日々の雑記

 

がんは手術しなくても消えるのか?

 ここのところ、川島なお美さんと北斗晶さんの報道を受けてがんについての話題がネットでも多く見受けられます。中には、「がんは切ってはいけない」「抗がん剤は毒でしかない」「体を温めればがんは治る」といった極論も多く、医者の中では比較的自然療法派の私でさえ、「それは違うでしょう」といいたくなる記事も多く目につきます。
 まず最初に言っておきたいのは、西洋医学的に「手術・化学療法・放射線療法」ががんの3大療法であることは基本中の基本で、これらの治療を今現在受けている方が、ネット上の自然療法派の方の意見を見てご自身が選択なさった治療法に対して否定的な考えを持つことだけはしないでいただきたい、ということです。不安な気持ちで治療を受ければ、治療効果も下がってしまいます。

 極論の中には、病院が儲けるために必要ない人にまで抗がん剤を使っている、という記事もありますが、高いお薬を使ったからと言って病院が儲かるわけではありません。お薬の値段は保険点数で決まっていますから、患者様の負担が大きい薬は仕入れ値も高いのです。
 もちろん、世の中には良心的な医師ばかりではないことは分かっていますし、自分でも「もうこの医師にはかかりたくない」という医師に遭遇したこともありますから、医師が全員絶対に患者様のためだけを思って患者様にとってのベストを考えて治療計画を立てているとは言い切れないかもしれません。でも、多くの医師は少なくとも「スタンダードな治療」を提案しているはずです。各病気には、基本的な治療方針について「ガイドライン」というものがありますから、通常はそれにのっとって治療を行っていくのです。本当は必要ないかもしれない治療が行われている可能性については、また別の機会にお話しできたらと思います。

 がんが見つかったら、まず最初に手術を勧められることがほとんどです。これは、がんだと思われる部分が本当に「がん」なのかを確定する方法は、唯一その部分を切り取ってきて顕微鏡で組織を見てみることだからです。手術をしなくても、がんかどうかの確定まではできるケースもあります。例えば、子宮頸がんは子宮の出口にできるがんなので、お腹をあけなくても膣の方から病気がある部分を切り取ることができます。通常は「ここが一番怪しい」という部分を少しだけ切り取る「組織診」で、がんなのかどうかを診断することができます。一方、卵巣がんは腫れている卵巣そのものをとるまではそれが「がん」なのかおそらくがんの手前の「境界悪性」なのか「がんに見えたけど良性」なのかを判別することはできません。
 手術を行う目的は、がんの種類と進行具合によって多少異なりますが、多くの場合は、例え術前に「がん」だと確定できても、それがどの範囲まで広がっているのか、どういう特性を持った組織なのかを見るために、そして、できれば悪い部分を全部取り除いてしまうために行うのです。

 がんは手術なんてしなくても消えるものだ、という意見もあるかと思います。これに対して私の個人的な意見は、「消える人もいれば消せない人もいる」ということです。がんの原因となる悪習慣をすべて改め、思考も改善し、なぜこのタイミングでがんになったのかをきちんと理解できた人は、もしかしたら手術をしなくてもがんが消えてくれるかもしれません。でも、それができる人はごくわずかだと感じています。例え生活習慣は変えられても、思考のパターンがそのままだったり、がんになることで学ぶべきことが受け取り切れないケースが多いように見受けられるのです。そのような人が、がんを「切らずに治す」とがんばって手術で切り取りきれるレベルだったものをむやみに進行させてしまうことはとても危険だと思います。
 時々、「子宮頸がんのステージ3が様子を見ているうちに消えた」という体験談が出てきます。問診でそのように書いてくださる方もいらっしゃいます。よくよくお話を伺うと、「ステージ3」ではなくて、子宮頸がんの細胞診の結果が「クラス3」だったのが正常になったということのようです。おそらく「子宮頸がんが勝手に治った」という体験談の大部分は、この「クラス3」つまり異形成という状態から正常化したというものなのだと思われます。異形成はほっておいても正常化することが多いわけですから、「がんが自然に治る」のと勘違いしてしまっては危険です。

 がんになったら絶対に手術しなければいけないというわけではありません。がんのある場所、進行具合、ご本人の年齢や全身状態によっては、手術をすること自体が生命予後を悪くするということもありうるでしょう。
 一方で、子宮頸がんの初期など、早く見つけて適切な範囲をきちんと手術で取り除けば、それ以上の治療は全く必要なく完治できるものもあるということを理解しておく必要もあります。
 手術を受けないデメリットについてきちんと理解して、手術をしないという選択をすることは間違いではありません。最も大事なことは、手術をしないという選択をした人が、手術をするという選択をした人に対してそれを否定してはいけないということだと思います。

日付:2015年10月1日  カテゴリー:日々の雑記

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がんで死なないために最も重要なことは?

  川島なお美さんの死や、北斗晶さんの乳がん手術の報道を受けて、がん治療についての様々な意見が飛び交っていますが、中には医療者から見ると明らかに間違っている内容や、今現在がんの治療を受けている方を混乱させてしまうような内容もあって、読めばよむほどモヤッとしてしまいます。

 私がまだ研修医の頃、がんセンターに勤務していた時に担当させていただいていた卵巣がんの再発患者さんが教えてくださったことが、とても印象的でした。
 「せんせ~、がんで死なないために一番重要なことって分かる?『いつ』『誰に』がんを発見してもらうかってことだよ」
 その方は、がんの自助グループにも入っていらして、多くのがん患者さんと接する中で出てきた意見なのだと思います。その時も、今思い返しても、もっともな意見だと思うのです。

 「いつ」発見されるか、つまりがんのごく初期の段階で発見できるか、手術もできない程進行した段階で見つかるかによって「予後」つまりどのくらいそのがんが「治せるか」またはどのくらい「生きられるか」は決まってしまうと言っても過言ではありません。
 ある意味、誰が手術しても取切れるくらい初期の初期で見つかれば、がんで命を落とすリスクはほとんどないわけですし、逆に全身に転移しているような状態で見つかれば、その先化学療法を選択しようが自然療法を選択しようが生命予後にほとんど差は出ないわけです。

 ちなみに、私の父親は食道がんの4期、つまり全身に転移してすでに「末期」といえる状態でがんが発見されました。自覚症状があったにもかかわらず、本人が半年以上放置していたのです。もちろん、定期検診なんて受けていませんでした。
 発見された段階で、どのような治療を選択しても父親の生命予後はあまり変わらないだろうと分かりましたから、家族の立場としては「できる限り口から摂取可能な状態を保つこと」「わずかな可能性にかけて負担が大きい治療を行うよりも除痛を中心とした治療を行うこと」を希望しました。ただ、本人が何をどう説明しても(「身辺整理をし始めてください」と言われても)、がんは「治る」と思っていたため、化学療法を行うことを希望してしまったんですが・・・結局、全身状態が悪すぎて、化学療法は1回しか行えず、発見から8か月後にこの世を去りました。

 「誰に」発見してもらうか、これは、がんを疑った段階で適切な検査や治療に導ける医師に出会えるか、そして、がんの状態に応じて最も有効な治療を選択できる医師に出会えるか、ということです。
 川島なお美さんが、がんが発見されてから手術を受けるまでに半年も時間をかけてしまったことは、生命予後を悪くしてしまった一因と言わざるを得ません。もし、確定診断のためにもすぐに手術を受けた方がよいということを熱心に説明してもらっていたら、少しは早く有効な治療を受けられたかもしれませんが、どんな医師に出会っても本人が「納得がいくまで説明を求める」というスタンスでセカンドオピニオンを求めてドクターショッピングをしてしまっては、結果は同じだったのかもしれません。

 大事なことは、治療を開始する時期を遅らせてしまわないこと、治療の有効性と体への負担のどちらが「より大きいのか」をきちんと見極めることです。そして、それらを一般の方が自分の知識だけで行おうとしても、なかなか難しいということを知っておかなければいけないと思います。

 がんの治療を選択する上で、いわゆる西洋医学的な治療を何も受けないという選択も、本人が納得した上での選択であれば、大事な選択肢だと考えています。「どの治療法を選ぶか」も含めて、それがその人の「寿命」なのだと思うのです。例え生命予後が悪くなっても、抗がん剤は使いたくないと本人が考えていれば、その選択は本人にとって「正解」です。
 ただ、その選択をする上で「選考にする情報」が間違っていては危険です。今後、ネット上に流れている情報の中でいくつか気になったものをピックアップしていきたいと思います。

日付:2015年9月27日  カテゴリー:日々の雑記

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5周年・ありがとうございます

 9月11日はクリニックの開院記念日でした。なんと、あっという間の5周年!です。
 と言っても、日々の診療と子育てでバタバタ~っとその日は過ぎ去ってしまったのですが・・・むしろ、「いつもと変わらない1日」をその日も淡々と積み重ねられたことに、心から感謝したいと思います。
 

 開業した時もそうだったんですが、その日が来るのが「よい意味で」特別なことではなく、まるでそうなることがあらかじめ分かっていたかのようにものすごく穏やかにその日を迎えていたんですよね。開業する前は、開業時は「とうとうこの日がやってきたぞ~!」的なものすごい感動があるのかと思っていたのですが、10年以上温め続けてきた夢が実現したという割には、本当にものすごく「自然」だったんです。以前からそこが自分の居場所だったように、しっくりしていて、そしてじわ~っと温かい幸せを感じていました。
 5周年を迎えた時も、やっぱり同じような感覚でした。何かをやり遂げた感じとか、目標を「達成した」という感覚ではなく、ちょっと言葉にするのが難しいのですが、ちょうど、朝起きて「あ、今日も生きている、ありがとう」という感じに似ている気がします。

 もちろん、5年間の間に2回の出産があったわけですから、それなりの心痛も苦労もあったわけですが、振り返ってみると「あ~、ありがたいな~」の一言でまるっとしめてしまえるから不思議です。
 特に、1人目の妊娠は、開業する段階で分かっていたので、開業してわずか半年でクリニックを留守にしなければいけないということにはとても大きな不安がありました。ギリギリまで代診の医師が確保できず、そうこうするうちに予定日は近づいてくるし、このまま誰も見つからなかったらどうしよう~と、悩んでいた日が懐かしく思えます。
 結局、「出産の日まで代診の先生が確保できなかったら、出産の前日までは頑張って、できるだけ早く復帰しよう。1~2週間の急な休診で患者様には迷惑をかけてしまうけれど、自分がなぜこのタイミングで妊娠を目指したのかをきちんと説明してお詫びをすればよいのだから、それで理解が得られなければ仕方がない」と腹をくくったんですが・・・腹をくくったら、今もお手伝いしてくださっている浜田先生とのご縁がつながりました。
 まあ、本当に産む8時間前まで診療をして、退院してすぐに復帰するとは、誰も予想はしていなかったと思います。偶然にも2人目も診療を終えた翌日に産まれているんですが、どちらも陣痛促進剤は使っていないんですよ。自然な陣痛が、ベストタイミングで来てくれたんです。空気を読んで生まれてきた娘たちには、本当に感謝感謝です。

 まだまだやりたいことが多すぎて、子育てとの時間配分にヤキモキしたりしていますが、これからもより多くの女性のサポートをさせていただけるように、クリニックとともに成長していきたいと思います。
 よかったら、これからも応援してくださいませ。

日付:2015年9月16日  カテゴリー:日々の雑記

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脳内独り言の影響力

 

 昨日は、以前からずっと受けたかった杏奈先生のプライベートレッスンを、やっとやっと受けてきました。フランクリンメソッドについて知りたかったので、メソッドについての基本的な考え方や簡単なムーブメントで体の使い方を教えて頂きました。


 中でも、一番興味深かったのが、イメジェリーやメタファーを使って身体機能を向上させるという視点です。簡単に言うと、脳がどの様な言葉を思い浮かべるかによって身体機能が変化するというものです。


 レッスンでは、即興の腕の動きを「ネガティブな言葉を心の中で呟きながら」行った後に、「ポジティブな言葉を心の中で呟きながら」やってみました。言葉を口にしていないのに、端から見ていても、その動きをどの様な言葉を思い浮かべながら行っているか分かるんです。自分の体感も、もちろん全く異なります。


 分かりにくい~と思った方は、片手でギリギリ持ち上がるくらいの重さの物を、「ついてない、バカ野郎、重い~」と言いながら持ち上げてみてください。その後に、「ついてる、ありがとう、軽い~」と言いながら持ち上げてみてください。重さが変わったはずです。


 体の機能をコントロールしているのは、脳です。脳がどの様な信号を出しているのか、一番分かりやすいのが発している「言葉」だと思います。実際に口にしている言葉はもちろんですし、口に出していない「脳内独り言」も同じ影響があります。


 この、脳内独り言、人は1日で何と2万回くらい語りかけているそうです。その言葉がネガティブな言葉ばかりだったら、体にどの様な反応が現れるか…想像できますよね?


 ちなみに、口にしている言葉も、脳内独り言も、脳は「主語を見分けられない」という特性があります。つまり、他者に対して向けたネガティブな言葉を、主語を自分に置き換えて理解してしまうのです。逆もしかりなので、他者に対して誉め言葉や感謝の気持ちなどを常に発信していると、自分がそれらを受けとることになります。


 脳内独り言は、ちょっと意識するだけで変えられます。無意識に、ネガティブな言葉を連発してしまったら、最後に「っていうのは嘘~」と笑い飛ばすとよいのだそうです。


 自分の体は、自分がコントロールできる…それを、体感させていただいたレッスンでした。


日付:2015年8月15日  カテゴリー:日々の雑記

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違いを認め合うということ

 2日間にわたるコモンビートの公演は、大盛況のうちに無事幕を下ろしました。
 猛暑の中、会場まで足を運んでくださった方々、本当にありがとうございます。3公演ともに、2階席までほぼ満員状態で、お客さんの反応も良くて、舞台と客席が一体となって最高の作品を作り上げることができました。たくさんの方達のサポートに、改めて感謝感謝です。

 このコモンビートの活動に参加し始めてから、ずっと考えていたことがあります。「違いを認め合う」「個性が響き合う」って具体的にどういうことなんだろう・・・と。
 私は以前、違いを認める=相手が正しいと受け入れる、ことだと勘違いしていました。だから、自分と異なる考え方や行動に対して、それを正しいと思おうとすればするほど自分を押し殺すことになって、なんだか苦しくなっていました。だって、違うものを正しいとするなら自分が「間違っている」ってことになってしまいますから。
 
 違いを認めるということは、相手の考えや行動や選択を「そうなんだね」と、ただあるがまま受け止めるということなんです。そこに「ジャッジを入れない」ということが重要なんだということに気づいた時、やっと楽に相手を受け入れることができるようになりました。
 あなたはそう考えるんだね、私は違うけど、でもそれもありかもね。
 そうやって、客観的に、ある意味淡々と受け入れると、自分も苦しくなくなりますし、あえて「どちら側」という境界線を明確にひかなくてもよくなるのです。そして、相手をコントロールしようという意識がなくなります。線の「こちら側」に引っ張り込もうとする必要がないからです。
 
 ジャッジを入れなければ、「理解されないことへの失望感」も和らぎます。自分の気持ちや立場を理解してほしいと思っても、相手にうまく伝わらなかったり理解してもらえなかったりすることってしばしば発生します。相手に「理解すること」つまり「自分側のラインに立つこと」を強要しようとすると、理解されないことへの怒りや悲しみがわいてきます。でも、理解できないことに対してジャッジをしなければ、「何で分かってくれないの~」と思わなくて済むわけです。「あ、分からないのね」で終わります。
 以前は、産後の悩みや育児の悩みなど、男女間でものすごく意識のギャップがあるな、女性側の悩みを男性は理解してなさすぎるなと思っていました。今でも、この部分の相互理解がもっと深まればいいのにとは思っています。でも、理解できていないことに対して、それを責める必要はないのです。

 ミュージカルの舞台を見にいらした方達が、何を感じ取って、そしてそれを日々の生活の中でどう活かしてくださるのか、私は「その先」に起きる変化が楽しみです。自画自賛になってしまいますが、そういった変化を起こす力がある舞台だったと思えるのです。
 そして、そこから少しずつでも変化の波が広がっていけば、娘が大人になる頃にはもっともっと「楽に」個性が響き合う社会になってくれているのではないかな~。

日付:2015年7月29日  カテゴリー:日々の雑記

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里帰り分娩の方の妊婦健診について

 いつもクリニックをご利用いただきありがとうございます。

 里帰り分娩の方から、当院で継続して妊婦健診を受けたいというご要望を頂くことがあるのですが、申し訳ありませんが里帰り分娩の場合は妊婦健診を承っておりません。

 これには理由があります。

 当院は夜間や休診日の緊急対応ができる病院ではありません。妊娠中は、いつどのようなトラブルが起きるかわからないため、万が一当院が対応できない時間帯に異変が起きた時に、分娩予定の病院へ受診するには遠すぎますし、一度もかかったことがない病院へ受診することは非常に困難なケースがあるからです。

 私は開業する前は、虎の門病院に勤めていました。夜間や休日に当直をしていると、里帰り分娩予定だけれど夜間救急対応していないクリニックで妊婦健診を受けているという方が、「休みの時はどこか適当に受診して下さい」と言われて困って受診なさるというケースにしばしば遭遇することがありました。当直時に分娩対応や緊急手術が入っていなければ受診していただくことは可能ですが、こちらの手が空いていない場合はお断りすることになってしまします。これでは、受診したい妊婦さんがたらい回しになってしまいますし、誰が責任を持って妊娠経過を見るのかという責任の所在があいまいになってしまいます。

 自分が開業する時は、こういった無責任なことにはならないようにしたいという思いがありまして、里帰り分娩希望の方には夜間救急対応ができる病院で妊婦健診を受けていただくようにご説明しております。妊娠経過を安全に管理するために必要な対応だと考えております。どうぞご理解いただければ幸いです。

日付:2015年6月23日  カテゴリー:日々の雑記

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ミュージカルの舞台を見に来て下さい♪

 以前お知らせしました、ミュージカルの舞台ですが、本番が7月25日と26日にあります。

 現在すべての振り付けなどが終わって、これから作品全体をブラッシュアップしていくところです。

 私は初参加なので、本当にちょこっとした役ではあるんですが、ラストのダンスナンバーでメインダンサーを務めることになりました。

 10年前に舞台に立っていた時とは格段に落ちているスタミナと格闘しつつ、練習に励んでます。

 このミュージカルは、ただの舞台を作るというだけでなく、作品を通して「個性が響き合う社会をつくる」という理念を広めていく活動の一環となっています。特に見にいらしていただきたいのは、10代の方達です。

 ご都合がつく方がいらっしゃいましたら、ぜひおいで下さい。

  詳細は下記ご参照下さいませ。

  コモンビート32期東京公演
   上演時間90分
   日時:7月25日19時開場19:30開演
       7月26日12:30開場13時開演 17時開場17:30開演
   場所:昭和女子大学人見記念講堂
   チケット1枚3000円

 チケットのご用命はこちらまで→info@vivalita.com

日付:2015年6月6日  カテゴリー:日々の雑記

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育児を楽しめなくてもいい

 先日こんな記事を見つけて、「あ~こんなことを言われるからますます子育て中のママが追い詰められてしまうんだよな~」と感じました。
  http://spotlight-media.jp/article/131622381010152972

 私も以前、育児と家事でいっぱいいっぱいになったために色んな方にアドバイスや助けを求めたことがありますが、その時に似たような追い詰められ方をしたんですよね。
 この記事、「オヤノミカタ」の視点で書いてあるようなんですが、本質的には「子育てを楽しいと感じられないあなたが悪い」と言っているようなものです。子育てを楽しいと感じられないなんて、やっぱり私は子育てに向いていないのね・・・とショックを受けてしまうママさんもいるかもしれません。
 子育ては大変です。楽しいなんて感じられない時があって当然です。だから、私は子育てを「楽しもう」と思わなくてもいいのだと思っています。

 どうせやらなければいけないことなのだから、大変大変と思わずに何か楽しめる要素を探してみようとか、できるだけ楽しめるように工夫してみようと、当事者が「自発的に」思うのはよいことです。嫌な仕事をイヤイヤやるより、少しでも楽しめることがないか視点を変えてみるというのは有効な方法ではあります。
 でも、そもそも子育てを「楽しまなければいけない」という考えを他人から押し付けられること自体が、子育てで疲弊している母親にとっては負担になるわけです。

 子育ての「先輩」たちが言ってしまうアドバイスで、最も破壊力が大きいなと感じたのは、「今が一番大変な時期だけど、でも一番可愛い時期よね」という言葉です。これは、親の介護で疲弊しきっている人に「最後に親孝行ができていいわよね。感謝しないと」と言ってしまうのと同じくらい、言われた本人にとっては大きなダメージになります。
 どちらも、当事者が「自発的に」発するべき言葉であって、周りが押し付けてはいけないことなのです。

 女性だから母性本能があるだろうとか、望んで産んだ子どもなんだから目の中に入れても痛くないくらいかわいいだろうとか、子育ては大変ながらもやっぱり楽しいだろうとか、そういった価値観の押しつけは、子育て中の母親にとっては苦痛なだけです。
 比較的若い年齢で「今後妊娠は希望しないから」と避妊相談にいらっしゃる方の中には、「正直子どもがそんなにかわいいとは思えないんですよ。だから1人で十分なんです」という方もいらっしゃいます。子どもがかわいいと思えなかったり、育児が楽しいと思えなかったりすることを「母親失格」と思って自分を責めてしまう方も少なくありません。

 そもそも、子育ては大変なんです。なぜって、人間らしい生活をしばらくの間あきらめなければいけなくなるわけですから。
 ご飯を温かいうちに食べるとか、座って食事をとるとか、ゆっくり湯船につかって入浴するとか、一晩中邪魔されずにぐっすり眠るとか、行きたい時にトイレに行くとか、そういった「本来できて当たり前のこと」ができなくなるわけです。一時的なことであっても、小さなストレスの積み重ねは、育児を「楽しめない」ものにするには十分だと感じています。

 大変なものは大変なんだと思っていいし、言ってもいいんです。「大変だけどでも楽しいよね~」なんて頑張らなくていいんです。「大変だからもう嫌!」って言っていいんだと思います。そう言えない空気を作ることは、母親を追い詰めて、虐待や殺害にまで追い込んでしまうことになりかねません。
 育児に向いていない人が産むケースなんてたくさんあります。かく言う私も育児向きではありません。完璧主義で、計画性があって、予定通りに事が進まないとイライラする性格ですから、育児に向いているはずがありませんよね(笑)でも、子どもは欲しいと思いましたし、子どもを見てほっこりしたり「かわいいな~」とデレデレしたりすることもあります。
 
 子どもがかわいいと思えなくても、育児を楽しいと思えなくても、それは母親の責任ではありません。母親が自分を責める必要もありません。「私はそう思えない」と周りに大きな声で言える環境こそが、本当に必要な「支援」なんだと思います。

日付:2015年4月5日  カテゴリー:日々の雑記

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目元の小じわにAPPSプラスEローション

 先日娘の4歳のお誕生日記念に、家族で記念撮影をしてきました。午後の撮影だったせいもあるのですが、とっていただいた写真を見て大ショックを受けてしまいました・・・そう、自分の顔が想像以上に「疲れて」「老けて」いたんです。

 いくら撮影のお姉さんに「もっと笑って~」と言われたからといって、目元のしわが多すぎます!

 あまりにもショックを受けたので、早速エステティシャンにITOの商品でお勧めの化粧水を教えてもらったところ、「APPS+Eローションが一番人気です」とのこと。

 ひとまず2週間ほど普段のお化粧水からAPPS+Eローションに替えて、さらに入浴時にコットンにローションをしみこませて目元だけコットンパックをしてみたところ、ずいぶんお肌の柔らかさが回復してきました。

 にっこり笑うと目元に多少小じわは出ますが、撮影したときのような「疲れた感じのしわ」にはなりません。保湿をしっかりすると、お肌の透明感もアップするので、つややかさが加わって「疲れた感じ」が改善するんだな、ということを実感しました。

 季節の変わり目で、お肌も乾燥しがちなこの時期は、ちょっと贅沢に高性能なお化粧水に頼るのもいいですね。 

 お化粧品購入はこちらの通販サイトをご利用くださいませ→http://vivalita.shop-pro.jp/

日付:2015年3月25日  カテゴリー:日々の雑記

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私を笑顔にしてあげるために・・・

 

先日更年期症状についてご相談にいらした患者様が「最近笑ってないなって気づいたんです」とおっしゃっているのを聞いて、「あ、自分もそうだったな」と思い返してしまいました。

11月くらいから、長女に対してイライラすることが増えて、娘からしょっちゅう「お母さん、笑って!!」と言われてしまっていたんですよね。仕事をしている時は全然大丈夫なのに、朝晩や日曜日に2人の子どもを見ながら家事をしていると、何だか自分が奴隷になったような気分でどんどん疲弊してしまっていました。最初は、娘に「笑って」と言われたら、何とかして作り笑いをして「お母さん笑ってるよ」と返せていたのですが、段々それすらできなくなって、ある時「ごめんね、お母さん笑えない…」と言って娘を泣かせてしまいました。


 

 これではいけないと思って、どうやったら自分が笑顔を取り戻せるだろう、どんな時に自分は心から笑ってるんだろうって考え始めた矢先に、ちょうど注文していた1枚のCDが届きました。私が中学生時代からミュージカルの世界にはまるきっかけとなった、平和を伝えるミュージカル「ピースチャイルド」のオリジナルCDです。早速CDをかけながら懐かしい曲を口ずさんだら、みるみる笑顔やワクワクが湧き上がってきました。「あ~、私は本当に舞台が好きなんだな。ミュージカルが大好きなんだな」ということを改めて思い出したんです。


 自分を笑顔にするために、私が自分にしてあげられることは何だろうと考えた時に、やっぱりミュージカルの世界に戻ることだと気付きました。もちろん、本業がありますから、ミュージカルスターを目指すという意味ではありません。長女を妊娠して以来ずっと我慢してきていた、歌やダンスのレッスンを再開したり、舞台に立つ機会を持つということです。それができる機会がないかいろいろ調べたら、ちょうどあったんです。誰でも参加できるミュージカルの舞台が。早速体験会に参加して、その場で出演を決めてしまいました。


 

 と言っても、実は体験会に参加するまでにものすごくものすごく大きな心理的なハードルがあって、何度もあきらめかけていました。

 子どもたちをほっといてレッスンに行くなんて、とか。自分の趣味を優先させるなんて、とか。練習が始まれば、診療に出られない日が発生するため患者様にもスタッフにも多大なる迷惑かけることになるし、練習もフル参加できなければ他の出演者にも迷惑かけてしまうし、とか。

 諸々の葛藤を繰り返しながら、きっとたくさんの方に迷惑をかけることになるし、子どもたちにもさみしい思いをさせてしまうかもしれないけれど、それでもどうしても出演したいと思って体験会に参加したんですね。なので、体験会の会場に到着して、オープニングが始まった途端にひそかに泣いていました。自分がそれまで、どれだけ「やりたい」という気持ちを抑えていたのかに気づいたからです。


 

 即日で出演を決めたのは、ゆっくり考えたら「やっぱりやめよう」となってしまう気がしたからです。何かをやりたいと思った時、それができる環境が整ってから始めるのではなく、まず「やる!」ということを決めることが重要になります。なので、診療の調整がついてから決めるのではなく、先に出演を決めてから診療の調整をしていくことにしたのです。


 その結果、ご迷惑をおかけすることになった患者様、これからご迷惑をおかけするであろう患者様には、心からお詫び申し上げます。

 舞台までの期間中は土日がレッスン日になるため、土曜日の診療に私がほとんど出られなくなります。土曜日受診希望の方には、4月~7月の期間中ご不便をおかけしますが、どうかご理解とご協力を頂ければ幸いです。


日付:2015年3月21日  カテゴリー:日々の雑記

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プロフィールD.JPG
清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー


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