日々の雑記

私を笑顔にしてあげるために・・・

 

先日更年期症状についてご相談にいらした患者様が「最近笑ってないなって気づいたんです」とおっしゃっているのを聞いて、「あ、自分もそうだったな」と思い返してしまいました。

11月くらいから、長女に対してイライラすることが増えて、娘からしょっちゅう「お母さん、笑って!!」と言われてしまっていたんですよね。仕事をしている時は全然大丈夫なのに、朝晩や日曜日に2人の子どもを見ながら家事をしていると、何だか自分が奴隷になったような気分でどんどん疲弊してしまっていました。最初は、娘に「笑って」と言われたら、何とかして作り笑いをして「お母さん笑ってるよ」と返せていたのですが、段々それすらできなくなって、ある時「ごめんね、お母さん笑えない…」と言って娘を泣かせてしまいました。


 

 これではいけないと思って、どうやったら自分が笑顔を取り戻せるだろう、どんな時に自分は心から笑ってるんだろうって考え始めた矢先に、ちょうど注文していた1枚のCDが届きました。私が中学生時代からミュージカルの世界にはまるきっかけとなった、平和を伝えるミュージカル「ピースチャイルド」のオリジナルCDです。早速CDをかけながら懐かしい曲を口ずさんだら、みるみる笑顔やワクワクが湧き上がってきました。「あ~、私は本当に舞台が好きなんだな。ミュージカルが大好きなんだな」ということを改めて思い出したんです。


 自分を笑顔にするために、私が自分にしてあげられることは何だろうと考えた時に、やっぱりミュージカルの世界に戻ることだと気付きました。もちろん、本業がありますから、ミュージカルスターを目指すという意味ではありません。長女を妊娠して以来ずっと我慢してきていた、歌やダンスのレッスンを再開したり、舞台に立つ機会を持つということです。それができる機会がないかいろいろ調べたら、ちょうどあったんです。誰でも参加できるミュージカルの舞台が。早速体験会に参加して、その場で出演を決めてしまいました。


 

 と言っても、実は体験会に参加するまでにものすごくものすごく大きな心理的なハードルがあって、何度もあきらめかけていました。

 子どもたちをほっといてレッスンに行くなんて、とか。自分の趣味を優先させるなんて、とか。練習が始まれば、診療に出られない日が発生するため患者様にもスタッフにも多大なる迷惑かけることになるし、練習もフル参加できなければ他の出演者にも迷惑かけてしまうし、とか。

 諸々の葛藤を繰り返しながら、きっとたくさんの方に迷惑をかけることになるし、子どもたちにもさみしい思いをさせてしまうかもしれないけれど、それでもどうしても出演したいと思って体験会に参加したんですね。なので、体験会の会場に到着して、オープニングが始まった途端にひそかに泣いていました。自分がそれまで、どれだけ「やりたい」という気持ちを抑えていたのかに気づいたからです。


 

 即日で出演を決めたのは、ゆっくり考えたら「やっぱりやめよう」となってしまう気がしたからです。何かをやりたいと思った時、それができる環境が整ってから始めるのではなく、まず「やる!」ということを決めることが重要になります。なので、診療の調整がついてから決めるのではなく、先に出演を決めてから診療の調整をしていくことにしたのです。


 その結果、ご迷惑をおかけすることになった患者様、これからご迷惑をおかけするであろう患者様には、心からお詫び申し上げます。

 舞台までの期間中は土日がレッスン日になるため、土曜日の診療に私がほとんど出られなくなります。土曜日受診希望の方には、4月~7月の期間中ご不便をおかけしますが、どうかご理解とご協力を頂ければ幸いです。


日付:2015年3月21日  カテゴリー:日々の雑記

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HPV感染と子宮頸がん

 今月は、自治体が配布している無料クーポンの使用期限が切れる月なので、「駆け込み検診」の患者様が増えていますね。クーポンが検診のきっかけになって異常が見つかるケースは、案外少なくありません。クリニックでも、普通に毎年検診を受けている方より、クーポンで検診を受ける方の方が異常が出る割合が多かったりします。

 子宮頸がん検診で異常が出ると、しばしば質問されるのがHPV感染との関係です。子宮頸がんの原因のほとんどは、HPVへの感染なので、細胞に異常が出ているということはHPVに感染している可能性が高いと言えます。HPVに感染しているかどうかは、HPV検査をすればすぐにわかります。
 みなさんが一番気にされるのは、このHPVがどこから感染したものなのか、そして今後HPVが「消えてくれるのか」ということです。HPVは性交渉によって感染するものなので、今までの性交渉の誰かから感染したものということは言えますが、誰からなのかを特定することは困難ですし、また特定する意味もありません。一度感染すると体から完全にいなくなることはないので、HPVを「退治する」ことを考えるのはあまり意味がありません。

 HPVは性交渉の経験がある女性の約8割が一生に一度は感染することがあるくらい、ある意味ありふれたウイルスです。私はよく、「子宮頸部の『風邪』みたいなものだ」とご説明しています。
 つまり、感染機会を持つところからがんになるまでの経緯を風に例えると理解しやすいのです。

*HPVに感染している人との性交渉=風邪をひいている人との接触
 風邪をひいている人のそばにいたからと言って全員にその風邪がうつるわけではありません。でも、手洗いやうがいやマスクなどでできるだけ感染しないように予防はします。
 HPVに感染している人と性交渉を行っても必ず感染するとは限りませんが、ワクチンやコンドームでの予防は大事です。

*HPVへの感染=風邪がうつる
 予防をしていても風邪がうつることはあります。でも、ほとんど症状が出ないこともあれば、軽い症状で終わることもあります。
 HPVへ感染しても、ただウイルスが「いる」というだけで細胞に何も変化が起きない場合もあります。HPV感染が「性感染症(STD)」ではないと言われるのは、感染したこと自体はまだ「病気」とは言えないからです。

*HPVが細胞に変化を引き起こす(異形成)=風邪症状が出る
 風邪がうつった人の一部は、しっかり風邪症状が出ることがあります。でも、早めの治療を行ったり、自分の免疫力を高めればすぐに症状は改善し、重篤な病気を引き起こすまでには至りません。
 感染したHPVが細胞に変化を引き起こしてくるとがんの手前の「異形成」という状態になります。この段階ではまだ「がん」ではないので、変化が軽い「軽度異形成」や「中等度異形成」であれば、自分の免疫力を高めてウイルスの活動を抑えることで、細胞が正常化していくことが期待できます。変化の強い「高度異形成」であっても、円錐切除という手術(早期治療)で完治できます。

*HPVによる細胞の変化がさらにひどくなってがんになる=風邪をこじらせて肺炎になる
 本来風邪は、早めの治療できちんと対応すれば重篤な状態になることはありません。自然に治るものです。でも、対応が遅れたり極端に免疫力が下がったりしていると、「こじらせた」状態になって肺炎などの重篤な状態につながる場合があります。
 「異形成」の状態がさらに進むと「上皮内がん」を経て「浸潤がん」へと進行していきます。この状態にまで進んでしまうと、大掛かりな手術や放射線治療などが必要になってきます。HPVに感染した人の約1000人に1人が、何もしなければがんまで進行していきます。この状態まで進行しきる前に「早期治療」できるようにするのが、検診の役割なのです。

 子宮頸がんは、ワクチン接種と適切な検診で必ず予防できるものです。
 「めんどくさい」なんて言わずに、毎年しっかり検診を受けてくださいね。

日付:2015年3月12日  カテゴリー:子宮頚がん,子宮頸がん検診,日々の雑記

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月経血カップやジェムリンガは安全か?

 最近、「月経血カップ」や「ジェムリンガ」などの自分で膣内に挿入するタイプの商品について、「本当に安全なの?」というお問い合わせを頂くことが増えてきました。

 それぞれの商品が安全なのかを説明する前に、そもそも膣内に「異物」を挿入するということについてお話ししておきましょう。

 


 膣内に「異物」を挿入することは、短時間であれば可能です。なぜなら、そもそも膣内は男性性器が挿入されたり、赤ちゃんが通り抜けてくることが可能な場所ですから。コンドームやタンポンや大人のおもちゃ的なものなど、いずれも一時的に挿入することはできますし、必ずしも医療材料で作られたものでなくても、短時間であればトラブルになることはあまりありません。


 ただし、「入れっぱなし」にするとトラブルを引き起こすことがほとんどです。これまで私が見たことのある膣内異物は、外れてしまったコンドーム・タンポン・ペンのキャップ・子宮頸がん自己検診用キットのキャップなどです。いずれも、膣内に入ってから数日から数週間が経っていましたから、異臭を伴うおりものが増えており、日数が経っているケースでは膣の壁は赤くただれた状態になっていました。膣内異物も、時間がたつと膣の壁に強い炎症を引き起こして「肉芽」というものを作ってしまうことがあります。


 また、膣の中は弱酸性のため、酸に弱い成分で作られたものを膣内に入れるのはとても危険と言えます。


 


 月経血カップは、日本では「生理用品」の条件に当てはまらないので生理用品として販売されていませんが、海外ではナプキンやタンポンと同じカテゴリーで販売されているようです。素材はシリコンですから、入れっぱなしにしなければ膣内で異常な反応を引き起こすことはないと考えられます。

 通常、たまった血液を捨てるために、数時間ごとにとりだしますから、感染や炎症のリスクは低いでしょう。ただし、不潔な手で挿入したり、使い終わった後の煮沸を行わなかったりしたら、不衛生になる可能性はあります。あくまで、販売元が指定している正しい使い方を守るというのが、安全に使用する上で必要な条件になってきます。

 膣の浅い位置に入れるもののようですので、タンポンのように「入れたことを忘れて入れっぱなしになってしまった」といったトラブルが起きる可能性は低いと考えられますが、月経の終わりかけに使う場合は注意が必要かもしれませんね。


 


 ジェムリンガは、宗教団体がベースで販売しているので、使用されている材料が衛生材料でもなければ医療材料でもありません。おそらく、水晶などのパワーストーンを一時的に膣内に入れても、その石が溶け出すなんてことはないでしょう。ただ、使われている金属部分が劣化していくリスクはあると思われます。また、月経血カップと異なり、一定時間ごとにとりだすのではない場合、つまり「入れっぱなし」にしてしまう可能性がある場合は感染や炎症を引き起こすリスクになります。


 パワーストーンが「気」の流れを改善したり、エネルギーの浄化をしてくれることは私自身も経験していますので、パワーストーンをヒーリング的に使うことは問題ないと思います。でも、本当に力のある石だと、わざわざ膣内に入れなくても効果があるんですよね。第1チャクラや第2チャクラに必要なパワーストーンを置いたり、子宮の位置にお腹の上からパワーストーンを置くだけで十分効果は得られます。



 ジェムリンガを推奨している団体は、性について開放的にとらえることを推奨しているようですが、自分の性を素直に受け入れるということと毎日性についてばかり考えるというのはちょっと異なります。性について肯定的すぎることは、性を否定することと同じなんです。つまりどちらもベースにあるのは「固執」です。

 毎日便通がある人は、いちいち「今日はお通じがあった」なんて意識しませんよね。でも、便秘がちの人は「今日はスムーズには出た」「今日は出ない」といちいち便の事が気になります。性を「ナチュラルに」捉えられていれば、前者のように毎日そのことを特別に取り上げなくても、ちゃんと自分の性を大事にしてあげられるのです。


 



膣内異物は婦人科では珍しくないトラブルの1つです。

膣内に入れるものを使った後に少しでも異変を感じたら、すぐに婦人科を受診するようにして下さいね。


日付:2015年3月3日  カテゴリー:日々の雑記

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女性の過労はタイムカードでは分からない

 先日受けた「女性のヘルスケアアドバイザー養成講座」の中で、「女性の過労はタイムカードでは分からない」というお話がありました。男性の過労はタイムカードを見れば一目瞭然で、改善方法も単純だけれど、女性の過労はタイムカードを見ただけでは分からないことが多く気づかれにくい&本人も気づきにくいので注意が必要、ということです。
 また、男女の睡眠時間の差を見てみると、明らかに40~50代で夫より妻の方が睡眠時間が短く、60代以降はまた夫婦の差がなくなるというデータが示されていました。
 
 タイムカードでは分からない過労というのは、要するに「職場」以外での労働が多いということです。
 

 先日「疲れやすい・だるい」を主訴に受診された更年期世代の患者様も、子どものお弁当を作るために4時起きして、パートに出かけて、家事は全部自分がやって、さらには子どものクラブ活動の世話役までしなければいけないということでした。明らかに過労による疲労です。
 男性は、ゴルフに行くために4時起きすることはあっても、家族の食事を作るために4時起きすることはほとんどないでしょう。

 男女平等とか、家事分担とか、イクメンとか、色々言われている割には家庭内の男女の「不平等感」は改善していないと感じることがしばしばあります。
 オールアバウトの生活トレンド研究所が行った「20~40代の恋愛・結婚・家庭観」に関する調査の結果にも、この「家事分担の不平等感」ははっきり表れています。
   http://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2015/150219.htmlhttp://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2015/150219.html

 結婚前は「家事は分担する」という意識を持っていた男性も、結婚後は「なんだかんだで妻がやってくれるよな」と甘えてしまう傾向にあるのではないでしょうか。そして、妻側も「言ってもやってくれない夫」に不満を感じながらも、自分がやらざるを得ない立場に立たされて、上記の女性のようにオーバーワークになってしまうという現状がはっきりと見受けられます。
 そもそも「ゴミ出し」って「家事」ですか?仕事に行くついでにゴミ袋をちょっと持ってゴミ捨て場に置いてくるだけですよね?わざわざ何かを追加でする必要もない、通りがかりにできる作業ですよね?この「ゴミ出し」が男性が「手伝う」家事にカウントされている時点で、いかに男性に家事負担が期待できないかが想像できます。

 不平等感は家事だけでなく、育児の負担についても同じことが言えると思います。そして、それらの不平等感が結婚前・妊娠前から実感できてしまうからこそ、30代女性の約半数が「子どもはいらない」という意識を持ってしまうのだと思います。
 だって、明らかに自分の負担ばかりが増えることを率先して行いたいとは思わないですよね。「女は産んで1人前」が古い価値観の押しつけであると分かってきた現代では、「産まない選択」をする女性がもっと増える可能性は十分にあります。そして、その選択が、「子どもが欲しくないわけではないけれどこれ以上大変になるんだったら要らないわ」という消極的選択となっている可能性は高いと思われます。2人目・3人目を「もう無理」とあきらめるのも、背景にあるものはきっと同じです。

 
 女性の「目に見えない過労」を何とかしなければ、きっと「産みたい女性」は増えないでしょう。それは、「産まない選択」をする女性の責任ではありません。女性がもっと安心して、無理をせず、楽に仕事も子育てもできる環境が整えば、潜在的に「産みたい」と思っている女性が実際に「産みたい」と思う可能性はあると思います。
 そのために意識を変えるべきなのは、行政と「妻の大変さが見えていない夫」と、そして一人で抱え込んでいる女性自身なのかもしれません。

日付:2015年3月2日  カテゴリー:日々の雑記

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コミュニケーションは母親から学ぶ

  
 もうすぐ4歳になる長女は、割と唐突に無茶なリクエストをしてきます。
 保育園に出かける直前に「髪の毛結んで」と言ってきたり。ご飯メニューですでに準備をしているところに「今日はパンが食べたい」と言ってきたり。もう日が暮れる頃になって「メリーゴーランドに乗りたい」と言い出したり。昨日着たお気に入りのお洋服を今日も着たい(洗濯中です…)と言い張ったり。
 先日は、保育園で節分イベントを体験してきたので、帰り道を歩きながら満面の笑顔で「『えほうまき』食べたいな~。お母さん作ってよ」とリクエスト。すでに夕食の献立は朝のうちに用意していて、温めればよい状態にしているので、当然「えほうまき」は用意しておらず。仕方がないので、用意していたサラダの具を使って普通のご飯で海苔巻を作ったら喜んで食べてくれました。
 娘にとっては、それが「えほうまき」かどうかはきっと重要ではないのです。自分のリクエストに対して、どれだけ私が応えたか、応えようとしたかなんですよね。

 もちろん、なんでも言うことを聞くわけではなく、ワガママと思われるリクエストについては「ダメ」と言うこともあります。例えば、ご飯は食べたくないけどチョコが食べたいとか、テレビを見ながらご飯を食べたいとか、お友達が使っているおもちゃを独り占めして遊びたいとか・・・そういったリクエストは、なぜダメなのかを話して「自分の欲求が通らないこともある」ことを教えるようにはしています。
 でも、冒頭の無茶ブリって「ワガママ」ではないと思うんですよね。保育園に出かける「直前」なのはこちらの都合であって、娘的にはただ髪の毛をカワイクして欲しいと思い立っただけです。

 

 こういったことを自分の母親に話すと、しょっちゅう「よくわがままに付き合っているよね~」という感想が返ってきます。自分でも、なぜそこまで娘の相手をするのか、はっきりわからずにいました。
 何となく、いつも仕事をしていてさみしい思いをさせているという「罪悪感」があるから、娘の言いなりになろうとしてしまうのかな、なんて思っていたのですが・・・
 最近になって、それは「罪悪感」ではなく、娘には「お母さんに言えばちゃんと対応してもらえる。自分の声を聞き入れてもらえる」ということを体感して欲しいと思っているからだということが分かってきました。

 

 メンターの本田晃一さんによると、人間関係やコミュニケーションは「母親」から学ぶのだそうです。だから、人間関係の窓口となる私が、「言えば通じる」「自分の事を受け止めてもらえる」「正当に要求すれば願いはかなう」といったことを体現して、言いたいことはちゃんと言えるコミュニケーションを学んでほしいと思っているんですよね。
 逆に言ったら、私のように「言っても通じない」「訴えても無駄」という「あきらめのコミュニケーション」を学んで欲しくないと願っていることがやっとわかってきました。

 

 私から見た母親は、こちらが言ったことをそのまま受け入れてはくれない存在でした。一見受け止めているように見えるのですが、こちらの言葉を自分を正当化する方向に脳内変換したり、都合の悪い部分は聞こえなくなったりするのです。おそらく、母親が育ってきた環境で自分の身を守るために身に着けた、ある意味必要な自己防衛反応なんだと思います。なので、そのことで母を責める気持ちはありません。そうしなければやってこれなかった環境が、母にはあったのだと思います。
 ただ、子どもの立場からすると小さい頃から、「言っても分かってもらえない」「訴えても受け入れてもらえない」ということを繰り返していると、「どうせ言っても無駄だから」というあきらめが出てきて、自分の思いを口にしなくなるんですよね。だって、分かってほしくて言っても分かってもらえなかったら傷つくじゃないですが。だから最初から悲しい思いをしないように、自分の気持ちを封じ込めてしまうんです。

 知らず知らずのうちにそういったコミュニケーション方法を学んでしまっていましたが、私は幸い素敵なメンターに巡り合えたので、それを大人になってから修正することができました。
 本田晃一さんから学んだのは、「相手の畑を耕さない」コミュニケーションの方法です。自分が投げかけた言葉に、相手がどう反応するのかに「責任を持たない」という方法です。例えば、相手に分かってほしくていろいろ訴えても相手がそれを理解しなかったり受け入れてくれなかったりしても、それに対して「なんでわかってくれないんだ~」とか「受け入れなさいよ」と思わないということです。相手が自分の言葉で「傷ついた」と言ってきても、それに対して罪悪感を持ったりしないということです。
 ただ、「ああ、あなたはそう受け止めるのね。私はこれが伝えたいだけよ」とボールを投げて、ボールの行き先をコントロールしようとはしないのです。
 この方法で、昔の母とコミュニケーションをとっても傷つきません。今の母親でも同様です。もちろん、親子なので完全に客観視できずにイラッときたりすることもありますが(笑)
 

 娘の無茶ブリは、ある意味私が小さい頃やりたくてもやれなかったことをやって見せてくれているのだと思います。
 そして、私は娘から、「どんなに無理なリクエストをしても愛される存在」となりうることを学んでいるのだと思います。
 
 

 きっと、本田晃一さんのコンサルを受けていなかったら、私も母のようなコミュニケーションを受け継いでしまっていたと思います。こうやって、親子間の負の連鎖をゆる~っと癒して行けるのも、コンサルのおかげです。
 対面のグループコンサルの参加募集は、もう締め切られてしまったようですが、オンラインコンサルは随時参加できるそうです。
 オンラインコンサルは、どなたでも受けていただけるものです。
 こちらの画面から詳細が見れますので、気になった方はご覧になってみてくださいませ~。

 http://freedomheartjapan.com/item/81204/4869/
 
 

日付:2015年2月7日  カテゴリー:日々の雑記

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14才の緊急避妊

 先日緊急避妊を希望して14歳の中学生が1人で受診されました。
  緊急避妊薬を処方する時は、必ず「いつもはどのように避妊していますか?」という質問をします。
  14歳のその患者様は、臆することなくさらっと「いつもはコンドームで」と答えてくださいました。セックスを行うことは、彼女にとって当たり前のことのようでした。
 
 診療を行う上で大切にしていることは、何歳であってもどのような状況であっても、その患者様を否定したり責めたりはしないことです。 なので、その患者様にも普通に緊急避妊薬を処方し、今後の避妊についてきちんと考えて欲しい旨をご説明しました。
 14歳がセックスをすることをどう思うかは、人それぞれだと思います。
 昔は「15で姉やは嫁に行き」なわけですから、もしかしたら14歳でセックスするなんて早すぎる!と思うことは、偏見なのかもしれません。
 でも、「親の立場」で考えると、やっぱり中学生の娘にセックスはしてほしくないと思うだろうな~、と考えてしまうわけです。
 私自身2人の娘を持つ母親ですが、娘が14歳で緊急避妊が必要な状況になっていたと知ったら、多少なりとショックを受ける気がします。

 もし、自分の娘が14歳でセックスをしていたとしたら、きっとこんな風に話すだろうなと考えています。

 まず最初に伝えておきたいのは、セックスは悪いことでもないし、不潔なことでもないし、むしろとても素晴らしいコミュニケーションの方法だよ。
 でも、同時にリスクがあるものでもあるから、ちょっとだけお話しさせてね。
 あなたの母親として、そして、ちょっとだけ先を歩いてきた同じ「女性」として、伝えておきたいことがあるの。
 何歳だからセックスしてはダメなんてことは言うつもりはないし、もしあなたが今の彼との関係においてセックスはとても大切で、セックスをすることで幸せを感じられるのであれば、それを否定しようとは思わない。
 でも、もしほんのわずかにでも「まだ早いかな」とか「本当にしていいのかな」とか、ネガティブな気持ちや後ろめたい気持ちがあるのだとしたら、今はセックスをするよりも先に、その気持ちを正直に彼に伝えることの方が大事。
 そして、自分の気持ちを大事にして、どうやったら自分の体や心をきちんと守れるのかを学んでほしい。
 セックスは素晴らしいコミュニケーション方法だけれど、同時に「安易な」方法にもなりうるから、他のコミュニケーション方法を学ぶ前にセックスばかりに頼ってしまうことは、彼といい関係を保つ妨げになってしまうかもしれないよ。
 セックス以外のコミュニケーションをもっと楽しんだ方が、より深い関係になれるものなんだよ。

 そして、ちゃんと色々考えて出した結論が、やっぱりセックスは必要ということであれば、安全にセックスをするために必要な知識をきちんと身に着けて欲しい。
 セックスには、「妊娠」と「性感染症」というリスクが伴うもので、それらのリスクを背負うのは多くは女性側だから、女性であるあなたが自分で自分の身を守る必要があるんだよ。
 もし彼が「コンドームを使いたがらない男性」なら、悪いことは言わないから今すぐに別れなさい。
 あなたはとってもいい女なんだから、そんな男で妥協するなんてもったいない。
 絶対に、もっとあなたの事を心から大切にして、本当に愛してくれる人が見つかるから、自分本位のセックスをするような男性はあなたからさよならした方が幸せになれると思うよ。

 こんなにまどろっこしいことを話すのは、私にとってあなたがとても大切だからだよ。
 できれば傷つくようなことはして欲しくないし、幸せに恋愛を楽しんでほしいと願っているからなんだよ。
 あなたと恋バナができるのは、とても楽しいことだから、何でも話してくれると嬉しいな。

 実際、娘たちが「お年頃」になった時に、どんな風に接することができるかは、まだわかりませんが、きっとその頃には娘たちは私の職業の事も分かっているでしょうから、その点も踏まえてお話ししていくことになるでしょうね~。
 ちなみに、今はまだ、長女に聴診器を当てると「お母さん、お医者さんみた~い」と言われてしまいます・・・

 

日付:2015年2月6日  カテゴリー:日々の雑記

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子育て支援に必要なものは?

ブログもメルマガも休止状態になってしまってすみません・・・

 実は、10月半ばから夫の働き方が変わって、これまでのように「主夫」として家の事をしてもらうことが難しくなってしまっていました。 
 夫は、一般の男性に比べたらかなり家事ができる方ですし、育児にも積極的な方ですが、朝7時過ぎに家をでて夜は21時過ぎに帰宅する生活では、物理的に家の事は何もできないし子どもたちにも関われなくなってしまうんですよね。

 当然、これまで夫がしてくれていたことも自分が全部引き受けるので、自由な時間がほとんどなくなってしまったわけです。
 子どもが寝た後にブログを書いたり、休診日にまとめて原稿を書いたりしていましたが、それらの時間は全部家の事をまとめてやったり食事を作り置きしたりする時間に置き換わってしまいました。
 もちろん、ハウスキーパーさんにも入ってもらうようにはしてますが、何だかんだで朝晩子ども2人を見ながら家事を全部やっていると、自分の食事すらまともにとらずに1日が終わるんですよね。
 
 この状況を改善すべく、方々に相談してみて分かったことは、国がやっている子育て支援ってなんて的外れなんだ!ということでした。
 

  他人の手を借りることも、実家の手を借りることも難しい、そんな状況はきっと珍しくないのだと思います。
 そして、子どもの面倒を見ながら家の事を回すのが大変なのは、母親が仕事をしているかどうかは関係ありません。
 にもかかわらず、「働く女性の支援」をしたり、「女性が産んですぐに復帰できる職場」を目指したり、そのための保育園を整備したり、そんなことばかりに力を入れていても、何人も産みたいって女性は増えません!と実感しました。
 実際、私自身は職場環境は最高だし、2人の娘もちゃんと認可保育園に入れていますが、3人目は絶対に無理~と感じますもの。

 国がやるべきことは「女性の支援」じゃあないと思います。
 必要なのは「男性の支援」です。
 もっと言えば、3歳以下の子どもがいる家庭の「男性」が、朝は8時半以降に家を出て、夜は18時より早く帰宅して、妻と同じタイミングで休日をとれるようにすることです。そういった働き方を「してもいいよ」ではなく、雇用側が「義務」として提供できるようにすることなんだと思います。
 家の事をしたくない男性は、「早く帰ってもいいよ」と言われてもあえて残業するかもしれません。業績や昇進を気にする男性は、早く帰宅することで同僚から後れをとるかもしれないと心配するかもしれません。
 だからこそ、生活リズムを子どもに合わせられるように、男性を支援する必要があるんです。

 男性が頑張って家事も育児もする必要はありません。もちろん、両方できるスーパーマンがいれば助かるかもしれませんが。
 実際は、「ちょっと分担」できるだけで女性の負担は半減するんです。なにも、家事ダン目指して頑張って家事したのに「家事ハラ」受けたって悩まなくてもよいわけです。
 妻が食事の支度をしたり、食器を洗ったりする間子どもを安全に見ておく。上の子が「ウンチ出た~」とトイレで叫んだ時に、下の子の食事介助をちょっとだけ交代する。そんな、些細な分担ができるかどうかで女性側の負担は大きく変わります。
 いくら男性側に「やる気」があっても、家にいなければ何もできませんよね?長時間労働で疲れきっていても、何もできませんよね?
  
 本当に必要な子育て支援は、女性に「産めよ増やせよ働けよ」と言う前に、男性の働き方を見直しなさい、ってことなんだと思います。

日付:2015年1月18日  カテゴリー:日々の雑記

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女性の平均寿命と健康寿命

 日本の女性の平均寿命はご存知の通り86.3歳で世界一ですが、実は「健康寿命」は73.6歳と意外に短いんです。健康寿命というのは、寝たきりにならずに健康に過ごせている年齢のリミットです。平均寿命と健康寿命の差は、寝たきりなど「健康ではない状態」で過ごしている期間です。
 つまり、女性は約13年の「寝たきり期間」があると言ってもよいでしょう。いくら寿命が長くなっても、最後まで人生を謳歌できる状態で年齢を重ねられなければ意味がありません。

 女性の寝たきりの原因となりうるのが、骨折と脳血管疾患です。なので、女性の健康寿命を延ばすには、骨粗鬆症と動脈硬化の予防がとっても重要になってくるのです。
 いずれも、まだ異常が出る前、つまり骨密度が下がる前や動脈硬化が起きる前に予防していくことがとても重要です。

 女性の場合、骨密度の低下も動脈硬化の進行も、女性ホルモンが働いている間はホルモンの恩恵である程度防ぐことができています。なので、閉経前はそれ程急激に骨密度が下がったり動脈硬化が進んだりはしません。
 ところが、閉経したとたんに一気にそれらの異常が進んでしまうのです。

 骨密度がある程度下がってしまうと、それ以降に骨粗しょう症に対するお薬を使っても改善するレベルに限界ができてしまいます。つまり骨密度が下がり始める前に治療を開始する必要があります。
 また、動脈硬化の原因となる脂質代謝異常、つまりコレステロールや中性脂肪が高くなるといった異常も、脂質の数値自体は薬を飲んで下げることができますが、いったん血管に動脈硬化の変化が起きてしまってからでは、それを改善するのが難しくなります。 

 要するに、異常が出てから、閉経してから、治療を開始するのではなく、異常が出る前の「リスクがそろそろ高くなる」年齢にさしかかったら、それらを予防するための生活改善・食事の改善・投薬治療を開始しなければ、「健康寿命」は伸ばせないのです。
 骨粗しょう症予防にビタミンDの補給や運動を心がける、脂質代謝異常の予防にカロリーの摂り過ぎ・脂質の摂り過ぎを避けて定期的な運動を行う、といったことは40代に入ったら心がけておくべきでしょう。もっと言えば、密度の低下は、10~20代の頃のダイエットが原因でも起きてきますので、若い頃から食事と体重のコントロールは必要なのです。
 
 また、閉経が近づく40代後半にさしかかったら、積極的にホルモン補充療法を開始した方がよいと言えます。

 女性ホルモンが骨密度低下や脂質代謝異常を予防することは、多くのデータで証明されています。また、開始の時期が遅いほど副作用のリスクが上がり、予防的効果が期待しにくくなるということも指摘されています
 なので、ホルモン補充療法を開始するタイミングは、閉経してからではなく、閉経が近づいて「そろそろ更年期の症状が出てきたかも」くらいのタイミングで始めた方が、多くのメリットを得られるのです。
 

 日本人は「薬」特に「ホルモン剤」に対する抵抗感がまだまだ強く、何も不調がないのに予防的にホルモン剤を使うといった認識は薄い人の方が多いでしょう。でも、女性ホルモンを上手に「活用」することによって、明らかに健康寿命が延びるわけですから、ホルモン剤が禁忌の方や副作用のリスクが高い方以外は、もっと気軽にホルモン治療を活用していただきたいなと思います。

 もちろん、薬に頼らず食事や運動で健康寿命を延ばしていきたいという方は、女性ホルモンの恩恵がなくても健康が維持できる食事や生活習慣を身に着けていきましょう。

日付:2014年11月3日  カテゴリー:日々の雑記

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アレルギーフリーを楽しむ

 遅延型フードアレルギー検査の結果を受けて、卵・乳製品・小麦の完全除去&大豆の部分除去で食事改善を初めて7か月が経過しました。
 除去開始から3か月半のタイミングで再検査してみたら、卵の反応は少し下がっていましたが、他はまだ改善傾向がみられないので、腹をくくって1年以上は除去を続けることに。
 

 検査結果から腸内カンジダが疑われたので検査をしてみたらやっぱりカンジダ陽性だったので、カンジダの除菌&腸内環境を整えるサプリメントを強化して、さらなる改善を図っているところです。
 自覚症状的には、完全除去によって食後のお腹のハリが出なくなったり、1度の食事でかなりの量が食べられるようになったり、しっかり食べているのに体重は増えない(油断すると減ります)、といった改善が実感できています。

 でも、実は完全除去食生活に、あまり不自由さを感じてはないなんですよね。外食時にお店のセレクトなど制限があるのと、カフェで「軽く済ませたい」時に食べるものがないのが困るくらいで。自宅で普通にお料理して食事をする分には、デザートも含めて「制限している」という感覚がないくらいです。
 調味料をアレルギーフリーのものに変えたので、お醤油もお味噌もドレッシングも使えますし、カレーやクリームシチューだって代用品で楽しめてしまうんです。
 最近は、ハウス食品からアレルギーフリーのクリームシチューのもとが発売されたようなので、早速娘とシェアできるグラタンを試してみようと企み中です。

  
 スイーツも、アレルギーフリーのケーキやアイスクリームを通販で入手して楽しんだり、自分でアレルギーフリーのケーキを作ったりしているので、「我慢」は全くしていません。
 先日、娘のために作った米粉&酒かすを使ったパンプキンケーキも、アレルギーフリー&お砂糖不使用なのにとっても美味しくいただけました。
 材料は、米粉・コンスターチ・ベーキングパウダー・菜種油・酒かす・マッシュしたかぼちゃ・すりおろしたリンゴです。卵も乳製品も小麦も使わなくても、しっとりモチモチのケーキが簡単に作れるんですよ。

 「除去食」「食事制限」というと、何だか憂鬱な気分になってしまいがちですが、体にいいものだけをセレクトしてアレルギーフリーを楽しむつもりで食品を選ぶと、「我慢している感」は全く感じなくてすみます。
 何よりも、体調がよくなっていくので、食べられない辛さより食べなくていい楽さの方が感じられるようになります。体調の改善が実感できるまで3か月くらいかかることもありますから、除去食生活にトライしている方は、結果がすぐに出なくてもあきらめずに、まずは半年体に優しい食事を試してみてくださいね。
  

日付:2014年10月23日  カテゴリー:日々の雑記

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断乳と卒乳

 先週から始めた次女の断乳は、夫の協力によって何とかうまくいきそうです。まだ夜は何度か泣いて起きますが、授乳していた時のように1時間ごとに起きるといったことはなくなってきました。食事の途中で母乳を欲しがることもなくなったので、食べる量が一気に増えてお姉ちゃんのご飯まで食べてしまう勢いです(^^;)
 次女は長女に比べたら離乳食もある程度食べてくれていたので、今回は「卒乳」にしようかと考えていたんですが、1歳になってすぐにRS感染で体調を崩した辺りから、また母乳中心に逆戻りして食事量がガクッと減ってしまったので、涼しくなったタイミングで「断乳」を決行しました。

 といった話を母親にしたら、「断乳と卒乳って違うの?」と・・・3人も育てている母でさえ、両者の違いを知らないんだな~とちょっと驚いたんですが。
 一般の方は「断乳」と「卒乳」の違いをあまり認識していないかもしれませんね。
 断乳というのは、漢字の通り「授乳をやめる」のであって、親の意志で決めることです。
 卒乳というのは、「自然に母乳から離れていく」のであって、止め時を決めるのは子どもの方です。

 私の場合は、「今日から母乳はおしまいね」と私の方でやめるタイミングを決めて、子どもが母乳を欲しがってもあげないので「断乳」です。断乳に子どもの意志は入っていません。きっと娘にとっては青天の霹靂です。突然母乳をもらえなくなって、不安やさみしさが強かったのではないかと思います。
 3日間は泣き続けていましたが、段々と母乳がないことに順応してくれました。その代わり、今まで以上に抱っこ星人になってます。
 もしかしたら断乳は子どもにとって人生初の「あきらめ」を学ぶ時なのかもしれないですね。

 卒乳は子どもが自然に母乳を欲しがらなくなるまで授乳を続けるので、人によっては3歳や4歳になってもまだ授乳していますというケースも見受けられます。年齢が上がっても授乳を続けることに対しては様々な意見があり、年齢は関係なく授乳し続けても問題ないという人もいれば、あまり長く授乳し続けることは弊害があるという人もいます。
 次の妊娠を希望している方であれば、卒乳を待っていると妊娠が目指せないので、断乳を促すことが多いのですが、授乳をやめなければいけない理由がなければ子どもの意志に任せて自然に離れていくのを待つのも一つの選択です。

 卒乳がいいのか断乳がいいのか、それはお母さんと子どものそれぞれの事情や考え方によって異なります。何が「正解」というものでもありません。
 私は2回とも、断乳中に子どもがあまりにも泣くと何だかかわいそうなことをしているような気分になってしまっていましたが、断乳後の食べっぷりと熟睡できるようになった姿を見て「ああ、断乳してよかったんだな」と感じました。頑張って断乳を受け入れてくれた娘に、感謝感謝です。

日付:2014年10月20日  カテゴリー:日々の雑記

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