日々の雑記
4価の子宮頸がんワクチン「ガーダシル」の勉強会
今日は診療後に、新しく承認された子宮頸がんの4価ワクチン「ガーダシル」の勉強会に参加してきました。
このワクチンは7月1日に承認されたばかりで、まだ発売日は決まっていないのですが、発売されたらクリニックでも導入する予定のため色々情報収集しているところです。
現在発売されているのは、HPV16型と18型の2種類を予防できる2価ワクチン「サーバリックス」です。
一時期供給がストップしていましたが、公費助成対象者に対しての接種は再開しています。
2価ワクチンと4価ワクチンの最大の違いは、4価ワクチンの方が予防できるウイルスの「型」が多い、つまり予防できる病気の種類が多いという点です。
子宮頸がんの予防効果という意味では、予防できるのは16型と18型ですし、その効果もほぼ同じなので、2価でも4価でもあまり差はないと言えます。
4価ワクチンは、HPV6型や11型も予防できるため、尖圭コンジローマをはじめとする幅広い病気の予防につながります。
まだ発売日も価格も決まっていないので、両者を比較して選択していただくというのは難しいのですが、現時点で公費助成の対象になっていない方には、4価ワクチンの発売を待ってから改めてどちらを接種するかを検討することをご提案しています。
先に2価ワクチンを打ち始めてしまうと、その後途中で4価ワクチンに変更したり、追加で4価ワクチンを接種することができなくなってしまうからです。
逆に、公費助成対象になっている方には、助成期間内つまり9月までに2価ワクチンを接種し始めることをお勧めしています。
4価ワクチンが発売されても、すぐに公費助成対象になる可能性は非常に低く、料金負担の面だけで考えると4価ワクチンの発売を待つメリットが少ないからです。
ワクチンに対する公費助成は今年度いっぱいで終わる可能性もありますし、今後継続する可能性もあります。
今日の勉強会での情報では、おそらく来年度以降も中学1年生の1学年だけに対象を限定して助成が続くのではないかというお話しでした。つまり、現在助成対象になっている人は、今のうちに接種をしないと来年度からは助成対象から外れてしまう可能性もあるということです。
まとめますと、4価ワクチンの発売を待たずに早めに2価ワクチンを接種した方がいいのは次の方たちです。
*現在公費助成対象になっている方
*この夏にセクシャルデビューの可能性がある方
これ以外の方は、4価ワクチンの発売を待ってから、価格面も含めてどちらを接種するかをゆっくり検討してもいいでしょう。
日付:2011年7月30日 カテゴリー:HPVワクチン,日々の雑記
赤ちゃんの心の声を通訳してもらいました
今日は知り合いにご紹介いただいたスピリチュアルカウンセラーの方に、娘の「心の声」を通訳していただきました。
心理カウンセラーさんとヒーラーさんのコラボセッションで、3歳までの赤ちゃんや子どもの心の声をお父さんやお母さんに伝えるというものです。
「どうして赤ちゃんの言葉が分かるの?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ヒーラーさんというのは、赤ちゃんの声や遠くに離れた人の「想い」や時には亡くなった人の「声」を聞き取ることができたりする方なんです。
スピリチュアルなカウンセリングに慣れていない方はちょっと戸惑われるかもしれませんが、医師が「体の声」を客観的に分かるようにお示しするのと同じように、「声にならない声」を分かりやすく通訳しているわけです。
今回私がセッションを受けたいと思ったのは、産まれてすぐに私が仕事に戻ったことによって娘が寂しい思いをしていないか、何か不満はないかが気になっていたからです。
セッションが始まってすぐに、カウンセラーさんから「彩叶ちゃんから私たちに『ママを助けてあげて欲しい』ってメッセージが届いています」と言われて、娘は私が悩んでいる事をちゃんと分かってくれていたのだなと、何だかとっても切ない気持ちになりました。
娘に対しても主人に対しても、知らず知らずのうちに罪悪感を抱えてしまっていたんですよね。
ちょうど昨日、プライベートなブログに「女性が働きながら産み・育てるために一番大きなハードルは自分が抱える罪悪感かもしれない」と書いていたので、やっぱり娘には全部伝わっていたのだと思います。
娘から「パパも彩叶も充分幸せ」と言ってもらえて、とても気持ちが楽になりました。
他にも、離乳食が始まったら何が食べたくて何が苦手なのかとか、どんな風に接するのが心地良いのかなど色々教えてもらえたので、とても参考になりました。
このセッションは、来月も引き続き行っていらっしゃるそうなので、子育てにお悩み中のお母さんやもっとお子様とのつながりを深めたいという方は、よかったらアクセスしてみて下さいませ。
http://ameblo.jp/peacefulsakina/entry-10873682729.html
日付:2011年4月28日 カテゴリー:日々の雑記
婦人科のお悩み無料相談受付中
毎週発行しているメルマガ「クリニック通信」では、皆様からのご相談やご質問にQ&Aコーナーでお答えしています。
受診するほどじゃないかも知れないけれどちょっと気になることや、受診前に相談しておきたい事など、気軽に投稿してみて下さいませ。
メルマガへの登録はこちらからできます。
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日付:2011年4月21日 カテゴリー:日々の雑記
放射性物質の吸着剤・ゼオライトでデトックス
福島の原発事故がなかなか収束せず、食品や飲料水の心配までしなくてはいけなくなっては、不安は膨らむばかりですが・・・
私自身も、小さな赤ちゃんを抱える一人の母親として色々情報を集めています。風評被害を作り出すことは避けるべきですが、一方で自分の身は自分で守る、特に小さな子どもは親が守る事が必要だと感じています。
事故からしばらくは、東京や横浜の大気中の放射能濃度も高くなっていたため、換気をとめたり洗濯物を外に干す事を控えていました。
降水などの影響もあり、徐々に大気中の放射能濃度は自然界レベルに下がってきたので、今度はしっかり換気するとともに、できるだけこまめに床や棚を拭き掃除するようにしています。
時間とともに放射性物質は、大気中から地面に降り積もってくるため、花粉やほこりを取るのと同じように考えると対処方法が分かりやすくなるとのことです。
水道水をそのまま飲むことはせず、料理や飲み水は活性炭入りの浄水器を通すようにしたり、産地の分からない魚介類は最低限の摂取にとどめたりしていますが、食品からの影響を完全にシャットアウトするのは難しいのではないかと思います。
なので、放射性物質をデトックスできるものはないのかと探していたところ、吸着剤であるゼオライトを経口摂取できるようにした商品を紹介していただきました。
自分がどのくらい放射性物質を取り込んでいるのか測定できないため、一般のサプリメントやお化粧品と違って、私自身が使ってみて「効果を実感」してから皆様にご紹介することができませんが、ご興味のある方は参考になさってみて下さい。
ちなみに、妊婦さんも小さなお子様も飲むことができるそうです。
http://www.shinsuke68.com/
日付:2011年4月18日 カテゴリー:日々の雑記
産後のお腹を加圧&ピラティスで引き締め
クリニックのエステルームとコラボさせていただいているPML横浜で、加圧とピラティスのマンツーマントレーニングを受けてきました。
ちょうど一年前のこの時期から妊娠するまでの間、週に1~2回加圧トレーニングをしていたんです。
妊娠中は安静が必要だったので運動もダンスのレッスンも控えていましたが、実は体を動かしたくて仕方なかったんですよね。
産後の体調もいいので主人と一緒に娘も連れて、トレーニングを再開することにしました。
ピラティスは以前から興味があったのですが、きちんとレッスンを受けるのは初めて。
産後は骨盤がまだ元通りになっていない可能性があるので、グループレッスンだと無理がかかってしまうかもしれないということで、マンツーマンで指導して頂きました。
常に下腹部を引っ込めた状態をキープするので、緩みきった私の腹筋はこれだけで結構な運動に・・・さすがに半年以上、運動しないどころか仕事以外はできるだけ横になる生活をしてきたので筋力が相当落ちてますね。
ピラティスの後はバンドを巻いて加圧もプラス。筋トレをした後に加圧をすると、成長ホルモンが筋トレの効果も高めてくれるそうです。
これから薄着になる季節ですし、ちょっと頑張って引き締まった下腹部を取り戻そうと思います。
PMLでは、日曜日にピラティスやヨガのグループレッスンも開催されています。
川沿いのウッドデッキに面したヨガルームはガラス張りの一面からとっても気持ちのいい日差しが差し込んでくる、素敵なスタジオなんですよ。1DAY体験も受け付けていらっしゃるそうなので、興味のある方はぜひのぞいてみて下さいませ。
日付:2011年4月14日 カテゴリー:日々の雑記
今日は「子宮の日」です
本日4月9日は「シ・キュウ」の日ということで「子宮頸がん予防啓発デー」なんですが、皆様ご存知でしたでしょうか。
毎年10月がピンクリボン月間で乳がん予防月なのは割と知られているのですが、子宮頸がん予防についてはあまり周知されていない印象です。
4月にはいって学生さんもお勤めの方も新生活がスタートした頃かと思いますが、新たな区切り目にぜひ検診を受けるようになさって下さいね。
横浜市にお住まいで4月の時点で20歳・25歳・30歳・35歳・40歳になっていらっしゃる方は、無料で子宮頸がん検診が受けられます。
無料クーポンが郵送されてくるのを待たなくても、該当年齢であれば検診料が無料になりますからぜひご活用下さいませ。
アクシダームで産後太りを解消
産後退院してからちょうど1ヶ月が経過しました。
産後の体調もよく、体重も比較的スムーズに落ちていったのですが、どうしても気になったのがプヨプヨになった下腹です。
妊娠前はダンスのレッスンやジムで週2~3回は運動をしていたので、腹筋もそれなりに鍛えていたんですよね。
妊娠してからは、早い時期から子宮の収縮が治まらなくてできるだけ安静にしなければいけない状態だったので(仕事はしていましたが・・・)、運動は一切できずに可能な限りゴロゴロする毎日。当然筋肉も落ちてしまいました。
産後すぐから骨盤底筋体操をしたり、授乳の時は常にお腹を引っ込めておくように心がけていましたが、やはりすぐにサイズダウンはしてくれません。
そこで、クリニックで導入しているアクシダームで脂肪融解をしながら体型戻しを試みる事にしました。
本当は週1回ペースでの施術が理想なのですが、時間的な都合で10日ごとに3回の施術を終えたところ・・・
なんと、ウエストサイズが6センチダウン!退院時はウエストが入らなかった妊娠前のパンツがスルッとはけるようになりました。
体脂肪率も2%ダウンして、ポテポテだったウエストラインにクビレが現れたのはうれしいですね。
まだ落ちてしまった筋肉は取り戻せていないので、今度はこの春からエステルームとコラボ予定の加圧ジムで筋トレも頑張ってみようと思います。
エステと加圧ジムのコラボメニューは短期間でリバウンドしらずのダイエットをしたい方にお勧めです。詳細は近日中にエステルームブログでご紹介しますのでぜひチェックしてみて下さいね。
妊婦さんと赤ちゃんのための放射能緊急相談室
福島の原発事故が収束するまでは何かと心配事もなくならない毎日ですが、妊娠中や赤ちゃんのいる方は特に色々気になってしまうと思います。
私自身も、母乳への影響が心配でついつい口にするものの産地に過敏になったり、娘の洗濯物は外に干さないようにしたり、娘をお散歩に連れて出る事をためらってしまったり・・・
気にし始めたらキリがありませんが、自分の事ではなく子どもの事だからこそ神経質になってしまいますよね。
そんなお母さんたちの不安を解消するための無料相談室が開設されました。
不安が大きすぎて精神的につらいといった方はよかったらご参照下さいませ。
「妊婦さんと赤ちゃんのための放射能緊急相談室」
相談日 毎週火曜日 12時~16時
場所 主婦会館クリニックのカウンセリング室
東京都千代田区六番町15(JR四ッ谷駅前)主婦会館4階
完全予約制 一回30分 無料
申し込み電話は03-3265-8119 *予約は当日でも受け付けます。
相談室のご案内
http://www.plaza-f.or.jp/pg20.html#2011.03.30
アクセス
http://www.plaza-f.or.jp/access_index.html
女性は注意 地震後の犯罪対策
阪神淡路大震災の時も、震災から少したった時期に犯罪が増えたそうです。
特に女性はDVやレイプの被害に合う事もありますので、注意するとともに相談先を把握しておく事も重要です。
少し長いですが、COBS ONLINEから記事を引用します。
大規模な災害が起きた後、周りのみんなが一つになって協力し合い、未来へ向かおうとする姿には心を打たれますが、残念ながら美しい話ばかりではなく、強盗などの犯罪が起きているのも事実です。
3月17日付中日新聞(http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2011031702000193.html)では、「略奪相次ぐ、石巻署が警戒 貴金属やレジの現金、食料品」と題し、震災の混乱の中で「通行人を刃物で脅し、食料品を奪い取る事件」が発生していたことを伝えています。
そこで、過去の震災時に女性がどのような問題を抱えていたのか、その対策を含めて記載している「『災害と女性』情報ネットワーク」(http://homepage2.nifty.com/bousai/index.html)の記事を参考に、災害後に注意するべき点について、女性を意識した事例をまとめてみました。
*暗やみで歩く際は、ブザーや笛を
女性が夜道を一人で歩くのは普段でも避けたいことですが、停電になった場合、通常の夜道よりもさらに暗くなり危険度が高くなります。
近所の人と集団で帰宅する計画を立てたり、家族、身内、近所の人、信頼できる男友達らに送迎を依頼するなど、対策を立てておきましょう。
それができない場合は、防犯ブザーを持ち歩くこともお勧めです。特に携帯ランプに防犯ブザーがついたものは停電時にも役に立ちます。防犯グッズとして推奨されている笛も同様に有効です。
これらのアイテムは、万が一、再び地震が起こって危険な状態になった場合に、自分の居場所を救助隊に知らせる役目もはたします。
*いちばん頼りになるのはご近所とのおつきあい
計画停電が実施されていますが、明かりのない部屋に女性が一人でいるのは不安なものです。友人数名で協力し合い、それぞれの家に集まるなど一人にならない対策を立てることが望まれます。
それらが難しい場合は、ピッキング予防具や窓と窓をしっかりロックする防犯器具の設置について近くのホームセンターなどで相談し、犯罪者が侵入しにくい環境作りに努めましょう。
さらに、異変があったときに近所の人に気づいてもらえるように、あらかじめ隣人や同じマンション・アパートの人たちとコミュニケーションをとっておくことが重要です。地震など有事の際の行動についても、「いちばん頼りになるのはご近所とのおつきあいだった」という例はとても多いのです。
*自転車やバイクなどの盗難に注意
これは、特に男女別被害としての事例ではないですが、車やスクーター、自転車に乗る場合にも注意が必要です。
3月17日付けの朝日新聞(http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103170165.html)は「物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害」と題し、車やバイクからガソリンを抜き取られる被害が発生していることを伝えています。
同様に、神奈川県開成町はホームページで(http://www.town.kaisei.kanagawa.jp/forms/info/info.aspx?info_id=20404)、「震災後、自転車やバイクなどの盗難事件が多発しています」と注意を呼びかけています。
スクーターなどのバイクはキーロックを確実にする、自転車は、チェーンで外の柱にくくりつけるといった万全の対策をしておきましょう。
*災害後に増えるDVは所定の団体に相談を
前述の「『災害と女性』情報ネットワーク」のサイトには、災害後に夫や恋人からの暴力(DV)が増えたという報告がなされています。
DVの問題は、身内の事情だからこそ他人に打ち明けることもできず、一人で悩んでしまいがちです。しかし同じような被害にあっている人が多くいることや、DVは社会の問題であることを認識し、一人で抱え込まずに相談できる友人や下記のような相談できる団体を当たってみましょう。
「災害と女性」情報ネットワーク
http://homepage2.nifty.com/bousai/index.html
配偶者からの暴力(DV) 被害者支援情報
http://www.gender.go.jp/e-vaw/index.html
女性に対する人権侵害の相談窓口(法務局・地方法務局)
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken20.html
*女性は義援金詐欺の被害にあいやすい
最後に、震災のたびに問題になるのが、義援金を利用した詐欺行為です。警察庁が今年1月に発表した「振り込め詐欺の認知・検挙状況等について(平成23年1月)」(http://www.npa.go.jp/sousa/souni/hurikomesagi_toukei.pdf)によると、振り込め詐欺の被害にあった女性は全体の73.8%と、男性の21.8%を大幅に上回っており、女性が被害に遭いやすい傾向がうかがえます。
警察庁は「振り込め詐欺」のホームページ(http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm)で、こう呼びかけています。
「募金を求める電話等があった場合には、直ちに振り込んだりすることなく、相手方をよく確認し、詐欺の被害に遭わないように注意するとともに、不審な電話等があった場合には警察へ通報、相談してください」
被災者支援の振り込みを求める詐欺の多くが「電話にて口座の振込先を指定してくる」うですが、なかには市役所職員を名乗り、家庭を訪問したり、募金を求めたりする者もいます。
「公的機関・団体が、一般家庭等に対して、個別に電話・ファックス・訪問等によって義援金等の振込を求めることは通常あり得ない」(警視庁)ので、募金をする際には信頼できる機関かどうかを自ら問い合わせ、確認した後に行いましょう。
震災の傷跡が深い今、心の傷をさらに深めないようにするために、周りの人たちと声をかけあって一つでも多くの犯罪を防ぎたいものです。
日付:2011年3月29日 カテゴリー:日々の雑記
出産祝いを頂きました
先月の出産から早くも1ヶ月です。
診療体制の面でご迷惑をおかけしたにもかかわらず、たくさんの患者様から毎日「おめでとうございます」と言っていただき、本当に感謝ですね。
今日はスタッフからベビー服と帽子をプレゼントして頂きました。
明日のお宮参りに間に合うようにと用意して下さったんです。
サプライズで、クリニックに展示させていただいているぬいぐるみ「タントくん」の製作者の方からも、タントくんグッズのプレゼントが!
周りをどんどん幸せな気分にしてくれる赤ちゃんのパワーってすごいなと改めて感じました。
日付:2011年3月29日 カテゴリー:日々の雑記