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子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)は受けるべき?

子宮頚がんワクチンの積極的接種勧奨は再開されています(横浜 おすすめ 婦人科 女医)

国が一時期」「子宮頸がんワクチンの接種を積極的に推奨しない」といった、中途半端な指針を発表してしまったせいで、いまだに娘さんを持つお母さんも、もしかしたら接種対象であるご本人も混乱してしまっているかもしれませんね。

「子宮頚がんワクチンは受けるべきなのか?」「副反応は大丈夫なのか?」といったことが気になって、知恵袋などで相談していらっしゃる方も見受けられます。

女性の性と健康を守りたいという思いから活動しているいち産婦人科医の立場からも、子宮頸がんのリスクを抱えうる一人の女性という立場からも、そして二人の娘を持つ母親という立場からも、このワクチンの接種を「推奨しない」つもりは全くありません。

私自身の個人的スタンスは、「必要がある人には勧めるけれど強要はしない」という立ち位置です。接種しないという選択に対してあれこれ言うつもりはありません。ただ、その選択の根拠が間違った情報によるものであるとしたら、それは正していきたいと考えています。

 

 

HPVワクチンは何歳で打った方がよい?(横浜駅 婦人科 女医 年末年始)

また、接種は勧めるけれど急がせるつもりもありません。つまり、11歳や12歳ですぐに接種した方がいいですよ、と言うつもりはありません。

このワクチンの有効性を十分に得ようと思ったら、HPVに感染する前=性交渉を開始する前に接種する必要があります。「性交渉前」という時期が、必ずしも11歳や12歳で終わるわけではないので、例えば16~17歳まで性行動を控えられると思われれば、その時期を待って本人にワクチンの必要性を説明し、接種するかどうかの意思確認をしてもいいわけです。

セックスを待てるのであれば、痛みに敏感な&筋肉が未発達なローティーンで接種しなくても済みます。

私なら娘に、「セックスはとても素晴らしいラブコミュニケーションの方法だけど、お母さん的にはあまり早くからセックスはしてほしくないなと思っているよ。でもすごく好きな相手ができて、もしかしたらセックスするかもしれないと思ったら、その前に知っておくべきことやしておくべき予防があるからちゃんとお話ししようね」と伝えると思います。

ただし、このワクチンが公費(無料)で接種できる年齢の上限は高校1年生ですから、無料接種期間中に接種したい場合は、遅くとも高校1年生の9月には接種を開始する必要があります。

また、シルガード9(9価ワクチン)は、14歳以下で接種を開始すれば2回の接種で済みますので、「注射を打つ回数を減らしたい」という場合は、14歳以下での接種をお勧めします。

 

子宮頚がんワクチンは安全?危ない?(横浜市 婦人科 女医)

 

そもそも、国が一時的に接種を「推奨しない」とした理由は、ワクチン接種後に原因不明の痛みを訴える人が予想外に多かったから、ということのようですが、実際クリニックで同じワクチンを接種した人の中で、何日も続く強い痛みを訴えたり全身の痛みを訴えた方はいらっしゃいません。
ワクチンの安全性を検証する委員会のメンバーに産婦人科医が1人も含まれておらず、多くが小児科医であったことから推察すると、検討対象となった症例の多くは低年齢の方であった可能性が考えられます。

11歳と18歳では、腕の筋肉の発達具合も違いますし、痛みに対する過敏さも異なります。何より、筋肉注射に慣れていない医療者が打てば、ワクチンの種類に関係なく痛みを訴える人が増える可能性はあり得ます。

同じワクチンが世界100か国以上で認可され、中には大規模に接種をしている国があるにもかかわらず、日本が問題にしている副反応は何も問題になっていません。
なので、ワクチン安全性の検討内容そのものは、多角的に見直す必要があります。。

もちろん、ワクチンで副反応が起きるケースがゼロではありませんから、「100%絶対に安全なワクチンですよ」ということはできません。きちんと副反応によるデメリットもご説明したうえで、最終的には接種するかどうかを決めていただくことになります。
ただ、錯綜している情報に惑わされないで、もう一度このワクチンの必要性について考えてほしいなと思うのです。
私がワクチン接種を勧める理由は次のようなものです。

*10代のうちに性行動を開始しないことを期待するのは現実的ではない
*HPVはいったん感染すると治療はできないので感染前の予防が非常に大事
*9価ワクチンが承認されたので子宮頚がんの原因の89%が予防できる
*副反応の頻度と子宮頸がんの罹患率は比べ物にならないほど副反応が少ない
*日本人の子宮頸がん検診受診率はわずか20%程度で若い人ほど受けていない
*検診で早期発見できない子宮頸がんがありその原因のほとんどがHPV18型
*ワクチン接種することで産婦人科とつながるきっかけを持つことができ検診につなげられる

日付:2026年1月8日  カテゴリー:HPVワクチン

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子宮頸がん検診でASC-US(アスカス)だった場合【横浜で評判の婦人科】

がん検診の「ASC-US」ストレスでなる?がんの可能性は?(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日)

子宮頸がん検診の結果の中で、一番混乱されるのがやはり「ASC-US」という結果だった時のようですね。ネットの知恵袋などで、「ASC-USと言われたら?」と質問してしまうケースも多いようです。

「ASC-US」はストレスで発生するのか?といった不安を抱える方もいらっしゃるかもしれませんが、「ASC-US」とストレスは直接的な関係はありません。

 

 

婦人科の検診で「異常です」と言われると、「ASC-US」だと癌なの?と不安になるかもしれませんが、「ASC-US」は「明らかに癌ですよ」という意味ではありません。

グレーゾーンなので、癌の確率が「ゼロ」とは言い切れませんが、どちらかというと「がんの手前」であることがほとんどです。

 

 

婦人科検診の「ASC-US」は、子宮頚部の細胞に「がんではないけれど完全に正常とも言えないグレーゾーンの変化」があるけれど、「もしかしたら一時的な変化かもしれません」という意味です。

健診で指摘される異常の中では比較的よくあるレベルの異常です。前回の検診では「異常なし」と言われていたのに、1年後に受けたら「ASC-US」だった、ということもあり得ます。

 

学会のガイドラインでは、検査結果が「ASC-US」だった場合は次のいずれかの対応をすることになっています。
    1)半年後に子宮頸がん検査を再検査する
 2)HPVハイリスクタイプの検査をする
 3)コルポスコピー検査をする

 

 

「ASC-US」と言われたらまずHPV検査(横浜駅 近く おすすめ 婦人科)

このうち、推奨されているのは2)の、まずはHPV検査を行うという方法です。

HPVはハイリスクタイプに分類される「型」に感染すると、子宮頚部の細胞に変化を引き起こして、最終的にがん化させてしまう可能性があるウイルスです。

子宮頸がんワクチンで予防しているのは、このHPVへの感染です。全部で100種類以上の「型」があるウイルスですが、子宮頸がんのリスクになりうるのは、16型・18型が最も多く、その他31型・52型・58型など全部で13~15種類の型に限られます。

 

この、HPVのハイリスクタイプに感染しているかどうかを調べるのがHPV検査です。子宮頚部に付着しているおりものをぬぐい取る検査なので、ちょっとこするだけで完了します。

 

当院でも「ASC-US」だった方にはすぐにコルポスコピー検査は行わずHPV検査をするようにしています。当院で細胞診を行った方の場合は、HPV検査のために再度内診をしなくても、一度とった細胞でHPVの検査を追加できます。

 

 

いきなりコルポスコピー検査をしてもいいのですが、HPV陰性であれば行わなくていい検査なわけですから、無駄な検査をしないという意味でもHPV検査を行うのが効率的だと考えております。
また、組織診は痛みや出血を伴う検査ですので、本当に必要な方のみに行えるようにという意図もあります。

実際、ASC-USだったけれどHPVは陰性という方も2割くらいはいらっしゃいます。逆に言えば、ASC-USだとHPVも陽性なケースの方が多いわけです。

 

 

「ASC-US」だと癌の可能性はある?(横浜 婦人科 女医 おすすめ)

ASC-USでHPVも陽性だった場合に組織診を行うと、ほとんどは軽度異形成又は中等度異形成という結果が返ってきます。なので、「ASC-US」だと癌の確率が高い、というわけではありません。「ASC-US」だった人が「実は癌だった」という確率はを算出することは難しいのですが、当院で経験した「ASC-USで精密検査をしたら癌だった」というケースは今のところ2例です。

 

このように、ごくまれに、高度異形成や上皮内癌であるケースもありますので、ASC-USだから安心してよいというわけでもないのです。ただ、ASC-USで精密検査をしてみたら浸潤がんだったというケースは今まで出ておりません。

 

そういう意味では、ASC-USでがんの確率は非常に低いと言えます。

進んだ癌になりきる前に異常を見つけるためにも、こういった早い段階の異常をしっかり見分ける事が重要です。

 

 

HPVハイリスクタイプの検査は、子宮頸がん検査がASC-USだった方のみ保険で行えます。それ以外の方や、子宮頸がん検査と一緒に行う場合は自費になります。
この検査が「陽性」だった場合、数種類あるHPVハイリスクタイプのうち「どれかが陽性」という意味ですので、ワクチンの対象となる「16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型」が陽性なのかそれ以外のタイプが陽性なのかは判別できません。

 

「何型が陽性なのか知りたい」という場合は、HPVタイピング検査を行うことでよりはっきり調べることが可能です。

HPVタイピング検査は、精密検査である組織診断で軽度異形成(CIN1)や中等度異形成(CIN2)と診断された場合にのみ、保険で検査が可能です。保険を使って検査をしても、自己負担額が約7000円と、ちょっと高額な検査になります。

 

 

ストレスでASC-USになる?(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)

検診で異常を指摘されたからといって、全部ががんになってしまうものではありません。

必要な精密検査を受けて、どのように経過を見ていけばいいのか、しっかり主治医に確認しておくと安心です。

 

子宮頚部の細胞に変化が起きる原因の大部分は、HPVへの感染です。2番目に影響が大きいのはタバコです。

なので、子宮頚がんを予防したかったら、ワクチンでHPVへの感染を防ぎ、定期的に検診を受け、タバコを吸わないことです。

そして、上記以外の、子宮頚がんを予防する有効な方法はありません。何かを食べたり、運動したり、ストレスをなくしたりすることで、HPVへの感染を防ぐことができるわけではありません。

 

では、ストレスや寝不足が、細胞の変化と全く関係ないのか?と言いますと、多少影響する可能性があります。感染したHPVが活動してしまう要因の一つとして、自分自身の免疫力の低下が挙げられるからです。

「今、自分は、ストレスフルな生活をしている」と認識している時に、「ASC-US」という結果が出たのであれば、それは、「もうちょっと自分をいたわりましょう」というサインかもしれません。

 

「過去に異常を指摘されたことがあるけれどどうしたらいい?」「今回の検診でASC-USだったので心配」というご相談も承れますので、まずは気軽にご相談くださいませ。

 

 

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日付:2026年1月8日  カテゴリー:女性検診,子宮頸がん検診

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子宮頚がん検診でLSILだとがんの可能性は?【横浜で評判の婦人科】

「LSIL」と言われたら?(横浜市 婦人科 女医 おすすめ)

子宮頚がん検診を受けて「精密検査が必要です、医療機関を受診してください」という通知が来るのは次のいずれかの結果の場合です。

ASC-US

LSIL

ASC-H

HSIL

 

これらの記号は「ベセスダシステム」という、子宮頚がん検診の結果の表記方法で、それぞれのアルファベットが「細胞にどの程度変化があるか」を示しています。

 

ちなみに、「SCC」だと「明らかにがん細胞があります」という結果なので、「精密検査」ではなく治療のために大きな病院へ受診する必要性が出てきます。

通常、正常な細胞が「がん細胞」に置き換わるには、何年もかかります。なので、何も症状がなくて、定期的に検診を受けている人が、いきなり「SCC」の結果を受け取ることは非常にまれであると言えます。

 

 

「LSIL」はがんの可能性あり?(横浜駅近く 評判いい婦人科)

前述の4つの記号は、「がん細胞と正常な細胞の間」である「異形成」という状態を示しています。

検診で異常が出たら、「癌かもしれない」と不安になるかもしれませんが、異常が全て「がんですよ」という意味ではありません。

 

ASC-USとASC-Hは「異形成と思われる細胞があるけれど『確定ではありません』」という意味になります。細胞の変化の程度が軽度だとASC-US、重度だとASC-Hです。

 

一方、LSILやHSILは「明らかに異形成があります」という場合です。細胞の変化の程度が軽いとLSIL、中等度~高度だとHSILになります。

 

いずれの場合も、精密検査として最終的に組織診断が必要になります。まとまった細胞をとってきて、顕微鏡で見る検査です。

細胞診の結果がLSILでもHSILでも、組織診を行うことには変わりありません。検査結果を受け取ったらすぐに、婦人科を受診しましょう。

 

 

「LSIL」の精密検査後は?(横浜市 婦人科 おすすめ)

組織診の結果が「軽度異形成」であった場合は、4~6カ月ごとに定期的な検査をして経過観察するか、HPVのタイピング検査を追加します。

HPVのタイピング検査は、HPVの「何番」に感染しているのかを調べる検査です。リスクの高い番号に感染しているかどうかを調べることによって、予後(その後の進行リスク度合い)を予測しやすくするための検査です。

 

「軽度異形成」でHPVタイピング検査が「陰性」だった場合、リスクはとても低いので、1年後に細胞診の再検査を受ければよいことになっています。

HPVタイピング検査で、ハイリスクタイプ(16・18・31・33・35・45・52・58…など13~15種類がハイリスクに分類されています)のいずれかが陽性だった場合は、4~6カ月ごとに定期的な検査を行っていきます。

 

HPVが陽性でも陰性でも、「定期的に細胞診を行う」という方針には変わりなく、軽度異形成でいきなり手術に進むことはありません。

 

 

「LSIL」でがんの可能性はある?(横浜駅 評判いい婦人科)

何気なく受けた検診で「異常があります」という結果を受け取ったら、驚いたり不安になったりしますよね。

「LSIL」だった方が、精密検査をしてみたら「がん」であったというケースは、当院では今のところ発生していません。

 

もちろん、LSILで精密検査をしてみたら、軽度異形成よりも進んだ病変が見つかるということはありますから、「LSILなら大丈夫」というわけではありません。

ただ、多くの場合は、LSILという結果の後に詳しい検査をしたら、「軽度異形成」という結果が返ってきます。

軽度異形成であれば、経過観察のみで大丈夫なわけですから、「自分の体や『子宮』に定期的に意識を向けるきっかけになったわ」と考えてみるのもよいかもしれません。

 

 

時々、「異常が出たら怖いから検査を受けない」という方もいらっしゃるのですが、これは「太ったよな~」と思いながら体重計に乗らないのと同じです。

現状をきちんと把握して初めて、健康を維持しやすくなります。

検査結果で、何か気になる事があれば、まずはご相談にいらしてください。

 

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日付:2026年1月8日  カテゴリー:女性検診,子宮頸がん検診

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健診で「筋腫があるかもしれない」と言われたら

レディースドックで超音波検査は必要?(横浜駅 おすすめ 近くの 婦人科)

一般的な人間ドックや会社の健診で「婦人科健診」や「レディースドック」を受けた場合、「内診と子宮頚がん検診」のみが行われているか、それに「超音波検査」が加わったメニューになっていることがほとんどです。

超音波検査が含まれているかどうかは、健診メニューを確認するか、結果に「超音波検査」の欄があってそこに何か記載されているかを見ればわかります。

 

超音波検査が健診内容に含まれていれば、検査で子宮や卵巣の形・大きさを確認しています。なので、「子宮筋腫」とか「卵巣のう腫」といった、異常の有無がはっきりと記載されていることがほとんどです。

一方、超音波検査が含まれておらず、「内診=おなかの上から触るだけ」だけだった場合、「子宮筋腫の疑い」「筋腫様子宮」「卵巣腫瘍の疑い」など、白黒はっきりしない書き方で結果が返ってくることもあります。明らかに筋腫のこぶが触れる場合は、「子宮筋腫」と書いてあることもあります。

 

健診で「筋腫の疑い」の場合受診は必要?(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)

これらの指摘があった場合は、健診時に医師から「婦人科を受診して下さい」と言われたり、結果に受診するように記載してあることがほとんどです。では、どのくらいの時期に「詳しい検査」を受けるために婦人科を受診すればいいのでしょうか?

症状が全くなく、健診で「念のため」超音波検査を受けた場合は、卵巣の腫れなら3か月後、子宮筋腫なら4~6か月後に再度超音波検査を受けます。

ただし、どちらもサイズが大きければ早めにMRIなどの詳しい検査が必要なこともありますので、健診時に何センチくらいなのか・受診を急いだほうがいいのかを確認しておくとよいでしょう。

 

内診のみで超音波検査を受けていない場合は、結果を受け取ったら早めに一度受診した方がよいと言えます。

健診では超音波検査をしていないので、あくまで「触ってみてそれが疑わしい」という状態です。特に、その指摘が初めてされるものである場合は、結果を受け取ったら1カ月以内に受診するようにしましょう。

 

また、普段から生理の時期以外の腹痛が気になる、生理痛がひどくなってきた、生理の量が多い、などの症状が気になっている場合も、健診後できるだけ早く受診した方がよいでしょう。

 

 

「筋腫の疑い」の場合に行う検査は?(横浜駅 おすすめ 女医 婦人科 土曜日)

 

健診結果に「子宮筋腫の疑い」「筋腫様子宮」と書かれていたら、受診後にまず受ける検査は経腟超音波検査です。

超音波検査で病変「ない」という場合は、そこで終了です。内診では「筋腫があるかも?」と思われたけれど、実際は何もなかったということになります。

 

超音波検査で、「子宮筋腫がある」「筋腫ではないけれど子宮腺筋症がある」と言った場合は、数か月後に再検査を行うか、その時点でMRIや腫瘍マーカーなどの詳しい検査を追加することもあります。

子宮筋腫や子宮腺筋症のサイズや症状の有無によって、詳しい検査が必要かどうかを判断します。

 

何も症状がなく、サイズも小さい場合は、通常は治療は行わず定期的な検査で大きさの変化を見ていきます。

過多月経や生理痛などの症状がある場合や、サイズが大きすぎる場合は、お薬による治療や手術を検討することになります。

日付:2026年1月7日  カテゴリー:女性検診

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子宮頚がん検診でASC-US?【横浜駅近くの婦人科】

子宮がん検診の結果はどう見る?(横浜市 評判いい 婦人科 女医 土曜日)

子宮頚がんの検診を受けても、結果の見方がよくわからないという患者様は結構いらっしゃいます。
会社の検診や自治体の検診といった検診のみの機関だと、結果だけが郵送で送られてくるパターンも多いので、「クラスⅡです。念のため半年後に再検査を受けてください」「LSILです。精密検査が必要です」といったコメントを読んでも、さっぱり意味が分からず相談先にも困るというケースもよく耳にするんですよね。

 

自治体の補助を使って子宮頚がん検診を受けた場合、結果の報告書が「異常なし」「異常あり」のどちらかしか書いていないこともあります。

「異常あり」であった場合は、その結果とともに、精密検査を受けるために必要な「医療機関向けの報告書」または「紹介状」がもらえます。

どのような異常なのかが詳しく知りたい場合は、検診を受けた施設に言えば、詳しい内容が書いた紹介状を発行してくれます。

 

人間ドックなどで、普通の健診と一緒に受けた場合、結果報告書に「ベセスダシステム」による結果が記載されていることが多いと思われます。

「ベセスダシステム」は、「クラス○」という表記方法に代わって、新しく子宮頚がん検査の結果を表記する方法です。

 

結果報告書に書いてある、NILM・ASC-US・ASC-H・LSIL・HSILというアルファベットが、検査の結果を表しています。

 

ASC-USは「グレーゾーン」?がん?(横浜市 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

子宮頚がんの検査結果で、一番理解しにくいのが「クラスⅢa」や「ASC-US」という結果だと思われます。
「クラスⅢa」というのは、子宮頚がん検診の結果の古い分類の仕方です。この結果の解釈の仕方は「クラス3aと言われたら」という記事で詳しくご説明していますので、そちらを参考にしてみて下さいませ。
「ASC-US」というのは、新分類・ベセスダシステムによる結果の表記方法です。細胞に変化があって、軽度異形成も否定しきれないけれど単なる炎症だけかもしれない、という微妙なグレーゾーンのことを指します。
すぐに治療が必要な可能性は低いけれど、追加の検査や精密検査が必要な場合があるレベルということになります。

 

ASC-USだった場合、方針としては次の3つの選択があります。

1)HPVハイリスクタイプの感染の有無を調べる
2)6ヵ月後に細胞診の再検査を受ける
3)コルポスコピーによる精密検査を受ける

このうち、1)に関しては、「ASC-US」という結果だった人に限り、HPVのハイリスクタイプがいるのかいないのかを調べる検査が保険でできます。
これは、HPV感染の有無によって細胞におきる変化に大きな差があるため、HPV感染があるかどうかを重要視するということです。

 

当院では、ASC-USの結果が返ってきたら、まずHPVハイリスクタイプの検査をお勧めしています。
この検査でHPVが「陰性」であれば1年後の再検査ですみますし、逆に「陽性」であればコルポスコピーによる精密検査に進みます。
無駄な検査を防ぐためにも、見落としを防ぐためにも、HPV感染の有無をはっきりさせておくと安心です。

ASC-USという結果が出た後に行う、HPVハイリスクタイプ検査は保険適用ですので、自己負担額は約1500円です。検診結果で異常を指摘されたけれど、どうしたらいいの?という方は、まずはお電話でご予約下さい。

 

予約専用電話045-440-5577

 

ご予約はこちらから

日付:2026年1月6日  カテゴリー:子宮頸がん検診

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横浜市の無料クーポンが届いた方へ

横浜市の無料クーポンの有効期限は3月末です(横浜市 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

 

当院では、横浜市の子宮頚がん検診を受けていただくことが可能です。

6月末ごろから、横浜市の子宮頚がん検診無料クーポンが発送されています。

そろそろ住民の皆様のお手元に、届くころかと思われます。

今年度は、いつもより無料クーポンの対象者が拡大されています。

以下の方にクーポンが届く予定です。

 

★4月の時点で20歳の方(2004年4月2日~2005年4月1日生まれ)

★4月の時点で65歳の方(1959年4月2日~1960年4月1日生まれ)

★4月の時点で21~24歳で1度も横浜市の子宮頚がん検診を受けていない方

 

横浜市の子宮頚がん検診は2年度に1回受けられます(横浜駅近く 評判いい 婦人科 土曜日)

 

無料クーポンの対象年齢でなくても、30歳未満の方や61歳以上の方は、「2年度に1回」横浜市の補助を使って子宮頚がん検診が受けられます。

補助を使った場合の自己負担額は1360円です。

 

30歳~60歳の方は、「5年に1回」横浜市の補助を使ってHPV検診が受けられます。

詳細は、横浜市のホームページをご覧ください。

 

 

横浜市の子宮頚がん検診は何をするの?(横浜市 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

 

横浜市の子宮頚がん検診も、人間ドックや会社の健診で受ける子宮頚がん検診も、行う検査の内容は同じです。

子宮の出入り口をブラシのようなものでこすり、取った細胞で検査を行います。

 

検査する項目が、年齢によって異なります。

30歳~60歳の方⇒HPVの有無を調べる

上記以外の年齢の方⇒細胞の形を調べる

 

当院で検診を受けていただく場合の流れです。

*電話またはWebで検診の予約を取る

*初診の方は受診までにWeb問診を記入する

*当日予約時刻までに受付をする

*医師の問診を受ける

*内診を受ける

*横浜市に提出する問診票を記入する

*お会計

 

内診にかかる時間は、ほんの数秒です(お着換えの時間を除く)。

痛みが気になるという方が多いのですが、内診時に使用する器具のサイズを小さくしたり、深呼吸をしながら受けていただくことで、「多少の違和感」程度で受けていただくことが可能です。

子宮頚がんは、ワクチンでウイルスへの感染を予防すると同時に、検診で早期発見することがとても大事です。早期に発見できれば、子宮を温存しつつ、完治を目指せるからです。

 

若い方に多いがんだからこそ、必要な方は、ぜひクーポンをご活用ください。

注)クーポンが届いても男性経験がない方は検査は不要です。HPVへの接触リスクがない間は「子宮頚がんの検査」として検診を受ける必要はありません。

日付:2026年1月6日  カテゴリー:子宮頸がん検診

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ASC-US(アスカス)で「がん」の診断になることはある?【横浜駅近くで評判の婦人科】

「ASC-US(アスカス)」はどういう意味?(横浜 おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

会社の健診などでうけた子宮頚がん検診の結果で「ASC-US」だった場合、通常は「早めに婦人科を受診しましょう」と書かれています。その後の検査はどうすればよいのか、急いで受診した方がいいのか、気になりますよね。

「ASC-US」は「アスカス」と読みます。

 

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、細胞診(子宮頸がんの検診で行う検査)で「ASC-US」だった場合は

1)すぐに精密検査(コルポスコピー検査+組織診)

2)HPV検査を追加

3)6か月後に再度細胞診検査

のいずれかを行うことになっています。

 

 

当院では、まずHPV検査を行って、「陽性」だった方のみ精密検査を行っています。HPVが陰性であれば、1年後に細胞診を再検査すればよいからです。

HPV検査というのは、HPVの中で子宮頸がんの原因となりうる「ハイリスクタイプ」に感染していないかどうかを調べる検査です。

HPVには100種類以上の「型」があり、そのうち約15種類の「型」が子宮頸がんの原因となります。代表的なのは、16型や18型ですが、31型や52型でも子宮頸がんになることがあります。

 

 

HPVが陽性だと危険?(横浜市 評判いい 婦人科 土曜日)

細胞診がASC-USで、HPVが陽性だった場合、それが直ちに「がんである」という意味ではありません。

HPVがどのくらい悪さをしているのか、細胞の変化がどの程度かを確認するために、精密検査として「組織診」を行います。少しまとまった細胞をかじりとる検査で、多少の痛みと出血を伴います。

 

 

この組織診の結果によって、その後の流れが決まっています。

軽度異形成(CIN1)だった場合→4~6カ月ごとに細胞診を行う

中等度異形成(CIN2)だった場合→3か月ごとに細胞診を行うか治療に進む

高度異形成(CIN3)またはそれ以上だった場合→治療に進む

 

 

「ASC-US」で「がん」になることは?(横浜駅 近く おすすめ 婦人科 女医 土曜日)

 

検診で「ASC-US」を指摘された時点で、「これは『がんですよ』という意味なのだろうか」という心配が出てきがちですが、精密検査の結果で返ってくるのはほとんどが軽度異形成~中等度異形成です。

ただ、まれに、細胞診が「ASC-US」だったけれど精密検査では「上皮内癌」だったというケースもあります。

なので、「ASC-US」は「軽い変化の可能性が高いけれど『放置してよい』という意味ではない」と理解していただくのがよいかと思われます。

 

 

検診で何らかの異常を指摘された場合は、ご自身の心身の状態と向かい合う「チャンス」です。そのままにせずに早めに婦人科を受診して適切な検査や治療を受けるようにしましょう。

 

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日付:2026年1月5日  カテゴリー:HPVワクチン,子宮頚がん

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ASC-USやLSILの時にするコルポスコピー検査&組織検査の流れ

ASC-USやLSILの意味~横浜市 女医 評判いい 婦人科 駅ちか~

人間ドックや自治体検診で行われている子宮頚がん検診は、細胞をこすり取って顕微鏡で見る「細胞診」という検査です。子宮頚がん検診(細胞診)で異常を指摘された場合、精密検査として「コルポスコピー検査」と「組織検査」を行います。

 

正確には、

*子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)でASC-US+HPV検査で陽性

*子宮頚がん検診でLSIL・ASC-H・HSILのいずれかだった

場合に、精密検査に進みます。

 

ちなみに、子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)でASC-USだったけれど、追加で行ったHPV検査が「陰性」だった場合は、組織検査は必要ありません。

HPV検査が「陰性」ということは、少なくとも、現在出ている細胞の異常が、「癌になっていく可能性」が極めて低いものと判断できます。

なので、子宮頚がん検診(子宮頸部細胞診)がASC-USで、HPV検査が「陰性」の時は、「1年後に細胞診を再検査する」ということになっています。

 

 

精密検査の「コルポスコピー検査」とは?(横浜駅 近く おすすめ 婦人科 土曜日も)

「コルポスコピー検査」とは、子宮の出入り口、つまり子宮頚がんが発生する場所を拡大して観察する検査です。

通常は、コルポスコピー検査と組織検査をセットにして行います。

 

子宮頚がん検診で、LSILやASC-HやHSILだった場合は、HPV検査は行わず、すぐにコルポスコピー検査に進みます。

 

コルポスコピー検査は、あくまで、子宮の出入り口を拡大して観察するだけの検査なので、この検査だけを行っても異常の程度を正確に診断することはできません。

 

 

コルポスコピー検査を行う直前に、子宮頚部に「酢酸加工」を行うことによって、細胞に異常がある部分を分かりやすくします。

「酢酸」を子宮頚部につけると、細胞に異常がある部分が白っぽく変化したり、「モザイク」と呼ばれる模様が浮かび上がったりします。

この、酢酸加工によって浮かび上がってきた「細胞に変化が起きていそうな部分」の組織を狙い撃ちでかじりとるのが「組織検査」です。

 

 

精密検査の流れ(横浜市 婦人科 評判いい 女医 土曜日も)

コルポスコピー検査と組織検査は、およそ次のような流れで行います。

 

 

1)クスコ診で子宮頚部を見えやすくしておりものをぬぐう

2)酢酸がしみ込んだ綿球を子宮頚部に押し当てて酢酸加工をする

3)コルポスコピーで子宮頚部を拡大しながら病変部分を観察する

4)細胞に異常がありそうな部分2~3か所の組織をかじりとる

5)消毒して腟内にタンポンやカーゼを入れる

 

 

組織をとる時に、少し痛みを伴うことがありますが、通常は数秒で終わります。

酢酸加工の時間を含めても、数分で終わる検査です。

 

組織をとるので、ある程度出血します。

血行が良くなると検査後の出血が増える場合があるので、通常検査した当日は運動や入浴は控えます。軽くシャワーを浴びるのは問題ありません。

 

 

止血しやすくするために、タンポンやガーゼで圧迫しますので、通常は検査から数時間後にそれらを抜きます。

自分でとる場合もあれば、翌日再度受診して病院でガーゼを抜く場合もあります。

 

 

通常は、検査から2週間程度で組織診断の結果が返ってきます。

結果次第で、その後の治療又は検査の方針が決まります。

 

 

他の病院で受けた子宮頚がん検診の結果に異常があった場合も、当院でコルポスコピー検査と組織検査を承ることが可能です。

結果の見方がわからない場合のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

予約専用電話→045-440-5577

 

日付:2026年1月5日  カテゴリー:子宮頚がん,子宮頸がん検診

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HPVは自然排出されません

HPVは一度感染すると「いなくなりません」(横浜 おすすめ 婦人科 土曜日)

 

先日、HPVワクチンと子宮頸がん予防についての講演会の中で、HPVの自然史について新たな見解が述べられていました。「HPVは一度感染すると自然に体から排出される(消える)ことはない」というものです。

ネットにもよく、HPVは一度感染しても「免疫によって自然排出される」と書いてあるものをよく見かけるのですが、以前からこの説にかなり疑問を持っていました。

なぜなら、過去にHPVに感染したことのある人が、いったん検査で陰性化しても、その後新たな感染機会がないにもかかわらず再度陽性になるケースを何例も経験していたからです。

 

検査で「HPV陰性」=ウイルスが体からなくなったわけではない!(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科)

 

私自身も、何度か子宮頸部細胞診とHPV検査を組み合わせて検査を継続していますが、HPVが陽性になる時期と細胞診に異常が出る時期がずれていたり、いったん陰性化したHPVが、感染機会が全くないにも関わらず再度陽性になったりしています。

このことからも、検査でHPV陰性=ウイルスが体からいなくなった、というわけではないということがわかります。

検査で「陰性」となるのはあくまでウイルスの活動性が潜伏状態になったことを示しているにすぎず、ウイルスは体内に残っているのです。そして、何らかの原因でウイルスの活動性が再燃した時に検査をすると「陽性」になる可能性が高いと考えられます。

 

ウイルスが活動すると、細胞に変化が起きるので細胞診でも異常を指摘される場合があります。

 

ウイルスに「感染しない」ためにはワクチン接種(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)

 

つまり、HPVにいったん感染したら、それはその先一生細胞に変化が起きてくるリスクを抱えることになりうるということです。

もちろん、感染した人の中で子宮頸がんに進んでいく人の割合は1000人に1人くらいですから、大部分の人が感染しても何ともなく過ごしています。

HPV感染そのものは、感染機会を持った女性の8割の方は、一生に一度は「出会う可能性がある」わけですから、HPVへの接触を避けることはかなり困難と言えるでしょう。

 

HPVに感染する前に、ワクチンで感染そのものをブロックすることができれば、そもそもそのようなリスクを抱えることがなくなるわけです。

しかも、9価のワクチンで予防できる範囲は、子宮頚がんの原因ウイルスの89%ですから、約9割のリスクをあらかじめなくすことができます。

 

子宮頚がんにならなければそれでよい?異形成でも心身の負担はある(女医のみ おすすめ 婦人科 土曜日)

 

例え子宮頸がんにまではならなくても、HPV感染が明らかになったり、いったん「異形成」と診断されると、その先「がんになるかもしれない」という不安を抱え続けることになります。

そして、子宮頸がんになる人や子宮頸がんで亡くなる人が増えていることも事実です。

それを予防する方法があるのに、しかも、90%という高い割合で予防できるにもかかわらず、それを選択しないのは何のためなのか、それぞれが改めて考える時期に来ているのではないでしょうか?

 

現在高校1年生の方は、2026年3月まで公費接種が可能です。

自費で接種すると、3回で5万円前後かかるワクチンが無料で接種できるチャンスです。

3回のワクチンを期限内に接種し終わるためには、本来は9月末までに1回目を接種しておく必要がありました。

 

ただ、どうしても9月末までに接種を開始できなかった方が、3回とも無料期限内に終えるために、「特別に短縮スケジュールで」接種してもよいことになっています。

十分な効果を得るために、そして、無料期限内に3回とも接種するために、できれば10月中に1回目を接種なさることをお勧めします。

 

必要だと思われた方は、ぜひご相談ください。

日付:2026年1月2日  カテゴリー:HPVワクチン

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子宮頚がん検診(婦人科検診)でLSIL(エルシル)やHSIL(ハイシル)【横浜駅近くで評判の婦人科】

子宮頚がん検診(婦人科検診)の結果でLSILやHSILだと要注意?(横浜市 おすすめ 婦人科 土曜日午後)

子宮頸がんの検診結果は、以前の「クラス分類」から新しい「べセスダ分類」の表記に変更されてきている検診施設が多いようです。

各表記の意味はあまり詳しく解説されていないことが多く、検診の結果を受け取って慌ててお電話して来られる方も少なくありません。

婦人科検診で「LSIL」や「HSIL」だった場合、すぐに産婦人科を受診する必要があります。

 

 

 

結果の「ASC-US」についての解釈は、過去の記事「子宮頸がん検診でASC-USだった場合」をご参照ください。

結果が「LSIL」の場合、細胞を見る限りは「軽度異形成」を疑う変化がありますよ、ということを意味します。また、ASC-USよりもHPVへの感染を強く疑う所見が見られる場合も「LSIL」になります。

 

「異形成」というのは、正常な細胞とがん細胞の間のグレーゾーンの細胞を指すもので、細胞の変化の程度によって軽度→中等度→高度と徐々に進んでいきます。婦人科検査(細胞診)の結果が「LSIL」だった場合は、この「異形成」の中でも「軽度異形成」つまり、白に近いグレーの可能性が高いということを意味してます。ただし、細胞診はブラシなどでこすり取った表面の細胞のみを見ていますから、本当に「軽度」までの異常なのか、それ以上進んだ病変がないかを確認するために、より詳しい検査として「コルポスコピー検査」と「組織診」が必要になります。

 

 

コルポスコピー検査は痛い?(横浜駅 評判いい 近くの 婦人科 土曜日)

コルポスコピー検査は、子宮頸部(膣の方から見える部分)を拡大して、異形成を疑う変化がないかを目で見て確認する検査です。

組織診はコルポスコピーで覗いてみて、「ここが異常がありそうだ」と思われる部分を、少しまとまった組織としてかじり取る検査です。鳥のくちばしのような形をした検査用の器具で、子宮頸部の一部をパチンとかじり取ります。

 

コルポスコピー検査は、ただ拡大してみるだけなので痛みはありません。組織診は、取る瞬間に鈍い痛みを感じることがあります。もともと子宮頸部は知覚的に鈍い場所なので、それほど強い痛みはなく検査は無麻酔で行えます。

 

 

HSILは「がんの一歩手前」の場合も(横浜市 おすすめ 婦人科 女医)

がん検診の結果が「HSIL」の場合は、細胞の変化のレベルが「LSIL」よりも進んでおり、「中等度異形成」や「高度異形成」が疑われるということを意味します。この場合も、「LSIL」の時と同じように、まずはコルポスコピー検査と組織診を行います。

組織診断の結果が、「高度異形成」や「上皮内癌(がんの初期)」だった場合はその時点で治療、つまり手術が必要になります。高度異形成まで変化が進んでしまうと自然に正常化する可能性は低く、がんに進んでいくリスクが高いからです。

 

この段階で適切な方法で手術を受ければ、がんになってしまう前に「完治」することが期待できます。

 

組織診断の結果が「軽度異形成」や「中等度異形成」の場合は、基本的には定期的な細胞診を繰り返して、異常が進んでいかないかを注意してみていきます。

 

最近は、どのHPVの型に感染していると、異形成からがんに進むリスクが高いのかということまでわかってきたため、組織診が「軽度異形成」や「中等度異形成」だった場合は、HPVの型を調べる「タイピング検査」を追加する場合もあります。

感染しているウイルスの型が「がんに進む可能性が高いタイプ」なのか「それほど悪さはしにくいタイプ」なのかを調べることで、厳重注意が必要なのかそれほど心配しなくていいのかを区別することができるのです。

 

 

婦人科検診でLSILやHSILだったので精密検査をご希望という方は、お電話でご予約を承っております。

予約専用電話 045-440-5577

 

日付:2025年12月31日  カテゴリー:女性検診,子宮頸がん検診

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