日々の雑記
座るだけで骨盤底筋トレーニング?!【横浜駅近くの婦人科】
「座るだけ」の筋トレチェア(横浜 ビジリス 安い)
骨盤底筋も下半身の筋肉も一緒にトレーニングしたい方必見!
実は多い「尿もれ」の悩み
「30代女性の6割」この数字、何のデータなのか分かりますか?
2023年7月に花王フェムケアラボがWEBで行ったアンケート調査の結果です。なんと、回答者の約8割が「尿もれの経験がある」、30代女性の約6割が「現在尿もれに悩んでいる」と回答しています。
ところが、尿もれ経験者の約半数が「特に理由はないが相談したことがない」と回答しているのです。
クリニックの診療でも、膀胱炎症状をご相談なさる方はいらっしゃいますが、尿もれについてのご相談は本当に稀です。産後の方や、更年期の方に、「排尿のトラブルはありますか?」とこちらから伺うと、「実は…」とおっしゃるケースがほとんどなのです。
実際に伺ってみると、尿もれだけではなく、「度々トイレに行きたくなる」「尿意を感じると我慢しきれなくなる」「トイレが近くて旅行や長距離の移動が不安」と言ったお悩みがたくさん出てきます。
尿もれの原因は?(横浜 骨盤トレーニング 安い)
そもそもなぜ尿もれやトイレが近いといったトラブルが起きるのでしょうか?
もちろん、ホルモンの異常や細菌感染などが原因となることもあります。
そして、多くの場合、「骨盤底筋群のゆるみ」が原因で上記のような様々なトラブルが引き起こされています。
骨盤底筋群は、小さな筋肉がいくつか集まって骨盤の「底」を支えています。ちょうどハンモックのように薄い筋肉が骨盤の一番下の部分を作っており、その筋肉が骨盤内の臓器を支えています。膀胱も骨盤内にある臓器のひとつで、骨盤底筋群がゆるむと膀胱の位置が下がりやすくなります。
また、骨盤底筋群の一部は、尿の出口・腟の出入り口・肛門をそれぞれ「閉める」という働きを持っています。そのため、この骨盤底筋群が緩むと、尿が出ないように出口を「閉めておく」ことができなくなり、その結果尿もれが起きやすくなります。
骨盤底筋群のゆるみが引き起こすトラブル(横浜 婦人科 評判いい)
骨盤底筋群は様々な機能を持っています。
例えば・・・
*骨盤内の臓器を支える
*尿や便がもれないように出口を閉めておく
*膀胱の働きを助けて尿を出し切る
*直腸の働きを助けて便を出し切る
これらの働きが弱くなることで、次のようなトラブルが起きやすくなります。
*子宮や腟が下がってくる(飛び出てくる)
*直腸が下がってくる(飛び出てくる)
*くしゃみをしたり重いものを持った時に尿がもれる
*度々トイレに行きたくなる
*尿意を感じたらすぐにトイレに駆け込まないと間に合わない
*便秘や残便感
*パートナーとのスキンシップの質が落ちる
骨盤底筋群にダメージが起きる原因(横浜駅 婦人科 女医)
骨盤底筋群がゆるむ原因はいくつかありますが、最近は出産経験がなくても筋力が低下している人が増えてきている印象です。実際に、20代で尿もれを経験している方のほとんどが、出産経験のない人です。
★お産の回数が多い
★大き目の赤ちゃんを産んだことがある
★便秘がちでいつも強くいきんで排便している
★急いで排尿することが多くお腹に力を入れて無理矢理排尿している
★重いものを持つことが多い
★内臓脂肪が多い
★重いものを持った状態でスクワットなどの筋トレをしている
これらの、いずれか一つでも当てはまっていれば、骨盤底筋群に負担がかかっている可能性があります。
骨盤底筋群を鍛えるには十分な筋トレが必要(横浜市 婦人科 女医)
もし、上記のようなトラブルがある場合は、まずは婦人科や泌尿器科で相談してみることをお勧めします。
状態によっては、骨盤底筋群のダメージが大きすぎて、手術が必要なケースもあります。
ただ、多くの場合は、そこまでひどくはなく、骨盤底筋群の「筋力」を取り戻せばある程度トラブルが解消する可能性が高いのです。
つまり、必要なのは「筋トレ」です。
ではどのくらいの「筋トレ」をすればいいのでしょうか?
「骨盤底筋体操」という、骨盤底筋群を鍛える体操があります。体操と言っても、全身を動かす体操ではなく、骨盤底筋群をギュッと締めるという小さな動きを繰り返すものです。
この骨盤底筋体操をどのくらいすると効果が得られるかというと・・・
*1セット30回
*合計1日4セット以上(朝、昼、夜、就寝前)
*約3か月間毎日続ける
どうでしょう?あなたはこのトレーニングを欠かさず3か月間継続できそうでしょうか?
多くの患者様は、トレーニングの仕方をお伝えしても、「継続して行う」ことが難しいとおっしゃいます。効果が得られる前に、挫折してしまう方がほとんどなのです。
20分間椅子に「座っているだけ」
では、この「筋トレ」を、「ただ椅子に座っているだけ」で行えるとしたらどうでしょうか?
筋肉を鍛えるためのトレーニングは、自分の「脳」から指令を出して動かした場合と、電気や電磁波の刺激で動かした場合とでは、同じように効果が期待できます。
今回クリニックに導入した骨盤底筋トレーニングチェアは、椅子の座面から筋肉を刺激する電磁波パルスが出るため、「ただ座っているだけ」で骨盤底筋がギュッと収縮して、筋トレをしているのと同じ状態を作ることが可能です。
しかも、15分間座っているだけでスクワットに換算すると約1万回行ったのと同じくらい、筋肉への刺激が伝わります。
そのため、20分間「ただ座っているだけ」で、週2回ずつのトレーニングの場合では8~10回で効果が感じられるようになるのです。
効果を感じていただくために3回まで体験価格!(横浜 評判いい婦人科)
骨盤底筋トレーニングチェアは、保険診療による「治療」ではありません。
そのため、自費でのご案内になります。
通常、初回体験価格でのご案内は1回限りのことが多いのですが、1回では十分効果を感じていただけないかもしれないため、3回まで体験価格でご利用いただけるようにいたしました。
★★★★★★通常価格 体験価格
10分 2000円 1000円
20分 3800円 2000円
30分 5600円 3000円
ご予約・お問い合わせはクリニックまで⇒045-440-5577
#婦人科 #横浜 #尿もれ #骨盤底筋
日付:2025年11月6日 カテゴリー:日々の雑記
横浜市の子宮頚がん検診無料クーポン対象年齢について【横浜市の婦人科】
がん検診が無料で受けられるチャンスです!(横浜駅近くの婦人科)
横浜市の子宮頚がん検診は、20歳以上の横浜市に住民票がある方が受けられます。
現在は、
20歳~29歳および61歳以上の方⇒2年ごとの細胞診(自己負担額1360円)
30歳~60歳の方⇒5年ごとのHPV検査(自己負担額2000円)
が横浜市の補助を使って受けられる子宮頚がん検診です。
いずれも、横浜市と契約している医療機関で受けることが可能です。
当院も提携医療機関になっておりますので、がん検診をご希望の方はネットまたはお電話でご予約ください。
これらの補助以外に、これまでは「4月の時点で20歳の人」に「無料クーポン」が配布されていました。
今年度では、2004年4月2日~2005年4月1日生まれの方が無料クーポンの対象です。
さらに、今年度は、がん検診を受けていない方や以前クーポンが届いた時は内診が困難な状態であったためクーポンが使用できずに期限が過ぎてしまった方を対象に、「これまで一度も横浜市の子宮頚がん検診を受けていない21歳~24歳の人」にも無料クーポンが配布されることになりました。
無料クーポンが届いたらすぐにご予約ください!!(横浜駅近くの婦人科)
無料クーポンは、6月末ごろの発送予定とのことですので、7月中には届くと思われます。
クーポンが届く前でも、下記の条件に当てはまる方は無料で子宮頚がん検診が受けられます。
<無料になる条件>
*生年月日2000年4月2日~2004年4月1日
*これまでに一度も横浜市の補助を使って子宮頚がん検診を受けていない
クーポンが届いた後は、クーポンの提出が必ず必要になります。
クーポンを待たずに早めに無料検診を受けたい方は、ご自身が対象に当てはまっているかをご確認の上ご予約ください。
また、クーポンが配布された後(8月以降)は必ずクーポンをご持参ください。
子宮頚がん検診は痛いの?(横浜駅近くの婦人科)
初めて子宮頚がん検診を受ける方は、「どんなことをするの?」「痛いのでは?」とご不安が強いかと思われます。
子宮頚がん検診は、子宮の出入り口の細胞をブラシでこすり取る検査です。クスコという器具を入れて、子宮の出入り口を見えやすくして検査をします。検査にかかる時間は「数秒間」です。
小さなクスコを使って、リラックスした状態で受けていただければあっという間に終わりますし、それほど痛みを感じることもありません。
緊張が強かったり、検査の時に力が入ってからだが内診台から持ち上がってしまうと、見たい場所が見えなくなり、時間もかかるし痛みも出やすくなります。
できるだけリラックスして受けていただけるようにお声かけしながら検査をいたしますのでご安心ください。
Webでもご予約いただけます⇒初めての方はこちらから「初診」でご予約ください
日付:2025年11月6日 カテゴリー:日々の雑記
お笑いカルテット「ぼる塾」のメンバー・田辺智加さんの「皮様嚢腫」はどんな病気?
「皮様嚢腫」とは卵巣にできる良性腫瘍(横浜駅 おすすめ婦人科 女医)
お笑いカルテット「ぼる塾」のメンバー・田辺智加さんが、卵巣腫瘍の「皮様嚢腫」という病気で入院・手術をした経験をYouTubeで公開されています。
「皮様嚢腫」は、「成熟奇形腫」や「デルモイド」とも呼ばれ、卵巣にできる良性腫瘍の中では比較的頻度の高いものです。
内部に皮脂や髪の毛などが入った状態で腫瘍が大きくなっていくため、見た目は「よくない腫瘍なのでは?」と思われるかもしれませんが、良性つまり癌ではありません。
自分の身体の髪の毛や骨が卵巣の中に入り込んで発生するわけではなく、卵巣の中にある「卵子の元」となる細胞から発生します。
卵巣の中には、人ひとりを構成するために必要なすべての細胞の「大元」が入っています。その中には、髪の毛に分化する細胞の元も、骨に分化する細胞の元もあります。それらの細胞が、本来は卵巣の中で増殖することはないのですが、何らかの誤った増殖信号が伝わってしまい、腫瘍になったものが「皮様嚢腫」です。
「皮様嚢腫」は症状が出ない?(横浜市評判いい婦人科 女医)
実は、「皮様嚢腫」を含めて、卵巣にできる腫瘍は無症状であることが多いため、「早期発見」は難しいケースも少なくありません。
内膜症による卵巣のう腫=内膜症性のう胞(チョコレートのう胞)は、サイズが小さくても内膜症による症状が強く出ていれば、婦人科受診につながるため、ほかの卵巣のう腫に比べると発見されやすいと言えます。
ただ、強い生理痛があっても我慢して婦人科を受診しないケースもありますので、その場合は、内膜症による卵巣の腫れも早めに発見することは難しくなります。
卵巣の悪性腫瘍、つまり「卵巣がん」であっても、初期にはほとんど症状がでません。かなり大きくなって初めて、腹部の張りや腹痛などが出てきます。そのため、卵巣がんは別名「サイレントキラー」とも呼ばれています。
「皮様嚢腫」も、ほとんどが無症状のため、「検診で偶然見つかった」「別の症状で受診したらたまたま見つかった」というパターンが多いと言えます。
症状が出るとすれば、腫れた卵巣がぐるっと回転してしまい、「茎捻転」という状態になった時や、サイズが大きくなりすぎて破裂した時です。
いずれも急に強い腹痛が発生しますので、救急受診してそのまま緊急手術になることがほとんどです。
卵巣腫瘍は手術が必要?(横浜駅近くの評判いい婦人科)
卵巣が腫れていたら、すべて手術が必要なわけではありません。
内膜症による腫れの場合、ホルモン治療によって小さくなる可能性もあるため、サイズが5~6㎝以下で悪性を疑う所見がなければ、いきなり手術はせず投薬治療から開始することが多いです。
一方、「皮様嚢腫」は薬で小さくすることができません。また、自然に小さくなることもありません。
一定の大きさになると、前述の「茎捻転」のリスクが発生しますので、サイズによっては早めに手術を行います。
どのくらいの大きさなら手術を「しなくてもよい」のかという明確な線引きはありませんが、目安として3~4㎝くらいまでは経過観察をし、5~6㎝を超えたら手術を勧められることが多いでしょう。
ただし、小さくても絶対に捻転しないとは限らないので、度々下腹部痛が起きるなど、捻転が疑わしい症状がある場合は早めに手術をお勧めすることもあります。
がん検診を受けていれば安心?(横浜市 婦人科 女医 おすすめ)
職場の健診などで、定期的に婦人科検診を受けていれば、卵巣のう腫は早期発見できるのでしょうか?
一般的な「婦人科検診」は、子宮頚がんを発見するための「細胞診」と「内診(触診)」のみのことが多いため、卵巣の腫れはある程度大きいものでなければ発見できません。
特に、脂肪が多い方の内診では、深いところまで触ることができないため、卵巣そのものが触れられないこともよくあります。
超音波検査をセットで受けていれば、ある程度早めに病気を見つけることは可能です。
定期的な超音波検査は、「卵巣がん」の早期発見にはつながらないというデータもありますが、内膜症や卵巣のう腫を早めに見つける手段としては、超音波検査が一番簡単な検査です。
子宮頚がん検診を受ける際に、一緒に超音波検査を受けておくと同時に、腹痛やお腹の張りなど、少しでも気になる症状が出たら、その時点で婦人科を受診することが大事です。
一度検査を受けて異常がなかったから安心、ではなく、今出ている症状を大切なサインとして受け止めるように心がけましょう。
日付:2025年11月6日 カテゴリー:日々の雑記
横浜市の補助を使った子宮頚がん検診の変更点【横浜駅近く女医の婦人科】
★横浜市の子宮頚がん検診が変わりました(横浜 婦人科 評判いい)
横浜市の補助を使った子宮頚がん検診についていくつか変更点があります。
*2025年1月から30歳~60歳の人にHPV検診が導入されました
*2025年4月以降にこれまで20歳だけに配布されていた無料検診のクーポンが「今まで一度も子宮頚がん検診を受けたことのない25歳までの方」にも配布されます。
★これまでの横浜市子宮頚がん検診
*対象は20歳以上
*補助が使える年齢は特定されておらず「2年度に1回」
*検査の方法は「子宮頚部細胞診」
*自己負担額は1,360円
*20歳ちょうどに配布されるクーポン以外は検査時に持参するものはない
★2025年1月からの横浜市子宮頚がん検診
*30歳未満・61歳以上は今まで通り
*30歳~60歳(2025年4月1日の時点で)の方は
・補助が使える年齢が5年ごとの節目年齢(30歳・35歳・・・)
・検査の方法が「HPV単独法」
・自己負担額は2,000円
・以下の方は検診の対象外となります
ア:子宮頚部を有さない方
イ:子宮頚部浸潤癌の治療中又は過去なったことがある方
ウ:異形成や上皮内がんなどの「前がん病変」の経過観察中の方
エ:性交経験が一度もない方
・横浜市から届いたバーコードを持参する
(バーコードがないと検査ができません)
注)節目年齢ではないのに検診用バーコードが届くことがあります
2025年1月から移行するため最初の5年間は節目年齢ではない方にも案内が届きます。 2024年4月~12月の期間に横浜市の子宮頚がん検診を受けている節目年齢ではない方は、バーコードが届いても検査を受けられるのは2026年4月以降になります。
★検査後の流れ
HPV検査の結果が → 陰性 ⇒次の節目年齢にHPV単独検診
↓
陽性
↓
自動的に子宮頚部細胞診追加 → NILM ⇒1年後HPV単独検診
↓
NILM以外 ⇒ 精密検査
★ご予約はお電話またはWebで承っております(横浜駅 おすすめの婦人科)
日付:2025年11月5日 カテゴリー:日々の雑記
ピルの種類と値段 副作用のでかたは異なる?【横浜駅近くの婦人科】
ピルの種類は何種類?(横浜の評判いい婦人科 保険ピル処方)
現在「月経困難症」の治療薬として発売されている、保険適用薬のピルは以下の種類があります。これらのピルは、「月経困難症」の治療目的で使用する場合は保険で処方することが可能です。
実際は、「月経困難症」だけではなく、月経不順やPMSやニキビの治療目的で使用する場合も、保険適用になっていることがほとんどです。保険適用であれば、避妊用の自費のピルより安くピルを購入することが可能です。
★()内はジェネリック
ルナベルLD(フリウェルLD)
ルナベルULD(フリウェルULD)
ヤーズ(ドロエチ)
ヤーズフレックス
ジェミーナ
アリッサ
一方、保険がきかない自費のピルは、「避妊目的」で使用するピルです。
現在日本で使用できる避妊用のピルは
トリキュラー21または28(ラベルフィーユ)
マーベロン21または28(ファボワール)
の実質2種類です。
ピルの種類は、服用の目的や出ている症状によって医師が選ぶことが多いですが、自分でリクエストすることもできます。
保険適用のピルと自費のピルの違い(横浜市の評判いい婦人科)
ピルの種類には、「保険適用されるもの」と「自費でしか処方できないもの」があります。最大の違いは、「避妊目的」で使用できるのは自費のピルであるという点です。保険適用のピルを避妊目的で処方することはできません。
純粋に避妊のみの目的でピルを処方してもらう場合は、自費のピルから選択することになります。
一方、生理痛や生理不順の治療でピルを使う場合は、保険適用のピルでも自費のピルでも処方することが可能です。保険適用のピルの方が、安く購入することができますし、ホルモン量が少ない「超低用量ピル」を選択することができるので、通常は治療目的でピルを服用する場合は保険適用のピルを処方してもらうことがほとんどです。
自費と保険では、費用の自己負担額が異なります。
自費のピルは、値段を各病院が自由に決めることができるため、病院によって価格が異なります。だいたい、1シート(1月分)が2500円~3500円くらいの病院が多いようです。
ちなみに当院では、自費のピルは一般の方が1シート3000円、学生さんは1シート2000円です。
保険適用のピルは、厚生省が決めた値段で処方されますので、どの病院で処方してもらっても1シートの値段は同じです。
ピルの種類によって異なりますが、保険証が3割負担の場合では、先発薬品だと2000~2500円、後発薬品だと700~850円くらいです。
ピルの種類は?(横浜駅近くの評判いい婦人科)
ピルの分類は、「含まれているホルモン量」「含まれている黄体ホルモンの種類」「飲み方の違い」によって分類できます。
★含まれているホルモン量による分類=低用量と超低用量
ピルの中に含まれている「卵胞ホルモン」の量が50μg以下のものが低用量で、30μg以下のものが超定量用です。
低用量ピル=トリキュラー(ラベルフィーユ)・マーベロン(ファボワール)・ルナベルLD(フリウェルLD)
超低用量ピル=ルナベルULD(フリウェルULD)・ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス・ジェミーナ
天然型エストロゲンピル=アリッサ
★含まれている黄体ホルモンの種類による分類=第1世代~第4世代
ピルに含まれている「黄体ホルモン」の種類によって、第1世代から第4世代まで分類されています。黄体ホルモンの種類の違いは、むくみやニキビの出やすさと関係しています。
第1世代=ルナベルLD・ULD(フリウェルLD・ULD)
第2世代=トリキュラー(ラベルフィーユ)・ジェミーナ
第3世代=マーベロン(ファボワール)
第4世代=ヤーズ(ドロエチ)・ヤーズフレックス・アリッサ
★飲み方の違い=周期投与か連続投与
ピルは基本的に4週間に1回出血が来るように、偽薬を服用するまたは休薬期間を設けて服用します。毎月生理が来るような飲み方を「周期投与」と言います。
これに対して、出血が来る回数をできるだけ減らして、負担を軽くした服用方法が「連続投与」です。連続投与できるピルは、ヤーズフレックスとジェミーナの2種類です。
ヤーズフレックスは、最大120日まで連続服用が可能です。120日薬を飲んで、4日間休薬をとります。4か月に1回しか出血が来ないので、生理の度に痛みが気になる人や、出血量を減らして貧血を予防したい場合にとても有効です。
ジェミーナは、77日間連続服用して1週間休薬をとります。3か月に1回の生理にできるということですね。
ピルの種類による副作用の違い(近くの婦人科 評判いい)
ピルの種類によって「よい・悪い」があるわけではありません。どちらかというと、個人に「合う・合わない」があります。ピルが合わない場合、吐き気やむくみなどの不快な症状が続くことがあります。
飲み初めに不快な症状が出ても、1~2週間すると治まってくることが多いので、飲み始めてすぐに「ピルが合わない」と判断するのは少しもったいないかもしれません。吐き気止めやむくみを改善する漢方などを併用しながら、まずは1~2サイクル飲んでみることをお勧めします。
一般的に、ホルモン量が少ないほど頭痛や吐き気は起きにくくなります。逆に、ホルモン量が少ないほど、不正出血の頻度が多くなります。
黄体ホルモンが、第1世代や第4世代のものの方が出血量が減りやすいので、それによって痛みも軽くなることが多いのですが、必ずしも出血量と痛みの程度が連動しない場合もあります。
男性ホルモンを抑えたり、むくみを改善したりする作用があるのが、第4世代の黄体ホルモンです。
なので、むくみやニキビが気になっている人の場合は、ヤーズ(ドロエチ)が適しているケースが多いと言えます。しかし、他の種類よりヤーズを服用したときの方が肌荒れが気になるとおっしゃる方もいらっしゃるので、どのピルが一番合うのかは試してみなければわかりません。
ピルの種類を変更する場合の注意
ピルは、初めて服用する時が、最も血栓症リスクが高い状態です。通常は3か月以上継続的に服用しているうちに、血栓症リスクが徐々に下がって安定していきます。
ピルの種類を変更すると、この血栓症リスクが「初めて飲むとき」と同じレベルに戻ります。なので、種類を変更した時も、変更後3か月間は最も血栓症リスクに注意が必要な期間となります。
いろんな種類を試して、一番合うピルを見つけるのが良いのですが、あまり頻繁に種類を変更すると、ずっと血栓症リスクが高い状態になってしまいますので注意が必要です。
ご予約はこちらから
日付:2025年11月5日 カテゴリー:日々の雑記
ココロ薬局さんのコラムを監修させていただきました
監修記事はこちら
カンジダのおりものにはどんな特徴がある?おりものでカンジダを見分ける方法 – ココロ薬局コラム
日付:2025年11月3日 カテゴリー:日々の雑記
山瀬まみさんが患った「子宮体がん」はどんな病気?
山瀬まみさんが「子宮体がんで全部ごっそりとった」のはなぜ?(横浜 婦人科)
タレントの山瀬まみさんが、子宮体がんで手術したことを公表されました。「ごっそり全部取った」とのことですので、子宮体がんの手術の中でも、一番広範囲に手術をする方法で治療を受けられたようです。
子宮体がんは比較的おとなしいがんが多く、早期に発見すれば子宮と卵巣を摘出するのみで完治するケースも多いので、できるだけ早期に発見することが大事です。
子宮頚がんと子宮体がんの違い(横浜市 婦人科)
子宮頚がんも子宮体がんも、同じ「子宮」という臓器に発生するがんですが、原因をはじめ様々な特性の違いがあります。
子宮頚がんは、子宮の出入り口=子宮頚部に発生するがんで、原因のほとんどはHPVへの感染です。20代の若い方でも発症することがあり、30代~40代が好発年齢となっています。初期にはほとんど症状がなく、早期発見のためには定期検診が必須です。子宮頚がんのリスクとなるのは、HPVへの感染と喫煙です。
一方、子宮体がんは子宮の奥=子宮内膜に発生するがんで、主な原因は卵胞ホルモンと黄体ホルモンのアンバランスや、卵胞ホルモンへの過剰な暴露です。ウイルス感染は関係なく、ホルモンバランスが乱れやすい40代後半から増え始め、50~60代が好発年齢です。子宮体がんのリスクとなるのは、月経不順・肥満・未産・エストロゲンだけのホルモン補充などです。
子宮体癌の自覚症状(横浜駅 婦人科)
子宮頚がんはほとんど自覚症状がありませんが、子宮体がんは不正出血やおりものの異常で見つかることがあります。
不正出血がなければ、絶対に子宮体がんが「ない」とは言い切れませんが、特に閉経後に不正出血があった場合は、たとえごく少量でも無視しない方がよいです。
ピンク色や茶色いおりものがつく場合や、水っぽいおりものが常に出る場合も検査を受けたほうがいいでしょう。
子宮体がんはなぜ発生する?(横浜駅近くの婦人科)
子宮体がんは、2つの女性ホルモンのうち、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が過剰になったり優位に働き、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が不足した時に発生しやすくなります。
これは、卵胞ホルモンが、子宮体がんの元になる子宮内膜を増殖させる(厚くさせる)作用を持っており、卵胞ホルモンが子宮内膜の増殖を抑える(薄く保つ)作用を持っているからです。
正常なホルモンバランスで排卵周期であれば、生理周期の前半に卵胞ホルモンの作用で子宮内膜が作られ、排卵後に黄体ホルモンがしっかり出ることによって子宮内膜をはがして生理の出血として排出されます。つまり、黄体ホルモンが子宮内膜を「お掃除」する役割を持っています。
生理不順で、無排卵や黄体ホルモン不足の状態が長く続くと、子宮内膜が異常に増殖しやすくなり、子宮体がんのリスクが上がります。実際、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、月経不順を放置してしまうと、子宮体がんの発生リスクが上がるというデータもあります。
また、脂肪が多いと、卵巣以外から分泌される卵胞ホルモンの量が増えるため、肥満の方も子宮内膜が異常に増殖しやすくなります。
子宮体がんの早期発見のために受けたほうがいい検査(横浜 女医のみの婦人科)
子宮体がんの検査は「検診」として受けるものではありません。
つまり、子宮頚がん検診のように、何も症状がないのに定期的に受けるという検査ではないのです。
前述のような、子宮体がんを疑う症状があった場合や、超音波検査で子宮内膜が異常に厚くなっていたり、内部が凸凹していて不整な場合などに検査を行います。
まずは、超音波検査で子宮内膜の厚みや均一さを確認し、子宮内膜細胞診を行います。
これらの検査で、子宮体がんが疑わしいという結果だった場合は、子宮内膜組織診を追加して、より多くの細胞をとって検査を行います。
子宮体がんの検査は、子宮の奥まで検査用のブラシなどを入れて行うため、痛みや出血を伴います。
また、閉経後の年数が長い方や、未経産の方は、子宮の出入り口が細くなりすぎて、子宮体がん検査用の器具が奥に入らないことがあります。
子宮体がんを予防するには?(横浜 婦人科 おすすめ)
子宮体がんは、エストロゲン過剰+プロゲステロン不足の状態が長く続いてしまうとそのリスクが上がります。
そのため、生理不順の場合はピルや黄体ホルモン剤で定期的に出血を来させたり、子宮内膜を「薄く保つ」ことが、将来の子宮体がんのリスクを減らすことになります。ピルは、6カ月以上継続的に服用すると、子宮体がんのリスクを半減してくれます。
また、肥満や糖尿病は子宮体がんのリスク因子になりますので、適切な体重を保ち糖質コントロールを意識した食事を心がけることも重要です。
以前は、子宮頚がんと子宮体がんの割合が9:1くらいでしたが、最近は6:4くらい、つまり子宮体がんが増えてきています。
できるだけリスク因子を減らすとともに、少しでも不正出血やおりものが気になったら、婦人科で検査を受けるようにしましょう。
日付:2025年10月31日 カテゴリー:日々の雑記
新しい横浜市子宮頚がん検診についてよくあるご質問【横浜駅近く女医の婦人科】
★2025年1月から横浜市子宮頚がん検診が変わりました(横浜駅 婦人科)
*30歳未満・61歳以上は今まで通り
*30歳~60歳(2025年4月1日の時点で)の方は
・補助が使える年齢が5年ごとの節目年齢(30歳・35歳・・・)
・検査の方法が「HPV単独法」
・自己負担額は2,000円
・以下の方は検診の対象外となります
ア:子宮頚部を有さない方
イ:子宮頚部浸潤癌の治療中又は過去なったことがある方
ウ:異形成や上皮内がんなどの「前がん病変」の経過観察中の方
エ:性交経験が一度もない方
・横浜市から届いたバーコードを持参する
(バーコードがないと検査ができません)
注)節目年齢ではないのに検診用バーコードが届くことがあります
2025年1月から移行するため最初の5年間は節目年齢ではない方にも案内が届きます。 2024年4月~12月の期間に横浜市の子宮頚がん検診を受けている節目年齢ではない方は、バーコードが届いても検査を受けられるのは2026年4月以降になります。
質問1:案内が届いたらすぐに受けないといけませんか?(横浜市 婦人科)
2024年4月~12月に横浜市の補助を使って子宮頚がん検診を受けている方は、届いたバーコードで検診を受けられるのは2026年4月以降です。
それまでは、バーコードをなくさないように保管しておいてください。
前回の検診が2024年3月より前であればいつでも検査は可能です。
特に、ここ2~3年検診を受けていないという方は、お早めに受けることをお勧めします。
質問2:筋腫の手術で子宮をとっていますが検査は可能ですか?(横浜 婦人科 女医)
子宮をすべて取っている(子宮全摘を受けている)方は、上記「対象外になる方」の「ア:子宮頚部を有さない方」に該当します。
そのため、子宮全摘後は横浜市の補助を使用して子宮頚がん検診を受けることはできません。
一般的に、良性疾患(子宮筋腫や子宮腺筋症)で子宮全摘をした後は、「子宮がん検診」が不要になります。
質問3:過去に子宮頚がん検診で異常が出たことがありますが検査は受けられますか?(横浜駅 女医だけ 婦人科)
現時点で、まだ異常が残っており、「異形成」を経過観察中の方は横浜市の補助を使った検診をご利用いただくことはできません。
過去に「異形成」を指摘されて、現在は完全に正常に戻っている場合や、「異形成」で手術を受けてその後ずっと正常な場合は、検査が可能です。
完全に正常に戻っているかどうかが分からない場合は、「過去2回分の検査結果が『NILM』かどうか」をご確認ください。
質問4:HPVが陽性だともう一度検査を受けないといけないのですか?(横浜 婦人科)
検診の結果で、HPVが陽性だった場合は「自動的に」細胞診が追加されます。そのため、再度検査にお越しいただく必要はありません。ウイルスの検査のためにぬぐい取った検体でそのまま細胞診を行います。
また、検査代金に細胞診が追加になった場合の料金も含まれているため、細胞診が追加になっても追加の料金はかかりません。
質問5:HPV単独検診は5年ごとにですが本当に5年間もあけて大丈夫でしょうか?(横浜 ベイクウォーター クリニック)
今回の横浜市の検診事業の目的は、「進行した癌で命を失うことを防ぐ」ことが目的です。そのため、「できるだけ早い段階で異常を見つける」ことが目的にはなっていません。
つまり、5年前の検査が「異常なし」でも、5年後に検査を受けた時に「異形成です」「早期のがんです」という結果になる可能性はあるということです。
例え検診で異常がなくても、不正出血やおりものの異常があれば、その段階で細胞診を受けるようになさってください。
日付:2025年10月30日 カテゴリー:日々の雑記
受験生のための月経移動
生理の時期は調整できます!(横浜の婦人科)
そろそろ受験シーズンに突入しますね。
この時期は、「生理が試験の日に重ならないようにしたいんです」「生理前は眠くなるので試験の日までに生理を終わらせておきたいんです」といったご相談も増えてきます。
受験だけではなく、秋は修学旅行・運動会・運動部の試合など、「この日に生理が来てほしくない」というシーンも増える時期です。
せっかくの晴れ舞台や勝負時に、生理のせいで楽しめなかったり実力が発揮できないのはもったいないですよね?生理でパフォーマンスが落ちてしまうのは女性だけだから、男女「不平等だ!」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
少し前もって準備をしておけば、薬で生理の時期を調整することが可能です。
「生理よ、この日に来ないでくれ~」と祈るよりも、婦人科でご相談いただいた方がすんなり解決できる可能性が高いです。
生理はどうやって移動させる?(横浜駅近くの婦人科)
生理を移動する方法は大きく分けると2パターンです。
1)次の生理の予定日の1週間前からホルモン剤を飲んで生理を遅らせる
2)前の生理の5日目からホルモン剤を飲んで生理を早めるか遅らせる
前もって薬を飲めるのなら、1つ前のサイクルの生理5日目からホルモン剤を服用して早めに生理を終わらせておくと、試験の前日や当日に薬を飲まなくてよいというメリットがあります。
月経を遅らせる方法なら、予定の直前から服用し始めて生理をコントロールすることは可能です。ただ、あまりにギリギリ直前過ぎるとうまくコントロールしきれない場合もあります。
試験の日に実力をフル発揮したい方はお早めにご相談ください。
ピルは飲み初めの1~2クールは、狙い通りに出血の時期がコントロールしきれないこともあります。ホルモン量を多くすれば確実に出血をコントロールできますが、ホルモンが多いほど吐き気や頭痛が出やすくなります。
早めのタイミングで、低用量や超低用量ピルを飲み始めておくと、ピルにも慣れていて出血もコントロール可能になっている時期に本番を迎えることができるのでお勧めです。
また、片頭痛があるとか遺伝的に血栓症リスクがあるといった理由で「ピル」が飲めない方は、「黄体ホルモン剤(ミニピル・POP)」で月経移動が可能なので、「私はピルが飲めないから・・・」とあきらめずに、婦人科で相談してみてくださいね。
予約はお電話またはネットから→予約専用電話045-440-5577
日付:2025年10月30日 カテゴリー:日々の雑記










