋群が緩むと、尿が出ないように出口を「閉めておく」ことができなくなり、その結果尿もれが起きやすくなります。

 

 

 

骨盤底筋群のゆるみが引き起こすトラブル

骨盤底筋群は様々な機能を持っています。

例えば・・・

*骨盤内の臓器を支える

*尿や便がもれないように出口を閉めておく

*膀胱の働きを助けて尿を出し切る

*直腸の働きを助けて便を出し切る

 

これらの働きが弱くなることで、次のようなトラブルが起きやすくなります。

  *子宮や腟が下がってくる(飛び出てくる)

  *直腸が下がってくる(飛び出てくる)

  *くしゃみをしたり重いものを持った時に尿がもれる

  *度々トイレに行きたくなる

  *尿意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないと間に合わない

  *便秘や残便感

  *パートナーとのスキンシップの質が落ちる

 

 

骨盤底筋群にダメージが起きる原因

骨盤底筋群がゆるむ原因はいくつかありますが、最近は出産経験がなくても筋力が低下している人が増えてきている印象です。実際に、20代で尿もれを経験している方のほとんどが、出産経験のない人です。

★お産の回数が多い

★大き目の赤ちゃんを産んだことがある

★便秘がちでいつも強くいきんで排便している

★急いで排尿することが多くお腹に力を入れて無理矢理排尿している

★重いものを持つことが多い

★内臓脂肪が多い

★重いものを持った状態でスクワットなどの筋トレをしている

これらの、いずれか一つでも当てはまっていれば、骨盤底筋群に負担がかかっている可能性があります。

 

 

骨盤底筋群を鍛えるには十分な筋トレが必要

もし、上記のようなトラブルがある場合は、まずは婦人科や泌尿器科で相談してみることをお勧めします。

状態によっては、骨盤底筋群のダメージが大きすぎて、手術が必要なケースもあります。

ただ、多くの場合は、そこまでひどくはなく、骨盤底筋群の「筋力」を取り戻せばある程度トラブルが解消する可能性が高いのです。

つまり、必要なのは「筋トレ」です。

ではどのくらいの「筋トレ」をすればいいのでしょうか?

「骨盤底筋体操」という、骨盤底筋群を鍛える体操があります。体操と言っても、全身を動かす体操ではなく、骨盤底筋群をギュッと締めるという小さな動きを繰り返すものです。

この骨盤底筋体操をどのくらいすると効果が得られるかというと・・・

*1セット30回

*合計1日4セット以上(朝、昼、夜、就寝前)

*約3か月間毎日続ける

どうでしょう?あなたはこのトレーニングを欠かさず3か月間継続できそうでしょうか?

多くの患者様は、トレーニングの仕方をお伝えしても、「継続して行う」ことが難しいとおっしゃいます。効果が得られる前に、挫折してしまう方がほとんどなのです。

 

 

20分間椅子に「座っているだけ」

では、この「筋トレ」を、「ただ椅子に座っているだけ」で行えるとしたらどうでしょうか?

筋肉を鍛えるためのトレーニングは、自分の「脳」から指令を出して動かした場合と、電気や電磁波の刺激で動かした場合とでは、同じように効果が期待できます。

今回クリニックに導入した骨盤底筋トレーニングチェアは、椅子の座面から筋肉を刺激する電磁波パルスが出るため、「ただ座っているだけ」で骨盤底筋がギュッと収縮して、筋トレをしているのと同じ状態を作ることが可能です。

しかも、15分間座っているだけでスクワットに換算すると約1万回行ったのと同じくらい、筋肉への刺激が伝わります。

そのため、20分間「ただ座っているだけ」で、週2回ずつのトレーニングの場合では8~10回で効果が感じられるようになるのです。

 

 

効果を感じていただくために3回まで体験価格!

骨盤底筋トレーニングチェアは、保険診療による「治療」ではありません。

そのため、自費でのご案内になります。

通常、初回体験価格でのご案内は1回限りのことが多いのですが、1回では十分効果を感じていただけないかもしれないため、3回まで体験価格でご利用いただけるようにいたしました。

★★★★★★通常価格    体験価格

10分    2000円     1000円

20分    3800円     2000円

30分    5600円     3000円

 

ご予約・お問い合わせはクリニックまで⇒045-440-5577

#婦人科 #横浜 #尿もれ #骨盤底筋

日付:2025年5月27日  カテゴリー:日々の雑記

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緊急避妊薬が薬局で手に入る?

緊急避妊薬(アフターピル)とは何か(横浜市の婦人科)

 

緊急避妊薬とは、一般的にアフターピルとも呼ばれる、性交後に服用することで妊娠を阻止する薬です。一般的な避妊薬は事前の予防に用いられますが、緊急避妊薬は一定の時間内に服用すれば性交後の妊娠を防ぐことが可能です。

 

その効果は、性交後24時間以内に服用すれば95%以上、72時間以内でも89%とされています。ただし、緊急避妊薬は避妊法の選択肢の一つであり、あくまで非常措置であることを理解する必要があります。日常的な避妊法として使用するものではありません。

 

 

緊急避妊薬の主な成分(横浜駅近くの婦人科)

 

主成分であるレボノルゲストレルは、妊娠を防ぐ働きをもつプロゲステロンと呼ばれるホルモンの一種です。通常、排卵後に卵巣に残った黄体という組織からプロゲステロンが分泌され、その作用が着床を促します。

しかし、レボノルゲストレルによりプロゲステロンの作用が阻害されると、卵子の着床が阻止され、妊娠を避けることが出来るのです。

 

 

緊急避妊薬の作用の仕方(横浜市の婦人科)

緊急避妊薬の主な働きは、主成分レボノルゲストレルが卵管の運動を抑制し、精子の通過や卵子の移動を遅らせることにより、受精を阻止します。

もし既に受精が起こっていても、子宮内膜の状態を変化させ、卵子の着床を阻むことで妊娠を防ぐ働きをします。そのため、性交後すぐに服用することで、オーバリーコーパスリューテウムの生成を抑制し、卵子の着床場所確保を難しくします。

 

 

緊急避妊薬の使用シーン(横浜駅近くの婦人科)

 

緊急避妊薬はあくまで非常時の措置でありますから、コンドームの破裂や避妊具の失敗、または性的暴力を受けた場合など、予期せぬ状況後の避妊法として使用されます。

この薬は性交後72時間以内に服用することが必要であり、できるだけ早く服用すれば効果が高まるとされています。性交後すぐに医療機関へ相談することが重要です。

ただし、この薬は絶対的な避妊成功を保証するものではありませんので、日常的に避妊を行う方法を、適切な医療機関で相談することが最も望ましいでしょう。

 

 

薬局で緊急避妊薬を買える?(横浜市の婦人科)

 

緊急避妊薬、通称アフターピルは避妊に失敗した場合や性交後に予期せぬ妊娠を避けるために使用されます。しかし、どのようにして手に入れることができるのでしょうか。

以前は、医師の処方せんなしに薬局で緊急避妊薬を買うということはできませんでした。2023年11月20日以降、条件を満たした一部の薬局で、試験的に処方箋なしの購入が可能になりました。

現在はまだ、この「一定条件を満たした薬局」でしか、医師の処方箋なしで手に入らず、必要な人が簡単にアクセスできるという状態にはなっていません。

 

これに対して、あすか製薬が、緊急避妊薬である「ノルレボ」を市販薬として販売できるよう厚生省に承認申請をしました。

まだ「申請した」という段階なので、これが承認されるかどうかはわかりません。つまり、現段階では、どの薬局でも普通の風邪薬のように緊急避妊薬を手に入れることはできない状態です。

緊急避妊薬の入手可否から個人輸入まで、詳しく解説していきます。

 

緊急避妊薬の入手方法(横浜駅近くの婦人科)

日本では緊急避妊薬は処方箋医薬品であり、一部の診療所やクリニックでしか取り扱われません。つまり、薬局での購入は、前述の「試験的な取り組みとして認可された薬局」以外では、原則として不可能です。しかし、例外もあります。長期滞在で日本国外から持ち込む場合など一部の事情により、緊急避妊薬を持つことが認められています。

また、ネット通販での個人輸入も一部制限はあるものの許されています。どちらの方法も一定の条件や制約がありますので、詳細は後述の「薬局の選び方」、「個人輸入について」をご参照ください。

 

緊急避妊役処方薬局の選び方(横浜市の婦人科)

緊急避妊薬の薬局での入手が難しいのが現状です。2023年11月20日以降に、一定の条件を満たした一部の薬局で、処方箋なしの購入が可能になりましたが、かなり限定的な数になっています。

一部の国や地域では薬局で緊急避妊薬を購入することができますが、日本では対応している診療所やクリニックでしか手に入れることができません。そのため、必要な時に直接購入できる場所として、避妊に関する専門知識を持ったクリニックや診療所を選ぶことが重要です。また、遠方や診療時間内に行けない場合には、電話やインターネットで相談できる機関を探すことも一つの方法です。

 

 

個人輸入について(横浜駅近くの婦人科)

緊急避妊薬の個人輸入は、日本の薬事法により一定の制限の元許されています。また、個人輸入業者を使えば日本国内にいながらも購入することが可能です。

ただし購入する際も注意が必要で、個人輸入業者の選び方、輸入方法、商品の評価など、様々な項目を確認してから購入しなければなりません。また、間違った選択をすると粗悪な商品を手に入れてしまう可能性もあるため、安全な購入のためには調査・確認が不可欠です。

薬事法や法令遵守の観点からも、個人輸入の際には必ず信頼性のある業者を選ぶようにしましょう。

 

 

緊急避妊薬の正しい使用法(横浜市の婦人科)

緊急避妊薬、一般的には「アフターピル」と呼ばれるものですが、一体どのような薬なのか、正しい使用法とは何なのでしょうか。不安を抱える方も多いことでしょう。ここでは、アフターピルの基本的な知識と、その正しい使用法を学んでいきましょう。想定外の事態に備え、正確な知識を身につけることが大切です。

 

 

【服用タイミング】

アフターピルの服用タイミングは、性交後すぐにでも摂取可能です。しかし、最も効果的なのは、性交後72時間以内に服用することです。とはいえ、72時間を過ぎてからでも、120時間以内であれば服用可能です。

ただし、時間が経つほど効果は減少することを理解しておくべきです。性交後、速やかにアフターピルを服用することをお勧めします。また、服用するタイミングや薬の種類によっては、月経周期がずれる可能性があります。適切なタイミングでの服用は、不要な心配や混乱を避けるために重要です。

 

 

【薬剤の正しい摂取方法】

アフターピルは、基本的に水またはぬるま湯と一緒に口から服用します。服用に際して、空腹時や食後など、特定のタイミングは必要ありません。ただし、ごく稀に服用後に吐き気を感じる方がいますが、この場合は食後に服用すると緩和されることがあります。

そして大事なことは、一度服用した後、2時間以内に嘔吐した場合、効果が低下する可能性があるため吐き気を抑えておく必要があります。もし嘔吐した場合は、追加で服用すること、または医療機関に相談することをお勧めします。

 

 

【重複服用の対処法】

アフターピルを重複して服用した場合、特に深刻な副作用が発生する訳ではありません。しかし、吐き気や頭痛などの軽度な副作用が強まる可能性があります。重複服用を避けるには、服用回数や服用時間をきちんと記録しておくことが重要です。

万が一、重複服用してしまった場合は、無理をせず安静にして、症状がひどい場合には医療機関に相談しましょう。また、正しい知識を持つことで、不安感を軽減し、適切な対応を取ることができます。

 

 

緊急避妊薬の注意点(横浜市の婦人科)

突発的で避けられない性交渉などが原因で適切な避妊ができなかった際、後から避妊を行う「緊急避妊薬(アフターピル)」が有効です。しかし、その効果だけではなく、副作用や禁忌症、長期間の使用による影響も理解して使用する必要があります。

誤った知識や先入観から、必要な時に活用できないケースもあるのです。以上を踏まえ、有意義な避妊法として活用するためには、その利用の仕方とリスクも把握することが重要となります。

 

 

【副作用と対処法】

アフターピルの効果を発揮するためには、女性ホルモンを一時的に大量に体内に取り込むことになります。その結果、吐き気や頭痛などの身体的不快感や、心身の不調を引き起こす場合もあります。

吐き気を予防するためには、薬を服用する前に軽い食事をとると良いでしょう。また、服用後に強い頭痛が続く場合は、速やかに医療機関を受診するようにします。いずれにせよ、副作用が続く場合には早急に医師に相談することが必要です。

 

【注意すべき禁忌症】

体調や病歴によっては、緊急避妊薬の服用が推奨されないケースもあります。特に、肝疾患や乳癌、血液疾患などの持病がある方は、緊急避妊薬を服用することで症状が悪化する可能性があるからです。また、アレルギー反応を引き起こす場合もあるため、自己判断で服用せず、必ず医師と相談してから使うようにしましょう。緊急避妊薬は、本来副作用がとても少ない薬です。適切な使い方を知ることで、健康を損なうことなく緊急避妊薬を活用することが可能となります。

 

【長期間の使用とその影響】

一般的に緊急避妊薬は、あくまで「緊急」時のためのもので、定期的・長期間の使用は推奨されていません。頻繁に使用するとホルモンバランスを乱し、月経異常を引き起こす可能性があります。また、肝臓に負担をかけるため、病気のリスクが高まる可能性もあるのです。長期間使う必要があるなら、避妊用のピルなどの通常の避妊薬を検討してみると良いでしょう。医師と相談して最適な避妊法を選ぶことが大切です。

 

 

 

緊急避妊薬の費用と保険適用(横浜市の婦人科)

緊急避妊薬は、性交後すぐに使用することで避妊効果が期待できる薬です。ただし、現在日本で発売されている価格は、海外と比較すると非常に高価で、特に若い方にとっては費用面のハードルも高くなってしまっている可能性があります。

では、具体的にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。また、保険は適用されるのでしょうか。そして、費用を抑える方法はあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

 

【緊急避妊薬の価格】

緊急避妊薬の価格は、薬剤の種類や取得方法などにより異なります。緊急避妊用の薬である「ノルレボ」は、医師の処方せんが必要であり、15000円前後の費用がかかります。ジェネリックである「レボノルゲストレル」でも、8000円前後かかります。

費用が比較的高いため、金銭的に負担が大きいと感じる人もいるでしょう。

また、最近では、緊急避妊薬を低価格で提供するインターネット通販もありますが、偽物や品質の低い薬を警戒すべきです。

 

 

【保険での対応状況】

避妊に関する投薬・検査はいずれも保険が使えません。そのため、緊急避妊薬の購入費用は保険適用外となります。

性被害にあったために、緊急避妊薬が必要になった場合は、所定の手続きをとることで公費負担で緊急避妊薬を処方してもらうことが可能になります。

保険適用ではありませんが、本人負担はなくなります。

 

 

緊急避妊薬の市販薬化がもたらす影響(横浜市の婦人科)

緊急避妊薬が市販化された場合、それがもたらす影響は大きいと予想されます。導入に際しては、個人の健康面に関わるものから、社会全体の避妊文化に影響を与えることまで、幅広い視点からその影響を考える必要があるのです。

 

【個人の健康面での影響】

緊急避妊薬は、不適切な避妊、避妊失敗後の自己判断による利用を可能にします。これは一見、女性の権利と健康を守る方策に見えますが、実際には副作用に起因する潜在的な健康リスクが存在します。これらの薬は一時的な避妊手段であり、連続的な使用は推奨されません。そのため、2010年の世界保健機関(WHO)の指導では、緊急避妊薬は月に2回以上使用すべきではないとされています。

また、これらの薬を自己判断で使用すると、結果として性感染症の危険性を増大させる恐れがあります。緊急避妊薬は避妊の失敗を補うものであって、性感染症の予防には役立ちません。そのため、これらの薬品を適切に使用できない個々の状況では、定期的に医師の診察が受けられる方がメリットが大きい場合もあります。

 

【社会的な影響】

一方、社会的な影響についても考慮する必要があります。避妊についての理解と意識は、社会全体の避妊文化や性教育に広範に影響を及ぼすからです。緊急避妊薬の一般的な利用の増加は、避妊についての誤解や混乱を引き起こす可能性があります。これにより、一部の人々が誤った情報に基づいた選択をすることがないように対策を立てる必要があります。

また、緊急避妊薬が一般に広く普及すると、これについてのより包括的な教育が必要になります。しかし、それは多くの国や地域で性教育が十分に行われていない現状を考慮すると、困難な課題となります。

 

【避妊文化の変化【】

最後に、緊急避妊薬の普及がもたらすはずの最大の変化は、避妊文化そのものに見ることができます。これらの薬を自由に利用できることにより、人々は自分自身の性的健康と行動についてより責任を持つようになるでしょう。しかしこの選択が自己判断に任されると、ある程度の教育と理解が必要になります。

緊急避妊薬の導入は、避妊文化に新たな視点を提供します。それは自己決定と自由競争の観点から、また社会全体の健康と福祉の観点からも重要ですが、そのバランスを取ることが重要でしょう。

 

 

その他の避妊方法と比較(横浜市の婦人科)

避妊方法は多種多様に存在します。その中で、コンドーム、ピル、子宮内避妊器具などがよく知られています。各避妊方法は、その特性と利便性によって個々のライフスタイルや体質、健康状態に合ったものを選択することが重要です。

以下では、これらの避妊方法との比較について詳しく解説していきます。

 

 

【コンドームとの比較】

コンドームは男性が身につけることで、性行為時の避妊に使用されます。正しく使用すれば、避妊効果は高いと言われています。また、性感染症から身を守る役割も有します。

これに対し、ピルや子宮内避妊器具は避妊効果のみが目的です。特に、子宮内避妊器具は設置から取り外しまで医師の介入が必要なため、準備や使用には専門的な知識と時間が必要です。これらの点から、コンドームは手軽に導入できる避妊法と言えるでしょう。

 

【ピルとの比較】

ピルとは、女性がホルモン剤を服用する避妊方法です。ピルは避妊効果が高く、服用を正しく続ければほぼ100%近い避妊効果があります。しかし、ピルの使用には医師の指導が必要で、継続的な服用が求められ、一部の人には副作用の可能性もあります。

緊急避妊薬は服用時のみの避妊効果ですが、ピルは継続的な避妊効果を得ることが可能です。

 

【子宮内避妊器具との比較】

子宮内避妊器具とは、子宮内に直接装置を設置し、避妊を行う方法です。一度装置を設置すれば数年間にわたって避妊効果が続くので、持続的な避妊を望む人にお勧めです。また、間違った使い方をする可能性がほぼなく、避妊効果も極めて高いとされています。

しかし、挿入や取り外しには医療専門家の介入が必要であり、体質により適用できない場合もあるため、全ての人に適するわけではありません。それに対して、コンドームやピルはそれぞれ特性を理解しさえすれば、誰でも容易に導入できるという利点があります。

 

 

緊急避妊薬の市販薬化が必要な理由(横浜駅近くの婦人科)

緊急避妊薬、一般的にはモーニングアフターピルとも呼ばれています。その役割は、性交後すぐに服用することで、妊娠を避けることが可能となるというものです。

しかし、日本では導入が遅く、広く知られていません。また、医師の処方箋が必要という条件が、特に若い方にとってはアクセスしにくくなる要因となっています。

性教育における知識の普及、急な妊娠によるリスクの回避、避妊の手段としての重要性、それらを考慮すると、この緊急避妊薬の市販薬化は一段と必要性が増してきています。

 

【避妊の重要性】

避妊の重要性については、ある一定の認識が社会に存在しますが、まだまだ深化させていく余地があります。避妊は、ただ性病から身を守る手段、または不意の妊娠を避けるためだけではありません。それは、女性自身の身体と向き合い、自らの身体と生活を守るという行為です。

性交渉は二人の意志によるものであり、その結果を二人が共有するものであるべきでしょう。それは避妊の観点からも共有すべきであり、その役割は緊急避妊薬にも求められています。

 

【妊娠と出産のリスク】

妊娠と出産には大きなリスクが伴います。例えば、十分な準備のない妊娠は、母体の健康に影響を及ぼすだけでなく、生活やキャリアにも大きな影響をもたらします。さらに、妊娠による身体や精神の変化は、女性だけでなく周囲の人々にも影響を及ぼします。

したがって、予期しない妊娠は避けるべきであり、そのための手段として緊急避妊薬の存在が重要となります。

 

 

【性教育への意義】

性教育は、単に避妊方法や性感染症の予防について教えるだけでは足りません。それは生涯にわたる知識であり、健やかな性のあり方、相手を尊重する心構えを身につけるためのものです。

そこで、この教育に避妊薬の存在を取り入れることは、適切な知識と意識を身につけるために不可欠です。性教育の一環として、緊急避妊薬の存在とその用法、効果などをしっかりと教えることで、より心地良い性生活を送るためのヒントを与えていきます。

日付:2025年5月20日  カテゴリー:日々の雑記

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