子宮内避妊具

 

ミレーナのデメリットは?生理痛・過多月経への効果と副作用

ミレーナは、子宮内で黄体ホルモンを放出し、最長5年間、生理痛と月経量を軽くする治療です。毎日の服薬が不要で、過多月経にも効果が期待できる一方、挿入時の痛み、最初の数か月の不正出血、位置ずれ・脱出、感染、まれな子宮穿孔などのデメリットがあります。[1]

主な作用は子宮内で、飲み薬より血液中へ移行するホルモン量は限られます。ただし、全身への移行はゼロではなく、頭痛、気分の変化、乳房の張り、皮膚症状などが起こる可能性もあります。「全身副作用がまったくない器具」ではありません。

 

ミレーナとは

ミレーナはレボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS)です。T字型の小さな器具を子宮内に装着し、子宮内膜に黄体ホルモンを作用させます。日本での効能・効果は「避妊」「過多月経」「月経困難症」で、装着後5年以内に交換または除去します。[1][2]

子宮内膜を薄く保つことで月経量が減り、生理痛が軽くなります。排卵は続く方が多く、周期そのものやPMS・PMDD、排卵時の症状を必ず抑える治療ではありません。

ミレーナのメリット

  • 最長5年間、毎日の服薬なしで生理痛と月経量を軽くできる
  • 過多月経と月経困難症に保険適用となる場合がある
  • 避妊効果も得られる
  • エストロゲンを含まず、配合ピルが適さない方にも選択肢となる
  • 除去後は妊娠を目指せる可逆的な方法

過多月経では、LNG-IUSは国際ガイドラインで第一選択の一つです。[3]ただし、子宮内腔の変形、感染、原因不明の出血、妊娠など、装着できない条件があります。

ミレーナの主なデメリット

デメリット 説明
挿入時の痛み 子宮の入口を通して装着するため、痛みや迷走神経反射が起こることがある
不正出血 装着後しばらくは、少量の出血・点状出血が長引くことがある
位置ずれ・自然脱出 正しい位置からずれる、子宮外へ出ることがある
感染 装着時に感染がある場合などに骨盤内感染を起こす可能性
子宮穿孔 まれだが、装着時に器具が子宮壁を穿孔することがある
全身症状 血中移行は限られるが、頭痛、気分変化、乳房症状、皮膚症状などが起こり得る
周期・PMSの調整 排卵が続くことが多く、出血日を狙って調整したり、PMSを確実に抑えたりする治療ではない

ミレーナを入れると生理が長引く?不正出血はいつまで?

装着後は出血パターンが変わり、最初の数か月は少量出血や点状出血が続くことがあります。その後は出血量・出血日数が減り、出血がほとんどなくなる方もいます。

すべての方が「半年で必ず止まる」わけではありません。また、装着前にピルや黄体ホルモンを3か月使えば不正出血を確実に予防できる、という標準的な方法ではありません。出血が負担な場合は、妊娠、感染、位置ずれ、子宮の病変などを確認し、症状に応じて対応します。

出血が減っていたのに急に増えた、強い痛みや発熱を伴う、妊娠の可能性がある場合は受診してください。

ミレーナで精神不安・PMSは改善しますか?

ミレーナは、生理痛と過多月経には効果が期待できますが、PMS・PMDDや精神的な不調を改善する目的の第一選択とは限りません。ミレーナ使用中も排卵が続くことが多く、排卵前後のホルモン変動が残るためです。

一方、生理痛や出血の負担が減ることで、月経に伴う気分の負担が間接的に軽くなる方はいます。逆に、装着後に気分変化を感じる方もいるため、症状の時期と程度を記録してご相談ください。うつ症状、自傷念慮などがある場合は、早急に医療機関へ相談してください。

ミレーナは「子宮だけに作用する」ので副作用ゼロ?

ミレーナの避妊・過多月経・月経困難症への主な作用は、子宮内膜への局所作用です。血液中へ移行するレボノルゲストレル量は経口薬より限られます。[2]

しかし、血中移行がないわけではありません。したがって「子宮以外にはまったく影響しない」「頭痛や気分変化は絶対に起こらない」とは説明できません。症状が強い場合は、他の原因も含めて評価し、継続・除去を相談します。

挿入の時期・検査・痛み

日本の電子添文では、妊娠初期の装着を避けるため、通常は月経開始後7日以内に装着します。入れ替え、流産・人工妊娠中絶後、分娩後などは条件が異なります。[2]

装着前に、妊娠の可能性、原因不明の出血、感染症、子宮内腔の形、子宮・卵巣の病変などを確認します。必要な検査は年齢・症状・検診歴によって異なります。

挿入時の痛みには個人差があり、出産経験がない方では痛みが強いことがあります。未経産だから一律に使用できないわけではありませんが、痛み、子宮の大きさ・向き、入口の状態を含めて相談します。CDCのガイダンスでもIUDは未経産者や若年者を含む選択肢とされています。[4]

装着後に受診した方がよい症状

  • 強い、または悪化する下腹部痛
  • 発熱、悪臭のあるおりもの
  • 大量出血、出血量が急に増えた
  • 除去糸が急に長く・短く感じる、器具が触れる
  • 妊娠反応が陽性、妊娠症状がある
  • 性交時の強い痛み

装着後の確認時期は、処置時の説明に従ってください。5年を超えないうちに交換または除去が必要です。

ミレーナが向いている方・別の方法が向く方

ミレーナが向いていることが多い方

  • 生理痛に加えて過多月経がある
  • 毎日の服薬・飲み忘れを避けたい
  • 長期の治療と避妊を同時に希望する
  • エストロゲンを含むピルが適さない、または希望しない

ピルなど別の方法が向くことがある方

  • 出血日や周期を計画的に調整したい
  • PMS・PMDD、月経関連片頭痛、ニキビなども含めて治療したい
  • 子宮内への処置を希望しない
  • 近いうちに妊娠を希望し、短期間の治療を希望する

ピルとミレーナの効果・副作用・手間・周期調整を比較する

ミレーナについてよくある質問

Q. ミレーナを入れると生理はなくなりますか?

出血量は減りますが、全員が無月経になるわけではありません。最初は不正出血が増え、その後少量化・無月経になる方もいます。

Q. ミレーナは全身への副作用がありませんか?

主な作用は子宮内で血中移行量は限られますが、ゼロではありません。頭痛、気分変化、乳房症状、皮膚症状などが起こる可能性があります。

Q. 出産経験がなくても入れられますか?

未経産でも選択肢になります。ただし、挿入時の痛み、子宮の大きさや形、感染・出血の状況などを確認して判断します。

Q. ミレーナを外したら妊娠できますか?

ミレーナは可逆的な方法で、妊娠を希望する時に除去できます。除去後の妊娠しやすさは年齢やもともとの病気などにも影響されます。

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横浜駅から徒歩6分、ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~で女性医師が、ミレーナの適否、挿入時期、痛み、不正出血についてご説明します。

ミレーナの挿入予約はお電話(045-440-5577)でご相談ください。
予約方法・診療時間はこちら

この記事の執筆・医学監修

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~ 院長

更新日・最終医学確認:2026年8月28日。

本ページは一般的な医療情報であり、個別の診断・処置に代わるものではありません。

日付:2026年8月28日  カテゴリー:子宮内避妊具

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生理痛にはピルとミレーナ、どちらがよい?違いを比較

 

生理痛にはピルもミレーナも有効な選択肢ですが、向いている症状と負担が異なります。出血日を調整したい、排卵を抑えたい、PMSなどの周期症状も相談したい方にはピルが合うことがあります。毎日の服薬を避けたい、過多月経を長期間治療したい、エストロゲンを含む薬が適さない方にはミレーナが合うことがあります。

「どちらが強いか」ではなく、治療したい症状、血栓症リスク、挿入処置への希望、妊娠希望の時期、飲み忘れの可能性で選びます。[1][2]

 

先に結論:ピル向き・ミレーナ向きの目安

ピルが向くことが多い方

  • 生理痛を軽くし、出血日や周期も調整したい
  • 連続・延長投与で出血回数を減らしたい
  • 排卵前後や休薬期の症状、ニキビなども含めて相談したい
  • 子宮内への挿入処置を希望しない
  • 毎日の服用を続けられる

ミレーナが向くことが多い方

  • 生理痛に加えて過多月経が強い
  • 毎日の服薬や飲み忘れを避けたい
  • 最長5年間の長期治療を希望する
  • エストロゲンを含む配合ピルが適さない、または希望しない
  • 避妊も同時に希望する

ピルとミレーナの違いを比較

比較項目 ピル(主にOC・LEP) ミレーナ(LNG-IUS)
使い方 毎日1錠服用 子宮内に装着
使用期間 服用を続けている間 最長5年間
生理痛 軽減が期待できる 軽減が期待できる
過多月経 月経量を減らす 月経量を大きく減らすことが期待できる
出血日の調整 しやすい。連続投与で回数を減らす方法もある 狙った日に出血させる方法ではない。初期は不規則
排卵 配合ピルでは通常抑える 排卵が続く方が多い
PMS・周期症状 製剤・症状により改善することがある 排卵変動が残るため、主目的には向かないことがある
主な負担 毎日の服薬、飲み忘れ 挿入・除去の処置
よくある困りごと 不正出血、吐き気、頭痛、乳房の張り 初期の不正出血、挿入時痛、下腹部痛
重要なリスク エストロゲン含有製剤では血栓症 位置ずれ・脱出、感染、まれな穿孔
妊娠希望時 服用を中止 除去する
費用・保険 治療用LEPは保険適用となる場合。毎月・数か月ごとに処方 月経困難症・過多月経なら保険適用となる場合。初回処置の負担

※日本では、避妊目的のOCと、月経困難症などの治療目的で使うLEPは承認上の位置づけが異なります。保険診療のLEPを「避妊薬」として一括説明せず、治療目的・製剤を確認します。

生理痛と過多月経にはどちらがよい?

ピルは機能性月経困難症の痛みを軽減する効果が確認されています。[3]ミレーナも日本で月経困難症と過多月経に適応があり、子宮内膜を薄くすることで症状を軽くします。[2]

痛みが中心で、出血日を調整したい方はピルが使いやすいことがあります。過多月経が強く、長期に月経量を減らしたい方はミレーナが合うことがあります。子宮内腔を変形させる筋腫などがある場合、ミレーナが適さない・脱出しやすいことがあるため、超音波で確認します。

PMS・精神的不調・ニキビも治したい場合

配合ピルは排卵を抑えてホルモン変動を小さくするため、製剤と症状によってはPMS・PMDD、休薬期の頭痛、ニキビなどが改善することがあります。ただし、すべての症状に同じ効果があるわけではなく、前兆のある片頭痛では配合ピルが使えません。[4]

ミレーナは排卵が続く方が多く、PMS・PMDDや排卵関連症状を確実に抑える治療ではありません。生理痛と過多月経が軽くなることで気分の負担が間接的に減る方はいますが、気分変化を副作用として感じる可能性もあります。

全身副作用・血栓症で比べる

エストロゲンを含む配合ピルでは、まれですが血栓症が重要な副作用です。血栓症の既往、前兆のある片頭痛、年齢と喫煙状況、高血圧などで適否を判断します。[4]

ミレーナはエストロゲンを含まず、配合ピルと同じ血栓症リスク評価を必要としません。ただし「全身作用がない」わけではなく、レボノルゲストレルの血中移行は限られるもののゼロではありません。また、挿入に伴う位置ずれ・脱出、感染、まれな穿孔など、ピルにはないリスクがあります。

出産経験がなくてもミレーナを選べますか?

未経産でもミレーナは選択肢になります。CDCのガイダンスでも、IUDは若年者・未経産者を含め使用できる方法とされています。[5]

ただし、出産経験がない方では挿入時の痛みが強い、子宮の入口が通りにくいことがあります。「ほとんど痛くない」「必ず無麻酔で入る」とは言えません。子宮の形、出血・感染の有無、処置への希望を確認して相談します。

将来の妊娠への影響

ピルもミレーナも可逆的な方法です。ピルは中止後、ミレーナは除去後に妊娠を目指せます。避妊法中止後の妊娠をまとめた研究では、経口避妊薬や子宮内避妊法の使用が妊孕性の長期低下につながるという明らかな証拠はありませんでした。[6]

一方、生理痛の原因である子宮内膜症や年齢などが妊孕性に影響することがあります。妊娠希望の時期が近い場合は、薬・器具だけでなく背景疾患の評価も行います。

迷った時の選び方

  1. 最も改善したい症状を決める:痛み、出血量、PMS、周期調整
  2. 安全性を確認する:片頭痛、血栓症、喫煙、血圧、感染・出血、子宮形態
  3. 生活上の負担を比べる:毎日の服薬か、挿入処置か
  4. 妊娠希望の時期と治療期間を確認する
  5. 初期の不正出血や副作用を許容できるか考える

どちらかを一度選んだら変更できないわけではありません。副作用、治療効果、希望の変化に応じて、ピルからミレーナへ、またはミレーナから別の治療へ変更できます。

ピルとミレーナについてよくある質問

Q. 40代なら必ずミレーナの方がよいですか?

年齢だけでは決まりません。喫煙、片頭痛、血圧、血栓症リスク、過多月経、子宮の状態、妊娠希望を確認して選びます。

Q. ミレーナならホルモン副作用はゼロですか?

ゼロではありません。主な作用は子宮内で血中移行量は限られますが、頭痛、気分変化、乳房症状、皮膚症状などが起こる可能性があります。

Q. ピルとミレーナを同時に使うことはありますか?

通常の月経困難症治療で常に併用するわけではありません。特定の症状や出血への対応で一時的に別のホルモン薬を使うことはありますが、医師が目的と安全性を確認します。

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ピル・月経困難症の相談はWEB予約をご利用いただけます。ミレーナの挿入予約はお電話(045-440-5577)でご相談ください。

この記事の執筆・医学監修

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~ 院長

更新日・最終医学確認:2026年8月28日。

本ページは一般的な医療情報であり、個別の診断・処方・処置に代わるものではありません。

参考文献

  1. 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会.産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2026.CQ305・CQ403.刊行物案内
  2. PMDA.ミレーナ52mg 医療用医薬品情報・電子添文.2026年8月改訂.
  3. Schroll JB, et al. Combined oral contraceptive pill for primary dysmenorrhoea. Cochrane Database Syst Rev. 2023;7:CD002120. PubMed
  4. CDC. U.S. Medical Eligibility Criteria for Combined Hormonal Contraceptives. 2024.
  5. CDC. Intrauterine Contraception: U.S. Selected Practice Recommendations. 2024.
  6. Girum T, Wasie A. Return of fertility after discontinuation of contraception: a systematic review and meta-analysis. Contracept Reprod Med. 2018;3:9. PubMed

日付:2026年8月28日  カテゴリー:子宮内避妊具,生理痛

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ミレーナに関するよくある質問 (横浜駅近く女医の婦人科)

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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最近ミレーナに関するお問い合わせが増えているようです。ミレーナは「ホルモン付加子宮内避妊具」として発売されたもので、現在は過多月経や月経困難症の治療の目的で保険で挿入することも可能になっています。

ミレーナに関してよくある質問をまとめてみましたので、ご参照ください。

 

Q:ミレーナの料金はどのくらいかかりますか?

A:避妊目的であれば医療機関によって設定料金が異なりますが、相場はだいたい4~5万円です。保険適応であれば、挿入時にかかる金額は3割負担の方で約1万円です。

 

Q:ミレーナを入れるのに適した時期はありますか?

A:「絶対に妊娠していない時期」に挿入するという考えから、月経終わりごろに挿入することが推奨されます。当院では月経3~7日目に挿入させていただいています。ただし、ピルを継続的に服用されている方や、ミレーナの入れ替えの場合は月経周期と無関係に挿入できる場合もありますのでご相談ください。

 

Q:初診時にすぐ挿入できますか?

A:上記の適した時期に受診していただければ初診時に挿入は可能です。ただし、挿入前の超音波検査で異常所見があったり、がん検診をずっと受けていなくて先に検査をした方がよさそうな場合は、挿入時期を延期する場合もあります。

 

Q:ミレーナは出産経験がなくても入れられますか?

A:子宮に大きな変形がなければ、ほとんどのケースで出産経験がなくても挿入は可能です。ただし、子宮頸部が細くて挿入時に痛みや抵抗感がある場合がございます。

 

Q:ミレーナ挿入時に麻酔はかけますか?

A:麻酔はかけず、外来で行える範囲の処置で終了します。麻酔をかけて挿入をご希望の場合は、麻酔の設備がある病院へご紹介させていただいております。

 

Q:ミレーナで更年期症状は予防できますか?

A:ミレーナはホルモン補充の役割はありません。ミレーナのホルモンは「子宮内」にしか効かないため、ホルモンバランスを整えたり生理の周期を安定させる効果はありません。そのため、「更年期障害の予防」には使用できません。

 

Q:ミレーナでPMSは改善しますか?

A:ミレーナによって出血量が減ったり出血がほとんどなくなることにより、生理前の腹痛や腰痛が軽減する可能性はあります。ただ、ミレーナは排卵を抑えませんので、生理前のむくみ・頭痛・めまいなどの不調や、イライラ・気分の落ち込みなどの精神的症状に対しては無効です。

 

そのほか、気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

日付:2026年7月17日  カテゴリー:子宮内避妊具

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保険適用のミレーナ(ホルモン付加子宮内システム)の特徴【横浜駅近く・女医の婦人科】

保険適用のミレーナの特徴は?

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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ホルモン付加子宮内システム「ミレーナ」は、子宮内避妊具の柄の部分にホルモンが含まれているものです。

 今まで日本で認可されていた、普通のIUDや銅付加IUDと比べて、ホルモン付加型の子宮内避妊具にどんなメリットがあるのかと言うと、子宮内膜に対するホルモンの効果が期待できるという点です。

 しかも、ピルを飲むのと違って、局所つまり子宮内膜だけにホルモンが作用し、血液中のホルモンの濃度はほとんど上がりません。そのため、例えば血圧の問題や肝機能の問題でホルモン剤を飲むことが出来ない方にも使うことができます。ピルで体重増加が見られた人も、ホルモン付加IUDなら体重に変化は見られなかったそうです。

当院でミレーナを希望される方の多くは40代です。血栓症リスクが心配でピルが使いにくかったり、ピルを服用し続けてきたけれどそろそろ血栓症が気になるのでミレーナに切り替えたいというご相談が増えています。

ミレーナは避妊目的で使用する場合は自費ですが、「月経困難症」や「過多月経」の治療目的の場合は保険適用になります。当院でミレーナを入れている方の9割は、治療目的又は治療と避妊を兼ねるというケースです。

保険で入れると、初診料や超音波検査料を含めても、自己負担額は1万円程度になります。

 

ホルモン作用があるメリット


黄体ホルモンが子宮内膜に作用すると、内膜があまり分厚くならないので月経時の出血量が減ります。それにともなって、月経痛も減ります。

 ミレーナを挿入して、1~2か月で、月経量はかなり減っていきます。挿入してから1年間で、約3割の方が無月経になっていくというデータもあります。

 つまり、ほとんど出血が来なくなるくらい、出血量を減らすことが可能なのです。

 


卵巣は正常に働いていますから、ホルモンが足りなくて無月経になるわけではありません。卵巣機能は正常なのに月経が来ないのはちょっと不思議かもしれませんが、ピルを飲み続けている方の中にも自然に無月経になっていく方がいらっしゃいます。

 これは病的な無月経とは異なりますから心配ありません。

 


避妊具の使用をやめれば、またすぐに正常な月経に戻ります。例えば出産後3年くらいは避妊しておきたいという方の場合も、避妊したい間だけミレーナを入れておき、そろそろ2人目・3人目をと思った時点で取り除けばいいので、便利に使うことができます。

 

 

授乳中でもミレーナは使える?

ちなみに、分娩後の方の避妊法としては、「コンドーム」「ピル」「ミレーナ」がありますが、1か月健診の後すぐに使用できるのはコンドームのみです。

 

授乳していなければ、ピルは産後6週間後から、ミレーナも同時期から使用が可能です。

ピルの場合は、妊娠中に何らかの理由で血栓症リスクが高くなっていた場合は、産後6週間たっても使えない場合があります。

 

授乳しているとピルは6~12ヶ月間は飲めません。授乳中は、生理が止まっていることが多いので、最初の月経開始を待ってピルを飲み始めればいいのですが、まれにしっかり授乳しているのに生理が再開する方がいらっしゃいます。この場合は、授乳の頻度や量によって、いつからピルを開始できそうか主治医と相談しながら決めることになります。

 

ミレーナの場合ホルモンが血液中にほとんど入らないので、授乳中にも問題なく使うことが出来ます。ただ、子宮内に異物を入れる事になるので、分娩後の子宮がちゃんと元の大きさや硬さに戻ってから使う必要があります。

WHOの基準では、分娩後6週間以降にミレーナを挿入することができると書いてあります。ただし、日本のデータでは、授乳中の場合、産後9か月未満で挿入した場合に子宮穿孔のリスクが高くなるという報告がありますので、授乳中は挿入時期を産後9か月以降にした方が安全と言えます。

授乳中だけど、早めに生理が再開したので、ミレーナを挿入したいという場合は、挿入時期を医師としっかり相談して決めるようにしましょう。

 

 

ミレーナのご予約はお電話で045-440-5577

日付:2026年7月3日  カテゴリー:子宮内避妊具

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40代の避妊はピルの代わりにミレーナ?(横浜駅近くでおすすめの婦人科)

ミレーナ(ホルモン付加子宮内システム)は保険でも使える?(横浜駅 評判いい 婦人科 女医)

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清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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ホルモン付加子宮内システム=ミレーナは、避妊目的だけではなく、過多月経や生理痛の治療にも使うことができます。

ミレーナを保険適用にするための条件は、「月経困難症や過多月経があること」なので、自己申告で「生理痛がつらいです」「生理の量が多くて困っています」と伝えれば保険で入れることができるということになります。

 

生理痛や過多月経の原因となる病気(子宮内膜症や子宮筋腫)があるかどうかは、保険で入れられるかどうかの条件には入っていません。

なので、子宮に何も異常がなくても、症状があれば、ミレーナ保険で入れられます。

 

 

避妊目的で使用する場合は、保険が効かないため、挿入するのに4~5万円かかります。一方、治療で使用する場合は、保険が使えますので、挿入時の自己負担額は約10000円です。

挿入後も何度か定期検査が必要ですが、保険で挿入した場合は検査も保険が使えますから、超音波検査代も診察代もすべて保険適用になります。挿入後の診察は、通常問診と超音波検査ですから、1回の受診でかかる料金は約2000円です。

 

ミレーナは、1回入れると5年間有効なので、1年あたりのコストで考えると、ピルや黄体ホルモン剤よりもかなりリーズナブルと言えます。

 

 

ミレーナは出産経験がなくても入れられる?(横浜市 おすすめ 婦人科)

 

ミレーナは、基本的には経産婦さんに使用することが多いのですが、出産経験gなないからと言って入れられないわけではありません。

特に、少し前に、ミレーナのデバイスが新しくなったので、未経産の方でも挿入しやすくなりました。

 

古いタイプのものは、少し外筒の太さがありましたので帝王切開の方や分娩経験のない方の場合、挿入しにくいケースがありましたが、新しいタイプのものはかなり細くなっているので挿入時の抵抗も少なくなっています。

当院でも、未経産の方に挿入するケースが増えてきましたが、今のところ未経産だからという理由で挿入できなかったケースはありません。

 

ただし、子宮の出入り口が極端に狭かったり、筋腫や内膜症によって子宮が大きく変形している場合は、スムーズに挿入できない場合もあります。

 

 

ミレーナが40代の方にお勧めなわけ(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

ミレーナは、特に40代の方にお勧めです。避妊も生理痛や過多月経の治療も、ピルは幅広く活用できるのですが、1つだけ「血栓症」という副作用の問題があって、40代の方にはお勧めしにくい場合もあります。

もちろん、何もリスクがない健康な方であれば、50歳までピルを服用することは可能です。

 

でも、40代の方で片頭痛があったり、体重が増えてきた、血圧が上がってきた、コレステロールが上がってきた…などなど、血栓症リスクが上がってしまうケースが少なくありません。

年齢やそのほかの血栓症リスクを考えると、ピルを第一選択にしにくいなというケースが増えてきます。

 

その点ミレーナは、血栓症のリスクを全く心配せずに使用することができます。毎日薬を飲むという煩雑さもないので、挿入した方は皆さん「快適です」とおっしゃいます。

40代になると避妊も「ピルを飲むほどでは・・・」とおっしゃる方も見受けられますが、実は「妊娠を継続しない」という選択をする割合は10代と同じくらい40代でも多いのです。

 

 

確実な避妊にもなり、月経量が減って貧血の心配もなくなり、月経痛で悩まされることもなく、将来ホルモン補充療法を行いたくなったらジェルを塗るだけで済む・・・と、40代でミレーナを挿入するメリットは、実はかなり多いのです。

もちろん、挿入して3か月くらいは不正出血が見られたり、頻度は少ないですが挿入後に位置がずれたりする場合がありますので、ミレーナが万能なわけではありません。子宮に変形がある場合は入れられないこともありますので、ミレーナを試してみたいなと思ったら、まずは婦人科で相談してみてくださいね。

 

 

ご予約はこちらから⇒045-440-5577

日付:2026年6月21日  カテゴリー:子宮内避妊具

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ピルとミレーナのメリット・デメリット

生理痛にはピル?ミレーナ?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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当院では、年間80~90件のミレーナ挿入を行っています。

ピルもホルモン付加子宮内避妊具=ミレーナも、確実な避妊もできて月経痛や過多月経にも幅広く使用できるものですが、両者の特性に多少の違いがあります。

一番大きく異なるのは、ミレーナには月経周期を整えたり、「狙った日に出血を来させる」という月経日のコントロールをしたり、ホルモンを補ったり、ホルモンの「波」をフラットにする、という効果がないという点です。

逆に、それらの効果をはっきりするための「全身への(卵巣への)ホルモン作用」がないので、血栓症のリスクがなく、閉経まで安心して使用できるのが最大のメリットとも言えます。

 

 

ピルとミレーナの比較を簡単に列記してみましょう。

*ピルは血栓症リスクがありミレーナはない

*ピルは毎日服用する必要があるがミレーナは1度入れると5年間入れたままでよい

*ピルは月経周期をコントロールできるがミレーナは周期のコントロール力はない&不正出血することがある

*ピルは排卵を抑える(排卵に伴う不調が軽減する)がミレーナは抑えない(排卵に伴う不調は軽減しない)

*ピルはホルモンの波を抑えるので月経前症状軽減効果があるがミレーナにはない

*ピルはホルモンを補う作用があるので更年期症状を予防するがミレーナはない

*ピルは卵巣がんのリスクを下げるがミレーナにその効果はない

*ピルは保険だと1か月1000~2500円・自費だと1か月2500~3000円だがミレーナは保険だと5年で約10000円・自費だと5年で40000~50000円

 

まとめると、「血栓症リスク」と「毎日服用する煩雑さ」を除くと、ピルの方が治療的メリットは大きいと言えるでしょう。ただし、費用はピルの方がかさみます。

どちらを選ぶのかは、「血栓症リスクをどう考えるか」が一番のカギになります。

 

 

私も、20代の頃から、妊娠中と産後を除いてずっとピルを飲んできましたが、年齢を考慮してミレーナに切り替えました。

ピルからミレーナに移行した場合、出血がほとんどない状態をキープできるので、出血コントロールという意味では大変楽ですね。

20代や30代の間はピルでコントロールし、40代になったらミレーナに移行するというのが、出血コントロールという観点からは一番スムーズかもしれません。

 

 

月経痛や過多月経が辛いけれど、片頭痛があってピルが飲めないという場合や、費用負担が気になるという場合は、ミレーナを検討してみてはいかがでしょうか?

 

日付:2026年6月20日  カテゴリー:子宮内避妊具

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妊娠したことがなくてもミレーナは入れられる?【横浜で評判の婦人科】

ミレーナは未経産でも入れられる?ミレーナをやめた理由は?(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)

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<<この記事の執筆者>>

清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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2025年は、当院でミレーナを入れた件数が約50件でした。

5年経過して入れ替えというケースも含めてなので、新たにミレーナを入れた方が50名なわけではないのですが、徐々にミレーナを選択肢に入れてくださる方が増えているのかなという印象です。

 

 

特に一昨年くらいから、20代の若い方や、出産経験がない方のお問い合わせが増えました。ピルを服用しようとしたけれど副作用で飲めなかった方や、片頭痛がひどいのでピルが飲めないという方が、「他に生理を軽くする方法はないか」を調べてミレーナにたどり着くケースが多いようですね。

 

 

ミレーナは、細い器具を子宮内に挿入するので、子宮の出入り口や子宮頚部が細いと入らない場合があります。

なので、一般的には「経膣分娩をしたことのある人」に向いているツールとされています。

ただ、未経産の方や帝王切開の方が「入れられない」のではなく、子宮頚部が細くて「入らない可能性がある」「入るけれど痛みを伴う場合がある」というだけなのです。

 

 

実際、当院では、未経産の方に何例もミレーナを入れていますが、「未経産だから」という理由でミレーナが入らなかった方はいらっしゃいませんでした。

ただし、子宮の出入り口は開いているけれど、「内子宮口」という場所が細いために、ミレーナがその部分を乗り越えて奥まで入る時に痛みが発生したり、入るまで時間がかかるというケースはあります。

ミレーナを入れるをの「やめた理由」としては、「未経産だから」というよりも、「PMSも改善したいから」「不正出血がだらだら続くのがわずらわしいから」といったもののがメインです。

医学的には、子宮筋腫などによる変形が強くて「入らないかも・・・」という場合に、まずミレーナ以外の方法をご提案させていただくケースもあります。

 

 

ミレーナが入れられないのはどんな時?(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)

 

当院で、ミレーナを入れようとしたけれど入らなかった、という症例は3例ほどあります。

1例目は、10年以上前に入れた銅付加子宮内避妊具(IUD)が、位置がずれたままになっており、子宮頚管内にはまり込んでいた症例です。

古いIUDは何とか取り外すことができましたが、長期間そこにIUDがはまっていたせいか、ミレーナより細い器具で頚管内のとおり具合を確認しようとしても、全く入らず、ミレーナの挿入は断念しました。

 

 

2例目は、大きな子宮腺筋症があって、癒着も強く、子宮頚部の折れ曲がりがとても強い症例です。

総合病院へ紹介して、麻酔をかけた状態でミレーナ挿入を試みていただきましたが、そこでも入らなかったので、当院で挿入することはまず無理であると考えられたケースでした。

 

3例目は、出産経験がなく、子宮腺筋症による癒着が強い症例でした。やはり、子宮の形の変形が強く、細い器具でも子宮の出入り口からほとんど入らない状態だったので、ミレーナの挿入は困難であると判断しました。

 

このように、ミレーナが入らないというケースはありますが、「出産経験がないから」という理由ではなく、子宮の形の変形が主な理由です。

 

 

未経産だとミレーナを入れる時に痛い?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科 女医)

 

出産経験がある方でも、ミレーナを入れる時には、少し強めの生理痛のような痛みが一瞬発生します。

通常は、入れる時の数秒痛いだけで、その後は鈍痛程度に治まってきます。入れたその日から2~3日は、生理痛のような痛みが続く場合がありますが、たいていは、鎮痛剤を飲めば治まる程度の痛みです。

 

出産経験がない方の場合は、ミレーナを入れる時の痛みが、さらに強く感じられる可能性はあります。

痛みの感じ方は個人差が大きいので、未経産の方でミレーナを検討したいけれど、痛みが心配という方は、麻酔をかけてミレーナを入れてくれる病院を探してみるといいでしょう。

 

 

当院では、ミレーナを入れる時に麻酔は行っていないため、麻酔を希望される方は他の病院をご案内させていただいております。

麻酔をかけるほどではないけれど、痛みが心配という方は、処置の30分くらい前に鎮痛剤を服用しておいていただくようにご案内しています。

 

出産経験がない方の場合は、まずはピルや黄体ホルモン剤を試してみて、どうしても服用できなかったり、生理痛が十分に改善しない場合に、ミレーナを選択肢に入れるのがよいかもしれません。

 

 

ご予約はこちらから

日付:2026年6月13日  カテゴリー:子宮内避妊具

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保険適用のミレーナは出産経験がなくても入れられる?【横浜駅近くの婦人科】

ミレーナが保険で入れられるのはどんな時?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

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清水なほみ 医師
日本専門医機構認定産婦人科専門医

ポートサイド女性総合クリニック院長

横浜駅徒歩6分。婦人科診療、ピル外来、月経困難症、PMS、子宮頸がん検診などを専門に診療。

参考文献:日本産科婦人科学会誌・産婦人科診療ガイドライン

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ミレーナ=IUSはIntra Uterine Systemの略であり、子宮内に入れておくことによって黄体ホルモンをじわじわと放出し子宮内膜に作用する子宮内システムです。

元々は、避妊目的で開発されたものですが、子宮内膜を薄く保つという作用により生理の量が減ったり生理痛が軽くなるため、現在は「月経困難症」と「過多月経」の治療の目的で保険で使用できるようになっています。

子宮筋腫や子宮内膜症によって月経が重くなっているケースだけではなく、特に子宮や卵巣の異常はないけれど月経が重いという「機能性月経困難症」や「機能性過多月経」の場合にも保険適用になります。

そのため、ミレーナを保険適用で入れたい時は、「生理痛がひどい」「生理の量が多い」という症状を医師に伝えればよいのです。「検査で異常がある」必要はありません。

逆に、大きな筋腫があって子宮の変形が強い場合などは、ミレーナが入れられないこともあります。

 

ミレーナとピルの違い(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)

ピルのようにホルモンの作用が全身に影響しないので、副作用のためにピルが服用できない方や、血栓症リスクが高い方でも使用できるというメリットがあります。また、飲み忘れによる効果の減弱も心配しなくていいので、毎日薬を服用することが負担に感じる方にも使いやすいシステムです。

有効期限が5年間なので、1度入れると5年間子宮内に入れておくことができます。挿入時にかかる費用は、保険証が3割負担の方であれば約1万円なので、定期検査の時にかかる超音波検査代を含めても、1年間のコストはピルの6~7分の1になります。

ただし、ミレーナには「ホルモンを補う」「生理の周期を整える」「排卵を押さえる=排卵痛やPMSを改善する」という効果は全くありません。

そのため、更年期症状を予防したい・月経周期を整えたい・排卵痛やPMSを改善したい、という場合はピルの方が適しています。

 

 

出産していなくてもミレーナは入れられる?(横浜駅 おすすめ 女医 婦人科)

最近は、ミレーナについての情報がネット上でも広まってきたおかげか、患者様ご自身が色々調べて「ミレーナを使用したい」とおっしゃるケースも増えてきました。

以前は、経産婦さんが中心でしたが、最近は20代の出産経験がない方で、ミレーナを希望される方もいらっしゃいます。ミレーナそのものはとても細いので、出産経験がなくてもほとんどのケースで挿入が可能です。

当院でミレーナを入れた未経産の方で、ミレーナが入らなかった方は1例のみです。子宮の屈曲(折れ曲がり)が強くて、ミレーナより細い器具も通らないため、挿入を断念したケースが1例だけありました。

 

ただし、経産婦さんに比べると、未産婦さんの方が入れる時の痛みの程度は強く感じられるケースが多い印象です。

ミレーナの挿入30分くらい前にあらかじめ痛み止めを飲んでおくと、挿入時や挿入後の痛みをある程度緩和できると考えられます。

挿入時の痛みが不安な方は、麻酔をかけて挿入する方法もあります。当院では、麻酔下での挿入は対応しておりませんので、麻酔をご希望の方は他院をご紹介させていただいております。

 

実際にミレーナが入れられるかどうか、ミレーナ以外の方法を選択した方がよいかどうかは、個々の症状や子宮の形によって異なります。

「ミレーナも選択肢に入れたいけれど、出産経験がないから無理かな?」と迷っている方は、まずはご相談にいらしてみてください。

日付:2026年6月6日  カテゴリー:子宮内避妊具

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ミレーナ(ホルモン付加子宮内システム)の挿入価格

子宮内避妊具(IUD) の挿入にかかる費用のお問い合わせが増えてきましたので、価格表をアップします。
子宮内避妊具は、ミレーナとそれ以外で費用が異なります。
ミレーナの方が1回にかかる費用は高くなりますが、入れ替えまでの期間が5年間と、ほかの子宮内避妊具に比べて長く入れておけるため、年間の費用に換算するとご負担は少なくなります。
挿入及び入れ替えの費用には、確認のための超音波検査及び感染予防の内服薬の代金が含まれます。
この他に、初診料または再診料がかかりますので、詳しくはお電話でお問い合わせ下さいませ。
<ミレーナ以外の子宮内避妊具>
挿入のみ   31,500円
取り外しのみ 10,500円
入れ替え   39,900円
<ミレーナ>
挿入のみ   71,400円
取り外しのみ 10,500円
入れ替え   79,800円

日付:2010年10月4日  カテゴリー:子宮内避妊具,診療メニュー紹介

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子宮内避妊具の種類

 子宮内避妊具は「リング」と呼ばれることもありますが、主に経産婦さんに使う避妊方法で、子宮内に小さな「異物」を挿入する事で着床を防ぐものです。
 現在使われているものは、ピルと同じくらい確実な避妊効果を得られ、一度入れると3~5年間は入れたままなのでピルのように毎日忘れずに飲むといった煩雑さがないのがいいところですね。

 子宮内避妊具の開発の歴史は案外古くて、初期のものは1920年代に作られた金属性のリングでした。この頃のものは、まだ約8%の避妊失敗率だったそうです。それが、プラスチック製になり、銅付加IUDになり、最新のホルモン付加IUDに改良を重ねられてきたんですね。
  「ホルモン付加」とついているのは、子宮内避妊具の「柄」の部分に黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が含ませてあるためです。 このホルモンの作用のおかげで、子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、子宮の入り口の粘液の粘調度を高めます。つまり、着床するためのベッドを薄っぺらにして着床を防ぎ、なおかつ精子を入りにくくして受精を防ぐわけです。

 普通の子宮内避妊具に比べて、このホルモン作用があるおかげで避妊効果はいっそう確実なものになります。避妊効果の指標のひとつに「パール指数」というものがありますが、正しく挿入すれば「ミレーナ」のパール指数は0.14だそうです。つまり、1年間ミレーナで避妊して、妊娠してしまう人は100人中0.14人ということなんですね。
 ちなみに、ピルのパール指数は0.1、コンドームのパール指数は一般的な使用法で14~15です。ピルや子宮内避妊具が、いかに確実な避妊方法化お分かりいただけますよね。


日付:2010年7月14日  カテゴリー:子宮内避妊具

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