横浜 婦人科 ポートサイド女性総合クリニック ~ビバリータ~

日々の雑記

17.05.25 なぜワンオペ育児はなくならない?~見えにくいジェンダーバイアス~

 ムーニーのCMが「ワンオペ育児を賛美している」と指摘されているようですが、「賛美」しているかどうかはともかく、このCMを見た時、私自身も感動したり「よし頑張ろう」と思うどころか、「これじゃあ辛いママがもっと辛くなってしまう」と感じました。だってあまりにも悲惨な状況なのに、誰の手も借りれずに、ひっそりと泣いて、そして最後が「その時間がいつか宝物になる」ですから・・・宝物になる前に自分が壊れるんじゃないの?と突っ込まずにはいられません。
 CMに対する評価はこちらをご参照くださいませ。

 CMの中でいくつか突っ込みどころ満載のシーンが出てきます。突っ込みたくなるのは、CMを作成している会社に対してではありません。「こういう現実を作っている男性、多いよね」という「お父さん」達への突込みです。
 *夜泣きで眠れない→お父さんは別室でぐっすり?たまには交代したら?
 *赤ちゃん抱っこして重い買い物→お父さんが帰りに買い物くらいしようよ
 *赤ちゃんが泣いてお風呂もゆっくりつかれない→妻が入浴中の10分くらいお父さんがあやそうよ
 *自分の食事もままならない→お昼ご飯は無理として朝食と夕食は交代で抱っこすれば食べられるでしょう
 *自分のお肌の手入れもできない→妻がお化粧する5分くらいお父さんが抱っこしとこうよ

 CMの冒頭にちらっとだけお父さんがうつるので「あ、シングルマザーを描いてるんじゃないんだ」と気づけますが、ほぼシングル状態ですよね。
 これ見て、「うちもこんなだった~」「今まさにこんな状態です」という感想が多数寄せられているということは、日本全国のママたちの多くがワンオペ育児で奮闘しているということなんだと思います。逆に言えば、ワンオペ育児を妻にさせている夫が多数いるということです。

 なぜこのような状況が何の疑問も持たずにまかり通ってしまうのか、その背景には非常に見えにくい形でのジェンダーバイアスがはびこっているからだと思われます。ジェンダーバイアスは自分の親や「世間」から知らず知らずに刷り込まれるのでそれが「当たり前」だと思い込んでしまって気づきにくくなっているのです。
 例えば、次のシチュエーション、何がおかしいかわかりますか?

 共働きの夫が「妻の負担を減らすために夕食のおかずを買ってきてやったぞ」と自分が食べたいものを自分の分だけ買ってきました。妻は「ありがとう、助かった」と言いました。

 さらっと読むと、何も変だと感じないかもしれません。実はこれ、我が家で発生したやり取りです。
 では、これを妻と夫を逆にして読んでみてください。

 共働きの妻が「夫の負担を減らすために夕食のおかずを買ってきてやったぞ」と自分が食べたいものを自分の分だけ買ってきました。夫は「ありがとう、助かった」と言いました。

 何が変だか気づきましたでしょうか?入れ替えると、最後の夫のセリフが違うものになるかもしれません。そもそも、なぜ自分の食べ物を自分で買ってくることが「妻のため」なのでしょうか?

 では次のシチュエーションはいかがでしょうか?

 日曜日にセミナーに参加した妻にほかの参加者がこぞって「あら?今日はお子さんは?」と聞きました。妻は「今日は夫が見てくれているんです」と言いました。周りは「素敵なご主人ね~」と言いました。

 これ、実はよく見かけるやり取りです。日曜日でなくても、小さい子がいる母親が一人で出かけるとたいてい聞かれます。
 では、これも妻と夫が逆になったらどうでしょう?

 日曜日に趣味のゴルフに出かけた夫にほかの参加者が「今日は子どもはどうしたんだ?」と聞くでしょうか?「妻が面倒て見ている」という答えに「お前の奥さんホントすごいよな」というでしょうか?

 これらはすべて、食事の支度などの家事や子どもの面倒を見ることが「妻の役割」として認識されてしまっているから発生するものです。夫も周りも、そして妻本人も妻がやるのが「当たり前」だと思っているんですね。
 だから、家事をしなかったり子どもを預けて仕事や趣味の時間を作ると「申し訳ない」という気持ちになってしまったり、時にはそれを責められたりするんです。だからワンオペ育児も「私がやるべきことなのにちゃんとやれなくてごめんなさい」と一人でひっそり泣いて、「母親なんだから強くならなきゃ」で頑張り続けることを自分で自分に強いることになってしまうのです。

 ワンオペがダメだと言ってるわけでも、家事を夫婦で分担「すべき」と言ってるわけでもありません。分担の割合は、各家庭によって異なるでしょうし、我が家のように夫の仕事の状況と気分によって3:7の時もあれば9:1の時も発生したりするかもしれません。
 私は、このジェンダーバイアスに気付いて、女性に楽になってほしいと願っています。上記のように夫が自分の分だけ買ってきたら「ありがとう」ではなく「なんで?私のは?」って言っていいんです。日曜日に夫が育児をすることを「父親なんですから子どもを見るのは『すごいこと』じゃないですよ」と言っていんです。自分が「やるべきこと」だと思い込んで抱えているものを、やらなかったり人に任せたりしていいんです。
 ジェンダーバイアスは私の中にもまだたくさん潜んでいると思います。気づくポイントは上記のように男女を入れ替えて考えてみることです。入れ替えてみると何が変なのかがすぐにわかります。それに気づいたら「あ、変な思い込みしてた」と「枠」をひとつづつ外していけばいいんです。そうして、「堂々と自分のために」日々を過ごしましょう。


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17.05.05 妻が夫の病気に責任をとってはいけない理由

  更年期世代の患者様の中には、「夫が糖尿病で食事制限をしているので」「夫の食事に合わせて自分の食事も制限しているので」などなど、自分のために自分の食べたいものを食べるのではなく「夫のために」自分の食事をコントロールしている方が結構いらっしゃいます。「性差医療」といわれているくらいですから、そもそも男女で「健康になるための食事」の内容は異なるのです。メタボな中年男性に合わせて更年期世代の女性が食事制限をしたら、たんぱく質やミネラルが不足する可能性があります。
 総合病院に勤務していた時に、様々な疑問を抱えていましたが、「夫の食事についての説明を妻が受けに来る」というのもその1つでした。2人そろって聞いて、妻が「協力」するならまだしも、当の本人は「料理のことはわからん」といってきちんと説明を聞かず、栄養士さんや医師も「奥さん、しっかり管理してあげてください」と指導する・・・3歳の子どもじゃないんだから、自分で自分の健康管理させればいいんじゃないの?とずっともやもやしていました。

 何となく、いまだに、家族の健康に対して「妻」が「母」が責任を負わなければいけないという風潮があるのかもしれません。もちろん、妊娠中や授乳中の食べ物や飲酒・喫煙については、ある程度「子どものため」を思ってコントロールが必要です。でも、子どものためではなくそれらの改善は将来的な自分のためになることなのですから、子どものために自分を「犠牲」にする必要などありません。
 離乳食までは母親の管理が必要かもしれませんが、我が子を見ていて思うのは、5歳を過ぎたらすべては自己責任であるといことです。どんなに食事に気を使っていても、夫と留守番しているうちにファストフードに手を出したり、私に隠れてクローゼットの中でお菓子を食べたりするのですから、それによって健康を害しても「お母さんは責任を取りません」と宣言しています。「何を食べたらいいのか」も含めて、「自分で考えて自分で選択するように」ということを常日頃から言って聞かせています。でなければ、将来何かあった時に「母さんのせい」「環境のせい」「親のせい」などなど、全部「他人原因」でものを見てしまう癖がつくからです。

 夫の食事も同様で、妻がコントロールしたり責任をとったりする必要はありません。いろいろ工夫して出した食事にケチをつけられたら「ご自分でどうぞ!」と言っていいのです。制限がかかっている夫に遠慮して、大好きな食べ物を自分まで我慢する必要はないのです。
 なぜなら、夫の病気は「妻にかまってほしい病」の可能性が高いからです。特に糖尿病は「甘えること」、高血圧は「喜びや愛情を自分の中に巡らせること」に抵抗していると発生します。病気という「代弁者」を立てて、妻に甘えたり愛情を搾取しようとしているだけなのです。どうぞ、かまってちゃんはほっておいてください。構えば構うほど、病気は持続します。
 そして、妻が自分を甘やかしたり、自分の喜びを優先したりし始めると、夫の病気も改善し始めます。あなたは自分以外の誰の健康にも幸せにも「責任」を感じる必要はありません。自分自身を健康に、幸せにする方法を考えましょう。


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17.04.07 あなたが『ストレス』を感じやすいわけは?

  患者様とお話ししていると、非常に頻繁に遭遇する言葉があります。

  「ストレス」

 です。「最近ストレスが多くて」「生理が遅れたのはやっぱりストレスが原因ですか?」「ずっとストレスがあるので・・・」などなど、患者様の口から「ストレス」という言葉を聞かない日はありません。
 でも、以前お伝えしたように「ストレス」というものはそもそも存在しないのです。皆さんの中に、ストレスがどんな形をしているのか答えられる人がいますか?何色ですか?大きさは?おそらく、「ストレス」を目にしたことがある人はいないと思います。
 中には、夫を指して「あれが『ストレス』です」とか、残業時間を見てこれが『ストレス』です」という方もいらっしゃるかもしれませんね。それは「ストレス」ではなく、その人または状況と自分との関係がうまくいっていないというだけなのです。

 では、一般的にストレスを感じやすい人とそうでない人がいるのはなぜなのでしょうか?それは、物事をとらえる時の脳の「フィルター」が異なるからです。
 ストレスを感じやすい人は、ある特定の脳の使い方をしています。次のような脳の使い方をしていると、ストレスを感じやすくなるのです。

*苦痛系の脳を刺激している
 脳には、幸せや達成感を感じる「報酬系」の部位と、嫌なことや避けたいことを感じる「苦痛系」の部位があります。
 例えば、「ダイエットをするために食べたいものを我慢する」という状況の時、「ダエットで理想の体型になっている姿」を思い浮かべると報酬系の部位が刺激されます。「食べたいものが食べられない」ことを思い浮かべると、苦痛系の部位が刺激されます。
 この「苦痛系」の部位ばかりを刺激しているとストレスを感じやすくなるのです。

*外的基準で物事をとらえている
 以前も書きましたが、「外的基準」で判断するのか「内的基準」で判断するのかによって物事の見え方は全く異なってきます。
 ある「専門職」の方は、その専門性を活かして仕事をするのが「苦痛だ」とおっしゃっていました。自分が行った仕事に対して「相手が満足してくれるのかどうかが心配」「上司が適切に自分を評価してくれるのかが気になる」とおっしゃるのです。なぜ苦痛に感じるのかというと「外部からの評価」を気にしているからです。自分の仕事に対して、自分がどれだけやったかという評価をつけるのではなく、すべて「ほかの人の物差し」で測ろうとしているので、周りの人の反応が気になってしまいます。自分がやるだけのことをやっても、周りの人が評価したり褒めてくれたりしないと満足できなくなるというわけです。

*自分型の傾向が強い
 簡単に言うと「自分の考え方がすべて正しい」と考えているパターンです。正義感が強い人や、「○○すべきでしょう!」という考え方を常にしている人に多くみられます。自分が「こうあるべき」と思っている型に周りも当てはめようとするので、そこからはみ出す人や物事を受け入れることができず、葛藤が起きてしまうのです。
 自分型の傾向が強いと、他人を見てイライラすることが多くなってしまいます。例えば、仕事の同僚や自分の子どもなど、自分の「こうでなければいけない」という枠からはみ出た言動や在り方を見ると、それを責めたくなるのです。そうやって自分で「勝手に」イライラしていると、本人的には「ストレスがたまる」という状態になります。

 いかがですか?ここに挙げた脳のフィルターは、いくつもあるフィルターのほんの一部ですが、特に「ストレスが!」とおっしゃる方に多い傾向を挙げてみました。
 自分が持っているフィルターを少し変えるだけで、ストレスフルな毎日からゆるハピな毎日にガラッと模様替えできるかもしれませんよ。

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17.04.06 子育ては自分育て

  新年度になって、我が家も長女の小学校入学&次女の保育園進級で、何となく子どもたちもそわそわしたりちょっと緊張している感じの数日間です。
 次女は、同じ保育園内で教室と担任が変わっただけなので、すぐに慣れてくれたようで、寝る前に「○○組さんになってどんな感じ?」と聞いてみたら「うれしい」と答えてくれました。ちなみに、進級した初日は「ばぶちゃん(赤ちゃんのこと)に戻りたい」と言ってましたが(笑)

 長女は、入学前から学童に行ってもらっていますが、まったく知らない人たちの中にいきなり入ったので、初日は半日めそめそ、2日目も朝離れる時はめそめそ。でも、だんだん慣れて、仲良しのお友達も見つけられたようです。
 初日に学童から帰った長女は、「なんで学童に行かないといけないの?」「お母さんに病院の人になってほしくなかった」と恨み言を言ってきました。以前の私なら、こう言われると凹んだり自分が働いていることに対して罪悪感を感じたりしていたかもしれません。長女を産んでから数年間は、長女に何かあるごとに罪悪感と戦っていましたから。

 でも、少し前から、長女が何を言おうがどうなろうが、「それでもお母さんはお仕事が好きで、今やっているお仕事に誇りを持っているの。お母さんのお仕事がたくさんの女の人を助けて、とっても世の中のためになるって確信があるから、だからお母さんはお仕事をし続けるんだよ」と言い切るようになりました。
 子どもに対して「申し訳ない」とか、「母親としての役割を果たしていない」といった事を感じるのではなく、堂々と胸を張って「何があろうと自分の使命を遂行する」と決め切ったのです。

 娘は、今は年齢的に「お母さんに甘えたい」と思うのが当たり前です。だから、私の仕事に対する姿勢や仕事の内容などを理解するよりも前に、「お仕事なんかしてないで私と一緒にいて~」と言って当然なのです。
 私の働く姿を見て、将来本人がどういう選択するかはわかりません。でも、いつかは私がしていることを理解してくれるという娘への信頼ができたからこそ、しっかりと胸を張って仕事に行けるようになったのだと思います。長女が産まれて6年で、私も親として成長しているんだな~と実感した瞬間でした。

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17.03.06 「アナ雪」に学ぶ親の刷り込みと解消法

 

 「アナと雪の女王」は娘のお気に入りのひとつなので、もう何度もDVDを見てはいるのですが、地上波で再度見て、改めて作品に込められたメッセージに感動しました。

 人によって感動ポイントは違うと思うんですが、超個人的なツボは、やっぱりエルサの「もう力を抑えなくていいんだ~」と歌い上げるあのシーンです。「ウィキッド」の中にも、エルファバが同じように「自分の力は悪いものではないんだ。抑えなくていいんだ」と歌い上げるシーンがあるんですが、この歌を聞いた時も号泣でした・・・私自身が小さい時から「自分の力を抑えるように」「人が自分と同じようにできると思ってはダメだ」と教えられて育てられてしまったので、その呪縛から解放された時の気持ちはものすごく共感できるんですよね。

 「アナ雪」のエルサも、ある意味親の刷り込みによって自分の「力」の解釈が間違ってしまったわけです。「力」は危険なもの、人を傷つけるもの、だから隠さなければいけない・・・そんな刷り込みがあったせいで、エルサは「恐れ」から力を使ってしまうようになったんですよね。
 でも、エルサの親は決して我が子を傷つけようとしたり貶めようとしたわけではありません。そこには、我が子を守りたいという「愛」しかなかったはずです。でも、親も万能ではありませんから、間違ったことを教えてしまうこともあるわけです。
 エルサはまず自分の力を開放することでその呪縛から逃れ、そしてアナから受け取った「愛」によって、「力を『愛から使えば』大丈夫」ということを学び直しました。

 私たちは、多かれ少なかれ何らかの形で親から色んな刷り込みを受けています。中には、そんな親の「呪縛」によって傷ついたり、大人になって苦しんだり、親を恨んだりしている人もいるかもしれませんね。
 私の母親はよくこういっていました。「贅沢ばっかりしていたら、あなたたちが結婚するころには手作りの人参ケーキで結婚式をあげなきゃいけない時代になるかもしれないのよ」と。今の私の立場と知識でこの言葉を聞いても、「まあ、そういう生き方もあるかもね」くらいにスルーしてしまいますが、子どもって、親を通して社会を見るわけじゃないですか。私はそのことに、本田晃一さんのコンサルを受けることで気づかせて頂いて、「親を許す」ということを徹底的にやっていったので、例えばこの母親からの「貧乏体質」の刷り込みも解消することができました。本田晃一さんの言葉を借りると、「大人は自分を再教育できる」のです。
 どうやって親の呪縛から逃れるのかというと、実は簡単なんです。例えば、前述の母親の言葉は、「贅沢ばかりして将来お金に困るということのないように今のうちから堅実に生きなさい」という「愛」から発された言葉なんですよね。言っている内容が「正しいか間違っているか」は置いといて、「ああ、お母さんは私にお金に困らないようにって心配してくれてたんだ。ありがたいな~」という部分だけを受け取ればいいのです。

 「親を許す」ということをやっていた時、初めはうまくいきませんでした。なぜなら、「許す」=相手の行動や言葉が「正しい」と認めること、だと勘違いしていたからです。「許す」という作業の中に、「相手を認める」とか「相手を正当化する」といったことは全く必要ありません。

 正しいか間違っているかは、どっちでもいいんです。大事なことは、そこにある「愛」に気付くことです。親が本当はどういうつもりでその言葉を発したのか、その行動をとったのか、その「真実」が重要なのではなく、それを「自分がどう解釈するか」なんですね。
 まだ親の呪縛から逃れられずにもやもやしている人がいたら、まずはそこにどんな愛があったのかを「勝手に解釈」してみることをお勧めします。それでも、どうしてももやもやが解消されない時は、こうつぶやいてみるのです。「ああ、お母さん(お父さん)も、さみしかったんだな(辛かったんだな)(愛されたかったんだな)」。最後の「○○だったんだな」は、今自分が感じている感情を当てはめてみてくださいね。 



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17.03.03 影があるから光に気付ける

  毎朝子どもたちが見ているEテレの番組の中で、「逆にパワー」という曲が流れてくるんですが、この歌詞が結構すごいんです。内容的に陰陽の法則を現しているんですよね。一見「悪いこと」のように思われる出来事を、全部「逆に」プラスの解釈に変えていく歌詞になっています。この歌を初めて聞いた時に思い浮かんだのは陰陽マークでした。
 皆さんは陰陽マークって見たことありますか?白と黒の勾玉が組み合わさったマークです。私は、このマークの意味を、タッチフォーヘルスを学んだ時に初めて教えてもらいました。講師の先生の説明を一言に集約すると「闇を極めると光になる」ということです。

 以前の記事で「光を当てるから影ができる」と書きましたが、実はその逆もありなんです。つまり「影があるから光に気付ける」ということです。
 例えば、私たちは普段自分が歩けることに「ああ今日も歩けるなんてなんて幸せなんだ、ありがとう」とは思わないですよね。でも、怪我をして1か月間ギプス生活をしてみたらどうでしょう?いつも「当たり前」だと思って気になりもしなかった「普通に歩ける」ということが、いかに「有り難い」ことなのかが分かると思います。「怪我」や「歩けない」という影があるからこそ、「歩ける」ということのありがたみに気付けるわけです。


 すべての病気には、この「影」となるという役割があります。「影」=悪いこと、という意味ではありません。わざわざ病気という影を落としてくれた「光」の存在に気付かせてくれるのが「病気」です。
 陰陽マークと同じで、影が濃くなればなるほど、実は強い光が当たっているということなんですね。例えば、一般的な医学では「治らない」と言われてしまっていた難病や、がんなどの重い病気など、一見『なんで私がこんな目に合わなければならないんだ』と思ってしまうような病気こそ、実は「本来の生きる目的」に気付かせてくれる大切な「影」だったりするのです。

 病気だけでなく、人間関係や金銭的なトラブルなど、人生の中では「影」はいくつも存在しえます。それらの影を、影の方向を向いてじっと眺めていても光には気づけません。だって、光は影と「反対方向」から当たっていますからね。
 今あなたの「背中」に当たっている光の存在に、あなたは気づいていますか?
 
 

 
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17.02.26 「自然分娩の方が愛情が深い」はホント?

 先日、小学校の教諭が授業で「自然分娩の方が子どもへの愛情が強くなる」といった内容の発言をして、保護者からの批判が相次いだという報道がありました。様々な背景を持つ子どもがいるわけですから、誤解を招いたり一部の子どもに不利な感情を抱かせるような発言は慎むべきだとは思います。でも、この発言に対して「自然分娩でも帝王切開でも子どもはかわいいはず!誰だって自分の子どもに愛情はわくもの!」と声高に言ってしまうことに、私自身はとても抵抗を感じました。
 なぜなら、実際に分娩様式によって「愛し方・愛され方」が変わってしまう可能性があるからです。

 
こちらの論文にもあるように、選択的帝王切開で分娩したお母さんの方が自然分娩の場合に比べて愛着形成に不利な場合があるという事実もあります。
 もし、実際に帝王切開で分娩された方が「どうしてこんなに子どもを愛せないんだろう」と悩んでいたとしたら、「分娩方法なんて関係ないのよ。みんな子どもはかわいいんだから」なんて言われたら返って追い詰められてしまうのではないかと思うのです。
 むしろ、分娩様式によって異なる「愛し方・愛され方」があるのだということを理解できるように促して、それを修正できるようにしてあげた方がお母さんにとっても赤ちゃんにとっても幸せだと思います。

 実のところ、私自身は「自然分娩の方が愛情が深くなる」という発言が「真実」かどうかにはあまり興味がありません。例え自然分娩の方が愛情が深くなるという事実があったとしても、自然分娩で産まれた人には「だからあなたはこんなに愛されているのね」と伝えることもできますし、帝王切開で生まれた人には「それでもお母さんはより一層の愛情が注げるように頑張ってくれたんだね」と伝えることもできます。
 事実よりも、そのことを「どのように解釈するのか」の方がずっと重要なのです。小学校の教諭は「自然分娩の方が」と言っているだけで「帝王切開で生まれたら愛情不足になる」とは一言も言っていません。なのに、周りがこんなに過剰に反応するということは、この教諭の言葉を勝手に「帝王切開の人を愛情不足だと言っている」と解釈してしまっているわけです。なぜかというと、潜在意識の中に「本当はそうなのではないか」という不安があるからです。
 「え?産み方なんて関係ないよ」と心の底から感じている人は、そもそもこの言葉に過剰反応はしないでしょう。

 クリニックの患者様の中にも、何人かは「分娩時の記憶」が今の体調不良を引き起こしているという方がいらっしゃいます。
 どんな薬を使ってもPMSの症状が消えないという方に、PMSのチェックシートを記入していただいたら「自分は混乱しやすいと感じていた」「自分の体や人生をコントロールで来ていないと感じていた」「自分のことなのに人に決めてもらうことがよくあった」といった項目が全て該当していました。なぜこんなにも人生のコントロール権を放棄してしまっているのか疑問に思い、分娩様式を伺ったら「病院の都合で帝王切開になった」とのことでした。自分のタイミングではなく「病院の都合で」「帝王切開でいきなり母親から離された」という分娩時の記憶は、現在出ているPMSの症状のベースとなりうるものでした。

 これらの分娩方式による影響は、カウンセリングの手法を用いれば簡単に改善できます。なので、自然分娩にこだわる必要はありません。
 私が「分娩様式は大事だけれどこだわらなくて大丈夫」という理由はそこにあるのです。具体的な方法は、ワークショップやカウンセリングでお伝えしていけたらなと考えていますが、将来的には「誰でも母子で」それをクリアにする方法を世の中に送り出していく予定です。

  

 
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17.02.16 光を「あてる」から影ができる

  もう1か月近く前になるのですが、毎年受けているチャネリングセッションを受けた時に、とても重要なそしていろんな方面に応用できるアドバイスをいただきました。
 それは、「『解決しよう』と思うから『問題』が発生する」という一言です。セッションでは「分かりにくいかもしれないが」と前ふってこのアドバイスをいただいたんですが、私の中では「それ、知ってるのに気づいてなかったよ~」という、本当にタイムリーで非常にわかりやすいアドバイスだったんですね。

 どういうことかちょっと解説しますと、私は「何も問題がなくて平穏な毎日を過ごせるようにどうやったら懸念事項がクリアになるか」を日々考えて過ごしていました。その時私が「問題だ」と捉えていたことがいくつかあるのですが、それらは一時的に解決したかな~と思ったら、しばらくしてまた浮上してきていたんですよね。内心「いつになったら問題がなくなるんだ~」と思っていました。今振り返ると、「だから問題が発生し続けるんだよ!」という感じですが・・・
 「解決しよう」と思って過ごしていると、「解決すべきこと」がなくなることを避けるために常に問題が発生し続けます。なので、そもそも何かを「解決しよう」と思わなければいいのですが、その問題と思っていたことが最初に起きた時の記憶が「また同じことを繰り返してはいけない」という認識を私の中に呼び覚まして、問題が起きる前から「問題意識」を持つという悪循環にはまっていたんですね。
 
 その問題と思っていた事柄は、あってもなくても、ただ日々自分がどうしたいかを考えてそれができる方法をその都度実践すればいいことなんですが、どうしても「この状態になったら『問題が解決した』と思える」という状態を設定して、そうなるためにどうすればいいのかばかりを考えていました。
 自分で「問題と思っていたこと」にスポットライトを当てて、それによってできる影をわざわざ濃くしていたんですね。

 これは、「病気を治そうと思う」ことにも同じことが言えます。病気をやめようと思ったら「病気を治そう」と思うのではなく、「病気」という影を発生させている「光源」がどこにあるのかを見つけるとよいのです。病気や体の不調にスポットライトを当てて、それらを「何とかして治そう」とすればするほど、そこにできる影が濃くなるだけです。
 なんとなくの不調が出たり引っ込んだりしながら、ずっと「スッキリ元気になれない」状態が続いている人は、このループにはまっている可能性が高いです。「病気を治そう」とするから「治すための病気」がいつまでも存在し続けるのです。
 「解決しようとしない」のと同様に、「病気を治そうとしない」のがポイントです。病気の状態であっても、体調不良があっても、それが「治ったらこうしよう」と思うのではなく、現時点から「こうしよう」と思っていることをやればいいんです。

 病気だけでなく、例えば「好かれようとする」「愛されようとする」「認められようとする」「楽しもうとする」といった行動も同じことが言えます。「愛される」ということにスポットライトを当てれば当てるほど、「愛されていない自分」という影が濃くなっていきます。すべてそこに自分で「光を当てようとする」から影ができているだけなんですね。
 でも、私もそうですが、影ばかりを見ている時は、その影が「自分があてた光によってできたもの」だとは気づきにくいものです。だから、多くの人は、影を見てそれを何とかしようとしてしまうんですね。あなたが今見つめている「影」はどこから来た光によってできているものですか?

 
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17.02.10 ラッピングを変えるとチョコの味が変わるのはなぜ?

  もうすぐバレンタインですね。皆さんは、誰にどんなチョコを用意していますか? 
 ここに、一見どこにでもあるそこそこおいしいトリュフがあります。このチョコを、次の3つのラッピングで渡した場合、味はどうなるでしょう?


1)コンビニで売っているチョコの器に入れてコンビニの袋に入れたまま渡す

2)いかにも手作り風のラッピングに入れて渡す

3)ゴディバの重々しい箱とラッピングに包んで渡す

 まず、もらった時の印象は同じでしょうか?きっと伝わる感情も変わってくると思います。1)だといかにも義理チョコだと思われるでしょう。味も安っぽく感じるかもしれません。2)だと、特別感や温かみが伝わるかもしれませんね。味も,実際よりおいしく感じようとするかもしれません。3)だと、高級感や背伸びしたい感じが伝わるかもしれません。味は「やっぱりゴディバは違うね」なんて思ってしまうかもしれません。
 もし、これらのチョコを食べた後「何円だと思いますか?」と質問したら、値段はどのようにつくでしょう。きっと、3)が一番高くなりますよね。人によっては2)を「プライスレス」だと判断する場合もあるでしょう。

 中身のチョコは全部同じです。でもラッピングを変えただけで、与える印象や値段まで変わってくるのです。私たちは、日頃からその事を理解して、無意識のうちにこの原理を利用しています。TPOに合わせてメイクや服装を変えるのも同じです。
 でも、残念ながら「目に見えないラッピング」に関しては、意識をすることがほとんどありません。そのために、本当はゴディバのラッピングをしておいた方がいい場面で、コンビニラッピングをしてしまって、いつまでたっても「低くみられる」ということが続いたり、逆に手作り風ラッピングが適している場面でゴディバのラッピングをしてしまって「距離が縮まらない」ということを繰り返したりするわけです。

 もしあなたが、今現在「どうにかしたいな」という場面や状況があるとしたら、まずはその場面で自分を「どんなラッピングにしているか」をイメージしてみてください。それは、その状況で相手に与えたい印象や自分が得たい感情にマッチしていますか?
 次に、その「どうにかしたい」状況がすっかりクリアになって理想の状態になった時の印象や感情をイメージしてみてください。その状況に合うラッピングはどんなものでしょうか?器は木ですか?陶器ですか?包装紙は何色ですか?リボンは?メッセージカードは?デコレーションは?細部までイメージしたら、そのラッピングの色を鮮明にしてみましょう。そして、そのラッピングにスポットライトを当てます。できれば、実際にイラストとしてそのラッピングを描いてみるといいでしょう。
 そうすることで、「自分を包んでいたラッピング」を本来必要な状態に書き換えることができます。重要なのは「入れ物」だったんです。中身ではありません。もし、まだラッピングをそのままにして中身を変えようと頑張っているのであれば、まずは「入れ物」をさくっと変えてみることをお勧めします。

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17.02.08 それでもあなたは「言いワケ」を続けますか?

 クリニックでは禁煙指導やダイエット指導などの生活改善のアドバイスも行っています。ダイエットが必要な方には、食事の記録をつけていただいたり、普段の運動習慣の有無などを伺って、「今の状態でできる範囲の改善方法」をお伝えします。食事記録をつけていただくと、本当に「納得」な内容でして、「この食事では健康な体になることは無理でしょう」と太鼓判を押したくなってしまうようなラインナップだったりするのです。それらを拝見すると、「やっぱり病気になる人は『病気になりたくて』自ら病気になっているんだな~」と実感します。だって、病気になるような生活や食事を、わざわざ自分で選んで実践しているわけですから。
 
 生活や食事の指導だけではありません。子育て中のお母さんが「イライラする」と言って受診なさったら、イライラを和らげる薬をただ処方して終わりなのではなく、「どんな時にイライラしやすいのか」「毎日の状況がどのようになっているのか」を伺って、「自分で状況や時間やコントロールすることで感情もコントロール下に戻す」といった方法もアドバイスさせていただいたりします。
 更年期の症状が辛いという方がいらっしゃったら、親の介護といった負担がないか、夫婦関係は良好か、子育てが一段落して「子どもという盾」がなくなっていないか、などもお話しの中で伺いながら、「いっぱいいっぱいにならない方法」や「自分の主導権を取り戻す方法」をアドバイスさせていただいたりします。

 こういったいろんなアドバイスをしていると、病気や不調がよくなる方とそうでない方との反応ははっきりと分かれます。
 不調が続く方の最大の特徴は「言いワケ」です。例えば、先日「すさまじい食事内容」を記録してきてくださった方は、どんなに「できる範囲の食事改善」を勧めても「仕事が忙しすぎて疲れ切っているので何も考えられないし食事なんていちいち気にしていられない」とおっしゃいます。仕事の状況を伺うと、確かにそれはお辛いでしょう、という状況なので、それなら職場の産業医や労務課に相談して就労時間を調整してもらったり、場合によっては診断書を発行して休息が取れるようにもできますよと提案したら「小さい職場なのでそんなことをしたらそこにいられなくなる」と突っぱねられました。「今の仕事はやめたくてしょうがない」とのことなので、それなら転職しては?と提案したら「1人暮らしで生活していかないといけないので仕事をやめるわけにはいかない」とのことです。
 ここまで来れば皆さんお分かりでしょう?この方の「言いワケ」は、要するに「私は何も変えられません」と言っていることになります。言いワケを言うということは「他者原因」で考えているということなんですね。原因が自分にあるのではなく、誰かが悪い・職場が悪い・今の生活環境が悪い・・・と「自分以外のもの」に原因を見出しているのです。そして、それらに対して自分から働きかけたり変化を起こすことに関して「お手上げ」状態を維持しようとしています。

 このような患者様には、私は常に次のようにお伝えしています。「もちろん、今のままの状態を続けて体からのアラームを薬で押さえ続けることもできますし、根本的な原因としっかり向かい合って『本来のなりたい自分』になることもできます。目に見えている不調をモグラたたきのように押さえ続けるか、根っこの部分にアプローチするかは、あなた次第ですから、どちらを選択してもいいんですよ」と。
 言いワケをし続けて、生活習慣病を引き起こすケースもあるでしょう。自分自身ががんなどの「入院を余儀なくされる」病気になることもありますし、親が認知症になる場合もありますし、子どもが大きな病気になることもあります。アラームが小さいうちに「原因となる根」を掘り起こして枯らしておけばそうはならないのですが、「言い訳をやめよう」と思うタイミングは人それぞれなのです。私たち医者は、ただその言い訳に付き合っていくしかありません。だって、医者が病気を治すわけではないのですから。
 

 それでもあなたは「言いワケ」を続けますか?

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17.02.07 なぜ産婦人科医になったの?

 久しぶりに、メンターである本田晃一さんの動画セミナーを見てみました。内容的には、以前コンサルを受けた時に聞いたことのある内容だったのですが、「そういえば大事なこと忘れていたな~」と、あることを思い出させてくれたのです。セミナーの内容は「そもそも掘りをしてみましょう」という内容です。「そもそも掘り」って何だ?と思った方も多いかもしれませんね。
 「そもそも掘り」というのは、「そもそもの理由」をどんどん深堀りしてみましょう、というワークです。「そもそもなぜ今の仕事をしているの?」「そもそもなぜその夢を叶えたいの?」といった感じで、「理由の裏に隠れている本当の理由」を見つけ出していくものです。

  私が「産婦人科医」になった理由は二つあります。

 一つは、自分が「女性である」ということを最大限に生かした仕事がしたいと思ったからです。医学部に入ってみて実感しましたが、医者の世界ってまだまだ男性優位なところがあるんです。例えば、外科で年配の男性患者さんに「担当させていただきます」と言っても「男の医者を出せ」なんていわれることもある世界です。私の学年はほかの学年と比べて女子学生の数が倍近かったのですが、入学時にある教授から「今年の受験は失敗だ」と言われた記憶があります。女性が多いと「戦力が減る」のだそうです。

 そんな中で、自分が「女性である」というだけで喜んでもらえる場所が「産婦人科」というフィールドだったのです。今でも、患者様から「女性医師だけがやっているクリニック」という理由で選んでいただくこともしばしばあります。下手に男性と肩を並べて体力勝負をしたりするより、何の無理もしなくても「ただ女性である」ということがプラスになるフィールドに行けばいいじゃない、と思ったのです。


 もう一つの理由は、学生のころから「女性をトータルにサポートする仕事がしたい」と思っていたからです。「女性のサポート」は言い換えると「真の女性性の開放」であり、実は、かなり前の過去生から引き継いだ使命なのです。

 過去生の記憶の中では、私は女性性の開放をしようと試みていましたが志半ばで死んでしまったんですよね。なので、その人(と言っても自分ですが)から引き継いだ大切な使命を全うするために今の仕事をしているんです。私が中学の時に「女のくせに生意気だ」といって男子生徒からいじめられた体験も、母を含めて身近な女性たちがジェンダーバイアスに悩む姿を目の当たりにしてきた経験も、全部「いかにして女性性を開放するか」を考えるための道しるべとなるものなのです。

 産婦人科医の仕事は、病院に勤務していてもできますが、私は自分のやりたい医療をやりたいように実践していきたいと思ったので開業という形をとりました。単に「病気」という状態だけを見て、薬で押さえるのではなく、1人の「女性」としてその人の背景まで見たり、根本的な原因にアプローチして「本来の輝き」が取り戻せるようにお手伝いしたりするには、今の形が一番良いと感じたからです。
 そしてもう一つ、自分が「仕事か出産か」の二者択一の人生から飛び出して、好きな仕事を好きなだけしながら妊娠・出産・育児もする、という人生を実践することで、「こんな生き方もあるんだよ」というメッセージが発信できたらいいなと思ったのです。仕事をしながら出産もするには、当直や急な呼び出しがなく、終業時間もきっちり調整できる、外来のみの予約診療という形がベストでした。自分にとって必要なことを必要な形で整えたら、今の状態に落ち着いたというわけです。

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16.12.21 風邪予防の基本のき

 この季節は、インフルエンザやノロウイルスなど「流行りもの」が増えてきますから、娘2人を保育園に通わせている私は常に感染症情報が気になるところではありますが・・・手洗いうがいもしないくせに、2人ともなぜか元気いっぱい。元気すぎて夜もなかなか寝てくれないので、私の睡眠時間は削られる一方です。

 かくいう私も、娘たちの元気に便乗して最近は風邪知らずですが、生活習慣的には決して「栄養満点・睡眠たっぷり」というわけではないのです。2人を入浴させていたら自分は浴槽に入る暇なんてありませんし、2人を食べさせながらだと自分は残り物をつまむ程度になってしまいますし、夜中に2人が交互に目を覚まして来たりすると、12時間おきの細切れ睡眠・・・子育て中のワンオペママたちは、きっと皆さん似たような状況だと思います。

 

 そんな悪条件下でも、健康を保つ秘訣がいくつかあるんですよ。一番重要なことは「風邪をひかないように気をつけなくちゃ」と思わないことです。この季節、風邪がはやり始めると、あいさつ代わりに「風邪に気を付けて」とか「風邪をひかないようにね」なんて言ってしまいがちですよね。あれ、実は逆効果です。なぜなら、脳は「否定型」を理解しないからです。

 子どもに「こぼしちゃだめよ」と言って水の入ったコップを渡すと、どこかのタイミングでたいていこぼしますよね。なぜなら、「こぼしちゃだめ」と言われた時点で子どもの脳には「水をこぼす」映像がインプットされるからです。


 「風邪をひかないように」も同様で、そう思ったり言われたりした時点で、脳には「風邪を引いた自分」がインプットされます。そして、脳は思い浮かべたことを忠実に再現しようとする機能が備わっているんです。「風邪をひかないように」と思ってマスクをしたり手洗いうがいをしたりするのも同じことです。あまり意味がないどころか、その行為を行うごとに「風邪をひいた自分」をインプットすることになります。

 風邪もほかの病気と同じで、「風邪をひきたい理由」があるからその状態になるわけです。わざわざ風邪をひく必要性がなかったら、「風邪」そのものを扱わないことです。


 ちなみに、「気合いで」風邪を治そうとするのも逆効果です。なぜなら、「気合いを入れる」=「それは難しいこと」だと脳に教えることになります。何かを行う時、「頑張る」「気合を入れる」「絶対にやると宣言する」といった行為は、いずれも「それは自分にとってハードルの高いこと」だとインプットすることになります。

 だって、息をするのに「気合い」を入れますか?「絶対に息をするぞ!」と宣言しますか?人は、自分にとって「難しいと思っていること」に向かい合う時に「気合を入れる」わけです。

 


 とは言え、風邪を予防するための「戦略」が全く不要なわけではありません。

 私も「体がちょっと休みたがってるかも~」と感じたら、一般的な風邪対策として次のようなことをやってます。



*アロマオイルで蒸気浴

 主にのどの症状に効果的です。ユーカリやラベンダーのアロマオイルを数滴浴室の床に落として、その上に熱いお湯をシャワーで勢いよく当てます。壁や浴槽などにもシャワーを当てて、浴室内をミストサウナ状態にしたら、ゆったりお湯につかりながら蒸気を深呼吸して吸い込みます。

 

*葛根湯倍量投与

 風邪のひき初めに効果的です。ちょっとのどがイガイガするかも、鼻がつまるかも、ぞくっとしたかも、といった風邪の初期症状が出てから24時間以内に葛根湯を通常の量の倍量いっぺんに飲みます。

 

*ビタミンCの定時投与

 風邪の予防又は悪化予防に効果的です。ビタミンCを高濃度に保つことがポイントですが、水溶性なので1回にたくさんとってもすぐに尿に出て行ってしまいます。ビタミンCのサプリメントを34時間ごとに6回以上繰り返し服用します。

 

 これらの「予防のための行為」を「風邪をひかないように」行うのではなく、「明日からもやりたいことが元気いっぱいできるように」行うわけです。毎日が「理想の自分の姿」で充実して過ごしていれば、きっと「風邪をひいている暇」なんてなくなりますよ。

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16.11.25 片頭痛の方向けチェックシート

 最近診療の中で活用することが増えてきたチェックシートですが、中にはこれでセルフチェックをするだけで隠れていた「病気を引き起こす背景」に気付かれて、次の診察の時には「何だかよく分からないけど調子よくなりました」とか「妊娠しました」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 女性に多い片頭痛ですが、その「根っこにある背景」について最新情報をいただいたので、早速その内容を含めたチェックシートにしてみました。


 <片頭痛の方向けチェックシート>

 片頭痛の方は「リラックスしている時」ほど血管が拡張して頭痛が起きやすくなるため、「休みたいのに休めない」状況を自ら作り出してしまうケースが多く見受けられます。

 以下の項目で当てはまるものがないか、セルフチェックしてみてください。

   □「休んではいけない」と思っていた

   □「楽をしてはいけない」と思っていた

   □「幸せになってはいけない」「自分には幸せになる権利がない」と思っていた

   □人がさぼっていると何となくイライラしていた

   □手を抜いたり楽をしている人を見ると責めていた

   □何もせずにボーっとすることに罪悪感を感じていた

   □「幸せになりたい」「幸せにならなければいけない」と思っていた

   □「こうあるべき」という基準に自分を従わせようとしていた

   □「こうあるべき」という基準に他人を従わせようとしていた

   □意味のない正義感を振りかざすことがよくあった

   □母親があくせく働くタイプっだった

   □母親の人生を「幸せに満ちた人生」だと思っていなかった

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16.11.24 「色眼鏡」のかけ替え方

  私たちは起きた出来事を「自分の脳」というフィルターを通して見ています。よく、偏った見方をすることを「色眼鏡をかける」と言いますよね?実は、脳のフィルターを通すということは、常に何らかの「色眼鏡」をかけているようなものなのです。見る相手やシチュエーションによって、かけている眼鏡が異なったりします。
 もしあなたが、今「どうにかしたい」と思っている状況や人物がいるのであれば、まずはその状況や人物に対面している時に「あなたがかけている眼鏡」を取り換えてみることをお勧めします。

 具体的なやり方をお伝えしますね。
 まずは「どうにかしたい」と思っている状況を具体的に設定します。例えば、「子どもの勉強を見ている時」とか「○○さんと仕事をしている時」などです。そして、その時に思い浮かんでくる「印象」や「感情」を書き出します。
 子どもを見ながら「あ~この子はなんて物分かりが悪いんだろう」「もっと自主的にできないのかしら」など、「いつも○○なんだから~」と思ってしまうことがありますよね?それをすべて書き出していくのです。

 次に、その状況の時に自分がかけている「眼鏡」をイメージします。フレームの素材・色・大きさ・触った感じ・レンズの色や形など、できるだけ細部まで具体的に思い浮かべてください。飾り用のチェーンはあるのか、ラインストーンはついているのか、奇抜なデザインなのかシンプルなのか、など思いつく限り具体的にイメージするのがポイントです。

 次に、「どうにかしたい」と思っていた状況が「自分にとって理想の状況」になった時をイメージします。その時に思い浮かんでくる印象や感情を再度書き出しましょう。仕事の場面であれば「私が言う前にてきぱき仕事を済ませてくれている」「一度言ったことはしっかり守ってくれる」「お互いがフォローし合いながらスムーズに作業が進む」といった感じで、できるだけ具体的に挙げていきます。
 そうしたら、その状況の時にかけている「眼鏡」を先ほどと同じように細部までイメージします。

 最後に、最初に思い浮かべた眼鏡を外して、眼鏡ケースにしまって引き出しにしまってください。そして、後に思い浮かべた眼鏡をかけます。
 これでおしまいです。簡単でしょう?
 あなたはずっと「古い色眼鏡」で世界を見続けますか?それとも、「見たい世界を見る眼鏡」を手に入れますか?

★薬を使わず病気をやめる方法ご相談も承っております。
 カウンセリングをご希望の方は、メールかお電話でお問い合わせくださいませ。
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16.10.31 なぜあなたにカウンセリングが必要なのか?

 

  クリニックでは、カウンセリングが必要または症状の改善に有効と考えられる患者様に、カウンセリングのご案内をお渡ししています。症状の内容がメンタルな内容な方はもちろんですが、子宮筋腫や月経不順でいらしている方でもそれらの病気を引き起こしている背景に「ここをクリアにしておいた方がよりよい人生を送れるだろうな~」というポイントが見え隠れする方が多いため、結果としてかなりの患者様にカウンセリングをお勧めすることになるのですが。

 カウンセリングをお勧めするケースが多いとは言っても、誰にでもご案内しているわけではありません。
 例えば、避妊にピルを希望とか、カンジダでかゆくなったとか、そのような内容で受診された方にカウンセリングをご案内したりはしていません。
 
 私からカウンセリングをお勧めする方には、「カウンセリングを受けたほうがよい理由」が必ずあるのです。そして、多くの場合はその理由にご本人は気づいていません。
 中には、カウンセリングの必要性を薄々は気づいているけれど、潜在意識が「変わりたくない」とブレーキをかけてしまい、なかなかカウンセリングを受けられない方もいらっしゃいます。
 カウンセリングの必要性をチェックするためのチェックシートをお渡しする場合もあるのですが、実は「この人こそカウンセリングを受けた方がいい」と思われる方が「どの項目も当てはまりませんでした」とおっしゃることも少なくありません。客観的に見たら、ほとんど当てはまっているでしょう、と思われるのですが、そのくらい自分を客観視することが難しいということです。

 カウンセリングは保険がきかないため、「費用的に無理です」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、本当の理由は「お金」ではないんですね。潜在意識は常に「変わりたくない」と思っていますから、もっともらしい理由を見つけては変化を引き起こすことをブロックしてしまうのです。
 費用的にカウンセリングが受けられないという方は、「自分の健康」に対する重要度が低いというだけです。何に優先してお金を使うかも、ご本人の価値観によります。根本的な原因にアプローチして、本来の自分の姿を取り戻すか、出ている症状だけを見て薬で症状を抑え続けるかは、どちらが「正解」というものではありません。どのように自分の健康と付き合うかも、すべてご本人の選択にお任せしています。

 あなたはどのようにして「本来の自分の姿」を取り戻していきたいですか?



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16.10.08 不要な正義感を捨てたら他人だけでなく自分にも優しくなれる

 今週は2人の娘が順番に病児保育のお世話になっているので、私的にはちょっとハードな毎日でした。 先週末から次女が口唇ヘルペスを再発して、熱まで出たんですよね。受診先では「お熱が下がったら登園していいですよ~」と言われたので、解熱して丸一日たってから登園させたんですが、保育園では「口の中のできものが完全に消えるまではダメです」と言われてしまい、その日は連れて帰るしかありませんでした。でも、病児保育の当日予約は入れず、夫も私も仕事が休めないので仕方なく私の診療に次女を同席させました。実家も遠く、スタッフにも余裕がないので私の膝の上に乗せて診療するしかなかったんですよね。

 診療の現場に子どもを連れて行くなんて、なんて非常識なんだ!という方もいらっしゃるでしょう。患者様の中にも、快く思わない方もいらっしゃると思います。こちらの事情を知らなければ、白い目で見る方の方が多いかもしれない状態だったと思います。
 でも、私の立場では、これが最大の「できること」だったんですよね。子育てをしてみて初めて、「本当はこうした方がいいと分かっていてもそれができない」という状況が多々発生しうることを実感しています。昔の私なら、その状況を「自分の正義」に当てはめて責めていたでしょう。でも、子どもたちに「その正義感は不要なもの!」と教わりました。

 例えば、電車の中で子どもが靴を履いたまま座席に上ってしまうのはよく見かける光景です。以前の私なら、「おとなしく座らせるか靴を脱がせるかすればいいのに」と、そばにいる母親を責めていたでしょう。でも、自分もその立場に立ってみて、2歳や3歳の子どもをおとなしく座らせるなんて無理だということも、お気に入りの靴を脱がせただけで大暴れのギャン泣きが始まることも理解しました。靴も脱がせられないし、座席に立ち上がることも止められません。持ち歩ているおしりふきで靴の底をきれいに拭いて、子どもの好きなようにさせるしかないわけです。
 子どもを持ってみて、このような状況の時、自分の服が汚れるのが嫌だったらそっとのそ場を離れたらいいし、そんなに気にならないのなら「お外が見えて楽しいわね」といった「受け入れ」の言葉かけをしたらいいのだということが分かりました。子育ては自分育てとは、本当によく言ったものです。

 子育ての中で、こういった「自分の基準に当てはめた正義感」がいかに不要なものであるか、そして、それを振りかざして他人を責めることが、結果として自分の首を絞めることになるのだということを知りました。
 逆に、「そんないらない正義感は脱ぎ捨てちゃえ~」っと「ジャッジ」をやめると、他人にだけでなく自分にも優しくなれるんですよね。不要な正義感で「こうすべきでしょ!」「こうするのが当たり前でしょ!」といつも人を責めている人は、同じくらい自分にダメだしをしてしまっているんです。
 あなたは、まだ「いらない正義感」を振りかざして自分を責め続けますか?それとも、いらないもをのさっさと手放して、人にも自分にも優しく生きていきたいですか?

 


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16.09.30 病気をやめられる人とやめられない人は何が違う?

 毎日多くの患者様を拝見していると、「あ、この方はちょっとお手伝いするだけですぐによくなるな」とか、逆に「いったん今の症状がよくなってもつ次の症状が出てくるな」というように、その方が「病気をやめやすい人」なのかどうかが分かるようになってきます。
 病気をやめられない人に特徴的な「口癖」がいくつかあるのですが、代表的なものが「どうしようもない」「しかたがない」「○○のせい」です。これらは、「病気という表現」をとっているのが自分自身なのにもかかわらず、まるで「病気という災難が自分の意志に反して降りかかってきた」というスタンスをとっているから出てくる言葉です。さらに、その「原因と思っていること」に対して「自分の力ではどうすることもできない」と考えています。つまり、コントローラーを完全に手放しているのです。

 「自分ではどうにもできない」と感じてしまう対象は色々あります。夫の仕事だったり、自分の職場環境だったり、親の介護だったり、子どもの病気だったり・・・私も末期がんの父親を看病しながらフルタイムで当直ありの勤務をしていた時は、「この状況でどうやって自分のことをケアしろっていうんだ~」と思っていましたから。
 でも、その状況の中で出会った夫に、父の納骨が終わってもろもろがある程度落ち着いた時にこういわれたんですよね。「なおちゃんはえらいよね。『なんで自分ばっかりこんな目に』とか一言も言わずにちゃんと自分の進みたい方向に進んでるんだから」と。
 その時初めて、「すべてにおいて自分で責任をとっている」ということに気付きました。そう、誰のせいにも何もせいにもせず、すべて自分の責任において引き受けて行動していたんです。さらに、その状況でもあきらめずに婚活をしていました(笑)。だから夫と出会えたんですよね。

 実は、この時と同じ状な状況につい最近まではまり込んでいました。クリニックのスタッフが急にやめてしまい、人手不足の中で足りない部分を自分がフォローに走り回る毎日だったんです。今も完全に落ち着いたわけではありませんが、自分の中ではすでに底は脱しました。
 状況を悲観したり文句を言っていても何も変わりませんから、どうやったら少ない人数でも今まで通りの診療が継続できるか、スタッフの負担をもっと軽減する方法がないのかを、毎日知恵を絞りながら工夫していきました。
 さらに、「そんな状況」なのにも関わらず、またミュージカルの舞台に立つことにしちゃったのです。今度は横浜市民ミュージカルに参加します。まあ、一応今回の参加は、長女がどうしてもミュージカルがやりたいと言い出して、「お母さんと一緒だったら参加できますよ」って言われたから私も参加するわけですが・・・それは完全な建前ですね。そう、自分が「今やりたいこと」を優先したのです。
 通常なら、大変な状況が落ち着いてから「やりたいこと」に着手しようと考えるでしょう。でも、本当は逆なのです。「やりたいこと」をやるために大変な状況を落ち着かせるのです。これは、病気の方にも言えます。「病気が治ったらやりたいこと」があるなら、病気が治るのを待たずにやってしまいましょう。「病気の治療中はそのことに専念しなければ」と、治療以外のことを全部後回しにしてしまったり、あきらめたりする方は少なくありません。特に、がんなどの重い病気であればなおさら、治療のことばかりが毎日を占めてしまったりしがちです。でも、するっと病気をやめるためのポイントは、やりたいことを先にやってしまっていたら「病気でなんかいたらそれができない」ということに気付くということです。

 病気だけでなく、子育て中のお母さんにも言えるかもしれませんね。「子どもの手が離れたらあれをやろう」「子どもが大きくなったらここに行こう」と、子どもが小さいうちは自分のことは全部後回しで我慢&我慢というケースはとても多いように感じます。
 私自身も、昨年ミュージカルの舞台に復帰するまでは、「子育てが一段落するまでは舞台に立つなんて無理無理」と思っていました。でも、違うんです。
 やりたいことがあるなら、それを後回しにするのではなく、「どうやったら今すぐにできるか」を考えてみましょう。それが、病気だけでなく、今あなたが「生きづらい」と感じていることを卒業していくために必要なことになります。

 


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16.09.23 小林麻央さんの乳がんを引き起こしている背景は何?

  小林麻央さんのブログを拝見すると、なぜ彼女が乳がんになったのかがハッキリとわかる言語パターンや家族背景が多数読み取れます。
 患者様との問診時も、その方がどのような言語パターンを使っているのか、どのような「思い込み」をベースに日々を過ごしているのか、どのような「○○すべき」「○○であるべき」といった意味のないルールに縛られているのか、などを読み取りながらお話を伺います。そうすると、「なぜその方がその病気を作り出しているのか」が見えてくるのです。
 患者様ご自身に、「あなたは何のためにわざわざ病気をやっているのですか?」と伺っても「何のことですか?」と思われるでしょう。小林麻央さんも、「わざわざがんという状態に好んでなるわけないじゃないか」と思うのが一般的かもしれません。でも、人は絶対に「自分にメリットがないこと」はしないのです。
 
 小林麻央さんの乳がんの特徴は、お母様も乳がんになっていらっしゃること、ご本人も若くして発症していること、現在すでにかなり進行しているという点です。
 医学的には、近い親戚に乳がんの方がいらっしゃる場合、「遺伝的要素」を考慮して40歳未満でも乳がん検診を受けることをお勧めしています。実際は、体質や遺伝子が母娘で似るせいで乳がんが発症するのではなく、「乳がんを発生させている根本的背景」が似るために、親子で同じ病気になったり、姉妹で同じ病気になったりしているのです。

 がんではありませんが、多発性の筋腫がある患者様で、お母様もお姉様も叔母様も筋腫という方がいらっしゃいました。その方のお母様は離婚なさっていて、姉妹そろって母親が父親の悪口を言ったり、「男って○○なんだから」という愚痴をしょっちゅう聞かされていたそうです。そして、ご自身も離婚なさっていました。さらに、職場環境が「男性優位」な環境で、お母様と同じように「対男性」への怒りや不満をたくさんため込んでいらっしゃいました。
 この方の「家族歴」は、筋腫が発生しやすい背景をしっかり家族で共有して受け継いでしまっているために引き起こされているのがハッキリと分かります。

 おそらく、小林麻央さんの家族的背景と「嫁ぎ先」の特性、そして、ご自身が結婚した時にお母様の乳がんが発見されているという背景を総合的にみると、「あるもの」を増幅させた形で母娘間で受け継いでしまっている可能性が考えられます。もちろん、ご本人から直接お話を伺ったわけではありませんから、推測でしかありませんが、もしそうであればその「あるもの」を解消すればがんという表現をやめることは今の段階でも間に合うと思われます。

 もしあなたが、自分自身の不調や病気を「遺伝だから」「体質だから」と勘違いして改善をあきらめているとしたら、何もあきらめる必要はありません。
 改善方法は、今夜私の師匠が開催する無料のWebセミナーでも聞くことができます。
 視聴をご希望の方はこちらから登録をお済ませくださいませ。
    https://1lejend.com/c/nH1b/Td7b/GVxOo/


 


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16.09.01 あなたは「後部座席」に座っていませんか?

  台風が近づくと、めまいや頭痛を訴える患者様が増えます。これは、気圧の低下の影響を受けるからですが、なぜかめまいや頭痛って女性に多いんですよね。
 実は、めまいや「ふわふわする感じ」を訴える患者様には、ある共通した特徴があります。メニエール病などのめまいが中心の病気も含めて、めまいが出やすい時というのは、「あること」を自ら放棄してしまっていることが多いのです。

 

 少し話は変わりますが、あなたは車酔いしやすい方ですか? 
 例えば、ものすごいヘアピンカーブの山道を、「自分で運転して」走っても、それほど気持ち悪くはなりません。自分で道の方向を確認していますし、それに伴ってどちらに体が揺れるのかも把握しながら運転しますよね?ちょっと揺れが大きくなりそうだなと思ったら、ハンドルの切り方やスピードを「自分で」調整するわけですから、通常は運転席にいれば車酔いはしません。
 ところが、後部座席に座って外も見ずにカーブの連続に揺られていたらどうでしょうか?
普段車に酔わない人でも、気持ち悪くなってしまうかもしれません。これは、揺れの方向も把握せず、ハンドルの切り方やスピードも全部「運転する人」に任せてしまっているからです。

 

 実は、めまいやふわふわした感じが出やすい人は、この後部座席に座って車酔いしているのと同じ状態になっていることがしばしばあります。何の後部座席に座っているのかわかりますか?
 「自分の人生」という車の後部座席です。そう、自分の人生なのに「運転席」に座ってハンドルを握ることを放棄してしまっているんです。そして、別の人またはモノにハンドルを握らせておいて、運転があら過ぎるとか道が悪いといった文句を言っている状態です。
 
 女性医療に携わっていると、「なぜこの病気は女性に多いのだろう」と思うことがしばしばあります。めまいもその一つで、「自分でハンドルを握っていない」人が男性よりも女性に多いのだなと最近感じるわけです。
 患者様とお話ししていると、「彼氏に言われて妊娠は継続しないことにしました」「彼氏に言われてピルはやめようと思います」「夫に言われて仕事をやめようと思います」といったセリフにしばしば遭遇します。同じことをするにしても、「自らが選んで決めた」場合と「誰かに言われて決めた」場合とでは、結果は全く異なってくるのです。

 もしあなたが、めまいやふわふわした感じが出やすかったり、めまいのせいで起き上がれないことがあるようなら、誰に又は何に自分の人生のハンドルを明け渡してしまっているのか、ちょっと思い返してみるといいかもしれません。
 あなたの人生をコントロールするのは誰ですか?



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16.08.06 今のあなたにカウンセリングが必要なワケ

 以前各疾患別のチェックシートをご紹介しましたが、診療の中でも該当する方にこのチェックシートをつけていただいています。必要と思われる人ほどきちんと つけてくださらなかったり、チェックをつけたものをお持ちいただけなかったりするので、かなり有効な質問になっているのだなと実感しています。きちんと チェックしてしまうと、今の不調が改善してしまう可能性があるので、例えば内膜症がひどい方や更年期障害の強い方ほどつけようとなさらないんです。これ は、「人は基本的に変化を嫌う」という傾向があるからです。何らかのメリットがあるから今の「病気」を自ら作り出しているわけですから、それをあっさり止 められてしまっては困るわけです。もちろん、ご本人の顕在意識はそんなことは思っていません。早く「治りたい」と思っていらっしゃいます。でも、潜在意識 が変化に抵抗するからこそ、チェックシートをつけようとしないのです。
 実際、きちんとチェックをつけてお持ちいただいた方に、そのチェック項目 の意味をご説明したり、少し踏み込んで「背景にある意図」を引っ張り出してみたりすると、次回いらした時にすっかり症状がよくなっているというケースが何 例も見受けられるようになってきました。中には、チェックシートの項目についてほんの5分程度のカウンセリングを行っただけで、次にいらした時には妊娠が うまくいったというケースもあります。

 このチェックシートも含めて、クリニックで私やカウンセラーが行うカウンセリングは、トランス フォーメーショナルコーチという手法を用いたものです。一般的な「傾聴」を中心とするカウンセリングとは全く異なり、背景にある「根本的な原因」を明らか にして、ダイレクトに必要な変化を引き起こしていくカウンセリングです。なので、2~3回のカウンセリングでも、十分症状の改善につながります。
  診療の中で、カウンセリングを受けた方が早く改善するだろうなと思われる方には積極的にカウンセリングをお勧めしています。ご本人が、自分にはカウンセリ ングが必要だと自覚していらっしゃらないケースの方が多いので、必要性をご理解いただくのが難しいこともありますが、もっと気軽にカウンセリングを活用し ていただけたら、みんなあっさり自分らしい輝きを取り戻していけるのになと日々感じています。

 カウンセリングは、病気の人だけが受ける ものではありません。もちろん、更年期の症状がつらい、PMSを何とかしたい、妊娠したい、がんを治したいといった「病気を治したい」という方には非常に 有効です。検査をしても何も異常がないのに、様々な不調が続くという場合にも、カウンセリングの効果は大きいと言えます。
 でも、こういった何ら かの病気や不調がなくても、「より良い未来を作りたい」「もっと自分の力を発揮したい」といった、よりプラスを目指したい時にも非常に有効なのです。実 際、私自身も定期的にカウンセリングを受けています。定期的に健康診断を受けたり、メンテナンスをしたりするのと同じように、自分の潜在意識や脳をより上 手に使えるようにするには、カウンセリングをうまく活用するのが一番早いのです。

 今のあなたにカウンセリングは必要ですか?必要だとは感じませんか?
 もし、必要かどうかはよく分からないけれど、まずはどういったものなのかカウンセリングを体験してみたいという方は、30分の体験セッションも承っています。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
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16.07.06 病気にならない人の特徴

 先日、トランスフォーメーショナルコーチの先生が主催のグループカウンセリングを見学させていただきました。

 これは、乳がん・子宮がん・卵巣嚢腫・子宮筋腫など、婦人科系の疾患をお持ちの方を対象にグループカウンセリングを行うというものです。前回の開催が第1回目だったのですが、今後も定期開催されるとのことです。

 

 個人セッションと異なってグループでのセッションなので、お一人お一人の発言に対して深く踏み込みきれない部分もありましたが、参加者の方のお話を伺っていると「あ~、だからこの病気になっているんですね」と何度も深くうなづきたくなるポイントがいくつもありました。

 「病気になる人」に共通している「あるポイント」も皆さんお持ちで、やはりこのポイントをクリアにしていくことが病気をやめる一番の手がかりなのだと感じました。言われると当たり前のことのように思えるのですが、日常生活の中では気づきにくいのかもしれません。

 逆に言えば、「病気にならない過ごし方」があるということです。病気になりにくい人というのは、「病気になる暇がないくらい人生の目標に対して進んでいる」人です。これは、毎日忙しく過ごすという意味ではありません。日々行っていること全てに「人生の目標を叶える」という意味付けができており、やりたくなことをやらなくてすませるために病気になるなんてまどろっこしいことをする必要性がない毎日を過ごしているということです。


 病気の中でも、特に「婦人科系」の病気を持っている方には、それ以外にもいくつか共通した特徴があります。グループセッションの中では、それらの特徴に自分が当てはまっていないかどうかのチェックもしていましたが、中には少しデリケートな内容も含まれているので、これらを深く扱うにはグループセッションより個人セッションの方がよいかもしれません。

 筋腫の手術を勧められてるけれど切りたくない、内膜症があるけれど薬をつかたくない、子宮がんや卵巣がんを手術や抗がん剤治療を行わずに治したい・・・そのようなご要望にも、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを使ったカウンセリングでお応えしていきます。カウンセリングをご希望の方は、お電話かメールでお問い合わせくださいませ。


  予約専用電話045440-5577  メールinfovivalita.com

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16.04.26 月経血カップの使い方

布ナプキンより衛生的で使いやすい、月経血カップの使い方を解説しています。

ナプキンでかぶれやすい人には特におすすめです。

使い捨てナプキンをやめると、環境にも優しいですしね。

https://youtu.be/ZYg2gFz2o9c

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16.03.28 腸内環境を整えると元気になれるワケ

  昨日は女性医療ネットワークのシンポジウムに参加してきました。今回のテーマは「腸内環境と健康」・・・皮膚科の先生やアンチエイジング専門の先生から、いかに腸内環境を整えることが大切かをレクチャーしていただきました。

 皮膚科の先生からは「いい加減なものを食べていてお肌がきれいになるはずがありません!」とのアドバイス。本当に、そう思います。レクチャーの中でも言われていましたが、やはり「体を冷やす食べ物」「砂糖」「体に合っていない食べ物」はとらない方がいいのです。その上で、よく噛んで食べることと「食べ過ぎない&飲みすぎない」ことが大事だとおっしゃっていました。
 言われれば当たり前のことなんですが、実践できている方は少ないと思います。

 アンチエイジング専門の先生からは、腸内環境についてのかなり詳しいレクチャーがあったのですが、その中で興味深い内容があったのでご紹介させてください。
 遅延型アレルギーも含めて、腸内の環境が悪いと原因不明のだるさ・頭痛・下痢などの体調不良が出やすいのですが、そもそも腸内環境が悪くなる原因を「薬」が作り出している可能性があるということでした。

 抗生物質を常用していると、腸内の善玉菌が薬によっていなくなってしまうために、腸内環境が悪くなります。また、細菌がいなくなった影響で真菌(カビ)が増えやすくなり、炎症を引き起こしたり過剰に甘い物がほしくなったり、リーキーガット症候群の原因になったりするのです。
 また、胃薬の中で胃酸を抑えるタイプのものを常用していると、本来の胃での殺菌作用が働かなくなり、増えてはいけない細菌が小腸で増えてしまったり、カビが増えてしまったりするのだそうです。

 腸の壁にある免疫システムは、実は全身にある免疫系等の約7割を占めます。つまり、腸内環境が悪くなって、腸内免疫の機能が正常に働かなくなると様々な体調不良や病気を引き起こす可能性があるのです。
 私自身も、食事改善やサプリメントを色々試してみて、腸内環境を整えることがいかに重要かは自分自身が実感しています。

 なんだかよく分からない体調不良が続いている人は、一度腸内環境を確認してみるといいかもしれません。
 クリニックでも、遅延型フードアレルギーの検査を承っております。気になる方は、お電話でお問い合わせくださいませ。

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16.03.03 子どもの病気の背景にも「隠されたコミュニケーション」がある?

  以前の記事で、病気という表現をわざわざ選択してしまう背景に「隠されたコミュニケーションがある」ということをお話ししました。「隠されたコミュニケーション」は、いつも誰に対しても発生するというものではありません。日常生活のごく一部の、特定の場面で特定の人に対してだけ生じるということもあります。
 なので、以前の記事で例として挙げたような「こんな時どうやって意思表示している?」ということを細かく見ていくと、自分の中に潜んでいた「隠されたコミュニケーション」に気付きやすくなります。
 
 実は、子どもの病気の背景にも、その子自身が持っている「隠されたコミュニケーション」があります。子どもの方が、「言葉で意思表示する」ということが難しい場合がありますので、「声にならない訴えを体で表現する」ということは起こりやすくなります。ただし、いったん「体で表現するんじゃなくて言葉で言えばいいんだよ」ということを本人が理解すれば、大人と違って余計なことを考えずにストレートに表現できるようになる可能性も大きいので、改善も早くなります。
 例えば、私の師匠のワークショップを受けたお母様が、お子さんにとある声かけを続けていたら、長年悩んでいたアトピーがきれいに消えてしまったというケースがあります。このお母さんは、子どもが「アトピー」という表現をしなくてもよくなるように、あることをずっと伝え続けていたそうです。この声かけこそが、「病気という表現をやめさせるために必要な3つのステップ」を誘導する声かけになっていたのです。

 子どもの病気の場合、本人に「隠されたコミュニケーション」がある場合と、親に「隠されたコミュニケーション」がある場合があります。
 よく見受けられるのは、母親が自分の存在価値を高める手段として「病気がちな子ども」を生み出してしまうというパターンです。先日の子育て支援ワークショップでも少しお話ししたのですが、親が自分の子どもに対してどのような「前提」を持っているかによって、子どもの状態が変わってきます。
 診察室に親子で入って来られる方のご様子を伺っていると、「お母さんが原因でお子さんの不調が出ているのだな」と感じられるケースもしばしばあるのです。
 なので、子どもの病気の場合は、ご本人だけでなく親も「病気という表現をやめるための3つのステップ」をクリアにしていくことをお勧めします。ワークショップでは、お子さんの不調について扱ってもよいのですが、ご自身の体調について向かい合ってみてもよいかもしれません。


「病気」という表現をやめる3つのステップ
~あなたが「病気」という表現を選んだワケを明らかにし違う表現を選ぶためのワークショップ~

  日時:3月12日(土)19時~20時半
  講師:清水なほみ(産婦人科医)
  主催:医療法人ビバリータ
  会場:ポートサイド女性総合クリニック待合室
  対象:ご自身の病気をやめたい方/ご家族の病気をやめさせたい方
  定員:10名(先着順)
  参加費:3,000円(当日現金でお支払いください)
  お申込み・お問い合わせ先:info@vivalita.com

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16.02.20 病気を引き起こす背景と病気をやめるための3つのポイント

 この2日間、家に閉じこもっています。なぜなら、まさかのインフルエンザにかかってしまったからです。予約変更などでご迷惑をおかけしている患者様には、本当に申し訳ありません。
 月曜日に腰痛が悪化して、頭痛もあったので、「風邪ひいたかな?」と思っていたのですが、火曜日の夜から微熱が出て、その後熱が上がらず・・・インフルエンザにしては熱が低いのでまさかねと思いながらも、念のため診療に入る前に調べておこうと思って検査したらA型が陽性でした。すでに、解熱して関節の痛みなどの症状も消えているので、かなり軽い方なんだと思いますが、一応週末まで診療に出られず。非常勤の先生方とご予約の患者様にご迷惑をおかけすることになってしまいました。

 ちょうど、火曜日の夜に「病気をやめる・やめさせる研究会」で病気を引き起こす背景にあるものと、病気をやめるための3つのポイントを学んできたところでした。この3つのポイントについては、来月開催のワークショップで詳しくお伝えしようと考えていますが、ちょうどいい機会なので「なぜ私はインフルエンザという状態を引き起こしたのか」について考えてみました。

 インフルエンザになった原因を医学的に分析したら、過労と睡眠不足による免疫力の低下です。実はこの2週間、次女の結膜炎、長女の感染性胃腸炎、そして夫が次女の結膜炎をもらってしまったことにより、看病と家事の負担が倍増していまして、毎日合計3時間程度しか眠れない上に途中で起きる娘の相手をするといった状態が続いていました。
 物理的な負担が大きくなっていた、ということも病気を引き起こす原因にはなるのですが、最も大きな要因はその大変な状態を「強いられている」と感じていたことです。本当は、夫と負担を分担したいところなのに、夫も不調が続いているので頼ることができず、自分の健康管理が「できない」という気持ちになっていたんですね。実際は、睡眠時間を確保したり、体が冷えないようにしたりといった自己管理を自ら「怠った」わけです。インフルエンザになってみて、自分が受け身の状態から、自ら健康管理をする立場を取り戻すことができました。

 さらに、なぜ風邪程度ではなく「インフルエンザ」なのか・・・それは、私が少々の不調は我慢して頑張れてしまうからです。今回のインフルエンザも、休みたいような症状はほとんどなく、検査で陽性が出なければ仕事を休んだり家事をさぼったりはできなかったでしょう。
 インフルエンザなら、例え症状がなくても発症から5日間は休まなければいけません。体は元気な状態で自由な時間ができるという、非常にありがたい環境をプレゼントしてもらったのだと思います。でも本当は、「インフルエンザ」という表現をとらなくても、仕事の量を調整することで同じ状態を整えることは可能なんですよね。今回は、無理に無理を重ねようとする私に、体が強制終了ボタンを押してくれたのだと痛感しました。

 そして、病気をやめるために必要な重要なポイントの一つ「隠されたコミュニケーションを明らかにする」という点については、私のインフルエンザという表現は、夫に対する「私も疲れがたまってるの!少しは労わって!」というアピールであることに気付きました。
 これも、ただの風邪程度では夫に私の弱り具合が伝わらないので、インフルエンザという表現をわざわざ選んだのだと思います。さらに、子どもたちにうつさないために、保育園の送り迎えや子どもたちの相手を夫にお願いすることができるわけです。

 このように、病気を生み出す背景には、病気であることによるメリットが隠れていたり、病気を引き起こす原因を受け身でとらえているというパターンが隠れていたりします。
 病気を自分で生み出していることに気付くと、「自分でやめることもできる」ことに気付いてきます。病気をやめたいと思ったら、上記の3つのポイントをクリアにしていくとよいのです。病気をやめるための3つのポイントについては、今後のワークショップで具体的にお伝えしていきます。ワークショップの詳細は、後日お知らせしますので楽しみに待っていてくださいね。

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16.02.09 あなたはなぜその「体質」でい続けたいのですか?

 クリニックには、はっきりした「婦人科疾患」の方だけでなく、「なんとなくの不調がホルモンバランスの乱れのせいかもしれない」とご本人が判断してご相談される方もいらっしゃいます。
 よくよくお話を伺っていると、多くの方が「私は昔から自律神経が弱くて」「すぐにお腹をこわすんです」「元々血圧が低くて子どもの頃からよく立ちくらみを起こしていました」などなど、「私は○○な体質なんです」というレッテルを自ら貼っていることに気付かされます。

 そもそも「遺伝」や「体質」も、すべてあなたが作り出した「幻想」だとしたらどうでしょう?自ら「自分はこういう人」という設定をして、それに見合う不調を「自分で」作り出していることがわかるでしょうか?

 つい最近まで私自身が「私は血糖値が上がりやすい体質」という信じ込みを持っていましたから、なぜそういう「幻想」を自分で作り出してしまうのかもよくわかります。
 私の場合は、月経不順の原因を検索した時に「インスリン抵抗性があるかもしれない」と自分で判断したのがそもそもの始まりです。その後、2人目の妊娠中に血糖の検査で引っかかって「やっぱり糖尿病には気を付けないといけないんだ」という勝手な裏付けをしていってました。いったん「血糖値が上がりやすい」という信じ込みができると、その後はそれを証明するためのデータばかりに目がいったり、証明してしまうような行動に出てしまうんです。
 カウンセリングの勉強をする中で、「あ、これは自分が勝手に思い込んでいただけなんだ」ということに気付いたら、その後は甘い物や炭水化物を制限しなくても、勝手に血糖値が正常化していきました。信じ込みに気づくだけでなく、そもそもなぜそんな「体質」を演じていたのか、その背景にある原因も見つめ直した結果ですが、まず最初に必要なことは自分が貼った「レッテル」に気づくことです。

 体質だから仕方がない、長年悩まされている「持病」だから治らない、遺伝だからうまく付き合っていくしかない・・・多くのレッテルを貼って「健康な状態に戻る」ことを放棄してしまっている方は少なくありません。
 もちろん、その人にとって、病気であり続けるためのレッテルが必要だから貼り続けているというケースもあります。その場合、病気を「治療」することはその人のためにならなかったりするのです。なぜなら、もし治療で不調が改善したら、次のレッテルを探し出して貼るだけだからです。

 あなたは自分の意志でその「体質」でい続けることもできます。そして、自分で貼ったレッテルに気付いてそれを思い切ってはがすこともできます。
 もし今、改善したいと思っている不調があるのであれば、自分で自分に「私はこういう体質」というレッテルを貼っていないか、ちょっと振り返ってみてもいいかもしれません。自分で作り出した「幻想」に気付くポイントは「昔から○○なんです」「いつも○○なんです」「小さい頃から親が○○だって言っていました」「○○な体質なんです」という言葉を口にした時です。その「○○」が「本当にそうなの?」と自分に問いかけてみてください。
 
 もし自分で自分の信じ込みに気づくのが難しい場合や、レッテルには気づいたけどうまく剥がせない、という場合は、カウンセリングで改善のお手伝いをさせていただくことも可能です。
 カウンセリングをご希望の方は、<a href="http://www.vivalita.com/salon/healthcare.html">こちら</a>をご参照くださいませ。

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16.01.19 子育て応援ワークショップを開催します

 昨年からのマイテーマである「母親よ!胸をハレ!」。
 子育て中のお母さんを応援したくて企画した、子育て応援ワークショップを開催します。


 ~そうか!ただ「自分を幸せに」してあげればいいのか!~
  「親の幸せで子どもの心身の健康を取り戻すワークショップ」


 子育てが楽しめない
 子どもを愛してあげられている自信がない
 子どもの病気で悩んでいる・・・
 
 そんなあなたが「幸せな親」になるだけですべてがうまくいき始めるのです
 さあ、胸を張って幸せになってみましょう!

 私自身、2人の娘の子育ててとても悩んでいた時期がありました。
 日曜日に丸一日子どもたちと過ごしているとグッタリと疲れてしまい、まるで自分が「奴隷のようだ」と感じていたりしたのです。
 毎日の食事も、イライラしながら味も分からず食べ物をただ口に押し込んで丸呑みする状態・・・
 そんな毎日を「自分の力ではどうしようもない」と思って、うんざりしていました。
 そして何より辛かったのは、かわいいはずの子どもたちと一緒にいるのにそんな風に感じてしまうなんて、自分は子どもたちを愛せないのではないか、無条件に子どもを受け入れられないなんて「母親失格だ」と思い込んでいたことです。
 子どもを愛していないと勘違いしていた私が、自分の中にある愛情に気付けたのはあるワークを行ってからでした。
 
 今回のワークショップでは、私が目からウロコ体験をしたそのワークも行っていきます。
 まずは自分の中にある「愛」に気付いて、今の状況を見つめ直してみましょう。
 また、今の子どもの姿が、あなたのどのような意識の「鏡」となっているのか、そのカギとなる自分の中にある「隠れた意図」を探し出していきます。
 あなた自身が「幸せ」を感じられるようになることで、子どもとの関係や状況をよりよいものにしていきませんか?

  日時:2月17日(水) 11:00~12:30

  講師:清水なほみ(産婦人科医)
  主催:医療法人ビバリータ
  会場:ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ待合室
  対象:子育てに関して何らかの悩みがある方
  定員:10名(先着順)
  参加費:3000円(当日現金でお支払いください)
  お申込み・お問い合わせ先:info@vivalita.com

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16.01.06 「病気」でい続けるメリットに気付いていますか?

 前回の記事で、「本人が好き好んで病気でい続けるケースがある」と書きましたが、「病気を治したいに決まってるじゃない!」と思われる方も多いと思います。特に、お子さんの心身のトラブルを抱えている方は、「好き好んでこんな状態になるわけがない」と思われるかもしれません。
 お子さんのトラブルの場合は、その根本原因が「親にとってのメリット」にある場合と「本人にとってのメリット」にある場合があるので、両方を検証する必要がありますが、必ずと言っていいほど「病気」という自己表現をし続けるメリット又は「すっかり元気になる」デメリットがあるのです。

 ただし、このメリットは潜在意識だけが認識しています。顕在意識は認識していないので、「あなたは何のためにわざわざ自分でそのような不調を生み出しているのですか?」と言われても、ピンとこないかもしれません。顕在意識では常に「病気を治したい」と思っているわけですから。
 実は「病気を治したい」と思えば思うほど、「病気」という状態に自分を縛り付けてしまうことになります。なので、本当は「病気」と向かい合うのではなく、「病気」になることで得ようとしていた「本来ほしいと思っていること」と向かい合った方がいいのです。

 実際にあった事例をご紹介してみましょう。
 意欲の低下や何となくのだるさやめまい頭痛などの症状を訴えて受診された「自称更年期障害」の方は、ホルモンの検査をしても何も異常がありませんでした。よくよくお話を伺うと、「父親が認知症で母親が介護しているから手伝いに行かなければいけない」「娘が孫の面倒を見てくれとしょっちゅう頼んでくるけれど孫の相手は疲れる」とのこと。
 「もしかして介護や子守をしたくないのではないですか?」「人の面倒を『みなければいけない』と思っていませんか?」とうかがってみたところ、図星でした。この女性は、家族に遠慮して「介護なんてしたくない!」「子守なんてしたくない!」「誰か私の面倒を見てよ!」「もっと私をいたわってよ!」ということを、言いたくても言えていなかったのです。なので、体調不良を続けることで間接的にやりたくないことをやらなくていいような状況を作り出していたんですね。元気になってしまうと、介護や子守をしなければいけなくなるので、のらりくらりと何となくの不調が続きます。
 この方の場合、やりたくないことはやりたくないと「言葉で」伝えて、自分で自分をいたわってあげればよいのです。でも、病気という自己表現を選択する方の多くが、自分で「No!」と言えないことが多かったりもします。

 体調不良を続けているメリットが何なのか、自分で気づくための質問がいくつかあります。
 まずは自問自答してみて、自分の不調の「背景にある意図」が何なのかを探ってみるのもいいかもしれません。

  *その不調が出現する直前にあった「避けたいこと」は何ですか?
  *その不調があることで「やらなくて済んでいること」は何ですか?
  *その不調があることで「言わなくて済んでいること」は何ですか?
  *その不調があることで「会わなくて済んでいる人」は誰ですか?
  *その不調がなくなったらやりたいと思っていることは何ですか?
  *その不調がなくなったら「やらざるを得なくなること」は何ですか?
  *その不調さえなければこんな自分になれるのにと思っているのはどんな姿ですか?

 これらの質問の答えをたどっていくと、そんなまどろっこしい自己表現をやめて、ストレートになりたい姿になる方法も見つかるかもしれません。
 自分で考えてもよくわからないからプロの手を借りて、「本来の健康を取り戻したい」と思われたら、お気軽にご相談ください。
 ご相談をご希望の方は、info@vivalita.comまでお問い合わせくださいませ。

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16.01.05 「病気」という自己表現をやめてみませんか?

 明けましておめでとうございます。クリニックは、1月5日から診療を開始いたします。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 年が明けて、新年の抱負を宣言したり、「今年はこんな年にしたいな~」といったことを考えている方も多いのではないかと思います。中には、「今年こそ病気を治したい」と思っている方も、いらっしゃるかもしれません。
 もし「病気」というものそのものが、あなた自身が作り出した「幻想」だったとしたらどう感じるでしょうか?自分で作り上げた幻想が、それが幻想だと気づいた瞬間に消え去った時、今までの苦労や悩みは何だったのだろうかと拍子抜けしてしまうかもしれません。幻想だと思った瞬間に、病気だったことなど忘れてしまうかもしれません。

 実は、「病気」というものは存在しないのです。医者の私が言うと、「何を言っているんだろうか」と思われるかもしれませんが、私自身「病気」というものは見たことがありません。
 超音波の検査で子宮の壁に黒い影が映った時、それを「子宮筋腫」と呼ぶことはあります。閉経前後の女性が、いろいろな体調不良を訴えておりホルモン検査の数値がある一定基準を満たしていれば「更年期障害」と呼ぶことはあります。
 でも、それらは、検査データと本人が訴えている「不調」に対して、こちらが勝手に「病名」をつけているだけなんですね。例えば、何の体調不良もなく超音波検査も受けていなければ、例え子宮筋腫があったとしても「病気」だと自覚することはないでしょう。

 皆さんが「病気」だと思っているものは、何らかの体調不良や検査データの異常に対して、医療者又は本人が「病気」というラベルを付けているにすぎません。
 もっと言えば、本人が何かを訴える手段として「病気」という形をとっているに過ぎないのです。

 もちろん、不調の種類によっては、とりあえずの対処として一般的な医療(治療)が必要な場合があります。クモ膜下出血や心筋梗塞などの命にかかわる急性疾患や、細菌感染や、事故によるけがなど、急性期はとにかく目の前の症状に対して「正常な状態に戻す」ための医療が不可欠なケースも多々あると思われます。

 でも、そうではない不調、つまり本人が「病気でい続ける方がメリットがある」ために「病気」という自己表現を続けているケースの場合、一般的な医療による「治療」は、あくまで対症療法であり、根本原因の解決にはならないのです。
 それでも私が一般的な治療も提供しているのは、本人が根本原因と向かい合いたがっていなかったり、変化を望んでいなかったりすることもしばしばあるからです。人は基本的に「変化したくない」と感じています。なので、健在意識では「病気を治したい」と思っていても、潜在意識が「このままでいい」と思っているために、結果として病気が治らないというパターンは珍しくありません。「変化」に対して、良くも悪くも抵抗するためです。

 もしあなたが、そろそろ「病気」という自己表現はやめたい、もっと他の方法で本来伝えたい事を伝えたり、本来やりたいことをやったりしたい、と思っているのであれば、その変化をお手伝いすることが可能です。そもそも、自力で変化を起こせる人は、「病気」という表現を選択しません。でも、「変化したい」という気持ちがあれば、それを誰かに手伝ってもらうことはできるのです。
 もし、プロの手を借りて、「本来の健康を取り戻したい」と思われたら、お気軽にご相談ください。
 ご相談をご希望の方は、info@vivalita.comまでお問い合わせくださいませ。

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15.11.23 妊娠したい方向けのメタファー

 この週末のシークレット・スライト・オブ・ランゲージの講座では、後半メタファーについて学びました。メタファーは、私が一番得意とするカウンセリング技法かもしれません。もともとタッチフォーヘルスを学ぶ中で、メタファーについて初めて知って、診療の中でもちょくちょく取り入れたりしていたんですよね。今回の講座では、メタファーの使い方をさらに細かく学んで応用範囲を広げていきました。
 練習の中で、いくつかメタファーを作っていったんですが、講師の先生からもほかの参加者の方からも、お褒めの言葉をいただいたメタファーができたので、せっかくなのでシェアさせてくださいませ。不妊症の方は、寝る前にこれを読むか、誰かに読んでもらうといいですよ。深い意味は考えなくていいので、ただそのままを読むだけでOKです。


 風水的に、赤ちゃんを授かりたいときにはベッドサイドにザクロを置くといいんだようです。
 ザクロって、赤い実がたくさん実るんですよね。
 実を食べたことあります?
 実より種がしっかりあって、食べるときは種を入れておく受け皿があった方がいいかもですね。
 種をまいてみたら、ザクロの実が実るかもしれませんよ。

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15.11.20 子どものことを愛しているのに一緒にいると苦痛なワケ

  以前の記事で、育児の大変さを苦痛に感じない人と、私のようにいくら笑顔を向けられても大変さが帳消しにはならないと感じる人がいると書きましたが、私自身「なぜ子どもたちと一緒にいるとこんなに苦痛なんだろう。自分は子どもを愛せないのだろうか」と悩んでいました。
 「あること」に気付くまでは、子どもと一緒にいる時間が苦痛=子どものことを愛していない、と勘違いしていたんですね。さらに、母親なのに子どもを愛せないなんてダメだ、と自分を責めていたこともあります。
 
 それが、あるセミナーで「価値観の洗い出し」のワークをした時に、はっと気づいたのです。「私は子どもを愛していないわけではない」ということに。
 そのセミナーは、子育てとは全く関係のない、女性のリーダーシップについてのセミナーでした。自分の価値観を客観視してみましょう、ということで、自分が「心地よい」と思うことは何か、「不快」に感じることは何かを表にしていきました。
 私が「心地よい」という項目に書き出したのはこんな内容です。「自由・1人・静けさ・整っている・スマート・スピーディー・クレバー・予定通り進む・コントロールできる」。
 一方、「不快」な項目に書き出したのはこんな内容です。「雑多・騒がしい・散らかっている・もたもたする・話が通じない・コントロールできない・不測のことが起きる・外部からの押しつけ・前に進まない」。
 自分でこれらを書き出しながら笑ってしまいました。
 もうお気づきでしょうか?「不快」の項目にある状況を毎日作り出してくれている存在、それが子どもたちだったのです。

 快か不快かというのは、価値観、もっと言えば「好み」の問題です。なぜそれが不快なのかと言われても、嫌いなものは嫌いだからどうしようもないのです。それを好きになろうと無理をする必要はありません。
 私が子どもたちと一緒に過ごして「不快」だと感じていたのは、子どもたちという存在そのものに対してではなく、子どもたちが産みだしている状況に対してだったんですね。だから、子どもたちという存在は愛しているのにも関わらず、一緒にいると苦しくなっていたのです。

 そのことに気付いて、「ああ、自分の中にもちゃんと愛情はある」と実感したら、同じ苦痛な状況になっても自分を責めなくてよくなりました。と同時に、起きている事象と子どもたちという存在を分けてとらえることができるようになったので、一時的に何か不快なことが展開されても、子どもたちの存在そのものに嫌気がさすということがなくなりました。
 さらに、そのセミナーで講師の方が「この状況でちゃんと子育てしているって、すごいことですよね」と言ってくださいました。それまで、「子育てに向ていない自分が子どもを育てていること」に対して何となく後ろめたさがあったのですが、その一言で全く逆だと感じるようになったのです。「子育てに向いていないのに子どもを育ててるなんてすごい!」と。

 子育てを苦痛だと感じた時は、何が苦痛なのかを細かく洗い出してみるといいかもしれません。自分が不快に思っていることは「子どもという存在」そのものではない、ということにきっと気づけると思います。

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15.10.29 妊娠したいのにできない本当の理由

  シークレット・スライト・オブ・ランゲージの視点で「病気」を見ると、病気も無意識のうちに本人が望んだ結果なのだということがよくわかります。
 病気の場合、その病気になる「メリット」が存在することが多いように感じています。実は、先々週末から1週間次女が体調不良で保育園をお休みしていたのですが、それを見ていた長女はずっと自分もお熱を出して保育園をお休みしたいと言っていました。そして、見事に(?)先週末からお熱を出してこの3日間保育園をお休みしています。長女にとっての病気になる「メリット」は、保育園をお休みできるし、お母さんは妹より自分を優先して優しくしてくれるし、ご飯を食べなくてもアイスクリームがもらえるし、いいことだらけなわけです。でも、頭痛と口内炎による痛みが辛いらしく、「明日にはお熱治る?」と言うので、「保育園休めるけど頭痛いのと、元気になって保育園行くのとどっちがいい?」と聞いたら、「元気になって保育園お休みするのがいい!!」とのこと・・・(笑)

 妊娠したいのになかなか妊娠しない場合や、不妊治療を行っているのに治療が思うように進まない場合も、同じことが言えます。
 不妊の場合、まず最初にチェックした方がいいのは「何のために妊娠したいと思っているのか」です。妊娠が「目標」ではなく「手段」になっていないかをしっかり見極める必要があります。例えば、「パートナーの心をつなぎとめたい」とか「親を喜ばせたい」とか「産んでないという劣等感を払しょくしたい」とか「妊娠できないかもという不安をなくしたい」とか「過去に産んであげられなかった罪悪感を消したい」といった、妊娠を何らかの手段にしようとしている場合、そもそもゴールの設定が「妊娠」ではないのでうまくいきません。
 私が長女の妊娠を目指し始めた時、実は末期がんの父親を看病しているところでした。「花嫁の父」という大役を終えた後、父の次の「楽しみ」を作りたいと思って、早く「孫が生まれるよ」と伝えたくて焦って妊娠を目指していたんですよね。でも、その時は全然卵が育たなくなって結局妊活をいったん中断せざるを得なくなりました。父が亡くなってちょうど1年後に、長女が誕生したのです。

 次にチェックした方がいいのが、「妊娠・出産によってもたらされるデメリット」です。女性は妊娠したら「今まで通りの生活」は続けられなくなることがあります。産後も、体調が十分に回復しなかったり、思うように職場に復帰できなかったり、育児のストレスにさらされたり、ちょっと考えただけでも多くのデメリットが挙げられてしまうのではないかと思います。特に、妊娠経験や出産経験がある方は、初めての方よりもそのデメリットを強く感じる可能性があります。最初の妊娠でつわりがひどくて辛い思いをしたとか、お産が大変でその後体調不良が続いたといったケースでは、「また同じことが繰り返されるのか」という恐怖が潜在的に残るからです。
 何にデメリットを感じているのかは、夫婦でシェアし合うということがとても重要になります。特に女性側の感じていることを、パートナーに知ってもらうだけでも、具体的な解決方法を2人で探してみたり、「理解してもらえた」という安心感がそのデメリットを薄めてくれる効果が期待できます。

 そして、もう1つ忘れてはいけないのが「妊娠・出産しないことによるメリット」のチェックです。不妊治療を続けている方の中に、よくよくお話を伺うと「私はそんなに子どもが好きではないんですけれど、夫がどうしても子どもがほしいというので」という方もいらっしゃいます。この場合、「不妊治療までしたけど妊娠できなかったの」という結果を提示することで、「本当は子どもは欲しくないの」と言わなくて済むわけです。
 また、人工授精を繰り返している方で、「夫とのセックスが嫌」という方もいらっしゃいました。人工授精だと、セックスしなくても妊娠は目指せるんですよね。治療中であることが、セックスを断る口実にもできます。もし私が、この方を今担当していたら、「妊娠中や産後は医師から堂々と『セックス禁止』って言ってもらえますよ」とささやくかもしれません。
 
 妊娠できない本当の理由を探すポイントは、他にもいくつかあるのですが、まずは重要な3つのポイントを挙げてみました。
 もし、自分ではうまく原因が探し出せない、または原因は分かったけどどうしたらいいのか分からない、という場合は健康サロン(http://www.vivalita.com/salon/healthcare.html)でカウンセリングも承っていますので、お気軽にご相談ください。ご予約・お問い合わせはメール(info@vivalita.com)でお願いいたします。

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15.10.28 自分の「人生のハンドル」は自分で握る

  昨日のブログの中で「他者原因」と「自分原因」について書きましたが、実は以前違うセミナーでも同じような内容のお話を聞いていたんですよね。それは、女性のリーダーシップについてのセミナーでしたが、最初に「人生におけるリーダーシップとは」というお話しの中で、自分の人生に対する姿勢には2種類あって「リーダー」になるか「被害者」になるかのどちらかなのだということをお話しされていました。
 「リーダー」の立場に立つというのがすなわち「自分原因」で物事を見るということです。人生の主役は「自分」であり、自分から出来事に対して働きかけていきます。一方、「被害者」の立場に立つと「他者原因」で物事を見ることになります。主役が自分以外の出来事や他人になってしまい、起きた出来事や現状に不満を言うだけで自分からは何も働きかけない状態です。

 「リーダー」よりも「被害者」の立場に立っている方が自分の人生に対して責任をとらなくて済みます。「未来行の車」のハンドルを他人や病気やお金に握ってもらっている状態です。自分の行きたい方向と違う方向に行ってしまったら、そのハンドルを握っているものや人に対して、ただ文句を言えばいいわけです。でも、ずっと行きたい方向にはいけないままになります。
 「リーダー」の立場に立つということは、未来行の車のハンドルをしっかり自分で握るということです。そして、目的地はどこなのか、そこにたどり着くためのルートはどのようなものがあるのか、ルートを間違えないようにするための「目印」はどこにあるのか、どのくらいの時間をかけて目的地に行けるのか、などを全部自分で考えて自分で舵取りをするのです。「被害者」の立場に立つよりも、自分の人生に責任を持つ必要がありますから、ある意味腹をくくる必要があります。でも、「自分の人生」を取り戻すためには、自分でハンドルを握るしかないのです。

 私が長女の妊娠のタイミングを考えた時、どうやっても開業の時期と重なってしまうことが予測されました。開業を延期することもできますが、いつ妊娠が成立するかわからない状態でそれをやってしまうと、ズルズルと先延ばしになってしまう可能性があります。一方、妊娠を先延ばしにすると、年齢的に妊娠しにくくなるリスクがありました。
 なので、私は妊娠と開業の両方を同時進行すると決めたのです。一般常識からしたら「ありえない」選択なのかもしれません。でも、私は医師としての自分も女性としての自分も両方尊重したかったんですよね。
 開業して半年後に出産を控えるというのは、1人院長で診療している状態ではたくさんの「問題」が発生します。予定日が近づいてもなかなか非常勤の先生が決まらなかった時、私は「最悪の場合入院期間中は患者さんに『ごめんなさい』と言って病院をしめればいいんだ。その間売り上げが落ちた分は後から取り戻せばいいんだ。それ以上の悪いことは起こりえない」と腹をくくりました。そうしたら、奇跡的に非常勤の先生が見つかり、出産の8時間前まで働いて、病院について1時間半でスルッと産まれ、超安産だったため退院の翌日から診療に復帰することができました。全部「何があっても自分で責任をとる」と決めたからこそ起きた「結果オーライ」だったのだと思います。

 もし今、「この〇〇さえなければ自分の人生うまくいくのに」と思っている人がいたら、それはその〇〇に自分の人生のハンドルを握らせているということです。今すぐ運転席を交代しましょう。運転の仕方が分からなかったり、目的地が分からなかったりするかもしれません。でもまず最初に必要なことは、しっかり自分でハンドルを握ってみることなのです。

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15.10.26 子育ての大変さをコントロールしてみる

  この週末は、シークレット・スライト・オブ・ランゲージの3~4回目を受講してきました。 
 隔週で土日を確保するのは、ミュージカルの練習に通っていた時と同じように色々「段取り」が必要だったりするんですが、それでも受ける価値が大いにあると感じたセミナーなんですよね。

 今回からは、ペアを組んで具体的なセッションの練習をし、それをビデオに撮ってみんなで見ながら「ここでこんな介入ができたよね」「この内容をもっと掘り下げた方がいいよね」といったフィードバックをしていきます。
 ペアで練習していくわけですが、今自分が抱えている悩みをカウンセリングしてもらうようなものなので、勉強しながら自分もクライアントとして治療していただいているような感じです。
 
 昨日の練習で私が取り上げたテーマが「人間らしく食事をしたい」というものでした。
 冒頭で私が「人間らしく」といった時点で講師の先生から突っ込みが・・・「人間らしく食事をしたい」ということは、すなわち「人間らしくない食事を強いられている」つまり、自分のコントロールのできないところで強制的にその状態を「押し付けられている」という信じ込みがあるわけです。食事に限らず、子育てにおいて私は「自分でコントロールできない」ということにストレスを感じていました。そして、自分の「望まない生活」を強いられていると感じていたんです。それを象徴する言葉が、子供たちと丸一に過ごした時の「奴隷生活」です。

 この「自分ではどうしようもない」という受け身の姿勢を専門的に分析すると「他者原因」で「反映分析型」といいます。要するに、困った状況を作り出している原因を「自分以外(私の場合は子供たちや夫)」に見出したり、困った状況に対して「自分から働きかけることができない」と判断している状態です。
 そのことを指摘されたとき、正直「なんでだろう?」とかなり違和感を感じました。なぜなら、育児に関わるとき以外は私はどちらかというと原因を自分に見出して、自己責任としてその問題に対応したり、どうすれば解決できるかに焦点を当てて自分が主体的に働きかけることができるからです。でも、育児にかかわる部分だけ、「私の力が及ばない」という信じ込みが必要だったんですね。

 なぜ、育児に関して「自分原因」にすることに抵抗があったのか、それは「自分原因」にすると「育児の大変さを周りに理解してもらえないままになる」というデメリットがあったからです。育児が大変だと感じるのは「私の問題」で、本当は育児なんて「全然大変じゃないんだよ」ということになると、ものすご~く不都合があったのです。
 ちょうど、育児の大変さを訴えたら「好きで生んだんでしょ?」と言われて追いつめられるのと似た心情だと思います。子供がほしいと思って自分が望んで生んだ、ということは間違いありませ。でも、「今の生活を望んだわけではない」ということが理解されないから、「好きで生んだんでしょ」と言われるとショックを受けるわけです。

 育児は大変さがあるのが当たり前なんです。それをどの程度「苦痛だ」と感じるかに個人差が大きくて、あまり苦痛でないと感じる人は「大変さもあるけど楽しい」と言いますし、苦痛が大きいと感じる人は「子供の笑顔で帳消しになんかならない」と言うわけです。ちなみに私は後者です。なぜ後者になるのかは、またの機会にお話ししましょうか。
 じゃあ、なぜ私が育児の大変さを「わかってほしい」と感じていたのか、それは私がどれだけ育児を頑張ってるのかを認めてほしいという気持ちが背景にあったのだと思います。夫に「わかってほしい」と思っていたのと同じように、周りに「わかってほしい」と思うのは、私が自分で自分をほめてあげられていなかったからなんですね。
 そのことに気付いて、私ってこんなに子供のこと思ってるじゃない。子供のためにも頑張ってるじゃない。もう、十分だよと思ったら、涙が止まらなくなりました。その状態で冷蔵庫の前で泣き崩れていたら、次女が「だいじょ~ぶ?」と言いながら頭をなでに来てくれました。次女は私に似てとても勘が鋭いのです。

 食事の時間が、2人の娘の相手で戦争状態なのは変わりません。でも、それを「人間らしくない食事」ではなく「3年限定の実に母親らしい食事」に書き換えてみました。ついでに、イラッときたり無力感に襲われたときには、とにかくまず「ま、いっか」とつぶやくようにしてみたんです。
 たったそれだけですが、数日前までの「ずっと怒りの感情を抱えながら食べ物をただ口に押し込む」という状態から、「自分が食べたいものを「食べる」」という状態に変わりました。
 さらに、土曜日の講座からダッシュで保育園にお迎えに行っている途中で「お熱です」の電話を受けて、猛ダッシュで保育園に駆け付け、食べられないであろう長女のためにアイスクリームなどを調達して、まだ回復しきっていないために自宅でお留守番していた次女を夫から受け取り、次女抱っこ&長女おんぶの状態で仕事に行く夫を見送り、「ごめん、何も準備できなかった」の一言で済まされた夕食の支度を次女の腹具合と長女の「頭痛い~」の訴えを気にしながら大急ぎで済ませ、とりあえず次女を食べさせて、長女を清拭して寝かせ、次女をお風呂に入れてしばらく2人の時間を確保し、長女を起こさないように次女を寝かせつけ、翌日不在の「下準備」をし・・・という状況で「ま、いっか」を呟いてみました。普通なら「何で私1人でこんなにやらなきゃいけないのよ~」となるんでしょうが、「ま、こういう日もあるよね」で済まされたので不思議です。

 以前、「子育ては『楽しもう』としなくていい」という記事を書いた時、ものすごく共感しましたという感想を多数いただいたのですが、「楽しもう」とするってことは育児が「楽しくない」という前提があるんですよね。だから、育児は楽しもうとしなくていいんです。
 育児は大変なんだって、そういうものなのだと思っていいのです。その「大変さ」を自分にとってどのくらい負担になるものとしてランク付けするか、「ま、いっか」程度にランク付けするか、それが「自分次第」ということなのだと今回のセッションで発見しました。

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15.10.22 子どもの問題は「親の意識の鏡」

  先日、発達障害や情緒障害のお子さんをもつ親向けのセミナーを受けてきました。私自身は「親」としてではなく、カウンセラーとしてこの分野も薬を使わずに治療を行っていきたいと思い、勉強のために受講したのですが、カウンセラーとしてよりも一人の母親として大変勉強になりました。
 セミナーの内容の詳細はご紹介できないのですが、結論だけお伝えすると、発達障害に限らず子どもの問題行動や病気は「親の意識の鏡」であるということです。このようにお伝えすると、お子さんの何らかの問題で悩んでいる方は、「何でもかんでも親が悪いって言うの?」「すでにこの子のことでこんなに悩んだり苦しんだりしているのにさらに追い打ちをかけるような責め方をしないで」と思われるかもしれません。私自身も、長女が喘息の疑いと診断された時、真っ先に自分を責めました。喘息は母親の過干渉が原因となりうることを知っていたからです。そして、代替医療のセミナーに参加した時に「喘息は母親がうるさすぎるとなるのよ」と言われて大打撃を受けましたから。実際は、長女の症状の原因は私ではなく、もっと医学の手が届かないものが原因となっていたので、それを解消したらすっかり症状はでなくなりました。

 子どもの問題が親の意識の鏡=親が悪いと責めているわけではありません。なので安心してください。
 ただ、子どもの症状や行動を「子どもだけ」を見て解決しようとしても難しいということに気づかなければ、例え今出ている症状が治まったとしてもまた新たな問題が出てくるのです。逆に言えば、親の意識さえ変えれば、子どもはよくなるということですから、「親に非があるのだ」と受け止めるのではなく、「解決のカギは自分が握っている」と捉えていただけたらなと思います。

 私自身は、1年くらい前から「上の子かわいくない症候群」で悩んでいました。スピリチュアルなセッションを受けたり、子育てアドバイスの本を読んだり、自分に笑顔を取り戻すために大好きなミュージカルの舞台に立ったりしましたが、長女に対する私の気持ちは変わらず、また長女の問題行動はどんどんエスカレートしているように見受けられました。
 特にここ数週間は、本気で長女の今後の育て方について専門家の意見を求めた方がいいのではないかと思っていたくらいなのですが・・・何があったかといいますと、6月から習い始めたバレエ教室を一時お休みしなければいけなくなったんです。表向きは「発表会までの間通常のレッスンをほとんどしなくなるのでいったん休止しませんか?(娘は発表会に申し込んでいません)」と言われたのですが、娘のあまりのお行儀の悪さに先生もお手上げ状態になったのだと思われます。1時間のレッスンのうち、ちゃんと踊るのは15分程度で、後は走り回ったり私に泣きついたリバーで鉄棒ごっこをしたり・・・やりたい放題なわけです。先生や私が注意しても聞かず、「そんなに嫌ならバレエ止めて帰ろう」と言うと「やるの~」と言ってごねるという始末。私も、さすがに申し訳なくなって、やめることを提案しようかと悩んでいた矢先の先生からのお話しでした。

 レッスンのたびに娘に「バレエ続ける?」と聞いていたのですが、いつも「やる!」と答えていたんですよね。4歳の子の言うことなのでどこまで鵜呑みにしてよいのかわかりませんが、少なくとも本人がやると言っている間は続けさせようと思っていました。でもその日は、あっさり「もうやめる」と言うので、そのままひとまずお休みすることにしたんです。
 先生の方からこういったことを提案されたことは、親として少なからずショックで、そのせいでしばらく悶々としていました。なぜこんなに自分がモヤモヤするのかを色々考えてみたら、「自分からやると言い出したことを継続できなかった」「教室から問題児扱いされた」「今後小学校に上がってもきっと度々先生から呼び出されるような子になるだろう」といった思いが湧き上がってきました。娘が例え教室をウロウロして注意されようが、学校に行かないと言ってごねようが、すべて受け入れて好きにさせようと思っていましたが、いざそうなるとやっぱり自分の中にある「こうすべき」「こうあるべき」という規範意識が対抗しようとするのだなと感じたのです。

 結局、バレエ教室をお休みすることにして、代わりに同じ時間帯に保育園でやっている体操教室を受けさせてみたら、なんと1時間の教室をほぼきちんと受けて先生のいうことも聞いて、おまけに周りの男の子たちに負けない運動神経を発揮していました。バレエは本人が言っているほど好きではなかったんだな、と気づいたわけですが、お休みすると決めた後も毎週のように「またバレエに行きたい」と本人は言うのです。私も4歳の時にバレエの魅力にはまって、5歳から習い始めたのでわかりますが、好きだったらあんなレッスン態度にはなりません。娘の「バレエをやりたい」の背景にある本当の意図は何なのか探ってみたら「早くお迎えに来てほしい」でした。
 バレエ教室に行くために、いつもは18時お迎えのところを15時にお迎えに行っていたんですよね。しかも、長女だけ早くお迎えで次女はバレエ教室が終わるまで保育園です。長女はその「早お迎え」が欲しかったんだと思います。

 バレエ教室の件は、長女の問題行動のごく一部なわけですが、こういった行動を長女がとる原因を「私の中に」探してみたところ、1つは自分の中にある「規範意識」を長女が壊してくれているのだということに気づきました。そして、もう1つ大きな原因がありました。それは、私自身が長女に「問題児」になってほしいと無意識のうちに想っていたのです。
 もちろん潜在意識でですから、私が顕在意識で長女を問題児扱いしているわけではありません。でも、潜在意識は長女に問題を起こしてほしいと願っていたのです。だから、その願いは次々に叶えられていたんですね。

 なぜ私が長女を「問題児扱い」したがっていたのか・・・それは、夫へのメッセージでした。
 一般的に、子どもを病気にしたり問題児にしたりする母親の意識の背景として、「手のかかる子にすることで自分の『母親としての役割』をより強めたい」「自分が『母親として』必要とされる状況を生みだしたい」という意識が働くことが多いのですが、私自身は娘に必要とされなくてもすでにやりたいことがしっかりあって自分の存在意義も娘とは切り離されているので、自分の価値証明と娘の存在はリンクしません。なので、このケースには当てはまりません。
 私の場合は、長女が問題行動を起こせば、少しは夫が長女の育児の大変さを分かってくれるだろうと思っていたのです。なぜそんなアピールが必要になったのか、それは、夫の口癖が「彩ちゃんは本当に手のかからない育てやすい子だね」だったからです。1時間おきの夜泣きで憔悴しきっていたことや、ミルク拒否のために働きながら完全母乳で頑張るしかなかったことや、離乳食をほとんど食べてくれずに苦労したことなどは夫からは見えておらず、「私がどれだけ大変な思いをしてきたかあんたはちっともわかってないでしょ~!」ということが言いたかったわけです。育児の「いいとこどり」をして、いつものんきに娘たちをただただ「かわいいね~」と言っている夫のことがうらやましくもあり、腹立たしくもあったんですね。
 今の状態で長女が問題を起こせば、さすがに夫にも「見える」形となるので、私は一生懸命長女を問題児に仕立て上げようとしていたようです。

 私の中の「原因」が分かれば、対処法は簡単です。長女が問題児になる必要がなくなればよいわけですから、夫に私の感じていることを伝えればよいわけです。ついでに、夫に私の苦労を「認めて欲しい」と思ってしまうのは、私が自分で自分がやってきたことを認めたり褒めたりしてあげていないせいなので、自分で自分をしっかり褒めました。
 他人から褒めて欲しいと思っている時は、自分が自分を認めてあげていないことが多いんです。内側からの「承認」がないから、外野からそれを欲しがってしまうんですね。自分で自分をしっかり褒めたあげたら、夫が私の苦労を知ろうが知るまいが、それはどうでもよくなってきました。縁の下の力持ちのおかげでニコニコしていられるあなたは幸せモンだわね~、と思えるようになるわけです。まあ、それでも、この一連の関連性は一度は話しておきたいんですけれどね。

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15.10.09 病気に感謝をすると・・・

  ここまで何回かにわたってがんの予防や治療についてお話してきましたが、最も大切なことは病気になりにくい生活習慣を身に着けること、そして病気になった時の対応の仕方です。 
 一生何の病気にもならずにずっと健康体で生きていければいいのですが、風邪も含めると全く1日たりとも体調不良を経験したことがないという人はほとんどいらっしゃらないと思います。人間の体は機械ではありませんから、調子がいい時もあればイマイチの時もあります。ついつい寝不足が続いてしまったり、深酒をしてしまったり、暴食をしてしまったり・・・そんな時は、誰だって何らからの不調が出るでしょう。
 大切なのは、その「不調」の意味をちゃんとキャッチしてあげることです。極論を言えば、病気になりたくなかったら病気に感謝するとよいんです。病気を悪者にして「病気になったらどうしよう」と思うことをやめることです。今現れている「不調」が自分に何を伝えたいのかをちゃんと考えて、そのメッセージを受け取ると、不調は出なくなります。

 私たちは、やってはいけないと思いながら生活「悪」習慣を続けてしまったり、知らず知らずのうちに病気を引き起こしてしまう考え方の癖を身に着けてしまうこともあります。
 逆に、ものすごく健康的な食生活を心がけて、毎日ウォーキングをして、お酒もたばこも全く手を出さなくても、突然大きな病気になることもあります。
 どちらのパターンで病気になったとしても、必ずその病気には「意味」があります。それに気づかずに同じ習慣を続けたり、表面上の不調を抑えていっても、病気からのメッセージは止まりません。ちょうど目覚まし時計をいったん止めても、数分後により大きい音で再度鳴り始めるように、病気はもっと声を大にしてメッセージを伝えようとしてきます。
 病気になりたくなかったら、常に「体の声を聴く」ようにしてみてください。

 世間一般的に健康に「良い」とされている方法が、本当に自分の体に合っているかどうかを検証してから実践している人はあまり多くありません。本当は、自分にとって最も良い健康法を身に着けていくことが必要なのです。つまり、自分の体が「何を喜んで何を嫌がっているのか」をきちんとキャッチする必要があるといことです。

 例えば、糖質制限が良いという医師と良くないという医師がいます。私が拝見する限り、糖質制限はその人の体質によって「した方がいい人」と「しなくてもい人」と「しない方がいい人」がいらっしゃいます。
 私自身は糖質制限をした方がいい人です。妊娠中は糖尿病の検査で引っかかって境界域と言われました。ちょっと油断をすると、カロリーはそんなにとっていなくてもHbA1cの値がサクッと上がってしまいます。筋反射で確認すると「脾系」の筋肉が弱くなりがちです。食物テストをしても、「砂糖」はものすごく私の体にとっては害になると出ます。何よりも、糖質、特に砂糖を取りすぎると何とも言えないだるさや頭痛が出てきます。それでもストレスフルになるとむしょうに甘いものが食べたくなってしまうのですけれどね。自分がどれくらい甘いものを欲してしまうかも、健康状態のバロメータになったりします。

 体の声を聴けるようになるのに、特殊な能力は必要ありません。自分の体のことを病気を含めて受け止めて、愛してあげると自然にそのメッセージを受け取れるようになります。
 次回以降で、よくある婦人科の病気からのメッセージについてお話しできたらと思います。

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15.10.08 どのように健康を目指すかは「自分」で決めること

 がんの治療法や予防法について様々な意見を見るにつけ、極端な自然療法派の方の発信に何とも言えない違和感を感じていました。その違和感をクリアにしてくれる、とてもスマートでまとまった記事があったのでご紹介させてくださいませ。
 
 「私からのお願い

 私は西洋医学を学んだ医者ですが、自然療法を選択したいという方がいらしたらその選択をサポートしますし、「薬」以外の方法で治療したいと言われたら自分自身が試してこれならお勧めできるという代替医療をご紹介することもあります。でも、自然療法を「推奨」しているわけではありません。西洋医学を「否定」しているわけでもありません。
 私にとって、抗がん剤と金の延べ棒のどちらが優れているのかということは重要ではないのです。もちろん、明らかにまがい物で、人の弱みに付け込んだような代替医療もどきがあったら、はっきりとそれはやめるようにお伝えしますが。基本的に、何かを否定している限り病気を作り出す根源はなくならないと感じています。
 私が大切にしているのは、目の前にいらっしゃる患者様にご本人にとっての「ベスト」は何かのかを一緒に考えるということです。一般の方の知識だけでは何が「ベスト」なのかよくわからない、という場合に標準的な治療やご本人を拝見しての印象をふまえて「こうしたらいかがですか?」とご提案します。
 様々な代替医療を学んだり自分で試したり(自分の体で実験しています・・・)しているのは、いらっしゃる方にとって何が「ベスト」なのかがふたを開けてみなければわからないからです。できるだけ提案できる手持ちのカードが多い方が対応できるから、漢方もアロマもキネシオロジーもカウンセリングも学ぶのです。

 自分にとって良いと思われるものが他の人にとっても同じ効果が得られるとは限りません。なので、標準的治療以外の方法を選択した人や、検診は受けない・ワクチンは受けないという選択をした人がそれを体験談として語ることはよくても、その選択を他の人に押し付けてはいけないのです。
 これは、自宅分娩をした人が他の人にそれを勧めてはいけないのと同じです。私は自宅分娩をした人に「何でそんな危険なことをしたんだ!」なんてことは言いません。「素敵な体験ができてよかったですね」といいます。無事に産まれた後ですから。でも、自分自身はどんなに勧められても自宅分娩は選択しません。

 薬に使い方や治療法の選択や予防の方法も、人によって何が必要なのか、何が害なのかは異なります。抗がん剤だって、それが命をつないでくれることもあれば、命を縮めることもあります。一概に、すべての化学療法が「毒」だとは言えないのです。
 先日の記事にも書きましたが、手術をしないという選択をした人が手術をするという選択をした人に対して言及してはいけないのです。特に、それを医療関係者の方が気を使って発信することは避けるべきだと感じています。
 
 がんもその他の病気も、きちんと生活や食事を改善して、予防に努めていれば「検診なんて受けなくても大丈夫」といえるのかもしれません。でも、「病気にならない生活&思想」ができている人は、とてもとても少ないと感じています。
 私自身も、どうすればいいのかは分かっていてもそれが実践できないことは多々あります。例えば、40度のお湯で30分以上しっかり温まった方が健康のためにはよい、と言われてもお湯につかってわずか3分で娘が起きてきて慌てて添い寝に戻ってやらないといけないことだってあるわけです。自分の免疫力を高めれば、ワクチンなんて必要ないと、と言われるかもしれませんが、妊娠中も授乳中も自分で自分の体が守り切れないほどの状態になるわけです。

 どのような治療を選択するのか、どのような予防法を選択するのかは、結局「どのように生きたいのか」につながると思います。
 川島なお美さんのように、積極的な治療を選択せずに生きている時間は短くなっても最後まで「女優」でいる、というのも素敵な生き方だと思います。逆に、一日でも長く生きられるように受けられる治療はしっかり受けるというのも、勇気ある選択だと思います。
 もし私が独り身だったら、もしかしたら積極的な治療は行わないかもしれません。でも、2人の娘がいる今の状態だと、どんなことをしてでも娘たちが大きくなるまでは生きていようとするでしょう。できるだけ入院は避けながら、通院で受けられる治療を選択して、代替医療でそのダメージを緩和するという形をとるかもしれません。

 どのような治療法も予防法も、それを否定するということは、その選択をしている人の「生き方」を否定することになります。だから、私は、そういった発信に対して常に違和感を感じてしまうのです。
 どうか、どのような選択をした人も自分の「健康に戻る力」を信じて、自分の選択を受け入れて欲しいなと思います。
 

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15.10.03 マンモグラフィーで乳がんのリスクは上がるのか?

 以前からマンモグラフィーの被ばく線量に関してはご質問を頂くこともありましたが、最近やたらと「マンモグラフィーによる被ばくが乳がんの原因になる」といった記事が目につくようになってきました。
 私自身は婦人科の専門ですから、婦人科の検診として何の検診がどの程度有効であるかは、医学的知識としても、そしていらっしゃる患者様を拝見して感じることからも、確信をもってご説明できます。
 マンモグラフィーに関しては乳腺外科の専門になりますので、私自身がマンモグラフィーの検査を行ったりその結果をご説明することはありません。なので、マンモグラフィーの被ばく線量については、一般的な医学的考察からそのリスクを考えることしかできませんが、結論から言うとマンモグラフィーの被ばく線量はがんの原因になるほど高いものではありません。

 マンモグラフィーの有効性とリスクについてはこちらの記事http://www.jbcsftguideline.jp/category/cq/index/cqid/500001がよくまとまっていますので、こ難しい説明や「エビデンス」がお好きな方は、この解説を参考にしていただくとよいと思います。
 マンモグラフィーの被ばく線量が他のレントゲン検査に比べて高いように思われているようですが、実際は胸のレントゲン検査による被ばく線量をさほど変わりません。なぜ被ばく線量が下げられるのかというと、マンモグラフィーでは強く乳房を圧迫することによって、できるだけ乳腺を薄くして低い線量で済むようにしているからです。

 実際、マンモグラフィーによる被ばく線量がどのくらいかを数値に表すと、実効線量が0.05~0.15mSvになります。人が普通に日常生活を送っていても、自然界からある程度の放射線を浴びますが、それが年間約2.4mSvなのです。つまり、例え1年間に10回マンモグラフィーをとっても、自然に浴びる放射線量より少ないということです。ちなみに、飛行機に乗ると被ばく線量は上がるのですが、東京~サンフランシスコを飛行機で移動した場合の自然被ばく線量は約0.038mSvと言われています。もし、マンモグラフィーで乳がんになるのだとしたら、国際線の客室乗務員の方の乳がんリスクはどうなるでしょう?

 ではマンモグラフィーは全く乳がんのリスクにならないのかというと、リスクが「ゼロ」とは言えません。それは、被爆による「確定的影響」と「確率的影響」というものがあるからです。確定的影響は、ある一定の線量を超えるとがんのリスクが高くなりますよ、というものです。これは組織(臓器)によってどのくらいの線量を超えると危険なのかが決まっていまして、マンモグラフィーの場合、例え毎年マンモグラフィーをとっても乳腺の「ここが危険」というラインは超えません。つまり確定的影響はないと言えます。
 一方、確率的影響はどのレベルでリスクが上がるかといった線引きがありません。もしかしたら、たった1回のマンモグラフィーが乳がんを発生しさせてしまうかもしれないというものです。この確率は「ゼロではない」としか言いようがありません。例えば、乳がんになりやすい遺伝子を持った肥満で乳製品が大好きで妊娠・出産経験がない女性がマンモグラフィーを受けた後に乳がんを発症した場合、もしかしたらマンモグラフィーのせいで乳がんができたのかもしれないけれどその他のリスク要因もあるから断言はできない、ということになります。

 では、全員がマンモグラフィーを受けた方がいいのかというとそうではありません。少なくとも、30歳以下の人はマンモグラフィーを受けるメリットがそれほど高くはない又はデメリットが上回る可能性があるので、乳がん検診を受ける場合は超音波検査を受けた方がよいといえます。30代前半についても、マンモグラフィーより超音波検査の方がよいでしょう。
 逆に40歳以上の方については、マンモグラフィーによる検診が有効といえます。ただし、乳腺の密度が高い方はマンモグラフィーだけでは見落としのリスクがありますので、超音波検査との併用検診が勧められます。マンモグラフィーと超音波検査は、お互いの「発見しにくい異常」を補い合える特性がありますので、一緒に受けることで精度は上がります。

 検診を受けるデメリットの1つとして、過剰に異常をひっかけてしまうというものがあります。確かに、検診で「もしかしたら乳がんかもしれないから精密検査を受けて下さい」と言われて、細胞診などの詳しい検査を受けたらなんでもなかった、というケースはしばしば見受けられます。
 検診は、できるだけ見落とさないように小さな異常も「疑いあり」に入れるため、このようなことが起こりうるのです。本当に乳がんの人だけをピックアップするように異常と判定する境界線を下げると、見落としが増えるということになります。検診の目的を考えると、ある程度過剰に異常が出てしまうのはやむを得ない部分があります。
 毎年検診を受けていれば、前の検査結果との比較ができますから、この過剰に異常を指摘されるということが少なくはなってきます。
 
 乳がん検診も子宮がん検診も、受けるデメリットより受けないデメリットが大きいことは、とても進行したがんを拝見するたびに痛感します。検診は、適切な方法で受ければやはり有効性の方が高いのです。
 ただし、検診を受けるよりもっと大切なことがあります。それは、「がんにならない習慣」を身に着けることです。がんになる人は、必ずその原因となる行動・食生活・思考のパターンがあります。それを変えずして、がんを恐れて不安な中で検診を受けても、がんを防ぐことはできないのです。

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15.10.01 がんは手術しなくても消えるのか?

 ここのところ、川島なお美さんと北斗晶さんの報道を受けてがんについての話題がネットでも多く見受けられます。中には、「がんは切ってはいけない」「抗がん剤は毒でしかない」「体を温めればがんは治る」といった極論も多く、医者の中では比較的自然療法派の私でさえ、「それは違うでしょう」といいたくなる記事も多く目につきます。
 まず最初に言っておきたいのは、西洋医学的に「手術・化学療法・放射線療法」ががんの3大療法であることは基本中の基本で、これらの治療を今現在受けている方が、ネット上の自然療法派の方の意見を見てご自身が選択なさった治療法に対して否定的な考えを持つことだけはしないでいただきたい、ということです。不安な気持ちで治療を受ければ、治療効果も下がってしまいます。

 極論の中には、病院が儲けるために必要ない人にまで抗がん剤を使っている、という記事もありますが、高いお薬を使ったからと言って病院が儲かるわけではありません。お薬の値段は保険点数で決まっていますから、患者様の負担が大きい薬は仕入れ値も高いのです。
 もちろん、世の中には良心的な医師ばかりではないことは分かっていますし、自分でも「もうこの医師にはかかりたくない」という医師に遭遇したこともありますから、医師が全員絶対に患者様のためだけを思って患者様にとってのベストを考えて治療計画を立てているとは言い切れないかもしれません。でも、多くの医師は少なくとも「スタンダードな治療」を提案しているはずです。各病気には、基本的な治療方針について「ガイドライン」というものがありますから、通常はそれにのっとって治療を行っていくのです。本当は必要ないかもしれない治療が行われている可能性については、また別の機会にお話しできたらと思います。

 がんが見つかったら、まず最初に手術を勧められることがほとんどです。これは、がんだと思われる部分が本当に「がん」なのかを確定する方法は、唯一その部分を切り取ってきて顕微鏡で組織を見てみることだからです。手術をしなくても、がんかどうかの確定まではできるケースもあります。例えば、子宮頸がんは子宮の出口にできるがんなので、お腹をあけなくても膣の方から病気がある部分を切り取ることができます。通常は「ここが一番怪しい」という部分を少しだけ切り取る「組織診」で、がんなのかどうかを診断することができます。一方、卵巣がんは腫れている卵巣そのものをとるまではそれが「がん」なのかおそらくがんの手前の「境界悪性」なのか「がんに見えたけど良性」なのかを判別することはできません。
 手術を行う目的は、がんの種類と進行具合によって多少異なりますが、多くの場合は、例え術前に「がん」だと確定できても、それがどの範囲まで広がっているのか、どういう特性を持った組織なのかを見るために、そして、できれば悪い部分を全部取り除いてしまうために行うのです。

 がんは手術なんてしなくても消えるものだ、という意見もあるかと思います。これに対して私の個人的な意見は、「消える人もいれば消せない人もいる」ということです。がんの原因となる悪習慣をすべて改め、思考も改善し、なぜこのタイミングでがんになったのかをきちんと理解できた人は、もしかしたら手術をしなくてもがんが消えてくれるかもしれません。でも、それができる人はごくわずかだと感じています。例え生活習慣は変えられても、思考のパターンがそのままだったり、がんになることで学ぶべきことが受け取り切れないケースが多いように見受けられるのです。そのような人が、がんを「切らずに治す」とがんばって手術で切り取りきれるレベルだったものをむやみに進行させてしまうことはとても危険だと思います。
 時々、「子宮頸がんのステージ3が様子を見ているうちに消えた」という体験談が出てきます。問診でそのように書いてくださる方もいらっしゃいます。よくよくお話を伺うと、「ステージ3」ではなくて、子宮頸がんの細胞診の結果が「クラス3」だったのが正常になったということのようです。おそらく「子宮頸がんが勝手に治った」という体験談の大部分は、この「クラス3」つまり異形成という状態から正常化したというものなのだと思われます。異形成はほっておいても正常化することが多いわけですから、「がんが自然に治る」のと勘違いしてしまっては危険です。

 がんになったら絶対に手術しなければいけないというわけではありません。がんのある場所、進行具合、ご本人の年齢や全身状態によっては、手術をすること自体が生命予後を悪くするということもありうるでしょう。
 一方で、子宮頸がんの初期など、早く見つけて適切な範囲をきちんと手術で取り除けば、それ以上の治療は全く必要なく完治できるものもあるということを理解しておく必要もあります。
 手術を受けないデメリットについてきちんと理解して、手術をしないという選択をすることは間違いではありません。最も大事なことは、手術をしないという選択をした人が、手術をするという選択をした人に対してそれを否定してはいけないということだと思います。

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15.09.27 がんで死なないために最も重要なことは?

  川島なお美さんの死や、北斗晶さんの乳がん手術の報道を受けて、がん治療についての様々な意見が飛び交っていますが、中には医療者から見ると明らかに間違っている内容や、今現在がんの治療を受けている方を混乱させてしまうような内容もあって、読めばよむほどモヤッとしてしまいます。

 私がまだ研修医の頃、がんセンターに勤務していた時に担当させていただいていた卵巣がんの再発患者さんが教えてくださったことが、とても印象的でした。
 「せんせ~、がんで死なないために一番重要なことって分かる?『いつ』『誰に』がんを発見してもらうかってことだよ」
 その方は、がんの自助グループにも入っていらして、多くのがん患者さんと接する中で出てきた意見なのだと思います。その時も、今思い返しても、もっともな意見だと思うのです。

 「いつ」発見されるか、つまりがんのごく初期の段階で発見できるか、手術もできない程進行した段階で見つかるかによって「予後」つまりどのくらいそのがんが「治せるか」またはどのくらい「生きられるか」は決まってしまうと言っても過言ではありません。
 ある意味、誰が手術しても取切れるくらい初期の初期で見つかれば、がんで命を落とすリスクはほとんどないわけですし、逆に全身に転移しているような状態で見つかれば、その先化学療法を選択しようが自然療法を選択しようが生命予後にほとんど差は出ないわけです。

 ちなみに、私の父親は食道がんの4期、つまり全身に転移してすでに「末期」といえる状態でがんが発見されました。自覚症状があったにもかかわらず、本人が半年以上放置していたのです。もちろん、定期検診なんて受けていませんでした。
 発見された段階で、どのような治療を選択しても父親の生命予後はあまり変わらないだろうと分かりましたから、家族の立場としては「できる限り口から摂取可能な状態を保つこと」「わずかな可能性にかけて負担が大きい治療を行うよりも除痛を中心とした治療を行うこと」を希望しました。ただ、本人が何をどう説明しても(「身辺整理をし始めてください」と言われても)、がんは「治る」と思っていたため、化学療法を行うことを希望してしまったんですが・・・結局、全身状態が悪すぎて、化学療法は1回しか行えず、発見から8か月後にこの世を去りました。

 「誰に」発見してもらうか、これは、がんを疑った段階で適切な検査や治療に導ける医師に出会えるか、そして、がんの状態に応じて最も有効な治療を選択できる医師に出会えるか、ということです。
 川島なお美さんが、がんが発見されてから手術を受けるまでに半年も時間をかけてしまったことは、生命予後を悪くしてしまった一因と言わざるを得ません。もし、確定診断のためにもすぐに手術を受けた方がよいということを熱心に説明してもらっていたら、少しは早く有効な治療を受けられたかもしれませんが、どんな医師に出会っても本人が「納得がいくまで説明を求める」というスタンスでセカンドオピニオンを求めてドクターショッピングをしてしまっては、結果は同じだったのかもしれません。

 大事なことは、治療を開始する時期を遅らせてしまわないこと、治療の有効性と体への負担のどちらが「より大きいのか」をきちんと見極めることです。そして、それらを一般の方が自分の知識だけで行おうとしても、なかなか難しいということを知っておかなければいけないと思います。

 がんの治療を選択する上で、いわゆる西洋医学的な治療を何も受けないという選択も、本人が納得した上での選択であれば、大事な選択肢だと考えています。「どの治療法を選ぶか」も含めて、それがその人の「寿命」なのだと思うのです。例え生命予後が悪くなっても、抗がん剤は使いたくないと本人が考えていれば、その選択は本人にとって「正解」です。
 ただ、その選択をする上で「選考にする情報」が間違っていては危険です。今後、ネット上に流れている情報の中でいくつか気になったものをピックアップしていきたいと思います。

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15.09.16 5周年・ありがとうございます

 9月11日はクリニックの開院記念日でした。なんと、あっという間の5周年!です。
 と言っても、日々の診療と子育てでバタバタ~っとその日は過ぎ去ってしまったのですが・・・むしろ、「いつもと変わらない1日」をその日も淡々と積み重ねられたことに、心から感謝したいと思います。
 

 開業した時もそうだったんですが、その日が来るのが「よい意味で」特別なことではなく、まるでそうなることがあらかじめ分かっていたかのようにものすごく穏やかにその日を迎えていたんですよね。開業する前は、開業時は「とうとうこの日がやってきたぞ~!」的なものすごい感動があるのかと思っていたのですが、10年以上温め続けてきた夢が実現したという割には、本当にものすごく「自然」だったんです。以前からそこが自分の居場所だったように、しっくりしていて、そしてじわ~っと温かい幸せを感じていました。
 5周年を迎えた時も、やっぱり同じような感覚でした。何かをやり遂げた感じとか、目標を「達成した」という感覚ではなく、ちょっと言葉にするのが難しいのですが、ちょうど、朝起きて「あ、今日も生きている、ありがとう」という感じに似ている気がします。

 もちろん、5年間の間に2回の出産があったわけですから、それなりの心痛も苦労もあったわけですが、振り返ってみると「あ~、ありがたいな~」の一言でまるっとしめてしまえるから不思議です。
 特に、1人目の妊娠は、開業する段階で分かっていたので、開業してわずか半年でクリニックを留守にしなければいけないということにはとても大きな不安がありました。ギリギリまで代診の医師が確保できず、そうこうするうちに予定日は近づいてくるし、このまま誰も見つからなかったらどうしよう~と、悩んでいた日が懐かしく思えます。
 結局、「出産の日まで代診の先生が確保できなかったら、出産の前日までは頑張って、できるだけ早く復帰しよう。1~2週間の急な休診で患者様には迷惑をかけてしまうけれど、自分がなぜこのタイミングで妊娠を目指したのかをきちんと説明してお詫びをすればよいのだから、それで理解が得られなければ仕方がない」と腹をくくったんですが・・・腹をくくったら、今もお手伝いしてくださっている浜田先生とのご縁がつながりました。
 まあ、本当に産む8時間前まで診療をして、退院してすぐに復帰するとは、誰も予想はしていなかったと思います。偶然にも2人目も診療を終えた翌日に産まれているんですが、どちらも陣痛促進剤は使っていないんですよ。自然な陣痛が、ベストタイミングで来てくれたんです。空気を読んで生まれてきた娘たちには、本当に感謝感謝です。

 まだまだやりたいことが多すぎて、子育てとの時間配分にヤキモキしたりしていますが、これからもより多くの女性のサポートをさせていただけるように、クリニックとともに成長していきたいと思います。
 よかったら、これからも応援してくださいませ。

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15.08.15 脳内独り言の影響力

 

 昨日は、以前からずっと受けたかった杏奈先生のプライベートレッスンを、やっとやっと受けてきました。フランクリンメソッドについて知りたかったので、メソッドについての基本的な考え方や簡単なムーブメントで体の使い方を教えて頂きました。


 中でも、一番興味深かったのが、イメジェリーやメタファーを使って身体機能を向上させるという視点です。簡単に言うと、脳がどの様な言葉を思い浮かべるかによって身体機能が変化するというものです。

 レッスンでは、即興の腕の動きを「ネガティブな言葉を心の中で呟きながら」行った後に、「ポジティブな言葉を心の中で呟きながら」やってみました。言葉を口にしていないのに、端から見ていても、その動きをどの様な言葉を思い浮かべながら行っているか分かるんです。自分の体感も、もちろん全く異なります。

 分かりにくい~と思った方は、片手でギリギリ持ち上がるくらいの重さの物を、「ついてない、バカ野郎、重い~」と言いながら持ち上げてみてください。その後に、「ついてる、ありがとう、軽い~」と言いながら持ち上げてみてください。重さが変わったはずです。


 体の機能をコントロールしているのは、脳です。脳がどの様な信号を出しているのか、一番分かりやすいのが発している「言葉」だと思います。実際に口にしている言葉はもちろんですし、口に出していない「脳内独り言」も同じ影響があります。

 この、脳内独り言、人は1日で何と2万回くらい語りかけているそうです。その言葉がネガティブな言葉ばかりだったら、体にどの様な反応が現れるか...想像できますよね?


 ちなみに、口にしている言葉も、脳内独り言も、脳は「主語を見分けられない」という特性があります。つまり、他者に対して向けたネガティブな言葉を、主語を自分に置き換えて理解してしまうのです。逆もしかりなので、他者に対して誉め言葉や感謝の気持ちなどを常に発信していると、自分がそれらを受けとることになります。

 脳内独り言は、ちょっと意識するだけで変えられます。無意識に、ネガティブな言葉を連発してしまったら、最後に「っていうのは嘘~」と笑い飛ばすとよいのだそうです。


 自分の体は、自分がコントロールできる...それを、体感させていただいたレッスンでした。

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15.07.29 違いを認め合うということ

 2日間にわたるコモンビートの公演は、大盛況のうちに無事幕を下ろしました。
 猛暑の中、会場まで足を運んでくださった方々、本当にありがとうございます。3公演ともに、2階席までほぼ満員状態で、お客さんの反応も良くて、舞台と客席が一体となって最高の作品を作り上げることができました。たくさんの方達のサポートに、改めて感謝感謝です。

 このコモンビートの活動に参加し始めてから、ずっと考えていたことがあります。「違いを認め合う」「個性が響き合う」って具体的にどういうことなんだろう・・・と。
 私は以前、違いを認める=相手が正しいと受け入れる、ことだと勘違いしていました。だから、自分と異なる考え方や行動に対して、それを正しいと思おうとすればするほど自分を押し殺すことになって、なんだか苦しくなっていました。だって、違うものを正しいとするなら自分が「間違っている」ってことになってしまいますから。
 
 違いを認めるということは、相手の考えや行動や選択を「そうなんだね」と、ただあるがまま受け止めるということなんです。そこに「ジャッジを入れない」ということが重要なんだということに気づいた時、やっと楽に相手を受け入れることができるようになりました。
 あなたはそう考えるんだね、私は違うけど、でもそれもありかもね。
 そうやって、客観的に、ある意味淡々と受け入れると、自分も苦しくなくなりますし、あえて「どちら側」という境界線を明確にひかなくてもよくなるのです。そして、相手をコントロールしようという意識がなくなります。線の「こちら側」に引っ張り込もうとする必要がないからです。
 
 ジャッジを入れなければ、「理解されないことへの失望感」も和らぎます。自分の気持ちや立場を理解してほしいと思っても、相手にうまく伝わらなかったり理解してもらえなかったりすることってしばしば発生します。相手に「理解すること」つまり「自分側のラインに立つこと」を強要しようとすると、理解されないことへの怒りや悲しみがわいてきます。でも、理解できないことに対してジャッジをしなければ、「何で分かってくれないの~」と思わなくて済むわけです。「あ、分からないのね」で終わります。
 以前は、産後の悩みや育児の悩みなど、男女間でものすごく意識のギャップがあるな、女性側の悩みを男性は理解してなさすぎるなと思っていました。今でも、この部分の相互理解がもっと深まればいいのにとは思っています。でも、理解できていないことに対して、それを責める必要はないのです。

 ミュージカルの舞台を見にいらした方達が、何を感じ取って、そしてそれを日々の生活の中でどう活かしてくださるのか、私は「その先」に起きる変化が楽しみです。自画自賛になってしまいますが、そういった変化を起こす力がある舞台だったと思えるのです。
 そして、そこから少しずつでも変化の波が広がっていけば、娘が大人になる頃にはもっともっと「楽に」個性が響き合う社会になってくれているのではないかな~。

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15.06.23 里帰り分娩の方の妊婦健診について

 いつもクリニックをご利用いただきありがとうございます。

 里帰り分娩の方から、当院で継続して妊婦健診を受けたいというご要望を頂くことがあるのですが、申し訳ありませんが里帰り分娩の場合は妊婦健診を承っておりません。

 これには理由があります。

 当院は夜間や休診日の緊急対応ができる病院ではありません。妊娠中は、いつどのようなトラブルが起きるかわからないため、万が一当院が対応できない時間帯に異変が起きた時に、分娩予定の病院へ受診するには遠すぎますし、一度もかかったことがない病院へ受診することは非常に困難なケースがあるからです。

 私は開業する前は、虎の門病院に勤めていました。夜間や休日に当直をしていると、里帰り分娩予定だけれど夜間救急対応していないクリニックで妊婦健診を受けているという方が、「休みの時はどこか適当に受診して下さい」と言われて困って受診なさるというケースにしばしば遭遇することがありました。当直時に分娩対応や緊急手術が入っていなければ受診していただくことは可能ですが、こちらの手が空いていない場合はお断りすることになってしまします。これでは、受診したい妊婦さんがたらい回しになってしまいますし、誰が責任を持って妊娠経過を見るのかという責任の所在があいまいになってしまいます。

 自分が開業する時は、こういった無責任なことにはならないようにしたいという思いがありまして、里帰り分娩希望の方には夜間救急対応ができる病院で妊婦健診を受けていただくようにご説明しております。妊娠経過を安全に管理するために必要な対応だと考えております。どうぞご理解いただければ幸いです。

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15.06.06 ミュージカルの舞台を見に来て下さい♪

 以前お知らせしました、ミュージカルの舞台ですが、本番が7月25日と26日にあります。

 現在すべての振り付けなどが終わって、これから作品全体をブラッシュアップしていくところです。

 私は初参加なので、本当にちょこっとした役ではあるんですが、ラストのダンスナンバーでメインダンサーを務めることになりました。

 10年前に舞台に立っていた時とは格段に落ちているスタミナと格闘しつつ、練習に励んでます。

 このミュージカルは、ただの舞台を作るというだけでなく、作品を通して「個性が響き合う社会をつくる」という理念を広めていく活動の一環となっています。特に見にいらしていただきたいのは、10代の方達です。

 ご都合がつく方がいらっしゃいましたら、ぜひおいで下さい。

  詳細は下記ご参照下さいませ。

  コモンビート32期東京公演
   上演時間90分
   日時:7月25日19時開場19:30開演
       7月26日12:30開場13時開演 17時開場17:30開演
   場所:昭和女子大学人見記念講堂
   チケット1枚3000円

 チケットのご用命はこちらまで→info@vivalita.com





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15.04.05 育児を楽しめなくてもいい

 先日こんな記事を見つけて、「あ~こんなことを言われるからますます子育て中のママが追い詰められてしまうんだよな~」と感じました。
  http://spotlight-media.jp/article/131622381010152972

 私も以前、育児と家事でいっぱいいっぱいになったために色んな方にアドバイスや助けを求めたことがありますが、その時に似たような追い詰められ方をしたんですよね。
 この記事、「オヤノミカタ」の視点で書いてあるようなんですが、本質的には「子育てを楽しいと感じられないあなたが悪い」と言っているようなものです。子育てを楽しいと感じられないなんて、やっぱり私は子育てに向いていないのね・・・とショックを受けてしまうママさんもいるかもしれません。
 子育ては大変です。楽しいなんて感じられない時があって当然です。だから、私は子育てを「楽しもう」と思わなくてもいいのだと思っています。

 どうせやらなければいけないことなのだから、大変大変と思わずに何か楽しめる要素を探してみようとか、できるだけ楽しめるように工夫してみようと、当事者が「自発的に」思うのはよいことです。嫌な仕事をイヤイヤやるより、少しでも楽しめることがないか視点を変えてみるというのは有効な方法ではあります。
 でも、そもそも子育てを「楽しまなければいけない」という考えを他人から押し付けられること自体が、子育てで疲弊している母親にとっては負担になるわけです。

 子育ての「先輩」たちが言ってしまうアドバイスで、最も破壊力が大きいなと感じたのは、「今が一番大変な時期だけど、でも一番可愛い時期よね」という言葉です。これは、親の介護で疲弊しきっている人に「最後に親孝行ができていいわよね。感謝しないと」と言ってしまうのと同じくらい、言われた本人にとっては大きなダメージになります。
 どちらも、当事者が「自発的に」発するべき言葉であって、周りが押し付けてはいけないことなのです。

 女性だから母性本能があるだろうとか、望んで産んだ子どもなんだから目の中に入れても痛くないくらいかわいいだろうとか、子育ては大変ながらもやっぱり楽しいだろうとか、そういった価値観の押しつけは、子育て中の母親にとっては苦痛なだけです。
 比較的若い年齢で「今後妊娠は希望しないから」と避妊相談にいらっしゃる方の中には、「正直子どもがそんなにかわいいとは思えないんですよ。だから1人で十分なんです」という方もいらっしゃいます。子どもがかわいいと思えなかったり、育児が楽しいと思えなかったりすることを「母親失格」と思って自分を責めてしまう方も少なくありません。

 そもそも、子育ては大変なんです。なぜって、人間らしい生活をしばらくの間あきらめなければいけなくなるわけですから。
 ご飯を温かいうちに食べるとか、座って食事をとるとか、ゆっくり湯船につかって入浴するとか、一晩中邪魔されずにぐっすり眠るとか、行きたい時にトイレに行くとか、そういった「本来できて当たり前のこと」ができなくなるわけです。一時的なことであっても、小さなストレスの積み重ねは、育児を「楽しめない」ものにするには十分だと感じています。

 大変なものは大変なんだと思っていいし、言ってもいいんです。「大変だけどでも楽しいよね~」なんて頑張らなくていいんです。「大変だからもう嫌!」って言っていいんだと思います。そう言えない空気を作ることは、母親を追い詰めて、虐待や殺害にまで追い込んでしまうことになりかねません。
 育児に向いていない人が産むケースなんてたくさんあります。かく言う私も育児向きではありません。完璧主義で、計画性があって、予定通りに事が進まないとイライラする性格ですから、育児に向いているはずがありませんよね(笑)でも、子どもは欲しいと思いましたし、子どもを見てほっこりしたり「かわいいな~」とデレデレしたりすることもあります。
 
 子どもがかわいいと思えなくても、育児を楽しいと思えなくても、それは母親の責任ではありません。母親が自分を責める必要もありません。「私はそう思えない」と周りに大きな声で言える環境こそが、本当に必要な「支援」なんだと思います。

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15.03.25 目元の小じわにAPPSプラスEローション

 先日娘の4歳のお誕生日記念に、家族で記念撮影をしてきました。午後の撮影だったせいもあるのですが、とっていただいた写真を見て大ショックを受けてしまいました・・・そう、自分の顔が想像以上に「疲れて」「老けて」いたんです。

 いくら撮影のお姉さんに「もっと笑って~」と言われたからといって、目元のしわが多すぎます!

 あまりにもショックを受けたので、早速エステティシャンにITOの商品でお勧めの化粧水を教えてもらったところ、「APPS+Eローションが一番人気です」とのこと。

 ひとまず2週間ほど普段のお化粧水からAPPS+Eローションに替えて、さらに入浴時にコットンにローションをしみこませて目元だけコットンパックをしてみたところ、ずいぶんお肌の柔らかさが回復してきました。

 にっこり笑うと目元に多少小じわは出ますが、撮影したときのような「疲れた感じのしわ」にはなりません。保湿をしっかりすると、お肌の透明感もアップするので、つややかさが加わって「疲れた感じ」が改善するんだな、ということを実感しました。

 季節の変わり目で、お肌も乾燥しがちなこの時期は、ちょっと贅沢に高性能なお化粧水に頼るのもいいですね。 

 お化粧品購入はこちらの通販サイトをご利用くださいませ→http://vivalita.shop-pro.jp/

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15.03.21 私を笑顔にしてあげるために・・・

 

先日更年期症状についてご相談にいらした患者様が「最近笑ってないなって気づいたんです」とおっしゃっているのを聞いて、「あ、自分もそうだったな」と思い返してしまいました。

11月くらいから、長女に対してイライラすることが増えて、娘からしょっちゅう「お母さん、笑って!!」と言われてしまっていたんですよね。仕事をしている時は全然大丈夫なのに、朝晩や日曜日に2人の子どもを見ながら家事をしていると、何だか自分が奴隷になったような気分でどんどん疲弊してしまっていました。最初は、娘に「笑って」と言われたら、何とかして作り笑いをして「お母さん笑ってるよ」と返せていたのですが、段々それすらできなくなって、ある時「ごめんね、お母さん笑えない...」と言って娘を泣かせてしまいました。

 

 これではいけないと思って、どうやったら自分が笑顔を取り戻せるだろう、どんな時に自分は心から笑ってるんだろうって考え始めた矢先に、ちょうど注文していた1枚のCDが届きました。私が中学生時代からミュージカルの世界にはまるきっかけとなった、平和を伝えるミュージカル「ピースチャイルド」のオリジナルCDです。早速CDをかけながら懐かしい曲を口ずさんだら、みるみる笑顔やワクワクが湧き上がってきました。「あ~、私は本当に舞台が好きなんだな。ミュージカルが大好きなんだな」ということを改めて思い出したんです。

 自分を笑顔にするために、私が自分にしてあげられることは何だろうと考えた時に、やっぱりミュージカルの世界に戻ることだと気付きました。もちろん、本業がありますから、ミュージカルスターを目指すという意味ではありません。長女を妊娠して以来ずっと我慢してきていた、歌やダンスのレッスンを再開したり、舞台に立つ機会を持つということです。それができる機会がないかいろいろ調べたら、ちょうどあったんです。誰でも参加できるミュージカルの舞台が。早速体験会に参加して、その場で出演を決めてしまいました。

 

 と言っても、実は体験会に参加するまでにものすごくものすごく大きな心理的なハードルがあって、何度もあきらめかけていました。

 子どもたちをほっといてレッスンに行くなんて、とか。自分の趣味を優先させるなんて、とか。練習が始まれば、診療に出られない日が発生するため患者様にもスタッフにも多大なる迷惑かけることになるし、練習もフル参加できなければ他の出演者にも迷惑かけてしまうし、とか。

 諸々の葛藤を繰り返しながら、きっとたくさんの方に迷惑をかけることになるし、子どもたちにもさみしい思いをさせてしまうかもしれないけれど、それでもどうしても出演したいと思って体験会に参加したんですね。なので、体験会の会場に到着して、オープニングが始まった途端にひそかに泣いていました。自分がそれまで、どれだけ「やりたい」という気持ちを抑えていたのかに気づいたからです。

 

 即日で出演を決めたのは、ゆっくり考えたら「やっぱりやめよう」となってしまう気がしたからです。何かをやりたいと思った時、それができる環境が整ってから始めるのではなく、まず「やる!」ということを決めることが重要になります。なので、診療の調整がついてから決めるのではなく、先に出演を決めてから診療の調整をしていくことにしたのです。

 その結果、ご迷惑をおかけすることになった患者様、これからご迷惑をおかけするであろう患者様には、心からお詫び申し上げます。

 舞台までの期間中は土日がレッスン日になるため、土曜日の診療に私がほとんど出られなくなります。土曜日受診希望の方には、4月~7月の期間中ご不便をおかけしますが、どうかご理解とご協力を頂ければ幸いです。

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15.03.12 HPV感染と子宮頸がん

 今月は、自治体が配布している無料クーポンの使用期限が切れる月なので、「駆け込み検診」の患者様が増えていますね。クーポンが検診のきっかけになって異常が見つかるケースは、案外少なくありません。クリニックでも、普通に毎年検診を受けている方より、クーポンで検診を受ける方の方が異常が出る割合が多かったりします。

 子宮頸がん検診で異常が出ると、しばしば質問されるのがHPV感染との関係です。子宮頸がんの原因のほとんどは、HPVへの感染なので、細胞に異常が出ているということはHPVに感染している可能性が高いと言えます。HPVに感染しているかどうかは、HPV検査をすればすぐにわかります。
 みなさんが一番気にされるのは、このHPVがどこから感染したものなのか、そして今後HPVが「消えてくれるのか」ということです。HPVは性交渉によって感染するものなので、今までの性交渉の誰かから感染したものということは言えますが、誰からなのかを特定することは困難ですし、また特定する意味もありません。一度感染すると体から完全にいなくなることはないので、HPVを「退治する」ことを考えるのはあまり意味がありません。

 HPVは性交渉の経験がある女性の約8割が一生に一度は感染することがあるくらい、ある意味ありふれたウイルスです。私はよく、「子宮頸部の『風邪』みたいなものだ」とご説明しています。
 つまり、感染機会を持つところからがんになるまでの経緯を風に例えると理解しやすいのです。

*HPVに感染している人との性交渉=風邪をひいている人との接触
 風邪をひいている人のそばにいたからと言って全員にその風邪がうつるわけではありません。でも、手洗いやうがいやマスクなどでできるだけ感染しないように予防はします。
 HPVに感染している人と性交渉を行っても必ず感染するとは限りませんが、ワクチンやコンドームでの予防は大事です。

*HPVへの感染=風邪がうつる
 予防をしていても風邪がうつることはあります。でも、ほとんど症状が出ないこともあれば、軽い症状で終わることもあります。
 HPVへ感染しても、ただウイルスが「いる」というだけで細胞に何も変化が起きない場合もあります。HPV感染が「性感染症(STD)」ではないと言われるのは、感染したこと自体はまだ「病気」とは言えないからです。

*HPVが細胞に変化を引き起こす(異形成)=風邪症状が出る
 風邪がうつった人の一部は、しっかり風邪症状が出ることがあります。でも、早めの治療を行ったり、自分の免疫力を高めればすぐに症状は改善し、重篤な病気を引き起こすまでには至りません。
 感染したHPVが細胞に変化を引き起こしてくるとがんの手前の「異形成」という状態になります。この段階ではまだ「がん」ではないので、変化が軽い「軽度異形成」や「中等度異形成」であれば、自分の免疫力を高めてウイルスの活動を抑えることで、細胞が正常化していくことが期待できます。変化の強い「高度異形成」であっても、円錐切除という手術(早期治療)で完治できます。

*HPVによる細胞の変化がさらにひどくなってがんになる=風邪をこじらせて肺炎になる
 本来風邪は、早めの治療できちんと対応すれば重篤な状態になることはありません。自然に治るものです。でも、対応が遅れたり極端に免疫力が下がったりしていると、「こじらせた」状態になって肺炎などの重篤な状態につながる場合があります。
 「異形成」の状態がさらに進むと「上皮内がん」を経て「浸潤がん」へと進行していきます。この状態にまで進んでしまうと、大掛かりな手術や放射線治療などが必要になってきます。HPVに感染した人の約1000人に1人が、何もしなければがんまで進行していきます。この状態まで進行しきる前に「早期治療」できるようにするのが、検診の役割なのです。

 子宮頸がんは、ワクチン接種と適切な検診で必ず予防できるものです。
 「めんどくさい」なんて言わずに、毎年しっかり検診を受けてくださいね。

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15.03.03 月経血カップやジェムリンガは安全か?

 最近、「月経血カップ」や「ジェムリンガ」などの自分で膣内に挿入するタイプの商品について、「本当に安全なの?」というお問い合わせを頂くことが増えてきました。

 それぞれの商品が安全なのかを説明する前に、そもそも膣内に「異物」を挿入するということについてお話ししておきましょう。

 

 膣内に「異物」を挿入することは、短時間であれば可能です。なぜなら、そもそも膣内は男性性器が挿入されたり、赤ちゃんが通り抜けてくることが可能な場所ですから。コンドームやタンポンや大人のおもちゃ的なものなど、いずれも一時的に挿入することはできますし、必ずしも医療材料で作られたものでなくても、短時間であればトラブルになることはあまりありません。

 ただし、「入れっぱなし」にするとトラブルを引き起こすことがほとんどです。これまで私が見たことのある膣内異物は、外れてしまったコンドーム・タンポン・ペンのキャップ・子宮頸がん自己検診用キットのキャップなどです。いずれも、膣内に入ってから数日から数週間が経っていましたから、異臭を伴うおりものが増えており、日数が経っているケースでは膣の壁は赤くただれた状態になっていました。膣内異物も、時間がたつと膣の壁に強い炎症を引き起こして「肉芽」というものを作ってしまうことがあります。

 また、膣の中は弱酸性のため、酸に弱い成分で作られたものを膣内に入れるのはとても危険と言えます。

 

 月経血カップは、日本では「生理用品」の条件に当てはまらないので生理用品として販売されていませんが、海外ではナプキンやタンポンと同じカテゴリーで販売されているようです。素材はシリコンですから、入れっぱなしにしなければ膣内で異常な反応を引き起こすことはないと考えられます。

 通常、たまった血液を捨てるために、数時間ごとにとりだしますから、感染や炎症のリスクは低いでしょう。ただし、不潔な手で挿入したり、使い終わった後の煮沸を行わなかったりしたら、不衛生になる可能性はあります。あくまで、販売元が指定している正しい使い方を守るというのが、安全に使用する上で必要な条件になってきます。

 膣の浅い位置に入れるもののようですので、タンポンのように「入れたことを忘れて入れっぱなしになってしまった」といったトラブルが起きる可能性は低いと考えられますが、月経の終わりかけに使う場合は注意が必要かもしれませんね。

 

 ジェムリンガは、宗教団体がベースで販売しているので、使用されている材料が衛生材料でもなければ医療材料でもありません。おそらく、水晶などのパワーストーンを一時的に膣内に入れても、その石が溶け出すなんてことはないでしょう。ただ、使われている金属部分が劣化していくリスクはあると思われます。また、月経血カップと異なり、一定時間ごとにとりだすのではない場合、つまり「入れっぱなし」にしてしまう可能性がある場合は感染や炎症を引き起こすリスクになります。

 パワーストーンが「気」の流れを改善したり、エネルギーの浄化をしてくれることは私自身も経験していますので、パワーストーンをヒーリング的に使うことは問題ないと思います。でも、本当に力のある石だと、わざわざ膣内に入れなくても効果があるんですよね。第1チャクラや第2チャクラに必要なパワーストーンを置いたり、子宮の位置にお腹の上からパワーストーンを置くだけで十分効果は得られます。


 ジェムリンガを推奨している団体は、性について開放的にとらえることを推奨しているようですが、自分の性を素直に受け入れるということと毎日性についてばかり考えるというのはちょっと異なります。性について肯定的すぎることは、性を否定することと同じなんです。つまりどちらもベースにあるのは「固執」です。

 毎日便通がある人は、いちいち「今日はお通じがあった」なんて意識しませんよね。でも、便秘がちの人は「今日はスムーズには出た」「今日は出ない」といちいち便の事が気になります。性を「ナチュラルに」捉えられていれば、前者のように毎日そのことを特別に取り上げなくても、ちゃんと自分の性を大事にしてあげられるのです。

 

膣内異物は婦人科では珍しくないトラブルの1つです。

膣内に入れるものを使った後に少しでも異変を感じたら、すぐに婦人科を受診するようにして下さいね。

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15.03.02 女性の過労はタイムカードでは分からない

 先日受けた「女性のヘルスケアアドバイザー養成講座」の中で、「女性の過労はタイムカードでは分からない」というお話がありました。男性の過労はタイムカードを見れば一目瞭然で、改善方法も単純だけれど、女性の過労はタイムカードを見ただけでは分からないことが多く気づかれにくい&本人も気づきにくいので注意が必要、ということです。
 また、男女の睡眠時間の差を見てみると、明らかに40~50代で夫より妻の方が睡眠時間が短く、60代以降はまた夫婦の差がなくなるというデータが示されていました。
 
 タイムカードでは分からない過労というのは、要するに「職場」以外での労働が多いということです。
 

 先日「疲れやすい・だるい」を主訴に受診された更年期世代の患者様も、子どものお弁当を作るために4時起きして、パートに出かけて、家事は全部自分がやって、さらには子どものクラブ活動の世話役までしなければいけないということでした。明らかに過労による疲労です。
 男性は、ゴルフに行くために4時起きすることはあっても、家族の食事を作るために4時起きすることはほとんどないでしょう。

 男女平等とか、家事分担とか、イクメンとか、色々言われている割には家庭内の男女の「不平等感」は改善していないと感じることがしばしばあります。
 オールアバウトの生活トレンド研究所が行った「20~40代の恋愛・結婚・家庭観」に関する調査の結果にも、この「家事分担の不平等感」ははっきり表れています。
   http://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2015/150219.htmlhttp://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2015/150219.html

 結婚前は「家事は分担する」という意識を持っていた男性も、結婚後は「なんだかんだで妻がやってくれるよな」と甘えてしまう傾向にあるのではないでしょうか。そして、妻側も「言ってもやってくれない夫」に不満を感じながらも、自分がやらざるを得ない立場に立たされて、上記の女性のようにオーバーワークになってしまうという現状がはっきりと見受けられます。
 そもそも「ゴミ出し」って「家事」ですか?仕事に行くついでにゴミ袋をちょっと持ってゴミ捨て場に置いてくるだけですよね?わざわざ何かを追加でする必要もない、通りがかりにできる作業ですよね?この「ゴミ出し」が男性が「手伝う」家事にカウントされている時点で、いかに男性に家事負担が期待できないかが想像できます。

 不平等感は家事だけでなく、育児の負担についても同じことが言えると思います。そして、それらの不平等感が結婚前・妊娠前から実感できてしまうからこそ、30代女性の約半数が「子どもはいらない」という意識を持ってしまうのだと思います。
 だって、明らかに自分の負担ばかりが増えることを率先して行いたいとは思わないですよね。「女は産んで1人前」が古い価値観の押しつけであると分かってきた現代では、「産まない選択」をする女性がもっと増える可能性は十分にあります。そして、その選択が、「子どもが欲しくないわけではないけれどこれ以上大変になるんだったら要らないわ」という消極的選択となっている可能性は高いと思われます。2人目・3人目を「もう無理」とあきらめるのも、背景にあるものはきっと同じです。

 
 女性の「目に見えない過労」を何とかしなければ、きっと「産みたい女性」は増えないでしょう。それは、「産まない選択」をする女性の責任ではありません。女性がもっと安心して、無理をせず、楽に仕事も子育てもできる環境が整えば、潜在的に「産みたい」と思っている女性が実際に「産みたい」と思う可能性はあると思います。
 そのために意識を変えるべきなのは、行政と「妻の大変さが見えていない夫」と、そして一人で抱え込んでいる女性自身なのかもしれません。

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15.02.07 コミュニケーションは母親から学ぶ


  
 もうすぐ4歳になる長女は、割と唐突に無茶なリクエストをしてきます。
 保育園に出かける直前に「髪の毛結んで」と言ってきたり。ご飯メニューですでに準備をしているところに「今日はパンが食べたい」と言ってきたり。もう日が暮れる頃になって「メリーゴーランドに乗りたい」と言い出したり。昨日着たお気に入りのお洋服を今日も着たい(洗濯中です...)と言い張ったり。
 先日は、保育園で節分イベントを体験してきたので、帰り道を歩きながら満面の笑顔で「『えほうまき』食べたいな~。お母さん作ってよ」とリクエスト。すでに夕食の献立は朝のうちに用意していて、温めればよい状態にしているので、当然「えほうまき」は用意しておらず。仕方がないので、用意していたサラダの具を使って普通のご飯で海苔巻を作ったら喜んで食べてくれました。
 娘にとっては、それが「えほうまき」かどうかはきっと重要ではないのです。自分のリクエストに対して、どれだけ私が応えたか、応えようとしたかなんですよね。


 もちろん、なんでも言うことを聞くわけではなく、ワガママと思われるリクエストについては「ダメ」と言うこともあります。例えば、ご飯は食べたくないけどチョコが食べたいとか、テレビを見ながらご飯を食べたいとか、お友達が使っているおもちゃを独り占めして遊びたいとか・・・そういったリクエストは、なぜダメなのかを話して「自分の欲求が通らないこともある」ことを教えるようにはしています。
 でも、冒頭の無茶ブリって「ワガママ」ではないと思うんですよね。保育園に出かける「直前」なのはこちらの都合であって、娘的にはただ髪の毛をカワイクして欲しいと思い立っただけです。

 

 こういったことを自分の母親に話すと、しょっちゅう「よくわがままに付き合っているよね~」という感想が返ってきます。自分でも、なぜそこまで娘の相手をするのか、はっきりわからずにいました。
 何となく、いつも仕事をしていてさみしい思いをさせているという「罪悪感」があるから、娘の言いなりになろうとしてしまうのかな、なんて思っていたのですが・・・
 最近になって、それは「罪悪感」ではなく、娘には「お母さんに言えばちゃんと対応してもらえる。自分の声を聞き入れてもらえる」ということを体感して欲しいと思っているからだということが分かってきました。

 

 メンターの本田晃一さんによると、人間関係やコミュニケーションは「母親」から学ぶのだそうです。だから、人間関係の窓口となる私が、「言えば通じる」「自分の事を受け止めてもらえる」「正当に要求すれば願いはかなう」といったことを体現して、言いたいことはちゃんと言えるコミュニケーションを学んでほしいと思っているんですよね。
 逆に言ったら、私のように「言っても通じない」「訴えても無駄」という「あきらめのコミュニケーション」を学んで欲しくないと願っていることがやっとわかってきました。

 

 私から見た母親は、こちらが言ったことをそのまま受け入れてはくれない存在でした。一見受け止めているように見えるのですが、こちらの言葉を自分を正当化する方向に脳内変換したり、都合の悪い部分は聞こえなくなったりするのです。おそらく、母親が育ってきた環境で自分の身を守るために身に着けた、ある意味必要な自己防衛反応なんだと思います。なので、そのことで母を責める気持ちはありません。そうしなければやってこれなかった環境が、母にはあったのだと思います。
 ただ、子どもの立場からすると小さい頃から、「言っても分かってもらえない」「訴えても受け入れてもらえない」ということを繰り返していると、「どうせ言っても無駄だから」というあきらめが出てきて、自分の思いを口にしなくなるんですよね。だって、分かってほしくて言っても分かってもらえなかったら傷つくじゃないですが。だから最初から悲しい思いをしないように、自分の気持ちを封じ込めてしまうんです。


 知らず知らずのうちにそういったコミュニケーション方法を学んでしまっていましたが、私は幸い素敵なメンターに巡り合えたので、それを大人になってから修正することができました。
 本田晃一さんから学んだのは、「相手の畑を耕さない」コミュニケーションの方法です。自分が投げかけた言葉に、相手がどう反応するのかに「責任を持たない」という方法です。例えば、相手に分かってほしくていろいろ訴えても相手がそれを理解しなかったり受け入れてくれなかったりしても、それに対して「なんでわかってくれないんだ~」とか「受け入れなさいよ」と思わないということです。相手が自分の言葉で「傷ついた」と言ってきても、それに対して罪悪感を持ったりしないということです。
 ただ、「ああ、あなたはそう受け止めるのね。私はこれが伝えたいだけよ」とボールを投げて、ボールの行き先をコントロールしようとはしないのです。
 この方法で、昔の母とコミュニケーションをとっても傷つきません。今の母親でも同様です。もちろん、親子なので完全に客観視できずにイラッときたりすることもありますが(笑)
 


 娘の無茶ブリは、ある意味私が小さい頃やりたくてもやれなかったことをやって見せてくれているのだと思います。
 そして、私は娘から、「どんなに無理なリクエストをしても愛される存在」となりうることを学んでいるのだと思います。
 
 

 きっと、本田晃一さんのコンサルを受けていなかったら、私も母のようなコミュニケーションを受け継いでしまっていたと思います。こうやって、親子間の負の連鎖をゆる~っと癒して行けるのも、コンサルのおかげです。
 対面のグループコンサルの参加募集は、もう締め切られてしまったようですが、オンラインコンサルは随時参加できるそうです。
 オンラインコンサルは、どなたでも受けていただけるものです。
 こちらの画面から詳細が見れますので、気になった方はご覧になってみてくださいませ~。

 http://freedomheartjapan.com/item/81204/4869/
 
 

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15.02.06 14才の緊急避妊

 先日緊急避妊を希望して14歳の中学生が1人で受診されました。
  緊急避妊薬を処方する時は、必ず「いつもはどのように避妊していますか?」という質問をします。
  14歳のその患者様は、臆することなくさらっと「いつもはコンドームで」と答えてくださいました。セックスを行うことは、彼女にとって当たり前のことのようでした。
 
 診療を行う上で大切にしていることは、何歳であってもどのような状況であっても、その患者様を否定したり責めたりはしないことです。 なので、その患者様にも普通に緊急避妊薬を処方し、今後の避妊についてきちんと考えて欲しい旨をご説明しました。
 14歳がセックスをすることをどう思うかは、人それぞれだと思います。
 昔は「15で姉やは嫁に行き」なわけですから、もしかしたら14歳でセックスするなんて早すぎる!と思うことは、偏見なのかもしれません。
 でも、「親の立場」で考えると、やっぱり中学生の娘にセックスはしてほしくないと思うだろうな~、と考えてしまうわけです。
 私自身2人の娘を持つ母親ですが、娘が14歳で緊急避妊が必要な状況になっていたと知ったら、多少なりとショックを受ける気がします。

 もし、自分の娘が14歳でセックスをしていたとしたら、きっとこんな風に話すだろうなと考えています。

 まず最初に伝えておきたいのは、セックスは悪いことでもないし、不潔なことでもないし、むしろとても素晴らしいコミュニケーションの方法だよ。
 でも、同時にリスクがあるものでもあるから、ちょっとだけお話しさせてね。
 あなたの母親として、そして、ちょっとだけ先を歩いてきた同じ「女性」として、伝えておきたいことがあるの。
 何歳だからセックスしてはダメなんてことは言うつもりはないし、もしあなたが今の彼との関係においてセックスはとても大切で、セックスをすることで幸せを感じられるのであれば、それを否定しようとは思わない。
 でも、もしほんのわずかにでも「まだ早いかな」とか「本当にしていいのかな」とか、ネガティブな気持ちや後ろめたい気持ちがあるのだとしたら、今はセックスをするよりも先に、その気持ちを正直に彼に伝えることの方が大事。
 そして、自分の気持ちを大事にして、どうやったら自分の体や心をきちんと守れるのかを学んでほしい。
 セックスは素晴らしいコミュニケーション方法だけれど、同時に「安易な」方法にもなりうるから、他のコミュニケーション方法を学ぶ前にセックスばかりに頼ってしまうことは、彼といい関係を保つ妨げになってしまうかもしれないよ。
 セックス以外のコミュニケーションをもっと楽しんだ方が、より深い関係になれるものなんだよ。

 そして、ちゃんと色々考えて出した結論が、やっぱりセックスは必要ということであれば、安全にセックスをするために必要な知識をきちんと身に着けて欲しい。
 セックスには、「妊娠」と「性感染症」というリスクが伴うもので、それらのリスクを背負うのは多くは女性側だから、女性であるあなたが自分で自分の身を守る必要があるんだよ。
 もし彼が「コンドームを使いたがらない男性」なら、悪いことは言わないから今すぐに別れなさい。
 あなたはとってもいい女なんだから、そんな男で妥協するなんてもったいない。
 絶対に、もっとあなたの事を心から大切にして、本当に愛してくれる人が見つかるから、自分本位のセックスをするような男性はあなたからさよならした方が幸せになれると思うよ。

 こんなにまどろっこしいことを話すのは、私にとってあなたがとても大切だからだよ。
 できれば傷つくようなことはして欲しくないし、幸せに恋愛を楽しんでほしいと願っているからなんだよ。
 あなたと恋バナができるのは、とても楽しいことだから、何でも話してくれると嬉しいな。

 実際、娘たちが「お年頃」になった時に、どんな風に接することができるかは、まだわかりませんが、きっとその頃には娘たちは私の職業の事も分かっているでしょうから、その点も踏まえてお話ししていくことになるでしょうね~。
 ちなみに、今はまだ、長女に聴診器を当てると「お母さん、お医者さんみた~い」と言われてしまいます・・・

 

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15.01.18 子育て支援に必要なものは?

ブログもメルマガも休止状態になってしまってすみません・・・

 実は、10月半ばから夫の働き方が変わって、これまでのように「主夫」として家の事をしてもらうことが難しくなってしまっていました。 
 夫は、一般の男性に比べたらかなり家事ができる方ですし、育児にも積極的な方ですが、朝7時過ぎに家をでて夜は21時過ぎに帰宅する生活では、物理的に家の事は何もできないし子どもたちにも関われなくなってしまうんですよね。

 当然、これまで夫がしてくれていたことも自分が全部引き受けるので、自由な時間がほとんどなくなってしまったわけです。
 子どもが寝た後にブログを書いたり、休診日にまとめて原稿を書いたりしていましたが、それらの時間は全部家の事をまとめてやったり食事を作り置きしたりする時間に置き換わってしまいました。
 もちろん、ハウスキーパーさんにも入ってもらうようにはしてますが、何だかんだで朝晩子ども2人を見ながら家事を全部やっていると、自分の食事すらまともにとらずに1日が終わるんですよね。
 
 この状況を改善すべく、方々に相談してみて分かったことは、国がやっている子育て支援ってなんて的外れなんだ!ということでした。
 

  他人の手を借りることも、実家の手を借りることも難しい、そんな状況はきっと珍しくないのだと思います。
 そして、子どもの面倒を見ながら家の事を回すのが大変なのは、母親が仕事をしているかどうかは関係ありません。
 にもかかわらず、「働く女性の支援」をしたり、「女性が産んですぐに復帰できる職場」を目指したり、そのための保育園を整備したり、そんなことばかりに力を入れていても、何人も産みたいって女性は増えません!と実感しました。
 実際、私自身は職場環境は最高だし、2人の娘もちゃんと認可保育園に入れていますが、3人目は絶対に無理~と感じますもの。

 国がやるべきことは「女性の支援」じゃあないと思います。
 必要なのは「男性の支援」です。
 もっと言えば、3歳以下の子どもがいる家庭の「男性」が、朝は8時半以降に家を出て、夜は18時より早く帰宅して、妻と同じタイミングで休日をとれるようにすることです。そういった働き方を「してもいいよ」ではなく、雇用側が「義務」として提供できるようにすることなんだと思います。
 家の事をしたくない男性は、「早く帰ってもいいよ」と言われてもあえて残業するかもしれません。業績や昇進を気にする男性は、早く帰宅することで同僚から後れをとるかもしれないと心配するかもしれません。
 だからこそ、生活リズムを子どもに合わせられるように、男性を支援する必要があるんです。

 男性が頑張って家事も育児もする必要はありません。もちろん、両方できるスーパーマンがいれば助かるかもしれませんが。
 実際は、「ちょっと分担」できるだけで女性の負担は半減するんです。なにも、家事ダン目指して頑張って家事したのに「家事ハラ」受けたって悩まなくてもよいわけです。
 妻が食事の支度をしたり、食器を洗ったりする間子どもを安全に見ておく。上の子が「ウンチ出た~」とトイレで叫んだ時に、下の子の食事介助をちょっとだけ交代する。そんな、些細な分担ができるかどうかで女性側の負担は大きく変わります。
 いくら男性側に「やる気」があっても、家にいなければ何もできませんよね?長時間労働で疲れきっていても、何もできませんよね?
  
 本当に必要な子育て支援は、女性に「産めよ増やせよ働けよ」と言う前に、男性の働き方を見直しなさい、ってことなんだと思います。

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14.11.03 女性の平均寿命と健康寿命

 日本の女性の平均寿命はご存知の通り86.3歳で世界一ですが、実は「健康寿命」は73.6歳と意外に短いんです。健康寿命というのは、寝たきりにならずに健康に過ごせている年齢のリミットです。平均寿命と健康寿命の差は、寝たきりなど「健康ではない状態」で過ごしている期間です。
 つまり、女性は約13年の「寝たきり期間」があると言ってもよいでしょう。いくら寿命が長くなっても、最後まで人生を謳歌できる状態で年齢を重ねられなければ意味がありません。

 女性の寝たきりの原因となりうるのが、骨折と脳血管疾患です。なので、女性の健康寿命を延ばすには、骨粗鬆症と動脈硬化の予防がとっても重要になってくるのです。
 いずれも、まだ異常が出る前、つまり骨密度が下がる前や動脈硬化が起きる前に予防していくことがとても重要です。

 女性の場合、骨密度の低下も動脈硬化の進行も、女性ホルモンが働いている間はホルモンの恩恵である程度防ぐことができています。なので、閉経前はそれ程急激に骨密度が下がったり動脈硬化が進んだりはしません。
 ところが、閉経したとたんに一気にそれらの異常が進んでしまうのです。

 骨密度がある程度下がってしまうと、それ以降に骨粗しょう症に対するお薬を使っても改善するレベルに限界ができてしまいます。つまり骨密度が下がり始める前に治療を開始する必要があります。
 また、動脈硬化の原因となる脂質代謝異常、つまりコレステロールや中性脂肪が高くなるといった異常も、脂質の数値自体は薬を飲んで下げることができますが、いったん血管に動脈硬化の変化が起きてしまってからでは、それを改善するのが難しくなります。 

 要するに、異常が出てから、閉経してから、治療を開始するのではなく、異常が出る前の「リスクがそろそろ高くなる」年齢にさしかかったら、それらを予防するための生活改善・食事の改善・投薬治療を開始しなければ、「健康寿命」は伸ばせないのです。
 骨粗しょう症予防にビタミンDの補給や運動を心がける、脂質代謝異常の予防にカロリーの摂り過ぎ・脂質の摂り過ぎを避けて定期的な運動を行う、といったことは40代に入ったら心がけておくべきでしょう。もっと言えば、密度の低下は、10~20代の頃のダイエットが原因でも起きてきますので、若い頃から食事と体重のコントロールは必要なのです。
 
 また、閉経が近づく40代後半にさしかかったら、積極的にホルモン補充療法を開始した方がよいと言えます。

 女性ホルモンが骨密度低下や脂質代謝異常を予防することは、多くのデータで証明されています。また、開始の時期が遅いほど副作用のリスクが上がり、予防的効果が期待しにくくなるということも指摘されています
 なので、ホルモン補充療法を開始するタイミングは、閉経してからではなく、閉経が近づいて「そろそろ更年期の症状が出てきたかも」くらいのタイミングで始めた方が、多くのメリットを得られるのです。
 

 日本人は「薬」特に「ホルモン剤」に対する抵抗感がまだまだ強く、何も不調がないのに予防的にホルモン剤を使うといった認識は薄い人の方が多いでしょう。でも、女性ホルモンを上手に「活用」することによって、明らかに健康寿命が延びるわけですから、ホルモン剤が禁忌の方や副作用のリスクが高い方以外は、もっと気軽にホルモン治療を活用していただきたいなと思います。

 もちろん、薬に頼らず食事や運動で健康寿命を延ばしていきたいという方は、女性ホルモンの恩恵がなくても健康が維持できる食事や生活習慣を身に着けていきましょう。

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14.10.23 アレルギーフリーを楽しむ

 遅延型フードアレルギー検査の結果を受けて、卵・乳製品・小麦の完全除去&大豆の部分除去で食事改善を初めて7か月が経過しました。
 除去開始から3か月半のタイミングで再検査してみたら、卵の反応は少し下がっていましたが、他はまだ改善傾向がみられないので、腹をくくって1年以上は除去を続けることに。
 

 検査結果から腸内カンジダが疑われたので検査をしてみたらやっぱりカンジダ陽性だったので、カンジダの除菌&腸内環境を整えるサプリメントを強化して、さらなる改善を図っているところです。
 自覚症状的には、完全除去によって食後のお腹のハリが出なくなったり、1度の食事でかなりの量が食べられるようになったり、しっかり食べているのに体重は増えない(油断すると減ります)、といった改善が実感できています。

 でも、実は完全除去食生活に、あまり不自由さを感じてはないなんですよね。外食時にお店のセレクトなど制限があるのと、カフェで「軽く済ませたい」時に食べるものがないのが困るくらいで。自宅で普通にお料理して食事をする分には、デザートも含めて「制限している」という感覚がないくらいです。
 調味料をアレルギーフリーのものに変えたので、お醤油もお味噌もドレッシングも使えますし、カレーやクリームシチューだって代用品で楽しめてしまうんです。
 最近は、ハウス食品からアレルギーフリーのクリームシチューのもとが発売されたようなので、早速娘とシェアできるグラタンを試してみようと企み中です。

  
 スイーツも、アレルギーフリーのケーキやアイスクリームを通販で入手して楽しんだり、自分でアレルギーフリーのケーキを作ったりしているので、「我慢」は全くしていません。
 先日、娘のために作った米粉&酒かすを使ったパンプキンケーキも、アレルギーフリー&お砂糖不使用なのにとっても美味しくいただけました。
 材料は、米粉・コンスターチ・ベーキングパウダー・菜種油・酒かす・マッシュしたかぼちゃ・すりおろしたリンゴです。卵も乳製品も小麦も使わなくても、しっとりモチモチのケーキが簡単に作れるんですよ。

 「除去食」「食事制限」というと、何だか憂鬱な気分になってしまいがちですが、体にいいものだけをセレクトしてアレルギーフリーを楽しむつもりで食品を選ぶと、「我慢している感」は全く感じなくてすみます。
 何よりも、体調がよくなっていくので、食べられない辛さより食べなくていい楽さの方が感じられるようになります。体調の改善が実感できるまで3か月くらいかかることもありますから、除去食生活にトライしている方は、結果がすぐに出なくてもあきらめずに、まずは半年体に優しい食事を試してみてくださいね。
  


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14.10.20 断乳と卒乳

 先週から始めた次女の断乳は、夫の協力によって何とかうまくいきそうです。まだ夜は何度か泣いて起きますが、授乳していた時のように1時間ごとに起きるといったことはなくなってきました。食事の途中で母乳を欲しがることもなくなったので、食べる量が一気に増えてお姉ちゃんのご飯まで食べてしまう勢いです(^^;)
 次女は長女に比べたら離乳食もある程度食べてくれていたので、今回は「卒乳」にしようかと考えていたんですが、1歳になってすぐにRS感染で体調を崩した辺りから、また母乳中心に逆戻りして食事量がガクッと減ってしまったので、涼しくなったタイミングで「断乳」を決行しました。

 といった話を母親にしたら、「断乳と卒乳って違うの?」と・・・3人も育てている母でさえ、両者の違いを知らないんだな~とちょっと驚いたんですが。
 一般の方は「断乳」と「卒乳」の違いをあまり認識していないかもしれませんね。
 断乳というのは、漢字の通り「授乳をやめる」のであって、親の意志で決めることです。
 卒乳というのは、「自然に母乳から離れていく」のであって、止め時を決めるのは子どもの方です。

 私の場合は、「今日から母乳はおしまいね」と私の方でやめるタイミングを決めて、子どもが母乳を欲しがってもあげないので「断乳」です。断乳に子どもの意志は入っていません。きっと娘にとっては青天の霹靂です。突然母乳をもらえなくなって、不安やさみしさが強かったのではないかと思います。
 3日間は泣き続けていましたが、段々と母乳がないことに順応してくれました。その代わり、今まで以上に抱っこ星人になってます。
 もしかしたら断乳は子どもにとって人生初の「あきらめ」を学ぶ時なのかもしれないですね。

 卒乳は子どもが自然に母乳を欲しがらなくなるまで授乳を続けるので、人によっては3歳や4歳になってもまだ授乳していますというケースも見受けられます。年齢が上がっても授乳を続けることに対しては様々な意見があり、年齢は関係なく授乳し続けても問題ないという人もいれば、あまり長く授乳し続けることは弊害があるという人もいます。
 次の妊娠を希望している方であれば、卒乳を待っていると妊娠が目指せないので、断乳を促すことが多いのですが、授乳をやめなければいけない理由がなければ子どもの意志に任せて自然に離れていくのを待つのも一つの選択です。

 卒乳がいいのか断乳がいいのか、それはお母さんと子どものそれぞれの事情や考え方によって異なります。何が「正解」というものでもありません。
 私は2回とも、断乳中に子どもがあまりにも泣くと何だかかわいそうなことをしているような気分になってしまっていましたが、断乳後の食べっぷりと熟睡できるようになった姿を見て「ああ、断乳してよかったんだな」と感じました。頑張って断乳を受け入れてくれた娘に、感謝感謝です。

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14.09.01 天使のプロテクション方法

昨日は直感アドバイザーのKAZUさんによる子育てアドバイスセミナーでした。
私も3歳半の娘を連れて、参加者の皆さんとお話を聞かせていただきました。
セミナーの中で、自分の周りの「空気」をいい感じに保つ方法をご紹介いただいたので、シェアさせていただきますね。

 

<天使のプロテクション(ご自身のフィールドを心地よいものにする方法)>

1)深呼吸をする。

  意識がハートに向かい、ゆったり、リラックスしている自分を味わう。

2)頭上(空をイメージ)から、天の光(好きな色でも良いし、天をイメージした時に見えた色)が全身を卵型、またはピラミッド型で まるごとすっぽり包んでくれるイメージをする。

3)その光のシャワーを心があたたかくなるまで行う。

4)天(または天使)に「ありがとう。」と感謝を述べる。

5)プロテクション終了

このプロテクション方法は、解除がいらない方法です。

なんだか効かなくなってきたなと思ったら、また1)から始めてみてください。

出来れば1日1回行うと良いかと思います。

心があったかくなったなぁ、守ってもらえているなぁと心地よいものを感じた時、それがきちんとプロテクションされている証拠です。

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14.07.13 遅延型フードアレルギーの治療目標は?

  最近は「遅延型フードアレルギー検査」を希望して受診なさる方が増えてきました。
 メディアにも取り上げられたりしているので、「もしかして自分の体調不良はアレルギーのせいなのかも」と思って検査を希望されるようです。
 遅延型フードアレルギー検査について詳しく知りたい方は、こちら「http://www.vivalita.com/food_allergy.html」をご覧くださいね。

 私も検査をしてみて、卵・小麦・乳製品すべてに強い反応が出ていたので、結果を受け取ってすぐにこの3品目に関しては完全除去食に切り替えました。大豆も中くらいの反応が出ていたので、納豆を毎日食べるのをやめて、みそ汁のみそは大麦由来のものに変更することで、摂取する頻度を少なくするようにしました。
 特に何か体調不良があったわけではないのですが、授乳中の母親に遅延型アレルギー反応が起きていると、アレルギーの原因となるIgG抗体が母乳を介して子どもに移行してしまう可能性があるため、直ちに完全除去食にしたわけです。
 自分のためには頑張れそうになくても、子どものためだと思うとスッパリ食事内容を切り替えられるから不思議です。

 アレルギー反応は、その原因となっている食品をただ除去するだけでは不十分で、同時に腸内の環境を整える必要があります。
 なので、腸内の善玉菌を増やすサプリメントを併用しました。
 食事を改善して3か月を過ぎたころから、食事をとった後に出ていたお腹の張り感がなくなって、多少食べ過ぎても全然苦しくなったりしなくなったのです。食べた後の何となくのだるさも出なくなり、症状がなくなってみて初めて「アレルギーによる不調が出ていたんだ」ということに気づきました。

 除去食を始める前は、小麦を完全除去するなんて大変だ~と、ちょっとブルーになっていたのです。でも、実際アレルギー対応の食品を扱っているお店で調味料やスイーツを調達したり、調理法を少しだけ変えて完全除去できることを体験してみて、「完全除去でもこんなに食べられるものがあるんだ」と驚きました。
 もっと食生活が不自由になると思っていたんですよね。食事制限と聞くと、「あれも食べられない」「これも食べられない」と感じるかもしれませんが、実際は自宅での食事は全くと言っていいほど不自由さを感じることはありません。
 外食時はお店とメニューを厳選する必要はありますが、マイ醤油やマイドレッシングを持って行けば、外食も可能です。

 アレルギーに限らず、食事制限をする時は「食べられないもの」に注目するより「食べられるもの」に注目してみると、「こんなにいろいろ食べていいんだ~」と感謝したくなると思います。
 「ないモノねだりよりあるモノ感謝」の原理で、何が食べられるかを考えていくと、食事制限も案外辛くないものです。

 遅延型フードアレルギーの治療の最終目標は、アレルギー反応を起こしていた食品を除去し続けるのではなく、その食品を食べても大丈夫な状態にすることです。
 なので、食事改善と同時に腸内環境を整えて、いったん腸の炎症を治めたら、今度は再度アレルギーが起きないような方法で、除去していた食品を少しずつ摂取再開していきます。
 きっと食事改善をしているうちに、どんな食事が「自分の体に負担にならないのか」が分かってくるのではないでしょうか。アレルギー反応は、自分が口にしている物を見直して、体の反応に耳を傾けるいいきっかけになってくれていると思います。

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14.06.29 標準治療より「最適治療」

 医学的に「標準治療」とされている治療が、必ずしもその患者様ご本人にとっての「最適な治療」とは限らないというケースに時々遭遇します。
 先日いらした方は、40代前半なのに月経がピッタリ止まってしまったとのことで受診されました。採血をしてみると、ホルモンの値は完全に閉経している状態です。早発閉経の定義には当てはまりませんが、まだ閉経するにはちょっと早すぎるご年齢です。通常であれば、数年間のホルモン補充療法が必要ですよ、とご説明するところなのですが。

 「月経が来なくなって体調不良はありますか?」と伺ったところ、「いえ、むしろ生理が来なくなってほっとしたというか・・・」とおっしゃったので、なんとな~く引っかかったんですよね。
 もしかしたら、ホルモン補充療法で再度月経様の出血が来ることは、ご本人にとって嬉しくないことなのかも、と思ったので、少し突っ込んで聞いてみたところ、なぜ「ほっとした」のかが分かりました。

 その方は、お子様に関しておつらい経験をされて、再度妊娠を目指そうかどうか迷っていらしたんです。閉経の状態である=もう妊娠はできない、と聞いて「これで妊娠を目指そうと思わなくていいんだ」とほっとしたのだそうです。「神様が幕を引いてくれたんだと思います」とおっしゃっていたので、おそらくご自身で妊娠を目指すことを「やめる」必要がなくなって安心なさったのだと思います。
 標準的な治療は、数年間ホルモン補充療法を行うことであることや、ホルモン補充を行わない場合のデメリットや、閉経から数年たってホルモン補充を開始した場合のデメリットをご説明したところ、「気持ちが落ち着くまでは生理が来ない状態のままでいたい」とのこと。 
 教科書的な治療選択からは外れますが、骨密度検査や脂質代謝の検査をきちんと受けていただくことを条件に、何もせず様子を見ることになりました。

 できれば1年くらいでお気持ちに整理がついて、ホルモン補充療法を受けていただけるといいのですが・・・高齢女性の寝たきりの原因の多くは骨密度の低下、つまり骨折なので、「元気に年をとる」ためには骨密度を保っておくことはとっても大切なのです。そして、骨代謝には女性ホルモンが大きな役割を果たしているのです。
 でも、少なくとも現段階では、ご本人にとって最適な治療は「月経が来ないままにする」ことなんですよね。
 

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プロフィールD.JPG
清水(旧姓:須藤) なほみ
ポートサイド女性総合クリニック
~ビバリータ~ 院長
歌って踊れる産婦人科医
 
「全ての女性は美しくなる権利がある」をコンセプトに、女性の美と健康をサポートするために女性医療を皆様のもとにお届けしています。
5歳から始めたクラシックバレエは、ミュージカルとの出会いでコンテンポラリーダンスに変身しました♪
 
所属学会:日本産婦人科学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本不妊カウンセリング学会
 
日本家族計画協会認定思春期保健談員
不妊カウンセリング学会認定カウンセラー