日々の雑記
「座るだけ」の筋トレチェア【尿もれ・トイレが近い人必見】
骨盤底筋も下半身の筋肉も一緒にトレーニングしたい方へ
実は多い「尿もれ」の悩み
「30代女性の6割」この数字、何のデータなのか分かりますか?
2023年7月に花王フェムケアラボがWEBで行ったアンケート調査の結果です。なんと、回答者の約8割が「尿もれの経験がある」、30代女性の約6割が「現在尿もれに悩んでいる」と回答しています。
ところが、尿もれ経験者の約半数が「特に理由はないが相談したことがない」と回答しているのです。
クリニックの診療でも、膀胱炎症状をご相談なさる方はいらっしゃいますが、尿もれについてのご相談は本当に稀です。産後の方や、更年期の方に、「排尿のトラブルはありますか?」とこちらから伺うと、「実は…」とおっしゃるケースがほとんどなのです。
実際に伺ってみると、尿もれだけではなく、「度々トイレに行きたくなる」「尿意を感じると我慢しきれなくなる」「トイレが近くて旅行や長距離の移動が不安」と言ったお悩みがたくさん出てきます。
尿もれの原因は?
そもそもなぜ尿もれやトイレが近いといったトラブルが起きるのでしょうか?
もちろん、ホルモンの異常や細菌感染などが原因となることもあります。
そして、多くの場合、「骨盤底筋群のゆるみ」が原因で上記のような様々なトラブルが引き起こされています。
骨盤底筋群は、小さな筋肉がいくつか集まって骨盤の「底」を支えています。ちょうどハンモックのように薄い筋肉が骨盤の一番下の部分を作っており、その筋肉が骨盤内の臓器を支えています。膀胱も骨盤内にある臓器のひとつで、骨盤底筋群がゆるむと膀胱の位置が下がりやすくなります。
また、骨盤底筋群の一部は、尿の出口・腟の出入り口・肛門をそれぞれ「閉める」という働きを持っています。そのため、この骨盤底筋群が緩むと、尿が出ないように出口を「閉めておく」ことができなくなり、その結果尿もれが起きやすくなります。
骨盤底筋群のゆるみが引き起こすトラブル
骨盤底筋群は様々な機能を持っています。
例えば・・・
*骨盤内の臓器を支える
*尿や便がもれないように出口を閉めておく
*膀胱の働きを助けて尿を出し切る
*直腸の働きを助けて便を出し切る
これらの働きが弱くなることで、次のようなトラブルが起きやすくなります。
*子宮や腟が下がってくる(飛び出てくる)
*直腸が下がってくる(飛び出てくる)
*くしゃみをしたり重いものを持った時に尿がもれる
*度々トイレに行きたくなる
*尿意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないと間に合わない
*便秘や残便感
*パートナーとのスキンシップの質が落ちる
骨盤底筋群にダメージが起きる原因
骨盤底筋群がゆるむ原因はいくつかありますが、最近は出産経験がなくても筋力が低下している人が増えてきている印象です。実際に、20代で尿もれを経験している方のほとんどが、出産経験のない人です。
★お産の回数が多い
★大き目の赤ちゃんを産んだことがある
★便秘がちでいつも強くいきんで排便している
★急いで排尿することが多くお腹に力を入れて無理矢理排尿している
★重いものを持つことが多い
★内臓脂肪が多い
★重いものを持った状態でスクワットなどの筋トレをしている
これらの、いずれか一つでも当てはまっていれば、骨盤底筋群に負担がかかっている可能性があります。
骨盤底筋群を鍛えるには十分な筋トレが必要
もし、上記のようなトラブルがある場合は、まずは婦人科や泌尿器科で相談してみることをお勧めします。
状態によっては、骨盤底筋群のダメージが大きすぎて、手術が必要なケースもあります。
ただ、多くの場合は、そこまでひどくはなく、骨盤底筋群の「筋力」を取り戻せばある程度トラブルが解消する可能性が高いのです。
つまり、必要なのは「筋トレ」です。
ではどのくらいの「筋トレ」をすればいいのでしょうか?
「骨盤底筋体操」という、骨盤底筋群を鍛える体操があります。体操と言っても、全身を動かす体操ではなく、骨盤底筋群をギュッと締めるという小さな動きを繰り返すものです。
この骨盤底筋体操をどのくらいすると効果が得られるかというと・・・
*1セット30回
*合計1日4セット以上(朝、昼、夜、就寝前)
*約3か月間毎日続ける
どうでしょう?あなたはこのトレーニングを欠かさず3か月間継続できそうでしょうか?
多くの患者様は、トレーニングの仕方をお伝えしても、「継続して行う」ことが難しいとおっしゃいます。効果が得られる前に、挫折してしまう方がほとんどなのです。
20分間椅子に「座っているだけ」
では、この「筋トレ」を、「ただ椅子に座っているだけ」で行えるとしたらどうでしょうか?
筋肉を鍛えるためのトレーニングは、自分の「脳」から指令を出して動かした場合と、電気や電磁波の刺激で動かした場合とでは、同じように効果が期待できます。
今回クリニックに導入した骨盤底筋トレーニングチェアは、椅子の座面から筋肉を刺激する電磁波パルスが出るため、「ただ座っているだけ」で骨盤底筋がギュッと収縮して、筋トレをしているのと同じ状態を作ることが可能です。
しかも、15分間座っているだけでスクワットに換算すると約1万回行ったのと同じくらい、筋肉への刺激が伝わります。
そのため、20分間「ただ座っているだけ」で、週2回ずつのトレーニングの場合では8~10回で効果が感じられるようになるのです。
効果を感じていただくために3回まで体験価格!
骨盤底筋トレーニングチェアは、保険診療による「治療」ではありません。
そのため、自費でのご案内になります。
通常、初回体験価格でのご案内は1回限りのことが多いのですが、1回では十分効果を感じていただけないかもしれないため、3回まで体験価格でご利用いただけるようにいたしました。
通常価格 体験価格
10分 2000円 1000円
20分 3800円 2000円
30分 5600円 3000円
ご予約・お問い合わせはクリニックまで⇒045-440-5577
トレーニングできるのは骨盤底筋だけではない⁉
電磁波パルスによる刺激が椅子の座面から出ることで、運動神経を直接刺激することができます。
座面に当たる部分が、骨盤の中央部分周辺だと骨盤底筋群が刺激されますが、後ろ側(お尻側)だと大殿筋や中殿筋を中心としたお尻~太ももの筋肉が刺激されます。
つまり、座る角度を変えると、下半身の大きな筋肉を鍛えることが可能になります。
下半身の筋肉が衰えると、
*お尻がたるむ
*下腹部がポッコリ出る
*代謝が下がる
*下半身がむくみやすくなる
*ロコモティブシンドロームのリスクが上がる
といった影響が出やすくなります、
実は、近年、若い方の筋力低下が指摘されるようになってきました。生活様式の変化で、足腰を鍛える機会が減り、座っている時間が長くなっていることなどがその一因であると言われています。
若い頃から筋肉が少ないと、高齢になってからますます筋力が衰えて、寝たきりになるリスクが上がってしまうため、下半身の大きな筋肉を鍛えておくことは、100歳まで元気に動き回るためにはとても重要です。
下半身の筋肉を鍛えるのに効果的な運動はスクワットです。でも、「毎日スクワットを1万回しましょう」と言われても、無理ですよね?どんなに頑張っても100回くらいかもしれません。
電磁波パルスチェアは、たった15分座っているだけでスクワット約1万回分の筋肉への刺激が伝わります。
2か月後が楽しみになる椅子?!
尿漏れもロコモティブシンドロームも、直接命にかかわるような重大な不調ではありません。そのため、「まあ、こんなもんか」と思って放置してしまっている人も多いのかもしれません。
そして、もし、週に2~3回、たった20分椅子に座っているだけで、2か月後にはトイレを気にして行動を制限することなく、好きな時に好きな所へ自由に出かけられたらどうでしょうか?あるいは、キュッと引き締まったお腹や形の良いヒップを手に入れて、階段も楽々駆け上がっている自分をイメージしたら、どんな気分になりそうでしょうか?
「本当にそんなに楽に理想の状態が手に入るの?」と疑いたくなるかもしれません。クリニックのホームページには「お客様の声」が掲載できないため、たくさんの喜びの声をここでご紹介できないのが残念なのですが・・・ぜひ、この機会に体験価格でその効果を確かめにいらしてください。
注:以下の方は施術を受けていただくことができません。
該当しないか予めご確認の上お申し込みください。
*ペースメーカー等医療電子機器をご利用の方
*人工股関節など施術部位に体内の金属がある方
*生理中で施術により出血量が増えると困る方
*妊娠中の方
*産後6か月未満の方(産後3~5か月の方は医師にご相談ください)
*施術部位またはその近辺の手術を行っており傷が十分に回復していない方
お問い合わせ・ご予約はこちら⇒045-440-5577
日付:2025年4月21日 カテゴリー:日々の雑記
生理不順だと妊娠しにくい?【横浜市で評判の婦人科】
生理不順はどの年代でも起こりうる(横浜の婦人科・女医が解説)
クリニックにいらっしゃる患者様の訴えの中で、一番多いのは生理不順や生理以外の出血です。
ご年齢は10代の方から50歳前後の更年期世代まで様々・・・生理が始まったばかりの思春期も、閉経が近づいてくるプレ更年期も、生理不順になりやすい年齢ではあります。年齢によって、生理不順になる原因は異なりますが、生理不順になる年代は意外と幅広いのです。
最近は、ストレスや冷えやすい生活の関係か、本来であれば一番ホルモンバランスが安定しているはずの20代~30代の方にも、生理不順で悩まれる方が増えている印象です。本来なら、一番妊娠する確率が高い年代ですが、生理不順だと妊娠しにくくなる可能性があります。生理不順で妊娠できる確率がどのくらいであるかは、生理不順の程度や原因によりますので、必ずしも「生理不順だから妊娠できない」というわけではありません。
生理不順のパターンは色々ありますが、周期が安定しない・少量の出血がダラダラ続くといった症状が多く見受けられます。
どこからが生理不順?45日は許容範囲?(横浜市の婦人科)
正常な生理の基準は、25~38日周期とされています。普段は30日前後で生理が来ているけれど、年に1~2回40日くらいになることがある、という程度であれば問題ない範囲の乱れである可能性が高いでしょう。
逆に、周期は25~38日の範囲に入っているけれどばらつきが大きく、ごく少量の出血で終わることもあるという場合は、無排卵の可能性もあります。1~2か月基礎体温をつけてみて、体温がずっと低いままであれば、婦人科で相談することをお勧めします。
また、「急に体重が減った後に生理が来なくなった」「精神科で処方された薬を飲み始めたら生理が乱れた」「徹夜続きで体調を崩したら出血が止まらなくなった」など、明らかに生理不順の原因に心当たりがある場合は、様子を見ずに早めに受診した方がいいでしょう。
その他に、受診した方がいい生理不順の基準は、
*生理の周期が24日未満または45日以上
*生理が1~2日で終わる
*基礎体温をつけても体温がずっと低い
*3か月以上生理が来ない
といったケースです。
特に、今すぐに妊娠したいと考えている人で、周期のばらつきが気になる場合や、基礎体温が低いままの場合は、早めに受診することをお勧めします。
生理不順だと妊娠しにくい?(横浜市の婦人科)
20代~30代の生理不順の場合、よく聞かれるのが「このままだと妊娠しにくかったりしますか?」というご質問です。すぐに妊娠を希望しているわけではなくても、「生理不順だと妊娠しにくいかも」という漠然とした不安は抱えやすいようです。
ホルモンのアンバランスや無排卵は不妊の原因になりますから、生理不順を放置していれば妊娠しにくくなる可能性はあります。
逆に、生理不順だからといって妊娠しないわけではありませんから、妊娠を希望していない方は必ず避妊が必要です。
生理不順だと、妊娠する確率がこのくらいです、という明確な数値はありません。そもそも、生理不順ではなくても、20~30代の健康な女性の妊娠率が「1年間で85%」というかなりアバウトな算出しかできないのです。
生理不順の原因にも色々あり、一番頻度が高く、「妊娠しにくさ」につながる原因は、「多のう胞性卵巣症候群」です。「多のう胞性卵巣症候群」は、排卵がうまくいかなくなるために、生理の周期が不規則になったり、中途半端な出血がダラダラ続いたりしやすくなります。
男性ホルモンが高くなることも多く、生理不順以外に、ニキビや多毛などの「男性化兆候」を伴うことも少なくありません。
また、体重が減ったことによる無月経=体重減少性無月経の場合も、この状態を放置してしまうと、妊娠しにくさにつながる可能性があります。
体重減少が原因の場合は、まず適切な体重に戻すことが重要となりますので、婦人科的なアプローチだけではなく、精神科や内科的な治療を総合的に行っていく必要が出てくる場合も少なくありません。
生理不順の治療法は?(横浜市の婦人科)
生理不順の方が妊娠を希望されている場合、漢方でホルモンバランスを整えたり、排卵誘発剤できちんと排卵するサイクルに導く治療が中心になります。生理不順で排卵していない場合は、妊娠しにくいというより妊娠を目指すことができませんので、「いかにして排卵させるか」が治療のポイントになります。
排卵誘発剤は、使い方によっては多胎のリスクが発生するので、治療への反応がイマイチな場合は、不妊治療専門機関で治療した方が安全です。
そこまで妊娠を急いではいないけれど、妊娠希望はある方の場合、排卵を促す前に3ヶ月ほどピルで卵巣を休ませてホルモンバランスを整えることもあります。遠回りに感じられるかもしれませんが、その方が、スムーズに排卵しやすくなったりすします。
また、高プロラクチン血症や甲状腺機能異常のせいで生理不順になっている場合は、妊娠を目指すことを前提に、これらのホルモンを整えていきます。場合によっては、ホルモンが正常化しても、妊娠が成立するまでホルモンを抑えたり補ったりする薬を継続するケースもあります。
生理不順でも妊娠できる?(横浜の婦人科)
生理不順だからといって、必ずしも妊娠できないまたは妊娠しにくいわけではありません。
ただ、異常に気付かずに放置してしまうと、妊娠しにくさにつながってしまう可能性はあります。
適切な治療を行うことや、現状を把握しておいて、将来妊娠したいと思った時にどのような対処が必要なのかをあらかじめ知っておくことが、安心して妊娠を目指すことにつながります。
生理が毎月きちんと来ない、少量の出血が10日以上続く、月に2回生理が来る・・・といった症状がある方は、お早めにご相談くださいませ。
【横浜の婦人科】ご予約はこちらから
日付:2025年4月18日 カテゴリー:日々の雑記
ピルを保険で安く処方してもらう方法【横浜駅近くの婦人科】
ピルは女性ホルモンが混ざった合剤(横浜駅近くの婦人科)
「ピル」とは、女性ホルモンである「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が混ざった、ホルモンの合剤です。
含まれている卵胞ホルモン(エストロゲン)の量によって、4段階に分かれています。
超低用量
低用量
中用量
高用量
このうち、避妊目的で処方されるのは「低用量ピル」です。
「経口避妊薬(OC)」として承認されているピルには以下の種類があります。
*( )内はジェネリック
トリキュラー(ラベルフィーユ)
マーベロン(ファボワール)
いずれも、「避妊目的で使用する薬」として承認されたものなので、保険適用にはなりません。
これらの薬を処方してもらう場合は、たとえ服用の目的が「避妊」ではなくても自費診療となります。
一方、「月経困難症治療薬」として承認されているピルには、低用量ピルと超低用量ピルがあります。最近は、できるだけ副作用を抑えるために、治療目的でピルを使用する場合は超低用量ピルを選択する傾向があります。
月経困難症治療薬=生理痛の治療薬として承認されているピルには、以下の種類があります。
<低用量ピル>
ルナベルLD(フリウェルLD)
<超低用量ピル>
ルナベルULD(フリウェルULD)
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
ジェミーナ
これらの、月経困難症治療薬は、「生理痛の治療のために保険で処方できる薬」として承認されているので、基本的に保険適用になります。
ただし、これらの薬を避妊目的や月経移動の目的で服用する場合は自費になります。
保険と自費だとどのくらい料金が違う?(横浜・女医の婦人科)
自費診療の場合、料金はすべて各病院が自由に設定できます。なので、ピル1シート(1か月分)の料金も、病院によって異なります。
避妊用のピル(OC)の値段は、だいたい1シート2500円~3500円で設定されていることが多いようです。これは、その病院がピルをいくらで仕入れているかにもよるので、安く仕入れられる病院はその分値段を抑えた設定にしている場合があります。
ちなみに、当院で扱っている避妊用のピルは、ラベルフィーユとファボワールです。いずれも、社会人の方は1シート3000円、学生さんは1-ト2000円です。
保険診療の場合は、診察の料金も薬剤の値段も、すべて厚生省が決めています。
なので、どの病院で処方してもらっても、1シート(1か月分)の料金は同じです。
病院の規模や、薬局の種類によって、10円程度の差が発生する場合はあります。これは、薬剤そのものの値段ではなく、診察や処方の料金が異なるためです。
保険適用になるピルの値段は、3割負担の方だとだいたい下記の値段になります。
ルナベルLD・ルナベルULD 約1,400円
ルナベルLD・フリウェルLD 約750円
ヤーズ 約2,000円
ヤーズフレックス 約2,500円
ドロエチ 約950円
ジェミーナ(21錠) 約2,000円
ピルを保険適用にする方法(横浜市の婦人科)
ピルを保険で所要してもらうには、以下の条件が必要です。
1)ピル処方の理由が「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療目的
2)処方されるピルが保険適用の種類
3)医師が治療のためにピルが必要と判断
1)の「治療目的である」という条件ですが、例え超音波検査で子宮内膜症などの「子宮や卵巣の病気」が見つからなくても、「生理痛がひどい」というだけで治療目的での処方が可能です。
つまり、婦人科を受診して「生理痛がひどいからピルで治療したい」と自己申告すれば、生理痛の痛みの程度や内膜症などの病変の有無は関係なく、保険でピルが処方できるのです。
2)のピルの種類は、前述の「月経困難症治療薬」として承認されている種類の中から選べば、どの種類でも保険適用になります。
通常、ピルの種類は、医師と相談して決めます。
時々、特定の種類のピルしか扱っていないと言われてしまうケースがあるようですが、保険適用のピルは「院外処方」にしてもらえば、どの種類も処方が可能です。
「院内処方」でしか扱ってはいけないというルールはないので、「院外処方で処方箋を発行してください」とお願いすれば、種類を問わず処方してもらえます。
「院外処方」の場合は、処方箋を薬局にもっていって薬剤を受け取ります。
できるだけ安くピルを購入したい場合は、薬局で「ジェネリックを希望します」と伝えましょう。ただし、ヤーズフレックスとジェミーナは、まだジェネリックが発売されていないため、先発薬品のみの取り扱いになります。
3)は、通常「生理痛がひどい」と主張すれば、ピルが治療の選択肢には入ってきます。
「絶対にピルを飲んではいけない人」に当てはまっていなければ、医師は「ピルによる治療が必要」と判断するでしょう。
生理痛の強さは、検査で測ることができません。なので、患者様ご本人が「痛みがつらい」と訴えれば、その症状だけでピルを保険で処方する条件をクリアすることになります。
ただ、これらの「保険で処方できる条件」に当てはまっていても、喫煙・肥満・前兆を伴う片頭痛などの、「ピルを飲んではいけない人」に当てはまっている場合は、ピルの処方はできません。
血栓症のリスクが高くて、ピルが処方してもらえない場合は、黄体ホルモンによる治療を検討してみるとよいでしょう。
★ピルのオンライン処方について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください
⇒「ピルのおすすめクリニック12選!オンライン処方や低用量など種類別に紹介」
日付:2025年4月16日 カテゴリー:日々の雑記
子宮頚がんワクチンを打ったらすぐに性行為をしてもよい?(横浜駅近くの婦人科)
HPVワクチン接種前に性行為をしてはダメ?(横浜市の婦人科)
2025年3月末まで、キャッチアップ接種の対象となっているHPVワクチンですが、ターゲットとなるHPVに「感染する前」に接種しなければ予防効果は下がってしまいます。
HPVに感染する前とは、要するに「初めて性行為をする前」です。現時点で、まだ性行為の経験がない方は、理論上HPVには感染していません。なので、その状態でワクチンを接種すれば、少なくともワクチンで予防できる9種類の型に関しては、「ほぼ100%感染しない」と言えます。
逆に、ワクチン接種前に性行為をした場合、もしかしたら9種類のうちのいずれかの種類に感染してしまうかもしれません。感染したウイルスをやっつける効果は、ワクチンにはありませんので、接種前に感染したウイルスが原因で、将来子宮頚がんが発生する可能性はゼロではなくなります。
なので、できる限り、「初めて性行為をする前」にワクチンを接種した方がよいのです。
ワクチンを1回でも接種すれば性行為をしてもよい?(横浜駅近くの婦人科)
時々ご質問いただくのか、「ワクチンの1回目の接種をしたら性行為をしてもいいですか?」というご相談です。
パートナーの方が「待てない」と言っているというご相談は、実は結構あります。若いお二人の関係を、応援したい気持ちはやまやまですが、医学的な立場からアドバイスするとしたら、「3回目の接種が終わるまで性行為は控えておきましょう」です。
ワクチンは、1回の接種では、効果が不十分です。2回目の接種である程度の効果は得られますが、時間をおいて3回目を接種することで確実な効果が得られます。
せっかく接種するのですから、中途半端な効果になってしまわないように、「あと、半年待ってね」とパートナーに伝えましょう。
ただし、お相手の方も性行為の経験がなく、お互いにウイルスとの接触機会がまったくないという状態であれば、理論上はワクチンの効果が得られていなくてもHPVに感染するリスクはありません。
お相手が、これまでにウイルスとの接触機会が「本当にないのか?」は、確かめようがありませんから、2人の信頼関係において、自己申告を信じて関係を持つかどうかを判断するとよいでしょう。
子宮頚がんワクチンの接種中に性行為をするとワクチンの効果はなくなる?(横浜市の婦人科)
逆に、子宮頚がんワクチンの接種途中で性行為をしたり、接種前に性行為の機会があると、HPVワクチンの効果が「なくなる」のかというとそうではありません。
性行為によって、9種類の型のうちいずれかに感染した場合、「その型を予防する効果がなくなる」というだけです。
なので、例えば、接種前に性行為の機会があり、すでに「31型」に感染していたとしたら、ワクチンで予防できる9種類のうち「31型だけ」が予防できないということです。
残りの8種類はしっかり予防できますので、子宮頚癌のリスクを「下げる」効果は十分に得られます。
すでに性行為の経験があるからワクチンの接種をしても意味がない、というわけではありませんから、キャッチアップ接種の期間中にぜひ接種なさってくださいね。
ワクチンの接種スケジュールは短くできる?(横浜駅近くの婦人科)
一般的にな子宮頸がんワクチンの接種スケジュールは、1回目の接種から2か月以上あけて2回目→3か月以上あけて3回目です。なので、全部で6か月の期間が必要になります。
ただ、現在すでに、キャッチアップ接種が終了する3月末まで6か月を切ってしまったため、厚生労働省から「短縮スケジュール」で接種してもよいという発表がありました。
「短縮スケジュール」で接種すると、最短で4か月間で接種が可能です。
「パートナーが待ってくれないから」という理由で短縮するのは、あまりお勧めはしませんが、できるだけ早く接種を完了させたい方は、下記のスケジュールを参考にしてみてくださいね。
ご予約はこちらから
日付:2025年4月16日 カテゴリー:日々の雑記
性感染症のセルフチェック(自己検査キット)は正確?
性病かも?!と思ったらセルフチェックでよい?(横浜市の婦人科)
最近は生活習慣病や性感染症を自己検査できるキットが販売されているので、病院に行かず自分で検査をしたいと考える人も増えているようです。
特に、婦人科はどうしても受診のハードルが高くなってしまうので、「気になる症状があるけれど受診せずに済ませたい」という場合に、自己検査キットを利用する方もいらっしゃいます。
当院では、自己検査で異常が出た場合の治療や精密検査も承っているので、時々提携先の検査キットを利用された方が受診なさいます。
子宮頚がん検査のセルフチェックは危険(横浜市の婦人科)
婦人科領域で自己検査キットが販売されているのは、性感染症検査と子宮頚がん検診です。
検査の精度という観点から、子宮頚がん検診(細胞診)の自己検査はお勧めしません。これは、自分で子宮の出口の細胞を正確にこすり取ることが難しいからです。正しい位置から細胞をこすり取っていなければ、異常があるのに結果には「異常なし」と出てしまう、つまり「見落とし」のリスクが発生します。
子宮頚がん検診(細胞診)の代わりに、「HPV検査」を行う場合があります。HPV検査は、おりものをぬぐい取る検査なので、子宮の出入り口をピンポイントでこすれていなくても、一応検査が可能です。
細胞診よりは、検査の精度は正確になりますので、どうしても婦人科に行きたくないけれど子宮頚がんのチェックはしておきたいという場合は、HPV検査を自己検査をしてみてもよいでしょう。
ただし、結果が「陽性」だった場合は、かならず医療機関を受診しましょう。
性感染症の検査は、血液で行うものと、おりもので行うものと、うがい液(喉の分泌物)で行うものがあります。
血液でわかるもの⇒B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV
おりものでわかるもの⇒クラミジア・淋菌・トリコモナス・マイコプラズマ
うがい液でわかるもの⇒咽頭クラミジア・咽頭淋菌
血液の検査は、十分量の血液を郵送することができれば、医療機関で行っても自己検査キットで行っても、検査の精度はほとんど変わりません。
おりものの検査は、しっかりと奥の方からおりものをとっていれば、医療機関で行う場合はほぼ同じ制度で検査ができます。取り方によっては、不正確になる場合もありますので、検査キットに書いてある検査の方法をしっかり読んで、その通りに操作することが重要です。
うがい液は、喉の奥までしっかり液体をためて上を向いてガラガラすれば、医療機関で行う検査と同じものになります。うがいの仕方さえきちんと行えば、検査生徒は医療機関とほぼ同じです。
おりものの異常など、気になる症状がある場合は、できれば医療機関で検査を受けることをお勧めします。医療機関で保険診療を受けた方が料金負担も軽くて済みますし、必要に応じてすぐに治療が可能です。
症状がないけれど検査しておきたい場合や、職業柄毎月検査が必要といった場合は、自己検査キットをうまく利用するのも選択肢の一つです。
当院では、
と提携しています。
これらの検査キットや他社の検査キットを使って異常が出た場合は、必要に応じて処方や追加の検査を行っていますので、まずはお電話でご相談ください。
予約専用電話⇒045-440-5577
新しい予約システムからの再診予約方法
★3月1日以降のご予約は「CLINICS予約」からお願いします。
◆予約希望日の30日前から予約が可能になります。
◆予約希望日の前日23時59分まで予約が可能です。
◆当日予約をご希望の場合はお電話で御予約ください。
1)新システムを初めてご利用の場合はアカウント登録が必要です。
「ログイン」ボタンを押して登録画面にお進みください。
2)「アカウント登録」を選択
3)必要項目を入力
4)認証コードを入力
5)予約画面で「対面」を選択
6)予約したい項目の「詳細を見る」をクリック
*院長希望の場合は「院長再診」・非常勤医師希望の場合は「再診(非常勤医師」をご選択ください。
7)「ネット予約する」をクリック
8)「受診者選択」で自分の名前を選択
9)「対面診療」を選択
10)予約したい日時を選択
11)保険証を登録
12)「予約を確定する」をクリックして予約完了です
横浜の婦人科で解決!女性の生理のお悩み一覧
生理の基本知識
生理は、女性が毎月経験する自然な生理現象です。卵巣が排卵し、妊娠が成立しなかった場合に子宮内膜が剥がれ落ちることで起こります。これが生理の出血となり、体外に排出されます。
男性にはない独特な体験であり、また、女性の健康状態や妊娠の有無などを知る重要な指標ともなります。生理のサイクルや症状、痛みの対処法など、女性自身がしっかりと理解し、体調管理をすることが求められます。
生理周期とは
生理周期とは、1回の生理開始日から次の生理開始日までの日数を指すものです。概ね28日を1周期とし、この間に卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスにより卵子が成熟し、排卵、子宮内膜の増厚などが行われます。
平均的なサイクルは28〜35日とされていますが、個々の体調やストレスなどにより前後することもあります。また、生理周期がブレやすい人、一定期間無い人もいます。これはホルモンバランスの乱れや、体調・ライフスタイルの影響など、さまざまな要因が考えられます。個々のバリエーションを知り、自身の体を理解することが大切です。
正常な生理の症状
正常な生理の症状としては、生理血が規則正しく排出されること、痛みが我慢できる範囲であること、生活に大きな支障をきたさないことが挙げられます。
また、一般的に血の量は初日から2、3日でピークを迎え、それ以降は徐々に少なくなります。出血期間は人それぞれですが、3日から1週間が一般的です。血の色も紅から濃い茶色まで、個々により差があります。
このような症状はあくまで「一般的」なものであり、自身の体の状態や変化を観察し、異常があれば専門家へ相談することが重要です。
生理痛の原因と対処法
生理痛は、子宮内膜がはがれる際に分泌されるプロスタグランジンという物質により引き起こされます。これが子宮を収縮させ、痛みを誘発します。生理痛が強いと感じる場合は、医師に相談することをお勧めします。軽減方法として、温めることで血行がよくなり痛みが和らぐとされています。ホットパックや温かい飲み物、温湯につかるなどしてみてください。また、定期的な適度な運動は生理痛の予防にも有効です。食生活の見直しも重要で、ビタミンEやマグネシウムを含む食品の摂取を心がけると良いでしょう。また、ストレスの軽減や適度な休息も大切です。
女性医師の婦人科を利用するメリット
横浜には女性医師が診療している婦人科が多数あります。その利用は特に女性の健康管理にとって多くのメリットを持つかもしれません。横浜の婦人科では女性専門医が在籍しており、患者への適切な診断から治療へと導きます。また、国内外の最新の医療設備を備え、より良い治療を提供するための環境が整っています。さらに、治療後のアフターケアもしっかり行われ、患者が心から安心できる医療サービスが提供されていることが魅力となるでしょう。
女性専門医による適切な診断
婦人科を訪れる多くの女性は深刻な不安を抱えています。このような女性たちを適切に診察し、女性の体の特徴や生理現象を理解した上での的確なアドバイスが必要なのです。横浜の婦人科には、女性医師が多く在籍しており、女性ならではの視点で病状を診断し、治療につなげることができます。女性特有の病気、あるいは生活習慣病に至るまで、病状の初期発見から予防まで、親身になって相談に乗ります。患者が安心して症状を打ち明けられるよう、女性医師との親身なコミュニケーションも重視されています。
最新の医療設備の利用可能性
横浜の婦人科の施設では、最先端の医療設備を活用して患者の診療が行われます。最新の超音波検査機器や最新型の内視鏡をはじめ、治療効果を向上させる高度な医療設備が整っています。これにより、より正確な診断結果が得られ、患者一人ひとりに適切な治療を施すことが可能となります。また、治療の成功率を高めるためには最新の医療設備の導入は不可欠であると同時に、患者が最新の医療機器を利用することで、安心感を得られるのです。
優れたアフターケアの提供
治療が終わった後のフォローアップも重要な要素です。横浜の婦人科では高品質なアフターケアを提供しています。懇切丁寧な説明はもちろん、病状に応じて適切なケアを行います。通院が難しい患者に対しては、電話やメールによるフォローアップやアドバイスも提供し、患者の心身の健康をサポートします。また、再発防止のための健康管理方法の指導、未病の予防策の提案など、患者自身の健康管理を手厚くサポートする体制が整っています。このような巧妙なアフターケアが、安心した医療を受けることが可能となる大きな理由の一つでしょう。
生理に関するよくある問題
生理、それは女性が健康に生活する上で欠かせない一方で、様々な問題を引き起こすことがあります。生理痛が強い、生理周期が不規則だ、PMS(月経前症候群)の症状が辛いという声は、多くの女性からあがってきます。一見、個々の問題は孤立して見えますが、これらの問題は生理という共通項をもって深く関連しています。これらの問題の原因や対策を知ることで、健康な生活を送るための一助となるでしょう。
生理痛が強い場合の対処法
生理痛が強いと感じる場合、まず医療機関に相談することをおすすめします。それは、生理痛の中には子宮内膜症などの病気が隠れていることがあるからです。ただし、多くのケースでは、生理痛は普通の生理現象で、それ自体が病気ではありません。
対処法の一つとしては、温湿布や湯たんぽでお腹を温める方法があります。体温を上げることで筋肉がリラックスし、痛みが和らぎます。また、温かい飲み物を摂ることも効果的です。さらに、ストレッチや軽い運動を取り入れることで血行を良くし、痛みの軽減を図ることができます。
生理周期が不規則な理由
生理が不規則になる理由は様々です。その一つが、生活習慣の乱れから来るホルモンバランスの崩れです。普段の生活でストレスを感じると、それがホルモン分泌に影響を与え、生理周期が不規則になります。また、睡眠不足や食生活の乱れ、過度な運動なども生理周期の乱れを引き起こします。
さらに、体調や体重の変化、薬の影響、更年期など生体リズムの変動も生理周期の乱れを引き起こします。これらの状況を改善するためには、規則正しい生活習慣を心掛け、健康管理に努めることが大切です。
PMS(月経前症候群)の対策
PMS(月経前症候群)は、月経の約1週間前から始まる体調不良のことを指し、頭痛や倦怠感、肌荒れ、イライラなどさまざまな症状が現れます。これはホルモンの変動が主な原因であり、女性の約8割が何らかの程度で経験すると言われています。
対策としてはまず、自分の体調や感情の変化を記録することです。何がトリガーとなって症状が出るのか、何をしている時に楽に感じるのかを知ることで、自己管理が向上します。また、食生活の見直しも大切です。ビタミンB6やカルシウムが豊富な食品をPMSが予想される期間中に摂ると良いと言われています。リラクゼーションに努めることも大切で、適度な運動や呼吸法などを取り入れることでストレスを軽減することも有用です。
生理問題に効果的な治療法
生理問題やそれに伴う症状は、放置すれば日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。そんな生理問題には、薬物療法や手術療法などの治療法があります。それぞれの具体的な内容とその効果について詳しく見ていきましょう。さらに、治療後のアフターケアの重要性についても説明します。どの治療法を選ぶべきかは、症状やその原因、体質などによるため、自分に合った治療法を見つけることが大切です。
薬物療法の解説
薬物療法は、その手軽さと効果により一般的に行われる生理問題の治療法です。主に痛みを和らげる鎮痛薬や、ホルモンバランスを整えるホルモン製剤が使用されます。初めての方でも安心して服用できるよう、医師から詳しい指示があるのです。
鎮痛薬は痛みを和らげるだけでなく、動きが取れずつらい生理痛時には、日常生活の支障を軽減します。また、ホルモン製剤は生理周期の不規則、生理痛など、ホルモンバランスによる生理問題を改善します。ただし、効果的な治療を行うためにも、薬の副作用や服用制限などには十分注意が必要です。
手術療法の選択肢
手術療法は、生理問題が重度で、薬物療法などによる改善が見られない場合に選択肢となります。具体的には、子宮内膜症や卵巣のうっ血などの症状に対して行われることが多いです。医師との相談のもと、患者の状態や希望に応じて最適な手術を選ぶことになります。
手術療法は、患部を直接治療するため早期の改善が期待できます。しかし、手術にはリスクが伴います。また、手術後のリハビリが必要な場合もあるので、この点も考慮に入れて選択しなければなりません。
アフターケアの重要性
治療法を選んだ後も、アフターケアは非常に重要なプロセスです。特に、手術を受けた場合は、その後の生活習慣やケアによって、再発防止や生活への影響を最小限にすることが可能なのです。
不適切な生活習慣やストレスなどが体調を悪化させることもあるので、生理問題に対する正しい知識を持ち、普段の生活習慣を見直すことも大切です。また、定期的な医師の診察や自分自身の体調管理も重要なアフターケアとなります。不快な症状が改善されても、その後のケアを怠ることなく、健康生活を維持していきましょう。
生理に関連する婦人科疾患
日本では、生理に関連する病気や疾患に悩まされている女性は少なくありません。それらの症状は、時として日常生活を送る上でも大きな影響を及ぼすことがあります。その中でも特に多くの女性たちが直面しているのが、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫といった疾患です。これらは女性特有の疾患であり、女性の身体の特性からくるものです。以下にそれぞれの疾患について詳しく説明していきます。
子宮内膜症の解説
子宮内膜症は、子宮の内膜組織が子宮外に存在する疾患です。普通、子宮の内膜は月経により排出されますが、何らかの原因で子宮外に脱出し、組織が癒合することで生じます。その結果、腹痛や月経痛、不正出血など多彩な症状を引き起こし、生活の質を下げる原因となることもあります。そして、その影響は不妊症にも及びます。治療法としてはホルモン療法や手術などがありますが、個々の症状や体質に合わせた対応が必要です。
子宮筋腫の理解
子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。その症状は、子宮内膜症と多少類似していて、腹部膨満感や下腹部痛、頻尿、便秘など多岐にわたります。また、大きな筋腫は妊娠・出産への影響もあります。しかし、全ての筋腫が症状を引き起こすわけではなく、無症状のまま見つかることもあります。治療法は症状や筋腫の大きさ、位置により異なりますが、ホルモン療法や手術などが一般的です。
卵巣嚢腫の説明
卵巣嚢腫は、卵巣内に液体や半固形物を含む袋状のものが発生する疾患です。多くは無症状で、他の検査の際に偶然見つかることが多いですが、嚢腫が大きくなった場合は腹痛や腹部膨満感などを感じることがあります。また、卵巣嚢腫は種類によっては癌化するリスクも存在します。治療法は個々の病状や患者の年齢などにより、観察・手術・抗がん剤治療など様々です。
生理のセルフケア方法
女性なら誰しもが経験する生理。ですが、月に一度やってくるその時期は、生理痛や体調不良を引き起こすこともあり、悩みの種となっている方も多いでしょう。生理の自己ケア方法を身につけることで、そうした悩みを軽減し、毎日を快適に過ごすための手助けとすることができます。
生理痛の緩和方法
生理痛は女性の大敵です。しかし、この生理痛を和らげることは可能です。生活習慣の見直しや温かい飲み物の摂取、適度な運動など、自分でできるケア方法をたくさんご紹介します。まず、温かい飲み物は血行を良くし、筋肉を緩和してくれます。特に生姜紅茶は体を温める効果が高く、生理痛に悩んでいる方にはおすすめです。
また、適度な運動も大切です。散歩やストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで血行が良くなり、痛みを和らげるのです。さらに、腹部に温熱パッドをあてるのも効果的です。これらの方法を組み合わせて、少しでも生理痛を軽減していきましょう。
生理中の栄養摂取のポイント
生理中は体調が不安定化します。栄養摂取に気を付けることで、その不調を和らげることが可能です。その際大事なのが鉄分を始めとするミネラルやビタミンの摂取です。鉄分は血液の成分であるヘモグロビンの材料となります。鉄分が不足すると、貧血になる可能性があります。
また、ビタミンB群も積極的に摂取しましょう。特にビタミンB6は、血液の材料であるヘモグロビンの合成に必要であり、PMS(生理前症候群)の緩和にも働きます。豆腐や納豆、卵、魚などに含まれているので、日常的に摂取しやすいのです。
リラクゼーション法の提案
リラクゼーション法とは、心と身体の緊張を和らげ、リラックスするための手段です。最近では、アロマセラピーを活用したリラクゼーション法が注目されています。特にラベンダーやローズマリーなど、リラクゼーション効果が高いとされているエッセンシャルオイルは、生理中の不調を軽減するのに役立つでしょう。
音楽を聴くことも、ストレスを和らげ、心地よい時間を過ごす手段として有効です。好きな音楽を聴くと、脳のリラックスを促すホルモンが分泌され、気分が落ち着くでしょう。せっかくなら自分のお気に入りの音楽で、リラクゼーションタイムを楽しみましょう。
生理と精神面の関連性
生理と精神面の関連性について探求することは、女性の健康管理において重要な意味を持つ。生物学的に見れば、生理は女性の体内で毎月起こる自然な現象です。しかし、それは身体だけでなく心にも大きな影響を及ぼします。ここでは、生理とホルモンバランス、生理前症候群(PMS)と精神的状態の関連性、そして生理によるストレス管理について詳しく見ていきます。
生理とホルモンバランス
生理とホルモンバランスの関連性を理解するためには、女性の生理周期とホルモンの働きを知ることが重要です。女性の体内には、主にエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。一般的に、この2つのホルモンが相互に調和することで生理周期が調節されます。
多くの女性が経験する月経前のイライラや焦燥感の原因は、このホルモンバランスが乱れることからきます。エストロゲンは情緒の安定化に役立ち、肌のツヤや骨密度にも影響を及ぼします。一方、プロゲステロンは、生理前に多く分泌され、エストロゲンの働きを抑える役割を果たします。この二つのホルモンのバランスが崩れると、精神的に不安定になります。
PMSと精神状態の関連
生理前症候群(PMS)は、生理直前に体や心に起こるさまざまな不快な症状を指します。PMSには頭痛や倦怠感、腹痛など身体的な不調だけでなく、気分の落ち込みやイライラ、焦燥感など精神的な不調も含まれます。
これらの精神的な不調は、生理とホルモンバランスとの密接な関連が指摘されています。前述の通り、生理前にはエストロゲンの分泌が減少し、プロゲステロンの分泌が増えます。エストロゲンの低下により気分が落ち込み、プロゲステロンの増加により体にむくみや倦怠感を感じやすくなるのです。
生理によるストレス管理
生理がストレス管理に関与する方法はいくつかあります。女性は生理周期に合わせて自身の心身の管理を行う事で、ストレスを抑える事が可能です。例えば、生理前にはホルモンバランスが乱れやすいため、適切な運動やリラクゼーション、栄養摂取に注意を払うことで体調を整える事ができます。
また、生理痛によるストレスを軽減するためには、温める事や軽いストレッチなどが効果的です。定期的な健康チェックを行うことで、体内の異常を早期に発見し、その結果ストレスも軽減します。生理によるストレス管理は、女性の心身の健康を維持するためには欠かせない要素の一つです。
受験生のための月経移動
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そろそろ受験シーズンに突入しますね。
この時期は、「生理が試験の日に重ならないようにしたいんです」「生理前は眠くなるので試験の日までに生理を終わらせておきたいんです」といったご相談も増えてきます。
生理を移動する方法は大きく分けると2パターンです。
1)次の生理の予定日の1週間前からホルモン剤を飲んで生理を遅らせる
2)前の生理の5日目からホルモン剤を飲んで生理を早めるか遅らせる
前もって薬を飲めるのなら、1つ前のサイクルの生理5日目からホルモン剤を服用して早めに生理を終わらせておくと、試験の前日や当日に薬を飲まなくてよいというメリットがあります。
月経を遅らせる方法なら、今から服用しても1月や2月の生理をコントロールすることは可能ですので、試験の日に実力をフル発揮したい方はお早めにご相談ください。
ピルは飲み初めの1~2クールは、狙い通りに出血の時期がコントロールしきれないこともあります。ホルモン量を多くすれば確実に出血をコントロールできますが、ホルモンが多いほど吐き気や頭痛が出やすくなります。
早めのタイミングで、低用量や超低用量ピルを飲み始めておくと、ピルにも慣れていて出血もコントロール可能になっている時期に本番を迎えることができるのでお勧めです。
また、片頭痛があるとか遺伝的に血栓症リスクがあるといった理由で「ピル」が飲めない方は、「黄体ホルモン剤」で月経移動が可能なので、「私はピルが飲めないから・・・」とあきらめずに、婦人科で相談してみてくださいね。
予約はお電話またはネットから→予約専用電話045-440-5577
日付:2023年12月20日 カテゴリー:日々の雑記
ファスティングをしてはいけない人・してもいい人
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最近は、低糖質ダイエットやファスティングなど、特定の食品を「食べない」という方法で減量をしたり、デトックスをする手法も増えてきましたね。
医学的には、必要なカロリーと栄養をバランスよくとるのであれば、「低糖質・高タンパク」な食事をとったり、適度にファスティング期間を設けて「腸を休めてあげる」ことは、健康を維持するうえでプラスに働くことが多いと考えられます。
ただ、何事も極端に行うのは逆効果ですので、例えば「糖質を一切取らない」とか「1か月間酵素ドリンクのみ」といった、負荷や偏りの強いやり方はお勧めできません。
効率よくダイエットしようと思ったら、毎日16時間ファスティングする、つまり食事をとる時間を8時間以内に収めて、その前後はカロリーをとらないようにするという方法もあります。
アンチエイジング的観点から見ても、糖質を抑えて腸への負担を減らすことは、実は理にかなっているのです。
ただ、誰もがこれらの方法を試していいわけではありません。このような糖質制限やファスティングを行ってはいけないケースもあります。
以下の人は、糖質制限やファスティングは基本的にはNGです。
*妊娠している人
*授乳中の人
*低血糖になりやすい病気がある人
*BMIが17.5未満の人(やせすぎの人)
*医師から食事制限をしてはいけないと言われている人
授乳中の人は、必要なカロリーはしっかりとった状態で、「ちょっと糖質を控える」程度なら問題ありません。授乳中は通常時よりも多くのカロリーや水分の摂取が必要になりますので、あまり厳密な「制限」を行うことは、体への負荷が大きくなりすぎる可能性があります。
健康のために行った糖質制限やファスティングで、体調を崩してしまうということが時々起きます。
そもそも制限の方法が間違っていたり、「何のためにそれを行うのか」が心理学的にずれている時に、「逆効果」になりやすくなります。
より健康に美しくなるために、糖質制限やファスティングを行うのであれば、方法も目的も、きちんと「なりたい姿」になれる方向でセットして行いましょう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ファスティングについて以下記事でも詳しく解説されていますのでぜひ参考にしてください。
⇒「ファスティングおすすめのやり方は?酵素ドリンクやサポート食品・初心者向けの断食期間を解説」
日付:2023年11月25日 カテゴリー:日々の雑記
ピル服用中の脱毛はおすすめしない?
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ピル服用中は脱毛できない?
ピル服用中の方が、エステサロンで光脱毛を受けようとすると、サロン側から「医師の許可をとってください」といわれることがあるようです。
美容クリニックなどで、光脱毛やレーザー脱毛を行う場合は、そのクリニックの医師が判断するので大丈夫なことが多いのですが、サロンだとピルに限らず、何らかの薬を飲んでいる場合に、「医師の許可が必要」ということになっているようですね。
脱毛の部位がVIOであるかどうかに関わらず、服用している薬が脱毛に影響しないかを確認してくるように言われた、という患者様は少なくありません。
ピルは脱毛に影響しない
ピル服用中の方に、脱毛をおすすめできないという理由はありません。
ピルの成分的には、脱毛を行うにあたって、特に問題になる成分は入っていません。したがって、ピルを服用中でも、安全に脱毛を受けていただくことができます。
ホルモンが毛周期に影響を与えるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろん、性ホルモンと毛周期は関係があります。ただし、ピルで女性ホルモンを摂取しているからといって毛深くなったり、脱毛の効果が下がったりはしません。
逆に、ピルの効果で毛深さが改善している場合、その状態で脱毛を行うと、ピル服用中止後に毛深さが再発してしまうのではないかという懸念もあるようですが、これも大丈夫です。
毛深さに関係するのは、「テストステロン」という男性ホルモンなのですが、ピルでこの男性ホルモンの作用を抑えているからといって、脱毛の効果が下がるわけではありませんのでご安心ください。
ピルを服用中でも、普通に光脱毛やレーザー脱毛は受けられますので、もしサロン側から「医師の許可をとって下さい」と言われたら、「主治医から問題ないと言われている」とお伝えください。
★医療脱毛についてはこちらもご参照ください
「横浜の医療脱毛おすすめクリニック14選!クリニックごとの料金比較や選び方を解説」
日付:2023年11月17日 カテゴリー:日々の雑記