日々の雑記
子宮頚がんワクチンを打ったらすぐに性行為をしてもよい?(横浜駅近くの婦人科)
HPVワクチン接種前に性 行為をしてはダメ?(横浜市の婦人科)
2025年3月末まで、キャッチアップ接種の対象となっているHPVワクチンですが、ターゲットとなるHPVに「感染する前」に接種しなければ予防効果は下がってしまいます。
HPVに感染する前とは、要するに「初めて性行為をする前」です。現時点で、まだ性行為の経験がない方は、理論上HPVには感染していません。なので、その状態でワクチンを接種すれば、少なくともワクチンで予防できる9種類の型に関しては、「ほぼ100%感染しない」と言えます。
逆に、ワクチン接種前に性行為をした場合、もしかしたら9種類のうちのいずれかの種類に感染してしまうかもしれません。感染したウイルスをやっつける効果は、ワクチンにはありませんので、接種前に感染したウイルスが原因で、将来子宮頚がんが発生する可能性はゼロではなくなります。
なので、できる限り、「初めて性行為をする前」にワクチンを接種した方がよいのです。
ワクチンを1回でも接種すれば性 行為をしてもよい?(横浜駅近くの婦人科)
時々ご質問いただくのか、「ワクチンの1回目の接種をしたら性行為をしてもいいですか?」というご相談です。
パートナーの方が「待てない」と言っているというご相談は、実は結構あります。若いお二人の関係を、応援したい気持ちはやまやまですが、医学的な立場からアドバイスするとしたら、「3回目の接種が終わるまで性行為は控えておきましょう」です。
ワクチンは、1回の接種では、効果が不十分です。2回目の接種である程度の効果は得られますが、時間をおいて3回目を接種することで確実な効果が得られます。
せっかく接種するのですから、中途半端な効果になってしまわないように、「あと、半年待ってね」とパートナーに伝えましょう。
ただし、お相手の方も性行為の経験がなく、お互いにウイルスとの接触機会がまったくないという状態であれば、理論上はワクチンの効果が得られていなくてもHPVに感染するリスクはありません。
お相手が、これまでにウイルスとの接触機会が「本当にないのか?」は、確かめようがありませんから、2人の信頼関係において、自己申告を信じて関係を持つかどうかを判断するとよいでしょう。
子宮頚がんワクチンの接種中に性 行為をするとワクチンの効果はなくなる?(横浜市の婦人科)
逆に、子宮頚がんワクチンの接種途中で性行為をしたり、接種前に性行為の機会があると、HPVワクチンの効果が「なくなる」のかというとそうではありません。
性行為によって、9種類の型のうちいずれかに感染した場合、「その型を予防する効果がなくなる」というだけです。
なので、例えば、接種前に性行為の機会があり、すでに「31型」に感染していたとしたら、ワクチンで予防できる9種類のうち「31型だけ」が予防できないということです。
残りの8種類はしっかり予防できますので、子宮頚癌のリスクを「下げる」効果は十分に得られます。
すでに性行為の経験があるからワクチンの接種をしても意味がない、というわけではありませんから、キャッチアップ接種の期間中にぜひ接種なさってくださいね。
ワクチンの接種スケジュールは短くできる?(横浜駅近くの婦人科)
一般的にな子宮頸がんワクチンの接種スケジュールは、1回目の接種から2か月以上あけて2回目→3か月以上あけて3回目です。なので、全部で6か月の期間が必要になります。
ただ、現在すでに、キャッチアップ接種が終了する3月末まで6か月を切ってしまったため、厚生労働省から「短縮スケジュール」で接種してもよいという発表がありました。
「短縮スケジュール」で接種すると、最短で4か月間で接種が可能です。
「パートナーが待ってくれないから」という理由で短縮するのは、あまりお勧めはしませんが、できるだけ早く接種を完了させたい方は、下記のスケジュールを参考にしてみてくださいね。

ご予約はこちらから
日付:2025年10月17日 カテゴリー:日々の雑記
「横浜市のピル処方におすすめのクリニック10選」に掲載
『マイナビクリニックナビ』に当院が掲載されました
【2025年最新】横浜市のピル処方におすすめのクリニック10選
リンク先URL:https://clinic.mynavi.jp/article/yokohamashi_oc-lep/
日付:2025年10月15日 カテゴリー:日々の雑記
妊婦さんもアセトアミノフェンは服用できます!トランプ情報に惑わされないで!
妊娠中に飲める痛み止めや解熱剤はある?(横浜市の婦人科)
妊娠中に薬やサプリメントを服用する場合は、「妊娠中に飲んでも安全かどうか」を常に意識する必要はあります。
基本的に、市販の薬やサプリメントは、その製剤の注意書きに「妊娠中の方は服用を控えてください」または「妊娠中の方は医師にご相談ください」と書いてあります。ある意味、「妊娠中に摂取しても絶対に安全です」と書いてあるものはないと考えたほうがよいでしょう。
妊娠中でも、ビタミン剤などの栄養補給目的のサプリメントは、既定の用量を守って服用すれば安全に使用できます。特に、葉酸や鉄分は、むしろ積極的にサプリメントで摂取した方がよい栄養素です。
一方で、妊娠中に「病院に行くほどではないけれど何とかしたい不調」が出た時に、市販薬を使用することもあると思いますが、この場合はいくつか注意が必要です。
風邪薬・解熱鎮痛剤・抗生剤の中には、妊娠中は使用しない方がよい成分が入っているものもあります。
自己判断で使用せず、医師又は薬局薬剤師に必ず相談しましょう。
「アセトアミノフェンで自閉症リスクが上がる」はデマ?(横浜駅近くの婦人科)
妊娠中の使用に注意が必要な薬剤はありますが、「これなら安全に使用できる」ということがある程度わかっている薬剤もたくさんあります。
妊娠中に他の病気の治療が必要になることはありうるわけですから、どの薬も使えないわけではありません。
比較的妊娠初期から、使用のニーズが発生するのが、「解熱鎮痛剤」と「便秘薬」です。
いずれも、安全に使えるお薬はあるので、「これなら大丈夫」を把握しておくと便利です。
解熱鎮痛剤にも、種類がいくつかありますが、妊娠中のどの週数でも安全に使用できるのが「アセトアミノフェン(カロナール)」です。
ところが、この「アセトアミノフェン」の服用が、自閉症リスクを高めるとトランプ氏が主張したことから、一部情報が錯綜してしまっています。
トランプ政権“妊婦が鎮痛解熱剤 自閉症リスク高” 学会が反対
医学的に、「アセトアミノフェン」は妊娠中でも安全に使用できます。
もし、すでに服用した方で、この情報を見て不安になってしまった方がいらっしゃいましたら、ご安心ください。
どうしても不安がぬぐえない場合は、「妊娠と薬外来」で相談したり「妊娠と薬情報センター」にある情報を参考にしてみてください。
妊娠中は情報に振り回されやすくなる?!(横浜市の婦人科)
妊娠中は、様々な情報に対して過敏になりがちです。
自分だけのことであればそれほど気にならないものでも、「赤ちゃんに影響があるかも」と考えると、冷静に情報を判断できなくなったりする場合もあります。
ネットにある情報は、一部に不確実なものも混ざっています。
それらの情報にさらされることで、「もしかして○○かも」と不安を抱えることそのものが、赤ちゃんにとっては快適ではない環境になるかもしれません。
不安になりやすい方には、「ネットであれこれ検索しない方がよい」とお伝えしています。
調べるなら、公的な医療機関など、ある程度信頼のおける発信元が提供している情報だけを見るようにしましょう。
そして、少しでも心配なことがあれば、医師や助産師に相談してください。
日付:2025年10月15日 カテゴリー:日々の雑記
「オンクリCOLUMN」を監修しました
「オンクリCOLUMN~オンラインピルおすすめ比較ランキング11選【2025年8月】安い・口コミ/評判の良いサービスを厳選紹介」を監修しました。
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日付:2025年10月6日 カテゴリー:日々の雑記
「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」
『マイナビクリニックナビ』で「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」として当院が掲載されました。
★★ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選【2025年最新】★★
リンク先URL:https://clinic.mynavi.jp/article/telemedicine_oc-lep/
日付:2025年10月1日 カテゴリー:日々の雑記
国内初のミニピル「スリンダ錠」が発売されました
避妊用のミニピル(POP)は国内初(横浜市の婦人科)
これまで、経口避妊薬として国内で承認されていたのは、トリキュラー(ラベルフィーユ)やマーベロン(ファボワール)といった「低用量ピル」のみでした。
ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が混ざった合剤です。エストロゲンの副作用として「血栓症」のリスクが上がるため、これまで血栓症リスクが高い方が確実な避妊をしたい場合、子宮内ホルモンシステム「ミレーナ」しか選択肢がありませんでした。
ミニピル(POP)はプロゲステロン(黄体ホルモン)のみが含まれた薬剤です。エストロゲンが含まれないため、血栓症のリスクが上がりません。
これまで国内で発売されていた、黄体ホルモン単剤の薬剤は「ディナゲスト(ジエノゲスト)」という月経困難症や内膜症の治療薬や、「ヒスロン」「ノアルテン」「デュファストン」といった生理不順の治療薬のみでした。
ディナゲストも、服用中は排卵が抑えられますが、「確実な避妊効果」が得られるかどうかの確証がありません。そもそも治療薬なので、避妊の目的で処方することはできず、「避妊専用」のミニピルの発売が長く待たれていたのです。
6月30日に発売された「スリンダ錠28」は、国内初の「避妊専用」のミニピルです。
ピルとミニピルの違い(横浜駅近くの婦人科)
前述の通り、ピルはエストロゲンとプロゲステロンの合剤で、ミニピルはプロゲステロン単剤です。
ピルとミニピルには、以下のような共通点があります。
*正しく服用すれば避妊効果は99%以上
*排卵を抑える作用がある
*子宮内膜を薄くする作用がある
*頸管粘液の粘度をあげる作用がある
*飲み忘れると避妊効果が下がる
エストロゲンが含まれていないことによるミニピルの特徴は以下のようなものがあります。
*血栓症リスクが上がらない
*ピルに比べて不正出血が起きやすい
*ピルに比べて頭痛や吐き気が起きにくい
*消退出血が来なくなることがある
ミニピルをお勧めしたいのはこんな人(横浜市の婦人科)
ミニピル(POP)は「血栓症リスクがない」ことが最大の特徴です。
そのため、これまで血栓症が心配でピルが服用できなかった人にも、お勧めすることができます。
確実な避妊をしたいのにピルが飲めないと悩んでいた方には強くお勧めします。
ミニピルをお勧めしたいのは次のような方です。
もちろん「避妊の必要性がある」ことが大前提です。
*40歳以上
*前兆を伴う片頭痛がある
*肥満(BMI28以上)
*タバコがやめられない
*過去に血栓症になったことがある(現在は治療していない)
*年齢的にミレーナにしたがPMSが気になる
*吐き気や頭痛のせいでピルが飲めない
「スリンダ錠28」の服用方法(横浜駅近くの婦人科)
「スリンダ錠28」は、ヤーズやドロエチと同じ配列になっています。つまり、24錠の実薬+4錠の偽薬が1シートに含まれており、28日サイクルで服用します。
ピルと同じく、1日1錠を一定の時刻に服用します。飲み遅れると避妊効果が下がるため、定時に服用することが基本ですが、2~3時間のずれは誤差範囲内と認識しても大丈夫です。
現在はピルで避妊をしているけれど、年齢的に血栓症が気になるのでスリンダ錠に移行したいという場合、ピルを服用し終えた翌日からスリンダ錠を服用できます。
「スリンダ錠28」の主な副作用は不正出血(横浜市の婦人科)
エストロゲンが含まれていないため、どうしてもピルよりも不正出血が起きやすくなります。
製剤のデータ的には、飲み初めの半年間の期間で不正出血が起きた人は半数以上となっています。
服用を継続していくうちに、不正出血の期間や量は減っていきますが、飲み始めてしばらくはダラダラ出血する可能性はあると思って服用を開始した方がよさそうです。
また、ピルよりも内膜を薄くする作用は強くなるため、人によっては、長く継続しているうちに消退出血が来なくなることがあります。偽薬期間中にまったく出血しなくても異常ではありませんが、妊娠を完全に否定しきれない場合は妊娠検査薬で確認することをお勧めします。
「スリンダ錠28」もオンライン処方できます(横浜駅近くの婦人科)
当院では、スリンダ錠28は1シート3300円(税込み)で処方いたします。
初診の方は初診料・再診の方は再診料がかかります。
新しいお薬なので、飲み始めてから3~4シートは必ず対面受診していただきます。
服用に慣れてきて、特に問題なければ、オンライン処方も可能です。オンライン処方の場合は、薬剤を宅急便で配送するため、配送料がかかります。
詳細はご予約時にご確認ください。
◆◆『マイナビクリニックナビ』で「ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選」として当院が掲載されました◆◆
★★ピル処方のオンライン診療におすすめのクリニック7選【2025年最新】★★
リンク先URL:https://clinic.mynavi.jp/article/telemedicine_oc-lep/
新しい避妊薬「スリンダ錠28」が発売されました
確実な避妊法は経口避妊薬と子宮内避妊具(横浜市の婦人科)
現在日本で選択できる「確実な避妊法」は
*経口避妊薬=ピル(OC)
*ホルモン付加子宮内避妊具=ミレーナ(IUS)
です。
ピルは、エストロゲンとプロゲステロンが1錠に混ざった配合剤です。エストロゲンが入っているので、副作用として「血栓症」に対する配慮が必要になります。
そのため、片頭痛・喫煙・肥満・高齢といった血栓症リスクが高くなる要因がある方は、ピルの服用をあきらめざるを得ませんでした。
エストロゲンが含まれていない黄体ホルモンのみのピル=ミニピル(POP)は、これまで「セラゼッタ」などの日本では承認されていない製剤を個人輸入で手に入れるしかありませんでした。
今回、やっと国内初のPOP「スリンダ錠28」が承認され、もうすぐ発売されることになりました。
ミニピルとピルの違いは?(横浜駅近くの婦人科)
ミニピル(POP)とピル(OC)の一番の違いは、「エストロゲンが含まれていない」ということです。
エストロゲンが含まれていると次のような副作用が起きやすくなります。
*頭痛
*吐き気
*血栓症
特に、血栓症については、起きると重篤な副作用となりうるため、ピルは血栓症リスクが高い方は「禁忌」つまり服用することができませんでした。
当院でも、40代後半の方・前兆を伴う片頭痛の方・高度肥満の方・どうしても禁煙ができない方などに対して、「ピルをお勧めしたいのに処方できない」というジレンマがありました。
今回発売されたPOP「スリンダ錠28」はエストロゲンが含まれていません。つまり、上記の頭痛や吐き気や血栓症のリスクがほぼないと言えます。
そのため、ピルでは「禁忌(服用してはいけない)」となっていた、血栓症リスクのある方も服用が可能になっています。
ピルの服用を試みたけれど、吐き気がひどくて断念した、という方も安心して服用していただけると思われます。
「スリンダ錠28」の服用方法(横浜市の婦人科)
「スリンダ錠28」には、ヤーズやドロエチに含まれている黄体ホルモンと同じ種類の「ドロスピレノン」という成分が含まれています。
入っているドロスピレノンの量が、ヤーズやドロエチの3分の4倍、つまり少し多めです。
1シートが、実約24錠+偽薬4錠の28錠で、薬剤の並び方もヤーズやドロエチと同じです。
服用方法も、月経初日から1日1錠ずつを毎日一定時刻に服用するという、これまでのピルと全く同じになります。
飲み忘れの対処法も、ほぼ同じですが、若干異なる部分がありますので、スリンダ錠の説明文書をよく読んで、飲み忘れた時に規定通りの対処法をとるようにしましょう。
「スリンダ錠28」の避妊効果は?(横浜駅近くの婦人科)
ピル(OC)の避妊効果は、飲み忘れなどなければ99.7%という非常に高いものです。
ミニピル(POP)はエストロゲンが入っていない分、避妊効果はどうなの?と思われるかもしれませんが、臨床試験のデータでは服用期間中に妊娠した事例は1件のみ。しかもその1件は8日間の飲み忘れがあったということです。
つまり、飲み忘れがなく、正しく服用すれば、ほぼ100%に近い避妊効果が期待できると言えます。
もちろん、ピルもミニピルも、「絶対に100%妊娠しない」という保証はできませんし、何よりも、性感染症は予防できませんので、常にコンドームと併用する必要はあります。
「スリンダ錠28」の副作用は?(横浜市の婦人科)
エストロゲンが入っていない分、吐き気や頭痛や血栓症のリスクは極めて低くなります。
一方で、不正出血の頻度はピル(OC)よりも増える可能性があります。
ピルも飲み始めの1~2クールは不正出血が起きやすいのですが、3クールくらい継続しているとほとんど不正出血は起きなくなります。人によっては、超低用量ピルだとずっと不正出血してしまう場合がありますが、低用量に変更すると治まるケースがほとんどです。
一方、ミニピル(POP)の場合は、6クール継続しても3割くらいの方は不正出血してしまう可能性があります。
ただ、不正出血の量や日数は徐々に減っていくため、多少の不正出血があっても根気よく服用を継続してみることをお勧めします。
また、逆に、内膜が薄くなりすぎて、偽薬中の出血(消退出血)がほとんど起きなくなる場合もあります。消退出血が全く来なくても、身体的には問題ありません。
出血が来ないことによって「妊娠していたらどうしよう」と不安になってしまう方は、超音波検査で内膜の薄さを確認してもらうか、自分で妊娠検査薬を使用することで安心できると思われます。
ピル(OC)が使用できる方は、ピルを服用したらよいのですが、ピルが選択できないという方もいらっしゃいます。
血栓症リスクやそのほかの副作用のためにピルが選択できない場合の、新たな選択肢が増えたことは、女性が自分の手で確実な避妊をする手助けになると言えるでしょう。
ON-CLINICの記事を監修しました
ON-CLINICのこちらの記事を監修しました。
→アフターピルはマツキヨでは買えない!どこで買える?例外店舗(試験販売)・値段・今すぐ購入する方法を紹介|コラム | ON-CLINIC
日付:2025年6月30日 カテゴリー:日々の雑記
オンラインピル処方を受けている方のご相談を承ります
オンラインピル処方では「診察」はできない?(横浜市の婦人科)
当院では、コロナ前からオンライン診療システムを導入しております。
現在、「ピルのオンライン処方」「緊急避妊役のオンライン処方」のみを行うクリニックや、オンライン診療サービスが多数ありますが、対面での診察が行えないクリニックがほとんどです。
診察を行うための「病院」「クリニック」という場所がない場合、オンライン診療でピルを処方することはできても、何らかの症状が出た場合に、必要な検査を行うことができません。
当院に通院中の患者様が、ピルのオンライン処方に移行された場合は、気になる症状がある場合は対面受診していただいております。
ピル処方をしてもらっているクリニック以外で検査は受けられる?
ピルを他院で処方してもらっているのに、診察や検査だけ他の病院で受けることができるの?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
当院には、
「ピルを処方してもらっているのは男性医師だけど、検査は女性医師がいる病院で受けたい」
「ピルはオンラインピルクリニックで処方してもらっているけれど、不正出血していて心配」
「薬は個人輸入で入手しているので、検査だけ受けたい」
といった、「処方は別の病院。検査や相談だけ希望」という方も多数ご来院いただいております。
オンラインピルクリニックで処方を受けている方へ
以下のオンラインピル処方クリニックで、現在ピルの処方を受けている方のご相談を承っております。こちらのリストにないクリニックからの処方を受けている方でも、当院で診察を承ることが可能ですので、お気軽にご相談ください。
- エニピル
- スマルナ
- メデリピル
- ルナルナおくすり便
- おうちでクリニック
- クリニックフォア
- ピルマル
- OopsWOMB(ウープスウーム)
- マイピルオンライン
- エミシアクリニック
オンラインピル診療を受けている方に多いご相談
他院でピルを処方されている方からのご相談で、多い内容は、
「不正出血が続いている」
「吐き気やむくみなどの副作用がつらい」
「消退出血(偽薬や休薬中の出血)が来ない」
「片頭痛があるがピルを飲んでも大丈夫か?」
「治療目的なので保険適用のピルに変更できないか?」
といったご相談です。
このうち、「不正出血」と「消退出血の消失」は、それが「大丈夫なものかどうか」を判断するためには、検査が必要です。
そのため、対面受診をして、必要な検査を受けていただく必要があります。
吐き気やむくみなどの、ピルによるマイナートラブルは、ピルの種類を変更することによって改善する場合があります。
まずは、現在処方してもらっている医師に、超低用量のものや、むくみにくい黄体ホルモンが入っているものなど、それらの症状が軽減しうる種類に変更を相談してみてもよいでしょう。
片頭痛や喫煙や高度肥満など、本来ピルの処方が禁忌なのに、オンライン処方で処方されてしまっているケースは時々あります。
もし、自分で「ピルを服用してはいけない人」に当てはまっているかも、と思ったら、ピルを継続するのではなく、対面受診をするか、別のオンライン診療医に確認しましょう。
ピルが禁忌であっても、黄体ホルモンのみが含まれた月経痛治療薬があります。保険適用でも、ピルより少し高めになってしまうのがネックではありますが、より安全に使うことが可能です。
「治療目的なので保険で処方してほしい」というケースに関しましては、当院で処方させていただくピルは、純粋に避妊目的というケースを除いて、いずれも保険適応です。
保険が使えるかどうかは、オンライン診療を行っているクリニックが保険で診療を行えるクリニックかどうかによりますので、今処方してもらっている医師に確認してみるとよいでしょう。
どうやって受診すればよい?
基本的に、普通に近くの婦人科を受診して、今困っている症状をそのまま伝えれば大丈夫です。
問診時に、必ず「今飲んでいるお薬がありますか?」という項目があるはずですので、そこに服用中のピルの名前を書くだけです。
当院を対面受診希望の方は、下記のWeb予約システムから「初診」でご予約いただくか、お電話でご予約下さい。
Web予約⇒https://clinics-app.com/clinic/5d91c07a01458d7365fc9e69/reservation?method=visit
電話予約⇒045-440-5577
日付:2025年6月24日 カテゴリー:日々の雑記
緊急避妊薬が薬局で手に入る?
緊急避妊薬(アフターピル)とは何か(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬とは、一般的にアフターピルとも呼ばれる、性交後に服用することで妊娠を阻止する薬です。一般的な避妊薬は事前の予防に用いられますが、緊急避妊薬は一定の時間内に服用すれば性交後の妊娠を防ぐことが可能です。
その効果は、性交後24時間以内に服用すれば95%以上、72時間以内でも89%とされています。ただし、緊急避妊薬は避妊法の選択肢の一つであり、あくまで非常措置であることを理解する必要があります。日常的な避妊法として使用するものではありません。
緊急避妊薬の主な成分(横浜駅近くの婦人科)
主成分であるレボノルゲストレルは、妊娠を防ぐ働きをもつプロゲステロンと呼ばれるホルモンの一種です。通常、排卵後に卵巣に残った黄体という組織からプロゲステロンが分泌され、その作用が着床を促します。
しかし、レボノルゲストレルによりプロゲステロンの作用が阻害されると、卵子の着床が阻止され、妊娠を避けることが出来るのです。
緊急避妊薬の作用の仕方(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬の主な働きは、主成分レボノルゲストレルが卵管の運動を抑制し、精子の通過や卵子の移動を遅らせることにより、受精を阻止します。
もし既に受精が起こっていても、子宮内膜の状態を変化させ、卵子の着床を阻むことで妊娠を防ぐ働きをします。そのため、性交後すぐに服用することで、オーバリーコーパスリューテウムの生成を抑制し、卵子の着床場所確保を難しくします。
緊急避妊薬の使用シーン(横浜駅近くの婦人科)
緊急避妊薬はあくまで非常時の措置でありますから、コンドームの破裂や避妊具の失敗、または性的暴力を受けた場合など、予期せぬ状況後の避妊法として使用されます。
この薬は性交後72時間以内に服用することが必要であり、できるだけ早く服用すれば効果が高まるとされています。性交後すぐに医療機関へ相談することが重要です。
ただし、この薬は絶対的な避妊成功を保証するものではありませんので、日常的に避妊を行う方法を、適切な医療機関で相談することが最も望ましいでしょう。
薬局で緊急避妊薬を買える?(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬、通称アフターピルは避妊に失敗した場合や性交後に予期せぬ妊娠を避けるために使用されます。しかし、どのようにして手に入れることができるのでしょうか。
以前は、医師の処方せんなしに薬局で緊急避妊薬を買うということはできませんでした。2023年11月20日以降、条件を満たした一部の薬局で、試験的に処方箋なしの購入が可能になりました。
現在はまだ、この「一定条件を満たした薬局」でしか、医師の処方箋なしで手に入らず、必要な人が簡単にアクセスできるという状態にはなっていません。
これに対して、あすか製薬が、緊急避妊薬である「ノルレボ」を市販薬として販売できるよう厚生省に承認申請をしました。
まだ「申請した」という段階なので、これが承認されるかどうかはわかりません。つまり、現段階では、どの薬局でも普通の風邪薬のように緊急避妊薬を手に入れることはできない状態です。
緊急避妊薬の入手可否から個人輸入まで、詳しく解説していきます。
緊急避妊薬の入手方法(横浜駅近くの婦人科)
日本では緊急避妊薬は処方箋医薬品であり、一部の診療所やクリニックでしか取り扱われません。つまり、薬局での購入は、前述の「試験的な取り組みとして認可された薬局」以外では、原則として不可能です。しかし、例外もあります。長期滞在で日本国外から持ち込む場合など一部の事情により、緊急避妊薬を持つことが認められています。
また、ネット通販での個人輸入も一部制限はあるものの許されています。どちらの方法も一定の条件や制約がありますので、詳細は後述の「薬局の選び方」、「個人輸入について」をご参照ください。
緊急避妊役処方薬局の選び方(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬の薬局での入手が難しいのが現状です。2023年11月20日以降に、一定の条件を満たした一部の薬局で、処方箋なしの購入が可能になりましたが、かなり限定的な数になっています。
一部の国や地域では薬局で緊急避妊薬を購入することができますが、日本では対応している診療所やクリニックでしか手に入れることができません。そのため、必要な時に直接購入できる場所として、避妊に関する専門知識を持ったクリニックや診療所を選ぶことが重要です。また、遠方や診療時間内に行けない場合には、電話やインターネットで相談できる機関を探すことも一つの方法です。
個人輸入について(横浜駅近くの婦人科)
緊急避妊薬の個人輸入は、日本の薬事法により一定の制限の元許されています。また、個人輸入業者を使えば日本国内にいながらも購入することが可能です。
ただし購入する際も注意が必要で、個人輸入業者の選び方、輸入方法、商品の評価など、様々な項目を確認してから購入しなければなりません。また、間違った選択をすると粗悪な商品を手に入れてしまう可能性もあるため、安全な購入のためには調査・確認が不可欠です。
薬事法や法令遵守の観点からも、個人輸入の際には必ず信頼性のある業者を選ぶようにしましょう。
緊急避妊薬の正しい使用法(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬、一般的には「アフターピル」と呼ばれるものですが、一体どのような薬なのか、正しい使用法とは何なのでしょうか。不安を抱える方も多いことでしょう。ここでは、アフターピルの基本的な知識と、その正しい使用法を学んでいきましょう。想定外の事態に備え、正確な知識を身につけることが大切です。
【服用タイミング】
アフターピルの服用タイミングは、性交後すぐにでも摂取可能です。しかし、最も効果的なのは、性交後72時間以内に服用することです。とはいえ、72時間を過ぎてからでも、120時間以内であれば服用可能です。
ただし、時間が経つほど効果は減少することを理解しておくべきです。性交後、速やかにアフターピルを服用することをお勧めします。また、服用するタイミングや薬の種類によっては、月経周期がずれる可能性があります。適切なタイミングでの服用は、不要な心配や混乱を避けるために重要です。
【薬剤の正しい摂取方法】
アフターピルは、基本的に水またはぬるま湯と一緒に口から服用します。服用に際して、空腹時や食後など、特定のタイミングは必要ありません。ただし、ごく稀に服用後に吐き気を感じる方がいますが、この場合は食後に服用すると緩和されることがあります。
そして大事なことは、一度服用した後、2時間以内に嘔吐した場合、効果が低下する可能性があるため吐き気を抑えておく必要があります。もし嘔吐した場合は、追加で服用すること、または医療機関に相談することをお勧めします。
【重複服用の対処法】
アフターピルを重複して服用した場合、特に深刻な副作用が発生する訳ではありません。しかし、吐き気や頭痛などの軽度な副作用が強まる可能性があります。重複服用を避けるには、服用回数や服用時間をきちんと記録しておくことが重要です。
万が一、重複服用してしまった場合は、無理をせず安静にして、症状がひどい場合には医療機関に相談しましょう。また、正しい知識を持つことで、不安感を軽減し、適切な対応を取ることができます。
緊急避妊薬の注意点(横浜市の婦人科)
突発的で避けられない性交渉などが原因で適切な避妊ができなかった際、後から避妊を行う「緊急避妊薬(アフターピル)」が有効です。しかし、その効果だけではなく、副作用や禁忌症、長期間の使用による影響も理解して使用する必要があります。
誤った知識や先入観から、必要な時に活用できないケースもあるのです。以上を踏まえ、有意義な避妊法として活用するためには、その利用の仕方とリスクも把握することが重要となります。
【副作用と対処法】
アフターピルの効果を発揮するためには、女性ホルモンを一時的に大量に体内に取り込むことになります。その結果、吐き気や頭痛などの身体的不快感や、心身の不調を引き起こす場合もあります。
吐き気を予防するためには、薬を服用する前に軽い食事をとると良いでしょう。また、服用後に強い頭痛が続く場合は、速やかに医療機関を受診するようにします。いずれにせよ、副作用が続く場合には早急に医師に相談することが必要です。
【注意すべき禁忌症】
体調や病歴によっては、緊急避妊薬の服用が推奨されないケースもあります。特に、肝疾患や乳癌、血液疾患などの持病がある方は、緊急避妊薬を服用することで症状が悪化する可能性があるからです。また、アレルギー反応を引き起こす場合もあるため、自己判断で服用せず、必ず医師と相談してから使うようにしましょう。緊急避妊薬は、本来副作用がとても少ない薬です。適切な使い方を知ることで、健康を損なうことなく緊急避妊薬を活用することが可能となります。
【長期間の使用とその影響】
一般的に緊急避妊薬は、あくまで「緊急」時のためのもので、定期的・長期間の使用は推奨されていません。頻繁に使用するとホルモンバランスを乱し、月経異常を引き起こす可能性があります。また、肝臓に負担をかけるため、病気のリスクが高まる可能性もあるのです。長期間使う必要があるなら、避妊用のピルなどの通常の避妊薬を検討してみると良いでしょう。医師と相談して最適な避妊法を選ぶことが大切です。
緊急避妊薬の費用と保険適用(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬は、性交後すぐに使用することで避妊効果が期待できる薬です。ただし、現在日本で発売されている価格は、海外と比較すると非常に高価で、特に若い方にとっては費用面のハードルも高くなってしまっている可能性があります。
では、具体的にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。また、保険は適用されるのでしょうか。そして、費用を抑える方法はあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。
【緊急避妊薬の価格】
緊急避妊薬の価格は、薬剤の種類や取得方法などにより異なります。緊急避妊用の薬である「ノルレボ」は、医師の処方せんが必要であり、15000円前後の費用がかかります。ジェネリックである「レボノルゲストレル」でも、8000円前後かかります。
費用が比較的高いため、金銭的に負担が大きいと感じる人もいるでしょう。
また、最近では、緊急避妊薬を低価格で提供するインターネット通販もありますが、偽物や品質の低い薬を警戒すべきです。
【保険での対応状況】
避妊に関する投薬・検査はいずれも保険が使えません。そのため、緊急避妊薬の購入費用は保険適用外となります。
性被害にあったために、緊急避妊薬が必要になった場合は、所定の手続きをとることで公費負担で緊急避妊薬を処方してもらうことが可能になります。
保険適用ではありませんが、本人負担はなくなります。
緊急避妊薬の市販薬化がもたらす影響(横浜市の婦人科)
緊急避妊薬が市販化された場合、それがもたらす影響は大きいと予想されます。導入に際しては、個人の健康面に関わるものから、社会全体の避妊文化に影響を与えることまで、幅広い視点からその影響を考える必要があるのです。
【個人の健康面での影響】
緊急避妊薬は、不適切な避妊、避妊失敗後の自己判断による利用を可能にします。これは一見、女性の権利と健康を守る方策に見えますが、実際には副作用に起因する潜在的な健康リスクが存在します。これらの薬は一時的な避妊手段であり、連続的な使用は推奨されません。そのため、2010年の世界保健機関(WHO)の指導では、緊急避妊薬は月に2回以上使用すべきではないとされています。
また、これらの薬を自己判断で使用すると、結果として性感染症の危険性を増大させる恐れがあります。緊急避妊薬は避妊の失敗を補うものであって、性感染症の予防には役立ちません。そのため、これらの薬品を適切に使用できない個々の状況では、定期的に医師の診察が受けられる方がメリットが大きい場合もあります。
【社会的な影響】
一方、社会的な影響についても考慮する必要があります。避妊についての理解と意識は、社会全体の避妊文化や性教育に広範に影響を及ぼすからです。緊急避妊薬の一般的な利用の増加は、避妊についての誤解や混乱を引き起こす可能性があります。これにより、一部の人々が誤った情報に基づいた選択をすることがないように対策を立てる必要があります。
また、緊急避妊薬が一般に広く普及すると、これについてのより包括的な教育が必要になります。しかし、それは多くの国や地域で性教育が十分に行われていない現状を考慮すると、困難な課題となります。
【避妊文化の変化【】
最後に、緊急避妊薬の普及がもたらすはずの最大の変化は、避妊文化そのものに見ることができます。これらの薬を自由に利用できることにより、人々は自分自身の性的健康と行動についてより責任を持つようになるでしょう。しかしこの選択が自己判断に任されると、ある程度の教育と理解が必要になります。
緊急避妊薬の導入は、避妊文化に新たな視点を提供します。それは自己決定と自由競争の観点から、また社会全体の健康と福祉の観点からも重要ですが、そのバランスを取ることが重要でしょう。
その他の避妊方法と比較(横浜市の婦人科)
避妊方法は多種多様に存在します。その中で、コンドーム、ピル、子宮内避妊器具などがよく知られています。各避妊方法は、その特性と利便性によって個々のライフスタイルや体質、健康状態に合ったものを選択することが重要です。
以下では、これらの避妊方法との比較について詳しく解説していきます。
【コンドームとの比較】
コンドームは男性が身につけることで、性行為時の避妊に使用されます。正しく使用すれば、避妊効果は高いと言われています。また、性感染症から身を守る役割も有します。
これに対し、ピルや子宮内避妊器具は避妊効果のみが目的です。特に、子宮内避妊器具は設置から取り外しまで医師の介入が必要なため、準備や使用には専門的な知識と時間が必要です。これらの点から、コンドームは手軽に導入できる避妊法と言えるでしょう。
【ピルとの比較】
ピルとは、女性がホルモン剤を服用する避妊方法です。ピルは避妊効果が高く、服用を正しく続ければほぼ100%近い避妊効果があります。しかし、ピルの使用には医師の指導が必要で、継続的な服用が求められ、一部の人には副作用の可能性もあります。
緊急避妊薬は服用時のみの避妊効果ですが、ピルは継続的な避妊効果を得ることが可能です。
【子宮内避妊器具との比較】
子宮内避妊器具とは、子宮内に直接装置を設置し、避妊を行う方法です。一度装置を設置すれば数年間にわたって避妊効果が続くので、持続的な避妊を望む人にお勧めです。また、間違った使い方をする可能性がほぼなく、避妊効果も極めて高いとされています。
しかし、挿入や取り外しには医療専門家の介入が必要であり、体質により適用できない場合もあるため、全ての人に適するわけではありません。それに対して、コンドームやピルはそれぞれ特性を理解しさえすれば、誰でも容易に導入できるという利点があります。
緊急避妊薬の市販薬化が必要な理由(横浜駅近くの婦人科)
緊急避妊薬、一般的にはモーニングアフターピルとも呼ばれています。その役割は、性交後すぐに服用することで、妊娠を避けることが可能となるというものです。
しかし、日本では導入が遅く、広く知られていません。また、医師の処方箋が必要という条件が、特に若い方にとってはアクセスしにくくなる要因となっています。
性教育における知識の普及、急な妊娠によるリスクの回避、避妊の手段としての重要性、それらを考慮すると、この緊急避妊薬の市販薬化は一段と必要性が増してきています。
【避妊の重要性】
避妊の重要性については、ある一定の認識が社会に存在しますが、まだまだ深化させていく余地があります。避妊は、ただ性病から身を守る手段、または不意の妊娠を避けるためだけではありません。それは、女性自身の身体と向き合い、自らの身体と生活を守るという行為です。
性交渉は二人の意志によるものであり、その結果を二人が共有するものであるべきでしょう。それは避妊の観点からも共有すべきであり、その役割は緊急避妊薬にも求められています。
【妊娠と出産のリスク】
妊娠と出産には大きなリスクが伴います。例えば、十分な準備のない妊娠は、母体の健康に影響を及ぼすだけでなく、生活やキャリアにも大きな影響をもたらします。さらに、妊娠による身体や精神の変化は、女性だけでなく周囲の人々にも影響を及ぼします。
したがって、予期しない妊娠は避けるべきであり、そのための手段として緊急避妊薬の存在が重要となります。
【性教育への意義】
性教育は、単に避妊方法や性感染症の予防について教えるだけでは足りません。それは生涯にわたる知識であり、健やかな性のあり方、相手を尊重する心構えを身につけるためのものです。
そこで、この教育に避妊薬の存在を取り入れることは、適切な知識と意識を身につけるために不可欠です。性教育の一環として、緊急避妊薬の存在とその用法、効果などをしっかりと教えることで、より心地良い性生活を送るためのヒントを与えていきます。
日付:2025年5月20日 カテゴリー:日々の雑記











