女性検診
9価HPVワクチンの公費接種を受け付けています
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
横浜市から、令和5年度のワクチン公費接種に関する正式なお知らせが発表されました。
横浜市のホームページからも確認ができます。
これまで、2価ワクチンと4価ワクチンのみが公費接種の対象となっていましたが、新たに9価ワクチンも公費対象になります。
対象年齢は、これまでの公費接種対象であった小学6年生~高校1年生と、キャッチアップ接種の対象となった平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女性です。(注:平成18年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの方は、高校2年生になっていても、令和7年3月31日までは公費接種の対象のままになります)
キャッチアップ接種とは、本来公費負担で(無料で)HPVワクチンを接種できるはずだった方が、接種のチャンスを逃してしまったことに対して、再度対象年齢を拡大して公費負担にしますよ、という制度です。
キャッチアップ対象の方は、令和7年3月31年までに接種を完了すれば、HPVワクチンが無料で接種できます。
令和5年度のHPVワクチン公費接種に関して、これまでと異なるポイントは以下の4点です。
*9価ワクチンも公費対象となる
*キャッチアップ接種対象者も9価ワクチンが無料で接種可能になる
*15歳未満であれば9価ワクチンの接種回数は2回にできる可能性がある
*原則これまでに2価や4価を1~2回接種している場合は、その後も同じ種類の接種が推奨されているが、「接種医とよく相談した上で」交互接種(2回目や3回目の接種を9価にする)が可能となる見込み
自費で接種すれば、1回3万円前後かかるワクチンが無料で接種できるチャンスですので、対象年齢の方は、期間中に接種することをお勧めします。
当院でも、公費接種・自費接種ともに承っております。
9価ワクチン用の問診票は、6月あたりに横浜市から配布される予定ですが、現在手元にある2価と4価ワクチン用の問診票で、9価ワクチンを接種することが可能です。
4月1日以降のお日にちで、早めに接種を開始したい場合、現時点でご予約を承ることができます。
問診票が配布されますと、予約が混みあうことが予測されますので、余裕をもってご予約なさりたい場合は、4~5月のご予約をお勧めします。
ワクチンについて、まずは相談してみたいという方は、ワクチン相談外来も設けておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
★ワクチンについてのご予約はお電話でのみ承っております
予約専用電話045-440-5577
9価のHPVワクチン「シルガード9」の接種を承っています
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
新しい子宮頸がんワクチン、9価のHPVワクチンが発売されて2年が経過しました。当院でも、発売されてすぐに接種を開始しましたが、これまでに大きな副反応は出ていません。
9価のHPVワクチンである「シルガード9」は、HPV6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型の9種類のHPVタイプを予防できるワクチンです。
予防できるHPVの型が増えるということは、予防できる子宮頸がんの範囲が広くなるということです。16型と18型が関与しているケースは、子宮頸がん全体の約65%です。シルガード9で予防できる9種類のうち、6型と11型を除く7種類が子宮頸がんの原因となる型ですが、この7種類のいずれかが関与しているケースは、子宮頸がん全体の88%以上になります。
つまり、9価ワクチンを接種すると、子宮頸がんになる可能性が88%減るということになります。
もちろん、100%ではないので、ワクチンを接種していても子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。
日本人は、50番台の感染が多いことが指摘されています。実際に当院でHPV型別分類(タイピング)検査を行うと、31番や58番が陽性で出てくるケースが多いのです。これらの型が予防できるメリットは、非常に大きいと言えるでしょう。
26歳以上の方は、すでに公費負担の対象年齢を過ぎているため、どの種類を接種するにしても、すべて自己負担となります。なので、より予防可能な範囲が広い方を接種することをお勧めします。
現在25歳以下の方は、キャッチアップ接種を含めて無料で接種が可能な年齢です。2023年4月1日から、無料の対象になるHPVワクチンは2価と4価に加えて9価の3種類になりました。
無料接種の対象期間中に、9価ワクチンを接種することが、将来の子宮頸がんを予防する最適な方法と言えるでしょう。
ちなみに、いずれのワクチンも3回の接種が必要でしたが、4月1日からは15歳未満の方に限って9価ワクチンは2回接種も可能になりました。詳細は、医師にご確認ください。
ワクチンの種類についてですが、基本的に初回に接種したものと同じ種類を2回目と3回目も接種することになっています。
ただし、途中で9価が無料対象になることが決まったため、1回目を公費負担で4価を接種した方が、2回目と3回目を公費になるを待って9価を接種することも可能になりました。
現在すでに、2価や4価を接種した方で、2回目や3回目の接種をどうすればいいのか迷っている方は、まずはワクチン相談外来でご相談いただくことも可能です。
接種効果という意味では、1回目のみ2価または4価を接種しており、2回目以降の接種がまだという方は、2回目と3回目を9価にすることで予防範囲を広げられる可能性があります。
動画でも解説しています→https://youtu.be/f_kV_wiOSpc
シルガード9は何歳まで有効?
2023♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
9価のHPVワクチン「シルガード9」が発売されてから、当院でも延べ100名以上の方が接種してくださっています。大半が、公費接種期間が過ぎてしまった若い方です。
現在は、25歳までの方へのキャッチアップ接種が始まったので、料金的な負担を考慮して、自費の9価ワクチンではなく、無料になる4価ワクチンを選択なさる方もいらっしゃいます。
キャッチアップ接種の対象年齢を過ぎた方は、「公費の対象でない(自己負担が発生する)のであれば、予防できるウイルスの種類が多い方がいいので」という理由で、9価ワクチンを選択されます。
中には、公費対象の年齢だけど、予防敵る範囲の広さから、自費で9価ワクチンを希望される方もいらっしゃいます。
2023年4月以降は、9価ワクチンも公費接種の対象になりますから、公費が使える年齢の方は無料で9価ワクチンを接種した方がよいですね。
公費接種の対象年齢を過ぎても、ワクチンを接種する意味はあるのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
HPVワクチンの効果は、HPVに感染する前に接種すれば何歳であっても十分な効果が期待できます。例えば、30歳であってもHPVに一度も感染したことがなければ10代で接種するのと同様の効果を得ることが可能です。つまり、性行為の経験がなければ何歳であってもワクチン接種をする意味があると言えます。
逆に、性行為の経験があると、接種する意味がなくなるのか?というと、必ずしもそうとは限りません。
海外のデータでは、性行為の経験があっても26歳までは接種が推奨されています。また、別の研究では45歳まではワクチン接種の効果があるというデータもあります。
もちろん、性行為開始前に接種した方が、より十分な予防効果が得られますから、年齢は関係なく、現時点でまだ感染リスクがない方は早めに接種しておくことをお勧めします。
ワクチンを接種するかどうか迷っているという方や、副反応や効果についてまずは相談してみたいという方向けに、ワクチン相談外来(自費相談)も設けておりますので、もっと詳しく話を聞きたいという方はよろしかったらご活用ください。
予約専用電話 045-440-5577
ASC-USやLSILの時にするコルポスコピー検査&組織検査の流れ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ASC-USやLSILの意味
人間ドックや自治体検診で行われている子宮頚がん検診は、細胞をこすり取って顕微鏡で見る「細胞診」という検査です。子宮頚がん検診(細胞診)で異常を指摘された場合、精密検査として「コルポスコピー検査」と「組織検査」を行います。
正確には、
*子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)でASC-US+HPV検査で陽性
*子宮頚がん検診でLSIL・ASC-H・HSILのいずれかだった
場合に、精密検査に進みます。
ちなみに、子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)でASC-USだったけれど、追加で行ったHPV検査が「陰性」だった場合は、組織検査は必要ありません。
HPV検査が「陰性」ということは、少なくとも、現在出ている細胞の異常が、「癌になっていく可能性」が極めて低いものと判断できます。
なので、子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)がASC-USで、HPV検査が「陰性」の時は、「1年後に細胞診を再検査する」ということになっています。
精密検査の「コルポスコピー検査」とは?
「コルポスコピー検査」とは、子宮の出入り口、つまり子宮頚がんが発生する場所を拡大して観察する検査です。
通常は、コルポスコピー検査と組織検査をセットにして行います。
子宮頚がん検診で、LSILやASC-HやHSILだった場合は、HPV検査は行わず、すぐにコルポスコピー検査に進みます。
コルポスコピー検査は、あくまで、子宮の出入り口を拡大して観察するだけの検査なので、この検査だけを行っても異常の程度を正確に診断することはできません。
コルポスコピー検査を行う直前に、子宮頚部に「酢酸加工」を行うことによって、細胞に異常がある部分を分かりやすくします。
「酢酸」を子宮頚部につけると、細胞に異常がある部分が白っぽく変化したり、「モザイク」と呼ばれる模様が浮かび上がったりします。
この、酢酸加工によって浮かび上がってきた「細胞に変化が起きていそうな部分」の組織を狙い撃ちでかじりとるのが「組織検査」です。
精密検査の流れ
コルポスコピー検査と組織検査は、およそ次のような流れで行います。
1)クスコ診で子宮頚部を見えやすくしておりものをぬぐう
2)酢酸がしみ込んだ綿球を子宮頚部に押し当てて酢酸加工をする
3)コルポスコピーで子宮頚部を拡大しながら病変部分を観察する
4)細胞に異常がありそうな部分2~3か所の組織をかじりとる
5)消毒して腟内にタンポンやカーゼを入れる
組織をとる時に、少し痛みを伴うことがありますが、通常は数秒で終わります。
酢酸加工の時間を含めても、数分で終わる検査です。
組織をとるので、ある程度出血します。
血行が良くなると検査後の出血が増える場合があるので、通常検査した当日は運動や入浴は控えます。軽くシャワーを浴びるのは問題ありません。
止血しやすくするために、タンポンやガーゼで圧迫しますので、通常は検査から数時間後にそれらを抜きます。
自分でとる場合もあれば、翌日再度受診して病院でガーゼを抜く場合もあります。
通常は、検査から2週間程度で組織診断の結果が返ってきます。
結果次第で、その後の治療又は検査の方針が決まります。
他の病院で受けた子宮頚がん検診の結果に異常があった場合も、当院でコルポスコピー検査と組織検査を承ることが可能です。
結果の見方がわからない場合のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
予約専用電話→045-440-5577
子宮頚がん検診でASC-US?
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
子宮がん検診の結果の見方
子宮頚がんの検診を受けても、結果の見方がよくわからないという患者様は結構いらっしゃいます。
会社の検診や自治体の検診といった検診のみの機関だと、結果だけが郵送で送られてくるパターンも多いので、「クラスⅡです。念のため半年後に再検査を受けてください」「LSILです。精密検査が必要です」といったコメントを読んでも、さっぱり意味が分からず相談先にも困るというケースもよく耳にするんですよね。
自治体の補助を使って子宮頚がん検診を受けた場合、結果の報告書が「異常なし」「異常あり」のどちらかしか書いていないこともあります。
「異常あり」であった場合は、その結果とともに、精密検査を受けるために必要な「医療機関向けの報告書」または「紹介状」がもらえます。
どのような異常なのかが詳しく知りたい場合は、検診を受けた施設に言えば、詳しい内容が書いた紹介状を発行してくれます。
人間ドックなどで、普通の健診と一緒に受けた場合、結果報告書に「ベセスダシステム」による結果が記載されていることが多いと思われます。
「ベセスダシステム」は、「クラス○」という表記方法に代わって、新しく子宮頚がん検査の結果を表記する方法です。
結果報告書に書いてある、NILM・ASC-US・ASC-H・LSIL・HSILというアルファベットが、検査の結果を表しています。
ASC-USは「グレーゾーン」の「疑い」
子宮頚がんの検査結果で、一番理解しにくいのが「クラスⅢa」や「ASC-US」という結果だと思われます。
「クラスⅢa」というのは、子宮頚がん検診の結果の古い分類の仕方です。この結果の解釈の仕方は「クラス3aと言われたら」という記事で詳しくご説明していますので、そちらを参考にしてみて下さいませ。
「ASC-US」というのは、新分類・ベセスダシステムによる結果の表記方法です。細胞に変化があって、軽度異形成も否定しきれないけれど単なる炎症だけかもしれない、という微妙なグレーゾーンのことを指します。
すぐに治療が必要な可能性は低いけれど、追加の検査や精密検査が必要な場合があるレベルということになります。
ASC-USだった場合、方針としては次の3つの選択があります。
1)HPVハイリスクタイプの感染の有無を調べる
2)6ヵ月後に細胞診の再検査を受ける
3)コルポスコピーによる精密検査を受ける
このうち、1)に関しては、「ASC-US」という結果だった人に限り、HPVのハイリスクタイプがいるのかいないのかを調べる検査が保険でできます。
これは、HPV感染の有無によって細胞におきる変化に大きな差があるため、HPV感染があるかどうかを重要視するということです。
当院では、ASC-USの結果が返ってきたら、まずHPVハイリスクタイプの検査をお勧めしています。
この検査でHPVが「陰性」であれば1年後の再検査ですみますし、逆に「陽性」であればコルポスコピーによる精密検査に進みます。
無駄な検査を防ぐためにも、見落としを防ぐためにも、HPV感染の有無をはっきりさせておくと安心です。
ASC-USという結果が出た後に行う、HPVハイリスクタイプ検査は保険適用ですので、自己負担額は約1500円です。検診結果で異常を指摘されたけれど、どうしたらいいの?という方は、まずはお電話でご予約下さい。
予約専用電話045-440-5577
HPVワクチンの公費接種を承っています
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
横浜市から、HPVワクチン公費接種のキャッチアップ接種についてお知らせが順次配布されています。
キャッチアップ接種とは、本来公費負担で(無料で)HPVワクチンを接種できるはずだった方が、接種のチャンスを逃してしまったことに対して、再度対象年齢を拡大して公費負担にしますよ、という制度です。
厚生労働省の「積極的接種勧奨を控える」という発表を受けて接種を控えてしまっていたために、無料接種ができる年齢が過ぎてしまった方に対して、各自治体が「再度無料になります」というお知らせと問診票を配布しています。
横浜市も、厚生労働省の方針に準じていたため、ずっと積極的接種勧奨を控えていたのですが、現在は該当年齢の方に随時お知らせが届ているはずです。
2023年1月時点で公費接種の対象となるのは、HPVワクチンの中の2価と4価のみでした。
9価ワクチンであるシルガード9は、公費の対象になっていませんでしたが、2023年4月1日から公費対象となりました。。
予防できる範囲が広いのは、9価ワクチンですので、無料で接種できるうちに接種した方がいいですね。特に、キャッチアップ対象年齢の方は、できるだけ早期に接種しておくことをお勧めします。。
ワクチンでHPVの16型と18型を予防できることは、「子宮頸がんで子宮や命を失う」ことを予防するという意味では、とても重要です。また、9価を接種することで、子宮頸がんの原因となるHPVの9割は予防できることになります。
そのため、がんの前段階である「異形成」の発生リスクも減らすことが可能になります。
自費で接種すれば、1回2~3万円前後かかるワクチンが無料で接種できるチャンスですので、対象年齢の方は、期間中に接種することをお勧めします。
当院でも、公費接種・自費接種ともに承っております。
ワクチン接種は、産婦人科ではなくても可能ですが、子宮頚がんについて詳しく説明が聞けるのは、産婦人科です。
若い方が産婦人科に行くのは、ちょっと抵抗があるという場合もあるでしょう。お産を扱っていない「婦人科」のみのクリニックの方が、受診のハードルは下がるかもしれません。
ワクチンについて、まずは相談してみたいという方は、ワクチン相談外来も設けておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
★ワクチンについてのご予約はお電話でのみ承っております
予約専用電話045-440-5577
子宮頚がん検診でLSIL
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
子宮頚がん検診を受けて「精密検査が必要です、医療機関を受診してください」という通知が来るのは次のいずれかの結果の場合です。
ASC-US
LSIL
ASC-H
HSIL
これらの記号は「ベセスダシステム」という、子宮頚がん検診の結果の表記方法で、それぞれのアルファベットが「細胞にどの程度変化があるか」を示しています。
ちなみに、「SCC」だと「明らかにがん細胞があります」という結果なので、「精密検査」ではなく治療のために大きな病院へ受診する必要性が出てきます。
通常、正常な細胞が「がん細胞」に置き換わるには、何年もかかります。なので、何も症状がなくて、定期的に検診を受けている人が、いきなり「SCC」の結果を受け取ることは非常にまれであると言えます。
前述の4つの記号は、「がん細胞と正常な細胞の間」である「異形成」という状態を示しています。
ASC-USとASC-Hは「異形成と思われる細胞があるけれど『確定ではありません』」という意味になります。細胞の変化の程度が軽度だとASC-US、重度だとASC-Hです。
一方、LSILやHSILは「明らかに異形成があります」という場合です。細胞の変化の程度が軽いとLSIL、中等度~高度だとHSILになります。
いずれの場合も、精密検査として最終的に組織診断が必要になります。まとまった細胞をとってきて、顕微鏡で見る検査です。
細胞診の結果がLSILでもHSILでも、組織診を行うことには変わりありません。
組織診の結果が「軽度異形成」であった場合は、4~6カ月ごとに定期的な検査をして経過観察するか、HPVのタイピング検査を追加します。
HPVのタイピング検査は、HPVの「何番」に感染しているのかを調べる検査です。リスクの高い番号に感染しているかどうかを調べることによって、予後(その後の進行リスク度合い)を予測しやすくするための検査です。
「軽度異形成」でHPVタイピング検査が「陰性」だった場合、リスクはとても低いので、1年後に細胞診の再検査を受ければよいことになっています。
HPVタイピング検査で、ハイリスクタイプ(16・18・31・33・35・45・52・58…など13~15種類がハイリスクに分類されています)のいずれかが陽性だった場合は、4~6カ月ごとに定期的な検査を行っていきます。
HPVが陽性でも陰性でも、「定期的に細胞診を行う」という方針には変わりなく、軽度異形成でいきなり手術に進むことはありません。
何気なく受けた検診で「異常があります」という結果を受け取ったら、驚いたり不安になったりしますよね。
軽度異形成であれば、経過観察のみで大丈夫なわけですから、「自分の体や『子宮』に定期的に意識を向けるきっかけになったわ」と考えてみるのもよいかもしれません。
時々、「異常が出たら怖いから検査を受けない」という方もいらっしゃるのですが、これは「太ったよな~」と思いながら体重計に乗らないのと同じです。
現状をきちんと把握して初めて、健康を維持しやすくなります。
検査結果で、何か気になる事があれば、まずはご相談にいらしてください。
4月1日から9価のHPVワクチンも公費になります
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
横浜市から、令和5年度のワクチン公費接種に関する正式なお知らせが発表されました。
横浜市のホームページからも確認ができます。
これまで、2価ワクチンと4価ワクチンのみが公費接種の対象となっていましたが、新たに9価ワクチンも公費対象になります。
対象年齢は、これまでの公費接種対象であった小学6年生~高校1年生と、キャッチアップ接種の対象となった平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女性です。(注:平成18年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの方は、高校2年生になっていても、令和7年3月31日までは公費接種の対象のままになります)
キャッチアップ接種とは、本来公費負担で(無料で)HPVワクチンを接種できるはずだった方が、接種のチャンスを逃してしまったことに対して、再度対象年齢を拡大して公費負担にしますよ、という制度です。
キャッチアップ対象の方は、令和7年3月31年までに接種を完了すれば、HPVワクチンが無料で接種できます。
令和5年度のHPVワクチン公費接種に関して、これまでと異なるポイントは以下の4点です。
*9価ワクチンも公費対象となる
*キャッチアップ接種対象者も9価ワクチンが無料で接種可能になる
*15歳未満であれば9価ワクチンの接種回数は2回にできる可能性がある
*原則これまでに2価や4価を1~2回接種している場合は、その後も同じ種類の接種が推奨されているが、「接種医とよく相談した上で」交互接種(2回目や3回目の接種を9価にする)が可能となる見込み
自費で接種すれば、1回3万円前後かかるワクチンが無料で接種できるチャンスですので、対象年齢の方は、期間中に接種することをお勧めします。
当院でも、公費接種・自費接種ともに承っております。
9価ワクチン用の問診票は、6月あたりに横浜市から配布される予定ですが、現在手元にある2価と4価ワクチン用の問診票で、9価ワクチンを接種することが可能です。
4月1日以降のお日にちで、早めに接種を開始したい場合、現時点でご予約を承ることができます。
問診票が配布されますと、予約が混みあうことが予測されますので、余裕をもってご予約なさりたい場合は、4~5月のご予約をお勧めします。
ワクチンについて、まずは相談してみたいという方は、ワクチン相談外来も設けておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
★ワクチンについてのご予約はお電話でのみ承っております
予約専用電話045-440-5577
健診で「筋腫があるかもしれない」と言われたら
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
Amazonでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
一般的な人間ドックや会社の健診で「婦人科健診」や「レディースドック」を受けた場合、「内診と子宮頚がん検診」のみが行われているか、それに「超音波検査」が加わったメニューになっていることがほとんどです。
超音波検査が含まれているかどうかは、健診メニューを確認するか、結果に「超音波検査」の欄があってそこに何か記載されているかを見ればわかります。
超音波検査が健診内容に含まれていれば、検査で子宮や卵巣の形・大きさを確認しています。なので、「子宮筋腫」とか「卵巣のう腫」といった、異常の有無がはっきりと記載されていることがほとんどです。
一方、超音波検査が含まれておらず、「内診=おなかの上から触るだけ」だけだった場合、「子宮筋腫の疑い」「筋腫様子宮」「卵巣腫瘍の疑い」など、白黒はっきりしない書き方で結果が返ってくることもあります。明らかに筋腫のこぶが触れる場合は、「子宮筋腫」と書いてあることもあります。
これらの指摘があった場合に、どのくらいの時期に「詳しい検査」を受けるために婦人科を受診すればいいのでしょうか?
症状がない場合で、健診で超音波検査を受けている場合は、卵巣の腫れなら3か月後、子宮筋腫なら4~6か月後に再度超音波検査を受けます。ただし、どちらもサイズが大きければ早めにMRIなどの詳しい検査が必要なこともありますので、健診時に何センチくらいなのか・受診を急いだほうがいいのかを確認しておくとよいでしょう。
内診のみで超音波検査を受けていない場合は、結果を受け取ったら早めに一度受診した方がよいと言えます。
健診では超音波検査をしていないので、あくまで「触ってみてそれが疑わしい」という状態です。特に、その指摘が初めてされるものである場合は、結果を受け取ったら1カ月以内に受診するようにしましょう。
ASC-USで「がん」の診断になることはある?
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
まじめな人ほど報われない⁉
~コーチング医が教える
生きづらさを解放する未来型メタ思考 ~
楽天ブックスでのご購入は→こちらから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
子宮頚がん検診の結果で「ASC-US」だった場合、その後の検査はどうすればよいのか気になりますよね。
日本産科婦人科学会のガイドラインでは、細胞診(子宮頸がんの検診で行う検査)で「ASC-US」だった場合は
1)すぐに精密検査(コルポスコピー検査+組織診)
2)HPV検査を追加
3)6か月後に再度細胞診検査
のいずれかを行うことになっています。
当院では、まずHPV検査を行って、「陽性」だった方のみ精密検査を行っています。HPVが陰性であれば、1年後に細胞診を再検査すればよいからです。
細胞診がASC-USで、HPVが陽性だった場合、精密検査として「組織診」を行います。少しまとまった細胞をかじりとる検査で、多少の痛みと出血を伴います。
この組織診の結果によって、その後の流れが決まっています。
軽度異形成(CIN1)だった場合→4~6カ月ごとに細胞診を行う
中等度異形成(CIN2)だった場合→3か月ごとに細胞診を行うか治療に進む
高度異形成(CIN3)またはそれ以上だった場合→治療に進む
検診で「ASC-US」を指摘された時点で、「これは『がんですよ』という意味なのだろうか」という心配が出てきがちですが、精密検査の結果で帰ってくるのはほとんどが軽度異形成~中等度異形成です。
ただ、まれに、細胞診が「ASC-US」だったけれど精密検査では「上皮内癌」だったというケースもあります。
なので、「ASC-US」は「軽い変化の可能性が高いけれど『放置してよい』という意味ではない」と理解していただくのがよいかと思われます。
検診で何らかの異常を指摘された場合は、ご自身の心身の状態と向かい合う「チャンス」です。そのままにせずに早めに婦人科を受診して適切な検査や治療を受けるようにしましょう。