日々の雑記

 

あなたは病気をやめられない人?あっさりやめられる人?~その2~

 

 前回の記事に書いた「8つのポイント」のうち、まず一つ目の「病気をやめるということに対する確信度合い」ですが、これ、何をするにも超重要です。「健康になる」もそうですし「お金持ちになる」「ビジネスで成功する」「結婚する」「試験に合格する」「幸せになる」等に対して、自分がそうなるという「確信」がどのくらいあるかということです。

 病気に関していえば「治ればいいな」「健康になりたいな」と言いながらも、まったく「健康になれる」と思っていない人は大勢います。中には、「医師にこれは治らない病気だと言われたから」「体質だから」という「病気をやめられない理由」を大事に握りしめて、「だから健康になれない」という確信ばかりを強化している方も少なくありません。

 

 ややこしいのが、本心ではまったく「病気がやめられる」という確信がないのに、ポジティブぶりっ子をして「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせているタイプです。根拠のない自信を持とうとしたり、自分に「大丈夫だから」と言い聞かせたり、大丈夫であるという確信が得たくて色んな代替医療や健康法を試したりするケースがよく見受けられます。特に、スピリチュアル系の代替医療にはまる人は、このポジティブぶりっ子タイプが多いですね。

 代替医療やスピリチュアル系の考え方がいけないのではなく、「低い確信度合いを補うために」頼る先を増やしていくというやり方がまずいのです。

 まず、自分が病気をやめる(お金のことなら「お金持ちになる」、結婚希望の方なら「結婚する」、子どもが欲しいなら「妊娠する」等々)ことに対して、どのくらい「そうなれる」と確信しているのかどうかをチェックしてみましょう。

 それは、次の質問に答えてみると分かります。

質問1:いつまでに病気をやめて健康にもどりますか?

質問2:その時期である根拠は何ですか?

 

 病気を卒業しない方のほとんどは「いつまでにやめる」を明確にしていません。というか、そもそも「自分でやめる」という認識がないので、「いつか治る(かもしれない)」くらいの感覚でしかないのです。脳は、自分が感じている「感覚」に従って動きます。病気をやめることに対して「ぼんやり」な感覚しか持っていないと、脳の動きも「ぼんやり」になるのです。カーナビの行き先に「日本」って入力しているようなものです。その入力の仕方で、行きたいところに速やかにいけると思いますか?

 
また、時期の根拠が明確であるか?その根拠が「内的基準」で「主体行動」で「目的志向」になっているかも非常に重要になってきます。

 ある患者様で、複数の治療法をお示ししてメリット・デメリットを説明しましたところ、「年末に非常に楽しみにしているマラソン大会があって、どうしてもそこで最高のパフォーマンスをあげたい」という理由である治療法を選択されました。副作用が出る可能性も十分あったのに、副作用はほとんど出ずに「ものすごく快適です!自分の体調を自分でコントロールできています!」と喜んでいらっしゃいました。この方の場合「年末のマラソン大会」という明確な目標を設定して、そこでパフォーマンスをあげるためにはどのような体の状態になっていたらいいのかを自分で決めて、それまでによくなることを選択されたからこそ、最も良い治療効果が得られたのです。

 では、確信度合いが低くなる原因はどこにあるのでしょうか?もちろん、これまでの治療経過やその人の考え方のクセなどで様々な原因が発生しうるのですが、大きく分けると次の2パターンがほとんどです。

 パターン1:外的基準・他者基準で治るかどうかを判断している

 治るという確信が得られない根拠が「医者に治らないと言われた」「一生付き合っていくしかないと言われた」「難病指定されている」など、「自分がどう判断するか」ではなく「他人の判断基準」を用いて「治らない」という設定を勝手にしてしまってるパターンです。

 そもそも、治るかどうかを自分で決めていないわけですから、治るわけがないと思いませんか?

 パターン2:他力本願で「治してもらう」「治っていく」ことを期待している

 「治るでしょうか?」「どのくらいで治るでしょうか?」という質問をしてくる人は、このパターンです。また、病院でよく聞くセリフは「先生にお任せします」です。私も時々このセリフを言われますが、「治すのはあなたです。治療法を決めるのもあなたです。その治療が自分にとってよさそうかを、私が提供する情報を元に自分で判断してください」とお応えします。それでも頑固に「先生が決めてください」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 「誰かに何とかしてもらおう」というスタンスは、脳にとっては「あ、この人自分で何とかする気がないんだな。じゃあ私は何もしないでおこう」と捉えられてしまいます。脳が何とかする気にならないわけですから、奇跡も何も起こるわけがないのです。

 では、どうすればよいのでしょうか?

 実は、案外簡単です。確信度合いを自分の力でコントロールすればよいわけです。

 「治らない」と思わせている「記憶」がある場合は、その「記憶」を処理することが重要です。過去に「治らない」と信じてしまった体験や、人の言葉、出来事などを丁寧に処理していきます。これは、セルフカウンセリングでもある程度可能ですが、プロのカウンセラーに手伝ってもらった方が早いでしょう。記憶の処理は、慣れた人なら10分程度でできてしまうものです。

 もう一つ必要なことが「限界を拡げる処置」をすることです。病気をやめるということに対して「これが限界」と感じているものがある場合、それを「あっさり超えてしまう」方法があります。これも、病気だけでなく、収入や人間関係など、何か「これ以上は無理」と思っているガラスの天井がある場合に、それを一瞬で破ってしまうことが可能なのです。具体的なやり方が知りたい方は、私かトランスフォーメーショナルコーチたちに聞いてみてくださいませ。

 次の記事では、2番目のチェックポイントである「選択の自己決定感」について解説していきますね。

 

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日付:2018年9月20日  カテゴリー:日々の雑記

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あなたは病気をやめられない人?やめられる人?~その1~

 

 9月19日に配信された、梯谷幸司氏の無料Webセミナーは、皆様ご覧になれましたでしょうか?

 私はいつも、配信時間はワンオペ真っ最中でパソコンの前に陣取ることはできないので、パソコンにホームビデオを向けて録画して、子どもたちが寝静まってからゆっくり見ることにしているのですが、今回の内容はあまりにも重要であまりにも簡潔にまとまっていたので、途中で何度もパソコンを覗きに書斎に出入りしていました。

 今回の内容は、病気の方でなくても知っておくと様々なジャンルに応用できるポイントがギュッとつまってるものです。せっかくなので、自分の復習がてら、皆様に内容をシェアしたいと思います。


 今回の無料Webセミナーのテーマは「同じ治療法・健康法をやっても、病気がやめられる人とやめられない人を分ける8つのポイント」です。

 診療の中でも、同じ薬を使っても副作用は全く出ずにあっさり症状が改善する方もいらっしゃれば、副作用ばかり出て症状が全然改善しない方もいらっしゃいます。

 以前「どの薬も合わない方向けチェックシート」をご紹介しましたが、実は治療自体がうまくいかない方には一定の特徴があるのです。

 今回のWebセミナーの中では、「どうすればあっさり病気がやめられるのか」を8つのポイントに絞って解説されていました。


 まずは、自分が次の8つの傾向に当てはまっていないかチェックしてみましょう。今抱えている「解決したいこと」が病気ではない場合は、病気を「借金」や「人間関係の不具合」などに置き換えてチェックしてみてもいいでしょう。このチェックポイントは、すべてのジャンルに応用できる内容です。


 1 病気がやめられる・健康になれるという確信がない(お金の問題なら「豊かになれる確信がない」などに置き換える)

 2 治療法・健康法など、やっていることに自己決定感がない

 3 「病気をやめる」こと自体が目的になっていて「何のために」健康になるのかが不明確

 4 避けたい事をはっきりさせていない・脳の海馬を調整していない

 5 無意識に求める欲求の方向性が間違っている(生き残ることや安心・安全を無意識に求めている)

 6 人から好かれたい・嫌われたくない・認められたいと思っている

 7 日常なかの大半の時間を脳の苦痛系を刺激する使い方で過ごしている=報酬系が動くようにセットしていない

 8 自由を求める方向性を間違えている

 

 各項目は、次回以降の記事で順次詳しく説明していきますね。

 どうですか?これらのポイントに当てはまっていたら、まずはその「ずれ」を修正していった方がいいでしょう。当てはまる項目が多いから「ダメ」というわけではありません。調整した方がいいポイントが多いというだけです。

 次の記事では、まず1つ目のポイントの「確信度合い」について解説していきます。

 

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日付:2018年9月20日  カテゴリー:日々の雑記

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「自由」とは「○○な感覚を持って生きていること」

 最近、診療の中でも、その人が持っている言葉の定義やその裏にある意図を意識して伺うようにしています。


 例えば、ある方は「普通」になることが一番重要だとおっしゃっていました。「あなたにとって『普通』とはどういう状態ですか?」と確認すると「平均的であること」「周りと同じであること」「浮いていないこと」といった、その方の定義が出てきました。この方の場合、「外的基準」と言って、周りの目を気にして行動や選択してしまう癖がとても強く、自分がどうありたいか・何をしたいかよりも「周りから変な目で見られないか」の方を気にして生きていらしたのです。
 でも、その人の本来の姿はとても個性的で独創的なアイデアをたくさん持っている方でした。「普通」であろうとすればするほど、本来の自分の姿からは遠のいてしまうので苦しくなってしまいます。この場合は「普通」の定義を「自分基準」で書き直せばよいのです。
 そもそも、今「普通」だと思っていることは何が決めた「普通」なのか。例えば、日本では一夫一妻制が「普通」ですが、海外には一人の男性が4人の妻を持つことが「普通」である国もあります。その国の男性から日本男性を見たら「たったひとりの女性しか養えないのか。ふがいない奴だな~」と言うことになるかもしれません。
 こういった言葉の定義や、その人が持っている背景は、住んでいるエリアやそこにある「文化」とも密接にかかわっていたりします。

 このような言葉の「定義」が、自分が欲しい結果に対してずれていると、いつまでたっても欲しい変化が手に入らなかったりします。なんせ、そもそもの大前提がずれているわけですから、ゴールにたどり着けるわけがないのです。
 そのずれを大きく感じる言葉一つが「自由」というものです。よく「自由になりたい」「自由が欲しい」「自由な身分になりたい」と言ったりしますよね。皆さんにとって「自由」とはどのような状態のことを指しますか?ちょっと、自分が持っている自由の定義を考えてみてください。
 多くの場合、自由とは「制限がない状態」「束縛がない状態」をイメージしてしまいがちです。実は、この定義で自由を求めていても、真の自由な状態にはたどり着けません。なぜなら、「自由になりたい」と思っている時、頭の中には「制限された不自由な自分」がイメージされるからです。制限された状態をイメージしながらその制限を外そうと頑張ってしまうと、脳は混乱してフリーズしようとします。
 自由を追い求めれば追い求めるほど「不自由」になっていくのです。

 では、そもそも自由とはどのような状態を指すのでしょうか?本来の自由とは、手に入れようとしたり追い求めるものではないのです。自由とは、ある感覚を持ちながら生きることを意味します。そして、その感覚を持っておくためには『多様性を受け入れる』ことが非常に重要になってきます。
 例えば、私は今女性の風貌で女性として生きていますが、それは「女性のまま生きてもいいし、男性の風貌で中身女性で生きてもいいし、役割だけ男性の役割をしてもいいし、心身ともに男性になってもいいし…」という中で、今のスタイルを選択しているにすぎません。誰かから何かを押し付けられてもいないし、複数の選択肢から自分に合っているものをただ選んでいるにすぎません。
 これが脳が喜ぶ「自由」の定義なのです。
 あなたの「自由」の定義はずれていませんか?

 

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日付:2018年7月12日  カテゴリー:日々の雑記

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なぜ「気づいたら5キロ太っている」のか?

 お正月に「ついつい食べ過ぎて」体重が気になっている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。ちなみに私は、子どもたちとずっと一緒にいたので食べ過ぎる暇もなく、というかまともに食事をとる暇もなく・・・

 患者様の中には、「気づいたらここ1年で5キロも増えていました」「特に食べている量は変わらないのに体重が勝手に増えているんです」という方もいらっしゃいます。特に更年期世代の方は「ずっと食べる量は変わらないのに・・・」という方も多いのですが、実は「食べる量が変わらないから」太るんです。
 体重は勝手には増えません。体重が増える原因となる「何か」を自分が行っているから、結果として体重を増やしているだけです。「気づいたら」「勝手に」と認識しているのは、特に「食べすぎている」という自覚がないからだと思われます。

 体重1キロを増やすのに必要はカロリーは約7000キロカロリーです。仮に1日100キロカロリーずつ取りすぎたとしましょう。その状態を70日間継続すれば1キロ体重が増えるのは分かりますよね?じゃあ、同様に365日継続したら、何キロ増えますか?あら不思議、上記の「気づいたら増えている体重」と一致しませんか?

 100キロカロリーは、ご飯にすると普通のお茶碗に6分目くらいの量です。一言で言うと「ほんのちょっとの食べすぎ」くらいの量です。でも、その「ほんのちょっと」のカロリーオーバーを1年間続けると、結果はしっかり出るわけです。逆もしかり。夕食のご飯を子ども用のお茶碗に変えるだけで、1年で3キロ程度の減量は「いつのまにか」できてしまうのです。

 基礎代謝と呼ばれる、「寝ていても消費するカロリー」は年齢とともに低下していきます。多くの女性は、年齢とともに日常的な運動量も減っていきますので、基礎代謝も落ちて運動によるカロリー消費量も落ちているのに、食べる量が「変わらない」とどうなるか、もうお気づきでしょうか?
 基礎代謝が落ちたぶん運動量を増やせばいいと考えるかもしれませんが、運動で消費できるカロリーは実は微々たるものです。もちろん、運動によるインスリン抵抗性の改善など、カロリー消費以外の効果も大きいので、運動することに意味はとてもあります。ただ、「運動した分食べても大丈夫」と思っていると、結果としてはカロリーオーバーになることの方が多いので要注意なのです。
 
 もし、あなたが「気づいたら体重が増えている」と思ったら、まずは体重が「増えた」のではなく、体重を「増やした」のだということを自覚しましょう。
 その上で、上記の「ちょっと」をどちらに積み重ねていくのかを選択してみることをお勧めします。

日付:2018年1月15日  カテゴリー:日々の雑記

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いつまで他人の人生を生き続けますか

  クリニックには、明らかな婦人科の病気以外の「何となく不調が続く」という方もいらっしゃいます。20代や30代だと「PMSかもしれない」、40歳以上だと「更年期かもしれない」と思って婦人科を選んでいらっしゃるのですが、よくよく症状を伺ってみるとPMSや更年期障害ではないですよ、というケースの方が多かったりします。

 典型的なPMSであれば、月経1~2週間前から心身の不調が出て生理がくるとスッキリよくなるのですが、「なんとなくの不調」の方は生理前にイライラや情緒不安定やめまい・吐き気などの症状が強くなるけれど、生理後も何となく軽い症状は続きます。両者を見分けるには、基礎体温とともに症状の変化を記録してみるとはっきりします。

 更年期の「ような」症状を訴えてくる方の中には、甲状腺機能異常や血糖コントロールの異常や心身症・不安神経症・うつなどのメンタル疾患が隠れていることがしばしばあります。血液検査でホルモン異常やその他の内科的異常がないかを確認しつつ、症状が出ている根本的な原因を探っていきます。

 原因は人によってさまざまなので、一概には言えませんが、PMSのような症状を訴える方や更年期世代の方に多い特徴が「自分の人生を生きていない」という点です。

 自分のやりたいことが分からない、または自分のやりたいことや自分のケアは「後回し」にして、常に人の世話ばかりしている。あるいは、親や上司の評価を気にして「認められる」ことを目標にして行動していたり、もっと広く「他人の目」を気にして人に気をつかってばかりで自分らしい生き方ができていない。そんな方が圧倒的に多いのです。

 例えば、親の評価を気にして本当にやりたい仕事につかず「親が喜びそう」な会社に就職したり。子どもの受験に親が必死になりすぎて、送り迎えや夜食の準備など自分の疲労の原因をわざわざ作り出していたり。介護に時間をとられて自分がやりたいことをできずに日々不満ばかり言いながら過ごしていたり。

 これらはすべて「他人の人生を生きている」状態です。人は「本来の自分の生きたい姿」からずれると「病気」という状態になります。体や心が、「このままの方向で進むのは嫌だ!!」とサインを出しているのです。サインに気付こうとせず、それらの不調を薬で抑えこんで他人の人生のまま生きていると、もっと重大な病気になったり、重大な出来事が起きたりします。

 あなたは他人の顔色をうかがいながら、他人の人生を生き続けますか?それとも、誰に何と言われようと、人の目なんか気にせず自分のやりたいことをやって言いたいことを言って「自分の人生」を生きますか?

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日付:2018年1月9日  カテゴリー:日々の雑記

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私の副鼻腔炎が一瞬で治ったわけ?!

  子どもたちの風邪をもらってしまったのをきっかけに、副鼻腔炎になり、10日間くらいグズグズと症状が続いていました。症状的には明らかに副鼻腔炎なので、漢方薬や抗生剤で治療していたのですが、何となくすっきりよくなりきらず・・・やっぱり、この症状を引き起こしている背景をちゃんと見ないとダメだなと思っていたのですが。
 実は原因ははっきりしていて、一言で言うと「夫への不満の蓄積」です。鼻は「自己認識」を表現する場所で、副鼻腔炎は「身近な人への不満」を意味しています。まあ、副鼻腔炎になっても全然不思議ではない状態だったわけですよね。なので、この副鼻腔炎を改善するには、夫に不満をぶちまけるしかないと思っていたのです。でも、夫は朝早く出かけて、みんなが寝静まった後に帰宅しますから、そもそも不満をぶつけようがなく、どうしたものかと他の方法を考えていたのですが。

 自分が何気なくとった行動が、ため込んだ不満を一気に解消したようで、一晩で副鼻腔炎の症状がすっかり消えてしまいました。
 私がやったことは、「夫の帰宅時間を気にせず先にお風呂に入って、お気に入りのバスミルクを入れて、パックをしながら、夫が帰宅しても慌ててあがらずそのまま長風呂をし続けた」だけです。どういうことかというと、普段は夫が帰宅したらすぐにお風呂に入れるように、帰宅するかもしれない時間には自分がお風呂に入るのを控えて、夫が入った後に入るようにしていたんですよね。しかも、夫は「香り」が嫌いなので、最後に入浴する時しかアロマ系のバスエッセンスを使わないようにしていました。でもって、自分が入っている途中で夫が帰宅したら、まだ湯船につかっていたくても急いで上がるようにしていたんです。どんだけ気遣いしているんだって感じですよね?(笑)
 それを全部、夫のことはほっといて「自分優先」で行ってみたわけです。夫への気遣いをやめて、とにかく「自分を喜ばせること」を優先してみたところ、副鼻腔炎の症状は全くなくなってしまいました。改善した背景には、自分を労わる=夫をないがしろにする、という間違った法則が自分の中にあったために、自分を犠牲にして夫への不満をためていた、というこれまでの状態が一気に解消したということが挙げられます。
 夫への気遣いをやめることと夫をないがしろにすることはイコールではありません。「私はこうしたいの」と主張して自分の居心地の良さを優先することは、「不満がない状態」を作るのに必要なことだったのです。それを象徴するような行動をとった、つまり、不満をため込まなことを「不満をなくす」より先に具体的な行動で「先取りした」というわけです。夫の行動は全く何も変わっていないわけですから、私の行動を変えるだけで不満がなくなるのか、と思われるかもしれませんが、この「行動の先取り」は今回のようにかなり即効性があるようです。

 この法則は、実は食事療法でも応用ができます。食事への活用方法は、また別の機会に説明していきますね。
 

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日付:2017年10月5日  カテゴリー:日々の雑記

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無痛分娩にトラブルが多い本当の理由

  無痛分娩に関しては、分娩時のトラブルについての報道が相次いだりした影響か、最近はあまり質問されなくなった印象ですが、中には「どうしても陣痛に耐えるのが嫌!」「痛みに弱いので今から陣痛が恐怖」といった理由で無痛分娩を希望する方もいらっしゃいます。個人的にこのような理由で無痛分娩を選択することは、お勧めしていません。それは、色んな意味でご本人にも赤ちゃんにも良い影響が残らない可能性が高いからです。
 
 無痛分娩の医学的リスクは以下のようなものが挙げられます。
  *「産科麻酔」という特殊な麻酔の技術が必要→麻酔によるトラブルが起こりうる
  *麻酔が効きすぎると分娩停止のリスクがある
  *自然な分娩なら必要なかった帝王切開・吸引分娩・鉗子分娩が必要になる可能性がある

 いずれも、技術の高い医師が充分なマンパワーのある病院で万全の態勢で行えば、そのリスクをかなり下げることはできるものですが、これらのリスクを「ゼロ」にはできません。
  
 一方で、無痛分娩のメリットもあります。痛みが少ないおかげで分娩時の心身のダメージが少なく産後の体調の回復が早くなったり、分娩時に赤ちゃんとのやり取りを楽しむ余裕ができたり、といった点が挙げられます。
 ただ、実はこれらのメリットも、無痛分娩でなくても得られるものです。分娩までの様々な心身の「準備」を整えておけば、それほど痛みに苦しむことなく幸せなお産を行うこともできます。
 痛みの感じ方は個人差が大きいと言いますが、本来の姿に戻ることができれば、どんな女性でも陣痛によってダメージは受けないようになっているのです。

 最終的に無痛分娩を選ぶかどうかは、ご本人や家族の意向によると思いますが、無痛分娩にトラブルが多い原因は、実は「なぜ無痛分娩を選ぶのか」の理由によるところが大きいのです。
 心臓の病気などによる医学的適応で無痛分娩を選択するケースを除いて、ほとんどのケースでは「痛みに耐えることが嫌!」「痛みが怖い」という「避けたいものを避ける」目的で、脳が「苦痛を感じて」その選択を行っています。つまり、無痛分娩という選択を行う時点で、自ら苦痛を背負い込みながら嫌なことを避けたいという状態を思い浮かべているわけです。この状態で選択した「無痛分娩」というものが、良い結果をもたらしてくれるはずがありません。

 以前、コンビニのお惣菜が体に悪影響を及ぼすのは、コンビニ食を「選ぶ時の脳の動き」が原因であると書きましたが、実は無痛分娩という選択にも同じことが言えるのです。無痛分娩そのものが悪いわけではありません。なぜ無痛分娩をしたいと思ったのか、その理由がとても重要です。無痛分娩を選ぶ時、自分の頭の中にどんな映像を思い浮かべているかということです。

 もし、どうしても無痛分娩が選びたいけれど、その悪影響が出るのが心配という場合は、まずは「なぜ無痛分娩を選ぶのか」の理由を書き換えていくといいでしょう。
 そして、無痛分娩かどうかはひとまず置いといて、自分にとっての理想のお産とはどのようなものなのか、そこに至るまでにお腹の中の赤ちゃんとどのような関係を築いていきたいのか、その点をもっとしっかりイメージしていくことをお勧めします。
 

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日付:2017年9月29日  カテゴリー:日々の雑記

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なぜストレス発散すればするほど病気になるのか?

  以前も「ストレス」というものが本当は存在しないものだと書きましたが、この世の中には「ストレス」という物質は存在していません。でも、多くの人が「ストレスがたまって」「ストレスフルな生活が続いて」体調不良になっているとか病気になったとおっしゃいます。医学的な解説にも「ストレスをためないようにしましょう」「症状の原因はストレスかもしれません」といったことが書いてあったります。
 実際は「ストレス」だと思っていた何か具体的な「自分のテリトリーを侵害しているもの」があるわけです。例えば「育児がストレス」という人の場合、育児で自分のペースが乱されて自分の思うような時間配分で物事が進められないことが負担に感じている、ということかもしれません。この場合、「子どものペースに自分が振り回されている」という状況を生み出すことで、自分らしい生き方ができなくなっていると感じていることが「ストレス」の正体なわけです。
 
 この「ストレスの正体」をきちんと見ずに、ただ「ストレスがたまっているからパーッと遊びに行こう」「今日はやけ食いだ!」「週末は飲みに行ってストレス発散するぞ」ということを繰り返していると、たとえ自覚的にはストレスが「発散」できていても人は病気になっていきます。
 なぜなら、「ストレス発散」のために行っていることはすべて、それを行えば行うほど「自分はストレスにさらされている~」ということを自分に言い聞かせているようなものだからです。大変な自分・かわいそうな自分・みじめな自分・疲れている自分・・・ストレスにさらされて『本来の姿を失った自分』をストレス発散のたびに再認識してしまうだけなんですね。
 なので、この状態でいくら「ストレス発散」をしても、脳の「苦痛系」という部位が刺激されて、結果としてストレスを感じた時に分泌されるホルモンがたくさん出てしまいます。

 とはいっても、一時的に「たまっているもの」を爆発させることも時には必要だったりします。いわゆる「ガス抜き」というものですね。ただし、これは1回限りです。それを何度も繰り返すことは、上記の理由で何の解決にもなりません。
 問題から目をそらすためにストレス発散しているはずが、実は問題をより強化しているだけになってしまうんですね。だから、ストレス発散のために食べるとぶくぶく太りますし、お酒を飲むと肝臓を傷めますし、買い物をするといらないものばかり買ってしまって「浪費」になってしまうのです。

 自分が「ストレスを感じているな~」と思ったら、それを発散しようとしたり「なかったことにしよう」とするのではなく、まずはその正体を詳細に分析してみることをお勧めします。正体が分かれば、お化けと闘っている状態から脱却できますので、具体的な解決方法が見えてきます。
 そして、「ストレスがあるかどうか」は置いといて、日々何を感じてどのように過ごしたいのかに焦点を当てて行動してみましょう。上記の「育児がストレス」である場合は、子どもと一緒にいる時にどういう感情を感じたりどんな顔で過ごしていたいのかをまず具体化します。そして、どのような環境を整えたりどのような行動をとるとそれが実行できるのかを考えていくのです。さらに、それが「うまくいかない場合」はどういうケースがありうるかを挙げて、そのような状況にさらされた時も「得たい感情」が得られるようにするための具体的な解決策をあらかじめシミュレーションしておくのです。
 こうすることで、脳の「報酬系」という部位が刺激されるようになります。同じ育児をしている時も、苦痛系が刺激され続けるのと報酬系が刺激され続けるのとでは、結果として体に起きてくる反応が全く異なってきます。

 これらの「脳の動かし方の調整」を行ってくれる『薬』はありません。そのため、カウンセリングが有効になってくるのです。
 もし、自分で脳の動かし方を変えるのが難しいなと感じたら、一度カウンセリングを受けてみるとよいかもしれません。
 

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日付:2017年9月28日  カテゴリー:日々の雑記

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「親に感謝」は間違いか?

  二分の一成人式や、父の日・母の日などのイベントで「親に感謝しましょう」と促すことが、虐待を受けている子どもや「親に感謝」が難しい立場にいる子どもを追い詰める、という意見があります。確かに、「感謝する」ことは他人から強要されることではありません。自発的に、自然に湧き上がってくるのが「感謝」という感情だと思います。子どもの時は、その感謝を伝える方法をまだよく知らないから、どのような表現方法があるのかを周りの大人が教えてあげることに意味はあると思います。
 でも、「親に感謝すべき」という考えを押し付けるのは間違いでしょう。介護の現場や、子育ての現場でもよく見られる光景ですが、「親の世話をさせてもらえるなんてありがたいよね」「子どもはすぐ大きくなるから今の時間は貴重な時間だよね」など、他人の価値観を押し付けてしまうことで介護や子育てに疲弊している人に追い打ちをかけてしまうことがあります。これらはすべて、当事者が自発的に発言するものであって、「外野」が言うことではありません。

 では、子どもたちに「感謝」を教えることは間違いなのでしょうか?個人的に「感謝して生きる」という選択もあるよ、ということを教えることは必要だと思います。親や支えてきてくれた人たちに感謝して生きるのも一つの選択だし、悪態をつきながら文句ばかり言って生きるのも一つの選択です。何が正しいというわけでもなく、それらの選択はすべて本人の自由なのです。だから、どういう生き方をしていても「間違っている」というわけではありません。
 診療の現場でも、私はよくこうお伝えします。「根本原因と向き合わず薬で症状を押さえてだましだましいくのもありですし、根っこと向かい合ってスッキリよくなるのもありですし、どちらの生き方を選択してもいいんですよ」と。何を選択するかは本人の自由です。ただ、どのような選択肢があるのか、そしてそれらを選択した先に何があるのかを示しているだけなのです。

 親に感謝をしたくないという人の中には、恨みや怒りを持っていなければ生きる活力がなくなってしまうという人もいるかもしれません。その状態の時には、恨みや怒りが必要なのですから、無理に手放そうとしなくてもよいのです。時が来れば手放したくなるかもしれませんし、一生そのままかもしれません。
 ただ、一つ言えることは、悪態をつきながら「感謝したいこと」を体験するのは難しいということです。よく因果応報の法則といいますが、原因があるから結果が出るのではなく、結果を決めるから原因が発生するのです。例えば、儲かったからお金持ちになるのではなく、お金持ちになると決めたから儲かるわけです。「文句を言い続ける」という選択をしたら、文句を言い続けたくなる毎日がやってきます。「感謝して生きる」と決めたら、感謝したくなるような出来事がやってきます。
 人は、「赤い物を探そう」と思いながら青い物に目を止めることはできません。「恨みつらみ」を思い浮かべながら生きていると、うれしいことや楽しいことが目に入らなくなってしまうのです。

 そのことを理解したうえで、どのように生きるかを選択していけばいいのだと思います。そして、どのような選択肢があるのかを示し、本人の選択を温かく見守ることが、周りの大人ができることなのではないでしょうか。

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日付:2017年8月13日  カテゴリー:日々の雑記

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産後うつや虐待を予防する効果的な支援とは

   今日も朝から学会参加です。朝イチのシンポジウムは、どのようにしてサポートが必要な妊婦さんをピックアップして、効果的な支援を行っていくかというテーマでした。母子手帳や問診票、質問紙票をうまく活用して、リスクをスコア化する取り組みや、産後健診などの行政的取り組みなどについて、各立場からのお話があり、色々参考になりました。

 リスクというのは、虐待のリスクです。虐待死の6割以上が0歳の時点で起きているため、産後の母親をどのように支援するかが、虐待死を減らすためにはカギになるというわけです。今回は、産後うつのリスクについては議論の対象になっていませんでしたが、基本的な考え方は同じでしょう。

 産後に継続的なサポートが必要になりそうな妊婦さんを、妊娠中から見つけておくことは、産後1ヶ月健診後も誰がどのように介入するのか、あらかじめ対策を立てる上では重要です。

 でも、シンポジウム全体を通して強く感じたのは、事前にハイリスクとわかるケースばかりではないという点と、どんなに病院や行政が頑張っても24時間365日サポートすることはできないということです。例え区役所に育児相談に行っても、その時は話を聞いてもらえて少しは気分が晴れても、自宅に帰ればウンザリする現実があるわけです。妊婦さん本人だけを見ていても、十分なサポートにはならないのではないかと感じました。

 じゃあどうすればいいのか・・・妊婦さんのごくごく身近にいる支援者を支援&教育することが重要なのです。支援者の一番の候補は、妊婦さんの「夫」です。子どもの「父親」という立場にいる人です。
 両親学級への参加を必須にするとか、妊婦健診に
4回以上同席させるとか、分娩時の立ち会いを勧めるとか、退院前の指導を母親だけでなくて父親も一緒に行うとか、父親をなんちゃってイクメンではなく「父親」として機能できるようにするために行えることはたくさんあります。事前のスコアでハイリスクと分かっている妊婦さんについては、その夫に対する個別指導も重要だと思います。

 父親がいないとか、病気や発達障害などで父親の協力が期待できない場合は、他にキーパーソンを見つけて支援者として教育する必要があるでしょう。家族との繋がりも全くない完全に孤立無援のケースでは、産後46ヶ月の間は、専門の支援者が常駐するシェアハウスに入って頂くなどの対処が必要になると思います。
 シンポジウムの中では「病院も行政もマンパワーには限界があり」といったありきたりな討論がなされていましたが、もっと「日々の生活」に落とし込んだ支援をするには第3者だけが介入してもダメなのです。そして、家族をどのように巻き込んで協力させるかが非常に重要、かつ、マンパワー不足を補うことになるのだと感じました。

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日付:2017年7月17日  カテゴリー:日々の雑記

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